就活浪人とは?メリット・デメリットや逆転内定を目指す方法を解説

このページのまとめ

  • 就活浪人とは、大学卒業後も内定獲得に向けて就職活動を継続する人のこと
  • 就活浪人を選択する場合は、理由と目的を明確にすることが大切
  • 通年採用や追加募集の枠を狙うことで、卒業までに内定獲得できる可能性は十分にある

「志望企業から内定がもらえなかった…」「就活浪人して再チャレンジするべき?」と悩んでいる就活生もいるでしょう。卒業が迫るなか、進路が決まっていない状況に焦りを感じるのは、決してあなただけではありません。

この記事では、就活浪人とは何なのか、定義や似た言葉との違いを解説します。メリット・デメリットや、就活浪人を避けて卒業までに内定獲得を目指す方法もまとめたので、ぜひご一読ください。

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目 次

就活浪人とは?定義と似た言葉との違いを解説

就活浪人とは、大学在学中に就職が決まらず、卒業後も就活を続ける人を指します。一度「卒業」という区切りを迎えるため、基本的には「既卒者」として扱われる点が特徴です。まずは、その実態と似た言葉との違いを整理しましょう。

就活浪人の割合

就活浪人する人の割合は、学生全体でみると少数派といえます。以下は、文部科学省の「令和7年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値について公表します」をもとに、2025年(令和7年)3月卒業の大学生の進路をまとめたものです。

人数 割合
進学者 74,329人 12.7%
就職者 449,638人 77.0%
有期雇用労働者 4,784人 0.8%
臨時労働者 3,216人 0.6%
臨床研修医 10,354人 1.8%
上記以外の者 42,120人 7.2%

参照:文部科学省「令和7年度学校基本統計(学校基本調査の結果)確定値について公表します-表4 大学(学部)卒業後の状況(p.6)

2025年(令和7年)大学卒業者のうち、進学・就職どちらも選択していない人の割合は7.2%(約4.2万人)です。このなかには、資格試験の準備中の方や家事手伝い、進路が決まっていない方なども含まれるため、就活浪人の割合はさらに低くなるでしょう。

現代において、就活浪人は決して珍しいことではありません。しかし、就活生全体で見たときに、少数派であることは自覚しておく必要があります。

参照元
文部科学省
学校基本調査-令和7年度 結果の概要-

就活浪人を選択する主な理由

就活浪人を選ぶ理由は人それぞれですが、主に以下のようなケースが挙げられます。

・卒業するまでに内定獲得できなかった
・内定先企業に納得できなかった
・経済的な事情で就職留年を選択できなかった
・大学院の入学試験に落ちた
・意図的に就職を先延ばしにした

主流なのは、志望企業との縁がないまま卒業を迎えてしまうケースです。また、内定は保持しているものの、どうしても妥協できずに「もう1年挑戦したい」と決意する学生も少なくありません。

ほかにも、留年して「新卒」の肩書きを維持したくても経済的な理由で難しかったり、大学院の入学試験に落ちたりといった理由で、就活浪人をせざるを得ない場合があります。また、特定の目的や夢を優先するために、あえて就職を先延ばしにするケースもあるでしょう。

就活浪人は、理想のキャリアを追い求めるための選択肢の一つといえます。自分の状況を整理し、本当に就活浪人という選択が最適なのかを慎重に検討することが大切です。

就活浪人と就職留年(就活留年)の違い

就職留年(就活留年)とは、あえて単位を残すなどの方法で卒業を遅らせ、大学に在学したまま就職活動を継続する選択肢のことです。つまり、就活浪人と就職留年の大きな違いは「大学に籍を置いているかどうか」という点にあります。

以下の表に、主な違いを整理しました。

就活浪人 就職留年
大学を卒業してから就活を継続する 大学に籍を置いたまま就活する
原則として「既卒」扱いになる 「新卒」を維持できる
学費は不要 学費が必要
大学のサポートや学割は原則終了する キャリアセンターや学割が使える
面接で卒業後の空白期間について聞かれる 面接で留年理由を聞かれる

就職留年は「新卒」の枠組みを維持できるため、新卒の学生対象の会社説明会やセミナー、大学のキャリアセンターによるサポート、学割などを継続して利用できます。

履歴書には留年した理由を詳しく記載する必要はありません。しかし、企業側は単位が足りずに留年したのか、就職留年をしたのかは判断できないので、高確率で面接で留年した理由を聞かれるでしょう。

また、追加の学費を納める必要があるほか、決断が秋以降にずれ込むと、次年度の早期選考サイクルに乗り遅れるリスクも。メリットと費用、そして時期のバランスを冷静に見極め、戦略的な判断を下す必要があります。

就職留年について詳しくは、「就職留年はやめとけって本当?決断前に考えるべきことと就活の対策を解説」の記事をご覧ください。

就活浪人と既卒の違い

就活浪人と既卒は、言葉の定義としては同じ意味で使われることが一般的です。広義の「既卒」のなかに、就活を継続している「就活浪人」が含まれていると考えると分かりやすいでしょう。

ただし、ニュアンスには若干の違いがあります。「既卒」が単に卒業後のステータスを指すのに対し、「就活浪人」は「納得のいく内定を得るためにあえて活動を続けている」という能動的な姿勢を強調する際に使われるケースが少なくありません。

そのため、企業からは「意欲的な人材」とポジティブに評価される可能性がある一方で、卒業後の空白期間ができた理由の説明を求められる傾向にあります。

就活浪人と第二新卒の違い

就活浪人と第二新卒では、社会人経験の有無が異なります。それぞれの定義は、以下のとおりです。

就活浪人 正社員経験がなく、卒業後も就職活動を続けている人
第二新卒 一度就職したものの、数年以内(一般的に3年以内)に離職して転職活動をしている人

第二新卒は、短期間であっても実務経験や基本的なビジネスマナーを身につけているとみなされるため、企業側は「教育コストを抑えられる」という期待をもつ傾向があります。

一方で就活浪人は、実務経験がないぶん、新卒枠に近い扱いで「ポテンシャル」や「入社意欲の強さ」が重視されるでしょう。

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就活浪人を選択する5つのメリット

就活浪人にはネガティブなイメージが先行しがちですが、決して悪いことばかりではありません。あえて一度卒業してから就活を続けることで、現役時代には得られなかったメリットを受けられるケースがあります。

ここでは、就活浪人を選択するメリットを5つ解説するのでチェックしてみてください。

1.就職留年するよりも金銭的負担を減らせる

就活浪人として就職を目指すメリットの一つは、就職留年するよりも金銭的負担を減らせることです。就職留年をすると大学に在籍する期間ぶんの費用が必要となり、経済面で大きな負担が発生します。

特に、私立大学では年間の学費が高額になりやすい傾向があるため、経済的負担は無視できません。一方、就活浪人であれば、生活費を工面する必要があるものの、大学に支払う授業料や施設利用料などの出費を抑えられます。

浮いた資金を資格取得やスキルの習得など、自身の市場価値を高めるための自己投資に回せる点は、就活浪人の魅力といえるでしょう。

2.時間に余裕が生まれ就活に集中できる

時間に余裕が生まれ就活に集中できるのも、就活浪人を選択して就職を目指すメリットです。大学を卒業して就活浪人の生活が始まると、講義やゼミ、卒業論文に追われることがなくなり、学生時代に比べて自由に使える時間が増えます。

スケジュールに余裕ができることで自己分析や企業研究、OB・OG訪問に多くの時間を割けるため、より密度の高い準備が可能です。また、志望業界に関連する資格取得や長期インターンシップに挑戦すれば、自己研磨にもつながるでしょう。

ただし、自由な時間が増えるぶん、スケジュール管理はすべて自己責任となります。生活リズムを崩さず、現役生以上に規則正しい生活を徹底する意識が大切です。

3.過去の反省を活かして就活に再挑戦できる

就活浪人として就職を目指すメリットには、過去の反省を活かして就活に再挑戦できることも挙げられます。一度就活のサイクルを経験しているため、自分の弱点を把握した状態での再スタートが可能です。

どの選考段階で落ちることが多かったのか、自己分析はしっかりできていたかなど、具体的な反省点を改善につなげられるでしょう。たとえば、「面接での受け答えが抽象的だった」と気づけていれば、浪人期間中に具体的なエピソードを準備し直せます。

就活浪人の期間を単なる空白で終わらせず、前回の失敗の分析とブラッシュアップに充てられれば、内定獲得の可能性が高まるでしょう。

4.志望企業に再度挑戦できる可能性がある

就活浪人を選択することで、在学中に一度落ちた企業に再度チャレンジできる場合があります。

年度が異なれば、過去の選考結果を問わずフラットに評価してくれる企業は少なくありません。現役時代には足りなかったスキルを身につけ、成長した姿を見せることで、リベンジ内定を得られるケースもあるでしょう。

どうしても入りたい企業があるなら就活浪人は有効な手段となる場合がありますが、企業によっては1度選考に落ちた就活生や、既卒者の応募を受け付けていない場合も。そのため、事前に募集要項をしっかりと確認する必要があります。

前回の選考を振り返り、反省点の分析や企業に対する理解度を深めると、より成功する確率を高められるでしょう。

5.企業によっては新卒扱いで就活できる

就活浪人を選択すると基本的には既卒とされますが、企業によっては新卒扱いで就活できる場合があります。厚生労働省の指針により、卒業後3年以内は新卒扱いとするよう企業に推奨されているためです。(参照:厚生労働省「卒業後3年以内の既卒者は、『新卒枠』での応募受付を!」)

この指針に沿って既卒者を新卒扱いとする企業を選べば、現役学生と同じ条件でエントリーできます。十分な準備期間を確保したうえで新卒と同様にチャレンジできる点は、メリットといえるでしょう。

ただし、すべての企業が既卒者を新卒扱いしているわけではありません。応募を検討する際は、各企業の募集要項をよく確認する必要があります。

就活浪人した場合の新卒扱いについて詳しくは、「就職浪人は新卒扱い?現役で内定獲得を目指すべき理由と対策を解説」の記事を参考にしてみてください。

参照元
厚生労働省
青少年の雇用の促進等に関する法律(若者雇用促進法)について

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就活浪人はやめとけ?覚悟すべき5つのデメリット

就活浪人にはリスクも存在します。メリットとデメリットの両方を理解しておくことで、後悔しない選択ができるでしょう。

ここでは、就活浪人を検討するにあたって、知っておくべき5つのデメリットを解説するので、前項で紹介したメリットと合わせてチェックしてみてください。

1.大学の就職支援を使いづらくなる

「就活浪人はやめとけ」といわれるのは、大学の就職支援を使いづらくなるためです。多くの大学では、在学生を対象とした就職支援をメインとしているため、卒業生という立場では利用に制限がかかるケースが珍しくありません。

たとえば、学内企業説明会への参加やキャリアセンターでの対面による個別面談が難しくなることもあるでしょう。大学の求人票も在学生向けが中心であるため、情報収集の効率が落ちてしまう可能性がある点はデメリットといえます。

2.応募できるインターンシップに制限がかかる

応募できるインターンシップに制限がかかるのも、就活浪人のデメリットの一つです。既卒向けのインターンシップはあるものの、募集の主流は現役学生向けであるため、参加のチャンスは新卒時と比べると減少する傾向があります。

その結果、実務経験を積んだり社風を深く知ったりするチャンスを逃し、企業との接点作りが困難になることも。具体的な業務イメージをもてないまま選考に臨むことになるため、就職活動が難航するリスクが高まる可能性があります。

3.選考でマイナスな印象をもたれることがある

「就活浪人はやめとけ」といわれる理由は、選考でマイナスな印象をもたれるリスクがあるためです。日本では依然として「新卒一括採用」の風潮が根強く、一度卒業を遅らせる選択をしたことに対し、「計画性に欠けるのではないか」「現役時代に内定が出なかった理由があるのではないか」と懸念を抱く企業が少なくありません。

納得感のある理由を説明できれば問題ありませんが、説明が不十分だと評価が下がってしまう可能性があります。浪人期間中に明確な目的をもって活動し、それを論理的に伝えられない限り、ただ「選ばれなかった人」というネガティブな印象を与えるリスクがあるでしょう。

就活浪人が企業に与える印象は、「浪人は就職に不利?企業が抱くイメージや就活を成功させる方法を解説!」でも解説しているので、あわせてチェックしてみてください。

4.空白期間にしたことを説明する必要がある

就活浪人を選択すると、選考の際に空白期間について納得感のある説明が求められます。就活浪人の期間は、履歴書上で「空白期間」として扱われるのが一般的です。

面接では必ずといって良いほど「卒業してから何をしていたのか」という質問を受けるため、その回答をあらかじめ用意しておく必要があります。

単に「就活をしていました」と答えるだけでは、成長意欲が低いとみなされるケースも少なくありません。資格取得に励んだり、長期インターンに挑戦したりするなど、具体的な行動実績が伴っていないと、面接官を納得させるのは難しいでしょう

就活浪人について面接で聞かれる質問

就活浪人を選択する場合、特有の面接対策が必要になります。たとえば、よくある質問として、以下のような内容が挙げられるでしょう。

・就活浪人を選択した理由
・就活浪人中は何をしていたか
・就活浪人中に得た経験や学びはあるか

単に「新卒で就職が決まらなかったから浪人している」とネガティブに説明するのではなく、前向きな理由と現在の意欲を伝えることが内定獲得へのカギとなります。面接で自信をもって説明するためにも、就活浪人の期間を無駄にしない覚悟が大切です。

5.周囲と比べて焦りや孤独を感じやすくなる

精神的なプレッシャーが想像以上に大きいことも、就活浪人のデメリットといえます。同期の友人が社会人として働き始め、SNSで仕事の様子を発信しているのをみると、自分だけが取り残されたような感覚に陥るでしょう。

相談相手が身近にいなくなり、1人でパソコンに向かう時間が増えることで、孤独感からモチベーションを維持できなくなるケースも少なくありません。精神的なタフさが求められる選択であることを理解しておく必要があります。

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就活浪人で成功する人と失敗しやすい人の違い

就活浪人という道を選んだあと、内定を得られるかどうかは活動への向き合い方によって大きく分かれます。単に「時間が増えた」と楽観視するのではなく、前年度の反省を客観的に捉え、いかに具体的な行動へ移せるかが成否を分けるポイントです。

成功する人と失敗しやすい人の主な違いを、以下の表にまとめました。

成功する人の共通点 失敗しやすい人の共通点
失敗の原因を客観的に分析できている 「運が悪かった」と環境のせいにしている
早期からWebサイトや説明会で情報を集める 期限直前まで動かず対応が遅れる
視野を広げて志望する業界を検討する 大手や特定の業種に固執し過ぎる
規則正しい生活を維持している 孤独感から引きこもりがちになる

これらの違いは、スキルや能力の差というよりも、「現状をどれだけ自分事として捉え、改善に向けた具体的なアクションを起こせているか」という姿勢の差です。

就活浪人の期間に自らを見つめ直し、成長したプロセスを適切にアピールできれば、この空白期間は決してマイナスにはなりません。前年度の経験を武器に変えるための貴重な準備期間と捉えましょう。

就活に失敗しやすい人の特徴は、「就活に失敗しやすい人の特徴10選!成功させる対策や後悔を避けるポイント」の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

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就活浪人についてキャリアアドバイザーからのアドバイス

就活浪人が選考時に不利になるかどうかは「企業によって異なる」というのが実情です。

新卒時の就活で志望した企業に再度エントリーをする場合は、2回目のエントリーが可能かどうか、また既卒でも新卒枠での応募が可能かどうか事前に必ず確認しておきましょう。企業によっては「応募は1人1回まで」「新卒に限る」など制限を設けているケースもあるからです。

また、就活浪人をした理由は必ずといって良いほど面接で問われます。そのため、就活浪人を決意する前に、目的とゴールを明確に設定しておくことが大切です。

目的やゴールが定まらない場合は、「そもそも自分の理想像は就活浪人をしないと達成できないのか?」を再度検討したほうが良いこともあります。

就活の目的が定まらない方は、「働く意味が分からない…お金以外に仕事の目的を見つける効果的な方法を解説」の記事を参考にしてみてください。

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就活浪人で「人生終了」を避けるためのポイント

就活浪人を成功させるためには、戦略的なアプローチと明確な目標設定が不可欠です。「就活浪人=人生終了」とならないためにも、就活浪人を決断する前に、以下の内容についてよく考えてみましょう。

就活浪人で「人生終了」を避けるためのポイントのイメージ

就活浪人を選択する理由と目的を明確にする

「内定がもらえなかったからなんとなく」といった消極的な理由で就活浪人を選択するのは危険です。まずは「なぜ就活浪人を選択するのか」「それによって何を実現したいのか」を明確に言語化しましょう。

たとえば、「TOEICのスコアを200点上げ、グローバル企業に再挑戦する」「プログラミングを習得し、IT業界への切符を掴む」といった、具体的かつ定量的な目標を立てるのが成功のポイントです。

目的が明確であれば、面接での説明に説得力が生まれ、自分自身のモチベーション維持にもつながります。目的のない就活浪人は、企業から単なる「問題の先延ばし」と見抜かれてしまうリスクがあることを肝に銘じておきましょう。

浪人期間を有意義に過ごせるか自分によく問いかける

就活浪人を成功させるためには、自分自身の性格や行動パターンを客観視することが重要です。「時間に余裕ができるから大丈夫」と思っていても、その時間を必ずしも有効活用できるとは限りません。

以下の質問に正直に答えて、自分が就活浪人に向いているかを判断してみましょう。

・長期間モチベーションを維持できるか
・1人で学習や準備を継続できる自制心があるか
・周囲からのプレッシャーや孤独感に耐えられるか
・計画的にスケジュールを管理できるか

これらの質問に対して不安を感じる場合は、就活浪人の期間を有意義に過ごすのが難しい可能性があります。自分の性格を冷静に理解したうえで、本当に就活浪人がベストな道なのかを検討することが、結果的に成功への近道となるでしょう。

就活浪人以外の選択肢も視野に入れて検討する

就活浪人を選択する前に、ほかの選択肢についても十分に検討することをおすすめします。状況によっては、就活浪人よりも適切な選択肢が存在する可能性があるからです。

具体的には、以下のような選択肢を天秤にかけてみてください。

・一旦就職し、実務経験を積んでから志望企業や業界への転職を目指す
・親に相談し、新卒カードを維持できる「就職留年」を選ぶ
・専門学校や職業訓練校などでスキルを身につけてから就職する

一つの選択肢に固執せず、複数のルートを比較検討したうえで、自分が納得できる決断を下しましょう。

就活中はさまざまな悩みを抱えやすいものです。「就活でよくある悩み20選!不安を溜め込まないための心構えや解消法を紹介」の記事では、就活でよくある悩みとその解消方法を解説しているのでぜひご一読ください。

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卒業までに内定獲得を目指す4つの方法

卒業が迫る時期でも、就活浪人を回避して納得のいく内定をつかみ取ることは十分に可能です。ただし、現状の結果に満足できていないのであれば、これまでのやり方に固執せず、戦略を切り替える必要があるでしょう。

ここでは、就活浪人を避けて内定獲得を目指すための方法を4つ解説するので参考にしてみてください。

1.自己分析をやり直して就活の軸を見直す

卒業までの限られた時間で内定獲得を目指すためには、原点に立ち返って自己分析をやり直すことが重要です。内定がなかなか決まらない場合、自分の強みと企業のニーズが合致していない、あるいは就活の軸が曖昧になっている可能性が高いからです。

まずは、これまでの選考を以下の視点で客観的に振り返ってみましょう。

・自分の「やりたいこと」だけに固執し過ぎていなかったか
・自身のスキルや実績を、過大(または過小)評価していなかったか
・企業の求める人物像に合わせたアピールができていたか

自己分析をブラッシュアップし、自分の強みが社会のどこで活かされるのかを再定義してみてください。そうすることで、面接で「自分の適性やスキルが志望先企業でどのように発揮されるか」を具体的にアピールしやすくなります。

面接官に「この学生は自社で活躍してくれそうだ」というイメージをもたせられれば、内定獲得に近づけるでしょう。

2.視野を広げて通年採用や追加募集の求人を探す

特定の時期にこだわらず、視野を広げて通年採用や追加募集を行っている企業を探すのも有効な手段です。大手企業の春採用が終わったあとでも、事業拡大や内定辞退者の補填のために、優良企業が追加募集をかけることは珍しくありません。

就活後半戦では、ナビサイトの更新を待つだけでなく、自ら情報を取りに行く姿勢が求められます。以下の表に、後半戦で狙い目となる求人の特徴をまとめました。

通年採用企業 時期を問わず優秀な人材を求めており、一人ひとりとじっくり向き合ってくれる傾向があるのが特徴
BtoB企業 一般的な知名度は低くても、世界シェアが高く業績が安定している隠れた優良企業が多いのが特徴
急成長中のベンチャー企業 常に事業拡大のための人手を求めており、スピード感をもって内定が出る可能性があるのが特徴

大手サイトだけでなく、業界専門のニュースサイトや企業の採用ページを直接チェックする癖をつけましょう。視野を広げて求人を探すことで、内定獲得のチャンスを得られます。

隠れ優良企業の見つけ方は、「隠れ優良企業って?探し方や見極めるための注目ポイントを解説!」の記事で解説しているので参考にしてみてください。

3.就職エージェントに相談する

自分1人の力で限界を感じるのなら、就職エージェントに相談するのがおすすめです。

エージェントは企業の採用担当者と直接つながっているため、一般の就職サイトには出てこない非公開求人を紹介してくれる可能性があります。客観的な視点から自分に合う企業を紹介してもらうことで、ミスマッチの防止にもつながるでしょう。

また、履歴書の添削や模擬面接など、就活のプロによる選考対策を直接受けられる点もメリットです。ただし、エージェントによって実施しているサービス内容が異なるため、まずは複数のエージェントを比較し、自分と相性の良い担当者を見つけましょう。

4.逆求人サイトを活用する

効率的に持ち駒を増やすために、企業からスカウトが届く逆求人サイトを活用するのもおすすめです。プロフィールを登録しておくだけで、自分の経験やスキルに興味をもった企業から直接オファーが届きます。

企業側から「会いたい」といってくれている状態なので、一次面接が免除されたり、役員面接からスタートしたりする特別ルートが用意されることも。スカウトを待つ時間は、ほかの対策に充てられるため、効率良く就活を進められるでしょう。

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就活浪人を検討中のあなたへ

就活浪人は企業からマイナスな印象をもたれたり、精神的なプレッシャーを感じたりするデメリットがあるため、一見すると不利だと思われがちです。しかしその一方で、一度落ちた企業へ再挑戦できたり、選考対策に十分な時間をかけられたりするなどのメリットもあります。

就活浪人を検討する際は、メリットとデメリットの両面を十分に理解したうえで、自分に合った選択をすることが大切です。

就活浪人を検討するなかで、「できれば卒業までに内定を獲得したい」と思う方もいるでしょう。そのような場合は、ぜひキャリアチケット就職エージェントへご相談ください。就活のプロであるキャリアアドバイザーが丁寧にヒアリングを行ったうえで、あなたにぴったりの求人をご紹介します。

ESの添削や面接対策など、選考に関する実践的なアドバイスも可能です。プロの力を借りながら、卒業までの限られた時間で効率的に就活を進めていきましょう。

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就活浪人に関するよくある質問

ここでは、就活浪人に関するよくある質問にQ&A形式でお答えします。

Q.就活浪人と似た就職留年とはどういう意味ですか?

A.「就活浪人」は大学卒業後に既卒として就活を続ける人を指しますが、「就職留年」はあえて単位を残したり留年手続きをしたりして、大学に在籍し続ける人のことです。

就職留年の特徴は、次年度も「新卒」として就活ができる点にあります。これにより、前年度の反省を活かして再び新卒枠の選考への挑戦が可能です。ただし、留年期間中の学費が別途発生するため、経済的な負担も含めて慎重に検討する必要があります。

Q.就活浪人がきついといわれる理由は?

A.就活浪人が「きつい」といわれる理由は、卒業して既卒となることで、経験やスキルが求められやすくなるためです。ポテンシャルや若さが評価されやすい新卒とは異なり、社会人経験がないまま就活に臨むと内定獲得のハードルが高くなるでしょう。

また、就活浪人の場合、面接で「なぜ現役時代に内定が得られなかったのか」を問われやすくなります。空白期間をどのように過ごし、どのように成長したかを論理的に説明できないと計画性や能力を疑われ、内定が遠ざかるでしょう。

就活浪人はやめとけといわれる理由は、「就職浪人はやめとけといわれる理由は?後悔しないための判断基準を解説」の記事でも解説しています。

Q.就活浪人して公務員になることは可能?

A.就活浪人したうえで公務員を目指すことは可能です。一般的に公務員試験は倍率が高く、狭き門だといわれています。就活浪人すると学生に比べて時間を作りやすくなるので、公務員試験の対策に十分な時間をかけられるでしょう。

また、公務員試験の多くは筆記試験の成績が重視されるため、「既卒」という経歴がハンデになりにくい点も特徴です。集中して学習に取り組める環境を活かせれば、現役生よりも有利に試験を進められる可能性も十分にあります。

公務員に興味がある人は、「公務員の種類一覧!職種別の仕事内容や難易度も分かりやすく紹介」も参考にしてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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