就職留年は正直不利?メリット・デメリットや失敗しないやり方も解説

このページのまとめ

  • 就職留年とは、次年度に新卒就活するため学校を卒業せず留年すること
  • 就職留年の理由は「どこも内定が出なかった」「学業に専念していた」などがある
  • 就職留年のメリットは「新卒枠で応募できる」「前年度の経験を活かせる」など
  • 就職留年のデメリットは「学費が余分にかかる」「同級生はほぼ就職していて孤独」など
  • 就職留年を成功させるには、明確な目的や前向きな理由を持つことが重要

就職留年は正直不利?メリット・デメリットや失敗しないやり方も解説のイメージ

「就職留年ってどうなの?」と気になる就活生は多いのではないでしょうか?
就活が思うようにいかない場合、就職留年して再チャレンジしたいと思いますよね。
就職留年するなら、明確な理由が必要です。何となく就職留年を選んだ場合、どこからも内定が貰えず後悔する恐れがあります。このコラムでは、就職留年のメリット・デメリットから、失敗しないやり方まで解説。就職留年で後悔したくない方は、ご一読ください。
 

就職留年は就活で不利なのか?

一般的に、就職留年を理由に不採用を決める企業は少ないため、必ずしも不利になるわけではありません。企業で働く社員の中にも、就職留年経験のある人は一定数いるものです。
ただし、「就活がうまくいかなかったから」と、深く考えずに就職留年するのはおすすめできません。明確な目的もなく就職留年すると、前年度と同じミスを繰り返し、内定を貰えず卒業という事態が考えられます。

そもそも就職留年とは?

就職留年とは、就活したのにもかかわらず希望の企業から内定を貰えなかった学生が、来年の就職を目指して留年することです。
就職留年するには、休学したり、意図的に単位を落としたりするのが一般的。大学によっては、特例措置として留年を認める制度もあるようです。

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就職留年をする3つの理由と注意点

就職留年を決める背景には、いくつかの理由があります。下記で、主な理由と注意点を確認しておきましょう。

1.内定が1つも貰えなかった

就職留年をする人は、就活がうまくいかず、どこにも採用されなかったケースが多いです。
内定が出ない背景には、真面目に取り組まなかった、方針が定まっていなかったなど何らかの原因があると考えられます。失敗の原因を見極め対策しないと、就職留年をしても内定を得るのは難しいでしょう。

2.志望する企業で内定が出なかった

入社したい企業で内定が出なかった場合、就職留年して同じ企業に再チャレンジしたいと思う傾向にあります。
たとえほかの企業で内定が出ても、夢を諦めきれず就職留年する人もいるでしょう。しかし、同じ企業をもう一度受けたとしても、必ずしも合格するとはいえません。企業側は、前年度の選考データを保管しているのが一般的です。不採用の要因を克服できていなければ、再チャレンジしても合格する可能性は低いでしょう。

3.研究や部活など熱中していることがあった

研究や部活などに熱中し、就活できなかった人は、就職留年する傾向にあります。
就活を再スタートした場合、「就活に時間を割けなかった理由」が明確なため、伝え方によっては好印象につながる可能性が高いです。「1つのことに没頭して成果を出した経験」をアピールすると良いでしょう。
 

就職留年の4つのメリット

就職留年のメリットの1つは、新卒として就活ができることでしょう。下記では、さらに詳しく解説しています。

1.新卒として就活できる

就職留年は新卒として就活するため、下記のような特徴があります。

・「新卒のみ」の求人に応募できる
・インターンシップに参加できる
・学校開催の説明会に参加できる
・大学の就職課のサポートを受けられる
・交通費の学割を利用できる

日本の企業は新卒一括採用が一般的で、「新卒のみ」を対象とした求人が多い傾向にあります。その分、就職留年は企業選びの幅が広いといえるでしょう。

2.前年度の経験を活かせる

就職留年は前年度の経験を活かせるため、就活をスムーズに進められる可能性が高いです。面接慣れしているため、社会人とも緊張せず話せる傾向にあります。これまでの失敗を活かして伝え方を工夫し、自分の魅力を最大限に売り込むことが重要です。

3.時間に余裕があり就活に集中できる

就職留年の場合、卒業に必要な単位が少ない傾向にあり、就活に使える時間が多いでしょう。余った時間を使って自己分析を深めたり、OB・OG訪問を積極的に行ったりすれば、ほかの新卒に差をつけられる可能性も。資格取得に向けて勉強し、就活に使える武器を増やしても良いでしょう。

4.社会人の同級生から企業情報を聞ける

就職留年は、同級生の大半が就職しているため、企業の情報を教えてもらえるのがメリットです。実際に働く社員から生の意見を聞けば、業界研究や企業研究に役立つでしょう。
また、近年では社員から人材紹介を受ける「リファラル採用」を導入している企業もあり、友人に自分を紹介してほしいとアピールするのも有効です。
 

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就職留年の3つのデメリット

就職留年はメリットが多い反面、デメリットもあります。後悔しないように、下記でデメリットを確認しておきましょう。

1.1年分の学費が余分にかかる

就職留年は学費がかかるため、金銭的な負担が大きいのがデメリット。私立の場合は学費が高い傾向にあり、家族に負担をかける恐れがあります。家族から援助がない場合、生活費や学費を自力で稼ぐ必要があり、就活に時間がかけられない恐れも。
ただし、大学によっては卒業延期制度を設けている場合があります。学費が減額される可能性もあるので、気になる方は大学に問い合わせてみましょう。

2.同級生が就職し孤独を感じる

就職留年は同級生が就職してしまうため、相談できる相手がいなくなり孤独を感じる傾向にあります。友人間で同時期に情報を共有できないため、「自分の就活は正しいのか」不安になる恐れも。1人で自分を追い込んだ場合、心身に影響する可能性もゼロではありません。
困ったときは信頼できる第三者に相談し、一人で悩みを抱えないようにしましょう。

3.明確な目的がないと失敗するリスクが高い

明確な目的がないと、採用担当者に意識の低さを見透かされるため、再び失敗するリスクが高いでしょう。企業側は、「どこからも内定を貰えなかったのは本人に何か問題点があるのでは?」と考える傾向にあります。目標に向かって努力した経験がなければ、「やる気がない」「ポテンシャルが低い」とみなされるでしょう。
 

「就職留年した理由」は面接で聞かれる可能性大

面接では、「なぜ就職留年したのか」を聞かれる傾向にあり、対策が必須です。自分が就職留年を決めることになった背景を客観的に分析し、改善に向けて努力する必要があります。「就活でどんな壁にぶつかり、何を反省したか」「留年期間を通して、どう努力し壁を乗り越えたか」といった点を、具体的に説明できるよう準備しましょう。就職留年で成長したことを説明すれば、採用担当者にポジティブな印象を与えられる可能性が高いです。
下記は、面接で就職留年の理由を述べる際の回答例になります。

【例文】
「大学3年次に学業よりも居酒屋のアルバイトに没頭し、必修単位を落としてしまいました。
働くことにやりがいを感じ、週5でアルバイトに入っていたためです。当時は意気込んでいましたが、思い返せば無理なスケジュールでした。
自分の行動により、両親には学費の負担をかけてしまい深く反省しています。留年期間は生活スタイルを変え、アルバイトは土日のみに絞り、平日は学業に専念しました。早寝早起きの生活を心がけ、時間管理に気を配るようになりました。
学生だからやり直しがききましたが、社会人になってからの失敗は許されないと思っています。
この経験を踏まえ、入社後は計画的に行動し、業務に専念していきたいです。」
 

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就職留年で失敗しない4つのやり方

就職留年の期間を無駄にせず成功させるには、いくつかのポイントを押さえておくことが重要です。

1.前年度と異なる業界や企業を受ける

前年度と異なる業界や企業を受け、将来の選択肢を広げるのがおすすめです。志望業界の周辺を調べたり、業界内の中堅・中小企業に注目するのが効果的。大手や有名企業ばかり受けていた人は、中小やベンチャー企業を候補に入れると良いでしょう。

2.就職留年中に何かに取り組む

就職留年中は熱中して取り組めることを見つけ、1年間を有意義に過ごしましょう。熱中する体験はやりがいを感じますし、面接での会話材料にもなります。
主体的に取り組む姿勢をアピールすることで、採用担当者に好印象を与えられる可能性が高いです。

3.前年度より早めに就活をスタートさせる

前年度より早めに就活をスタートさせ、積極的に選考に参加するのが重要です。インターンシップに参加する就活生の大半は、大学3年の夏から動き出しています。企業によっては、インターンシップ生の中から優秀な学生を採用する場合もあるので、早めにエントリーしましょう。
また、本格的な選考がスタートする前に、OB・OG訪問を行うこともおすすめ。リアルな企業情報をが得られ、志望先を決める判断材料にもなるでしょう。

4.エントリー数を増やす

エントリーする企業の数を増やし、将来の可能性を広げるのがポイントです。エントリー数を絞ってしまうと、不採用が続いたときに「受けられる企業がない」という状態になりかねません。大手や有名企業といった知名度にこだわらず、業務内容に注目して幅広く調べましょう。

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就職留年して既卒で就活も1つの手

就職留年しても必ず志望企業に受かるとは限りません。また、年齢が上がるにつれて就職先が狭まる恐れもあるでしょう。明確な目的がないのであれば、留年よりも既卒を選ぶ方が無難です。

既卒(就職浪人)とは?

既卒とは、すでに学校を卒業した人のことです。一般的には「学校卒業後、進学も就職もしていない人」を指し、就職浪人とも呼びます。
既卒は新卒として就活できないため、中途採用枠に応募するのが一般的。中途採用枠は社会人経験豊富な転職者も応募するため、対策が必須でしょう。下記で既卒のメリット・デメリットを説明しているので、チェックしてみてください。

既卒のメリット

既卒は学業に縛られないため、時間に余裕をもてるのがメリットです。就活に役立つ資格を取得したり、面接対策に集中したりできるでしょう。また、前年度の経験があるため、面接マナーや履歴書の書き方を理解しており、対策に時間がかからない傾向にあります。

既卒のデメリット

既卒は大学から支援を受けられないため、自力で就活するしかありません。学生のように「卒業までに就職を決めよう」といった期間がなく、モチベーションの維持が難しいことも。
また、社会人経験がなく、職務経験がある人と比較するとアピールポイントは少ないのが現状です。就職浪人の間にアルバイト経験があっても、正社員経験を重視する企業の場合、アピール材料になりにくいでしょう。

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