文学部の就職先はどんな業界?就活で有利な方法や資格を解説!

このページのまとめ

  • 文学部で学べることは文学だけではない
  • 理系と文系では就活の流れが異なる場合がある
  • 文学部の就職先は金融やマスコミ業界が多い
  • 文学部生は資格や経験があると就職に有利

文学部の就職先はどんな業界?就活で有利な方法や資格を解説!のイメージ

「文学部の就職先って?」と考える人もいるでしょう。文学部で学べることは多岐にわたり、大学で得た知識を活かせる職種もあります。また、文学部の就職率は低いといわれていますが、専攻している学科や持っている資格によっても就職率は異なるのです。そのため、おおまかな就職率の数値だけを鵜呑みにしてしまうのは勿体ないといえるでしょう。このコラムでは、文学部のおもな就職先や、就活に有利な資格を紹介しています。



 

文学部で学べることとは

文学部は、おもに哲学、歴史学、文学、心理学の4つの学科に分類されています。「文学部」と聞くと「小説や物語などの文学について学ぶもの」と思われがちですが、文学だけに限定しているわけではありません。文学部は人間が営むすべての日本文化を学ぶことができ、大学によっては論理学科や考古学科、文化学科などもあります。文学部は「人間が好きで、人間の思考や歴史について深く知りたい」という人にぴったりな分野といえるでしょう。たとえば哲学では、「時間とは何か」「自己とは何か」など、人間にある当たり前の概念についてを深く追求・研究しているのです。



 

文学部の就職率は低い?

文学部の就職率についてを解説します。文系と理系との違いを確認しましょう。

理系と文系の就職率の違い

理系の場合は、学部で取得した知識や能力を就活に活かしやすく、自分のスキルやレベルに合わせながら効率よく企業選びができます。また、大学によっては理系の学部に推薦枠があることも多いため、より就活がスムーズになりやすいでしょう。一方、文系の就活では「自由応募」となることがほとんどです。そのため、大学の推薦はほとんどなく、自分で書類選考や一次・二次面接、最終面接などのステップを踏む必要があります。その点から、理系のほうが有利と感じる人が多いのです。しかし、実際には理系と文系の就職率の違いには、大きな大差はないといわれています。これは、「就職希望者数」の出し方が大学によって異なる場合があるためです。就職率を出す際の分母を「就職希望者数」にしている学校と、「卒業人数-大学院の進学者数」にしている学校に分かれており、一概に「文学部は就職率が低い」とは言い切れません。就職率の数値に惑わされず、このような実態も加味して考えてみましょう。

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文学部のおもな就職先

文学部のおもな就職先は、以下のとおりです。大学で得た知識や能力を活かしやすい業界は何か、自分が専攻している学科はどんな業界に有利となるかを考えましょう。

金融業界

金融業界は、銀行業務だけでなく資産運用や生命保険、証券会社などもあります。おもに貸し出した金額に利子をつけ、利子で利益を生産していくのが特徴といえます。ほかにも、クレジットサービスや損害保険会社など幅広い職種があり、それぞれで業務が異なるため、自分に合った職種や企業を選ぶことがおすすめです。お金を扱う仕事なので、細かい正確性と集中力が求められます。

広告業界

広告業界は、おもにチラシやWeb広告を作成する仕事であり、広告代理店が代表として挙げられます。広告代理店とは、クライアントが依頼した宣伝内容をもとに、代理で広告を作成しメディアにPRするという仕事です。テレビや雑誌、Webなどさまざまな媒体への広告出稿をサポートすることで、手数料を取るビジネスモデルです。広告営業は華やかなイメージがあり、就活生からの人気も非常に高いといわれています。インターンの参加やアルバイトの勤務で知識を身に付け、新卒での就職を目指す学生が増えているのです。

出版業界

出版業界の職種には、雑誌編集者や取材記者、カメラマンなどがあります。マスコミやメディア業界ともいえるため、情報に敏感な洞察力が必要です。近年、雑誌などの紙媒体が衰退しつつあるなか、電子書籍などの事業分野が盛んになっています。そのため、PCスキルやプログラミングの技術などを活かしやすい業界ともいえるでしょう。また、出版社には、雑誌や書籍を手がける「総合出版社」と、文芸や参考書、地図など特定の分野に強みを持つ「出版社」とがあります。自分が興味のある分野を選び、活躍の場を広げていくと良いでしょう。

心理カウンセラー

心理カウンセラーは、相談者の話をよく聞き、共感したり要約したりといった対話を通して、相談者が自らの問題を整理し、自己成長できるよう支援する仕事です。相手の話を聞くプロフェッショナルといえるでしょう。文学部や心理学部からこの仕事に就く人が多く、特に心理学科を専攻している場合は知識を活かせる職種です。学校では「スクールカウンセラー」とも呼ばれており、小学校から高校を中心に教育現場に携わることが可能です。文学部から心理カウンセラーになる方法は、大学院に進み、カウンセラーとしての専門性を高めることが必要。カウンセラーになるには資格は必要ありませんが、そのうえで「臨床心理士」などの資格があるといいでしょう。

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文学部生が就職で有利になるには

文学部生が就職で有利になるには、資格や特技、アルバイト経験をもつことがおすすめです。自己分析を行い、自分の経験や能力で企業に活かせる部分は何かを考えましょう。

ビジネスで活かせる資格を取得する

ビジネスで活かせる資格を取得することがおすすめです。たとえば、「臨床心理士」や「メンタル心理カウンセラー」などの資格をもっておくと、心理カウンセラーとしての道を選ぶことができます。また、TOEICの資格をもっておくと、ホテルなどのサービス業界やグローバルな企業での就職にも役立つでしょう。自分に合った資格を見つけ、知識を増やすと就職に有利です。

自分の得意分野や特技をもっておく

自分の得意分野や特技をもっておきましょう。たとえば文学部なら、語学スキルやPCスキルなどがあります。企業で活かせることや、自分の個性として発揮できる能力があれば、面接でも一目置かれる存在になる可能性も。就活は、「自分がどのように企業に貢献できるか」を考えることが重要です。そのためには自己分析を行い、自分のことを理解しましょう。頭で考えても分かりづらいときは、書き出してみるのもおすすめです。

アルバイトの経験を増やす

学生時代のアルバイトの経験は、就活の大きな強みになります。アルバイトとはいえ、仕事をしている間は社会経験となっているでしょう。企業への志望動機を考えたり、自己分析をしたりするときもアルバイト経験を自分のエピソードとして振り返ることができます。また、新卒者は前職経験がないぶん、学校生活やアルバイト経験で培ったことを重視されるのです。その経験は面接で話すだけでなく選考書類にも記載できるため、アルバイトを通して学んだことをアピールするチャンスになるでしょう。

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文学部生が就職するために有利な資格

文部学生向けの、就職に有利な資格は、以下のとおりです。英語やPCスキルがあれば、グローバルな企業にも対応しやすくなるでしょう。また、教員免許を取得する人も多いようです。

TOEIC

TOEICは、英語の語学力に関する有名な資格です。TOEICの受験者数は日本で年間約245万人(2018年)にのぼり、企業のグローバル化など時代とともに英語スキルの需要が高まっていることが背景にあるといえます。国際的な意思疎通ができれば企業の選択肢も広げることができ、ライバルとの差をつけることにも繋がるでしょう。英語スキルは幅広い業界で役立つため、企業からも重宝されやすいといえます。

C言語プログラミング能力認定試験

プログラマーとして活躍する場合、非常に有利になるのがC言語プログラミング能力という資格です。「サーティファイ」というビジネスの能力認定会社が行っている試験で、プログラミング言語である「C言語」を使ってプログラムを作成する能力を認定します。IT業界で高い評価を持ち、挑戦する大学生が増えているといわれている資格です。どの企業でもITが多用される現代社会では、ネットワークに通ずる資格が就活に大きな影響を与えています。プログラミング系の資格があれば、出版社やマスコミへの就職には有利といえるでしょう。

国語や社会の教員免許

文学部で培った能力や知識を活かして、国語や社会の教員になる人も多いようです。一般的に教員免許を取得するためには、各教科の専門的な知識だけでなく、「教育原論」や「教育心理学」などに関わる能力も必要になります。文学部には教職課程を担当する専門の教員も所属している大学がほとんどであるため、それらの科目を履修することが可能となっています。



 

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