【20卒 就活お悩み相談室 #9】就職浪人か就職留年、どちらもやめたほうがいい?

こんにちは。キャリアアドバイザーの樋口です。今年卒業予定の学生で「まだ内定がない……どうしよう」と焦っている方もいるのではないでしょうか。もう1年就活をするか、妥協して就職するか悩みどころだと思います。今回は、そんな「内定が出ないから就職浪人や留年を考えている」という方に向けてアドバイスしたいと思います。
 

キャリアアドバイザー

樋口 美和子(ひぐち・みわこ)

大学在学中にインターンシップの斡旋団体に所属。卒業後にレバレジーズ株式会社へ入社。入社後はキャリアチケットの立ち上げメンバーとしてキャリアカウンセリングを担当。一人ひとりの気持ちに寄り添い本人の価値観に合った学生のキャリア支援をしています。

浪人、留年ではなく、今就職することに意味がある

この時期内定がない人の中には、大学をあえて留年し、もう1年就活を続けようと思っている人、もしくは大学卒業後にもう一度トライしようと考えている人がいるのではないでしょうか。今回はそんな学生に向けて、就職浪人・就職留年のデメリットなど、学生が知っておくべきことについてお伝えします。

そもそも、「就職浪人」「就職留年」とは何でしょうか? 就職浪人とは、就活したものの希望通りの就職ができず、大学を卒業したあとも就活を続けることを言います。そして就職留年とは、もう1年就活するために、あえて大学の単位を落としたり、大学に相談し、留年することです。
 

この時期、キャリアチケットにも「もう1年就活をするか悩んでいる」と相談に来る学生がいますが、私はできれば就職留年も就職浪人もせず、卒業までの残りの期間で内定に向けて頑張ってほしいと考えています。というのも、就職留年と就職浪人、そのどちらにもデメリットがあるからです。学生にはデメリットをきちんと踏まえたうえで、今後どのように就活するかを選択することを勧めています。
 

就職・転職で不利に!? それぞれのデメリットとは 

では、それぞれどのようなデメリットがあるのでしょうか。就職浪人の場合から考えていきましょう。

就職浪人、つまり既卒の場合、新卒と同レベルの研修がない可能性があります。新卒の場合は手厚い研修を受けられる企業が多い一方で、既卒は中途枠として捉えられ、研修が設けられていないことあるのです。同期と足並みを揃えてスタートを切れる安心感は新卒のほうが得られるでしょう。

また、新卒と比べて業界や職種の選択肢が少ないということも挙げられます。例えば、毎年新卒採用を行うようなメーカー、商社、マスコミ系などは、就業経験のない既卒での入社は難しいと考えて良いでしょう。就活生から人気の業界・企業の多くは、新卒でない場合、経験者採用となるためです。職種も同様に、SEなどの技術職は新卒のほうが未経験でもチャレンジしやすく、中途の場合は開発経験を必要とする企業が多くなります。

さらに、これは就職留年も同様ですが、企業側から「なぜもう1年就活を続けているのか」「きちんと就活をしていなかったのではないか」といったネガティブな印象を持たれてしまいがちです。

他にも、同期が少ないという点や、今後転職する際にブランクがあることで不利になるケースがあるということもデメリットとして挙げられます。

 

では、就職留年はどうでしょうか。就職留年の場合は大学に在籍しているため新卒として選考を受けることができ、条件面は新卒と変わりません。ただ、就職浪人のデメリットで挙げたように、選考の段階で「なぜ留年したのか」ということを問われてしまいます。

 

このように、就職留年・就職浪人にはデメリットがあります。「今年は無理そうだし、もう1年頑張ればいいや……」と投げやりにならないように注意してください。今すぐその決断する前に、将来を考えてもう一度就活を頑張ってほしいと思います。

私の大学時代、友人の中には就職留年をしている人もいました。その友人は目的を持って海外にインターンシップに行き、現地でも課題解決のために取り組み、改めて自分自身の将来を考えられた結果、大手企業の内定を得ることができています。このように、目的をもった過ごし方をして就職活動の軸を考え直した結果、プラスの評価に転じることもあります。就職留年・就職浪人という選択をするとしても、次の就活までの期間をどう過ごすかが重要になることは知っておいてください。
 

まだ諦めるのは早い。今からでも十分巻き返せる

ここまで読んで、「そんなこと言っても、もう受けられる企業なんてないよ……」と嘆く人もいるかもしれません。しかし、キャリアチケットに相談に来た学生の中には1~2週間程度で内定を決めた方もいます。企業によっては3月の中旬ギリギリまで採用を受け付けているため、やり方次第では4月入社もかなうのです。

長く就活を続けたから、たくさん企業を受けたからといって、納得のいく就職ができるという保証はありません。今頑張って内定を取り、それがたとえ納得がいく企業でなかったとしても、入社後の努力次第でその選択が正解だったと思うことができるかもしれないですし、実力をつけてから転職という手段でやりたかったことに挑戦してみることもできる時代です。1年間、目的を持たずに過ごすよりかは、今諦めずに就職先を見つけて新卒で入社し力をつけていくほうがメリットが大きいと私は考えています。

今頑張れるか頑張れないかで将来が変わってくると思うので、もし悩んでいる人がいたらぜひキャリアチケットに相談に来てください。企業の選び方や対策の仕方次第では、まだまだ内定をもらえる余地はあるので、最後まで諦めずに一歩踏み出してほしいと思います。

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