就活は9月からでも不利にならない?内定獲得に向けた対策を解説!

このページのまとめ

  • 就活では9月以降も選考に参加して内定を獲得できる
  • 就活を9月以降に成功させるには、自己分析や企業研究などの準備が大切
  • 9月以降の就活では、エントリーできる企業の選択肢が減るので気をつける

就活は9月からでも不利にならない?内定獲得に向けた対策を解説!のイメージ

「就活は9月から始めても間に合う?」「秋になっても内定が獲得できてないけどどうしたらいい?」などと悩む就活生もいるでしょう。9月以降の就活でも、内定獲得は十分に可能です。取り組み方を工夫し、志望企業の入社を実現させましょう。

この記事では、就活を9月以降に行うコツや、秋以降も募集を行う企業を解説しています。最後まで読めば、9月以降の就活を成功させ、自分が望んだ企業に入社できるはずです。

9月以降の就活について相談したい

   
目 次

就活では大学4年の9月以降でも内定は獲得できる

就活は大学4年生の9月以降に取り組んでも、十分内定は獲得できます。厚生労働省の「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」によると、令和5年3月に卒業した方の10月1日時点の内定率は74.1%でした。

「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」のイメージ

引用:「令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

その後、12月1日時点では84.4%、2月1日時点では90.9%、4月1日時点では97.3%と内定率は卒業に近づくにつれて上昇しています。9月以降に就活を行っても、十分に内定を獲得できることがわかるでしょう。

ただし、9月以降でも内定を獲得できている学生が多いからといって、油断してはいけません。9月以降は募集を行う企業が少なく、入社は大変になります。少ない入社枠を獲得するためにも、選考対策を行い、万全な準備をして選考に臨むことが大切です。

就活準備については、「就活は何から始める?やること12選と時期別の対策・効率アップのコツを解説」の記事で詳しく解説しています。今後の就職活動に向けて、どのような準備が必要か再度確認しておきましょう。

参照元
厚生労働省
令和5年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

9月以降の就活について相談したい

   

就活を9月以降に行う場合の流れ

就活を9月以降に行う場合は、次のような流れを把握して進めましょう。

・8月から9月頃:エントリー
・9月以降:選考期間
・9月~11月末:内定

9月以降の就活の特徴は、春や夏の採用に比べて、選考が素早く進む点です。

また、企業によっては、内定者が決まり次第、すぐに採用選考を終える場合もあります。興味のある会社には早めにエントリーし、チャンスを逃さないようにしてください。

大学を9月に卒業する場合のスケジュール

就活生の中には留学や留年などの理由で、大学を9月に卒業する人もいるでしょう。9月に卒業するからといって、就活が不利にはならないため安心してください。

秋に卒業する大学生を採用するため、10月入社の選考を行っている会社があります。基本的には通常の就活スケジュールと違う動きとなりますが、1学年下の就活生と同時に選考を行う企業もあるため、早めに対策しておきましょう。

9月卒業の場合、就活の選考スケジュールは、一般的に次のような流れになります。

・12月頃:エントリー開始
・2月頃:面接
・10月:入社(企業によっては4月)

就活を9月以降に行う人や、10月入社を目指す人は通常の選考スケジュールとは異なるため、しっかり自分の現状を把握しながら進めてください。

就職活動をこれから始める場合、入念な対策が欠かせません。「就活が間に合わないと感じたらどうする?今すぐにできる対策を解説します」を参考に、準備しましょう。

9月以降の就活について相談したい

   

就活の9月以降は秋採用と呼ばれる

就活において、9月からは秋採用と呼ばれる採用時期です。ここでは、秋採用とそれ以外の採用時期の特徴や傾向を説明します。違いを把握し、選考への対策に活かしましょう。

就活が解禁された直後は春採用や夏採用と呼ぶ

就活が解禁された直後の採用は、春採用や夏採用と呼びます。企業が最も採用に力を入れる時期であり、採用人数も多い傾向にあるのがポイントです。

基本的に、大学3年生の3月頃にはエントリーや説明会への参加を行い、春採用や夏採用で内定を獲得する流れになります。早めに就職を決めれば、卒業論文の作成や、社会人生活への準備などに時間を使えるでしょう。

秋採用は少し難易度が高い

秋採用は春採用や夏採用に比べて、少し難易度が高くなります。そもそも採用活動を行っていない企業も多く、選択肢が少なくなるからです。また、採用人数についても、春採用や夏採用に比べて枠が少ない傾向にあります。

そのため、就活で秋採用を狙うのは厳しいと思うかもしれません。しかし、しっかり対策すれば内定へと近づけるので、今からできることを地道に行うのが大切です。

秋採用でも優良企業は多い

秋採用でも、優良企業は多いので諦めないようにしましょう。中小企業や知名度の低い企業は春採用や夏採用で就活生が集まりにくく、採用選考を続けているからです。

秋採用を狙う場合、大手企業や有名企業にこだわらず、幅広い視野で応募先を探しましょう。一般的には知名度が低くても、業界内では知らない人がいないほど有名な会社もあります。

「秋採用は厳しい」と最初から諦めると、優良企業の募集にも気づけないため、しっかりアンテナを張って活動しましょう。

なお、優良企業を探すためには、業界研究や企業研究が欠かせません。業界研究の進め方については、「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」の記事で解説しているので参考にしてください。

9月以降の就活について相談したい

   

就活で9月以降も募集している企業の特徴5つ

9月以降も入社予定人数に足りておらず、採用を続ける企業があります。ここでは、どのような企業が選考を実施しているのかを解説するので、エントリーに向けて参考にしてください。

1.大量募集で採用予定の人数が足りない

9月になっても入社予定人数まで足りておらず、募集を行う企業があります。大手企業や全国展開の企業など、そもそもの入社人数が多い企業です。

入社人数が足りない背景には、「そもそものエントリー者が少なかった」「選考辞退が発生した」などがあります。9月以降でも入社できるチャンスがあるので、積極的に狙っていくとよいでしょう。

2.地方で事業を行っている

地方で事業の運営や会社を経営している場合も、9月以降の人材募集を行っています。地方での就職は都市部に比べて募集されている職種や業種が限られていたり、給与の低い会社が多かったりするため、避けられる傾向のようです。

そのため、特に社員数の少ない地方の企業では採用に苦戦している場合が多く、9月以降も選考を行っている確率が高いでしょう。

「地方だから」という理由だけで応募しないのはチャンスを逃がしてしまいます。仕事内容に興味が持てたなら、地方企業に就職した場合のメリットを中心に、さまざまな情報を集めてから判断するのがおすすめです。

3.有名でない中小企業やベンチャー企業

ベンチャー企業や中小企業など、大企業と比べて有名ではない会社も秋採用を行っている確率が高いです。

また、会社と取り引きを行う「BtoB」事業を展開する企業も、消費者として関わることが少ないため就職活動の際に注目が集まりにくいといえます。

しかし、有名でなくても優良企業であったり、自分が興味を持てる業務内容だったりする場合があるため、応募先を探す視野を広げてみてください。

なお、通年採用している会社もあるため、就活を9月以降に行う人は、これらの求人情報もしっかりチェックしておきましょう。

ベンチャー企業の特徴については、「ベンチャー企業と大手企業はどちらがよい?特徴や決め方のコツを解説」の記事も参考にしてください。エントリーの幅を広げるためにも、チェックしておきましょう。

4.大企業の子会社やグループ会社

大企業の子会社やグループ会社のなかにも、秋採用を行う企業があります。大企業や有名企業と比べると知名度が低く、就活生が集まらない場合があるからです。

大企業の子会社などは募集人数は少ないものの、福利厚生や給与は大企業よりも劣らない企業が多くあります。また、大企業のサポートを受けていたり、取引先が大企業だったりするため、経営的にも安定している点がメリットです。

5.内定辞退者が出た企業

入社する人材が決まっていたものの、内定辞退が発生し、秋採用を行う企業もあります。就活では6月ごろから内定を獲得し始める学生が増え、入社を辞退する学生も出てくるからです。

企業も入社してほしい人数が決まっているので、秋採用で選考を行い人材を採用しようと動き出します。有名企業や大手企業なども入社人数が足りず、再度選考を行う場合もあるので探してみるとよいでしょう。

9月以降の就活について相談したい

   

就活で9月以降も募集を行う企業を探す方法

9月以降も選考を行う企業を探すためには、就活サイトや説明会などを活用してみましょう。選考を行う企業は徐々に減っていくので、的確に情報を集めてエントリーしていくことが大切です。

ここでは、9月以降にも選考を行う企業を探す方法を6つ紹介するので、参考にしてください。

就活サイト

これまでの就活同様に、就活サイトで選考にエントリーできます。9月以降も募集している企業はあるので、積極的にエントリーを行うことが大切です。

就活サイトによっては、「9月以降も応募できる企業」「秋採用を行う企業」のように、特集が組まれている場合もあります。ただし、就活サイトを使って面接を受ける就活生は多いので、競争率が高くなる点は気をつけてください。

企業のWebサイト

企業のWebサイトを確認し、直接選考に応募する方法もあります。面接に参加したい企業が決まっている場合は、確認してみるとよいでしょう。

企業によっては、自社のWebサイトや採用サイトでしか募集していない場合があります。ただし、企業によっては就活サイト経由でしか応募していない場合もあるので、Webサイトも就活サイトも両方確認しておくことが大切です。

合同説明会

9月以降も選考を行っている企業を集めた、合同説明会にも参加してみましょう。合同説明会に参加している企業は、採用意欲の高い企業です。

合同説明会の場合、これまで知らなかった企業に会える点がメリット。目を向けていなかった業界や職種に興味を持ち、選考に参加することもあるでしょう。

合同説明会については、「合説ってどんなもの?参加するメリットと有益に過ごすコツ」の記事で詳しく解説しているので、自分にあう企業を見つけるためにも参考にしてください。

逆求人サイト

逆求人サイトに登録し、企業からの選考オファーを待つ方法もあります。プロフィールを登録しておけば、待つだけで企業から連絡が届く点がメリットです。

逆求人サイトでスカウトを送る企業は、採用意欲の高い企業です。また、あなたのプロフィールを見たうえでスカウトを送っており、魅力を感じたから選考に参加してほしいと考えています。

企業によっては一部選考を免除した状態で面接を受けられる場合もあるので、積極的に活用しましょう。

就活エージェント

就活エージェントに相談し、企業の紹介を受ける方法もあります。書類選考や面接対策などのサポートを受けながら、企業へのエントリーもできる点がメリットです。

就活エージェントは企業とのつながりがあるケースが多く、どのような企業なのか詳しく教えてもらいやすい点もポイント。企業によっては、選考のフィードバックを就活エージェント経由で聞ける場合もあります。

キャリアチケットでも、9月以降も選考を行う企業紹介を実施しているので、ぜひ相談してください。あなたの大切にしている就活の軸や価値観をもとに、入社後に活躍できる企業を紹介します。

大学のキャリアセンター

大学のキャリアセンターに相談し、求人がないか聞いてみるのもおすすめです。大学とつながりのある企業や、地元企業などがまだ募集を続けている場合があります。

大学に届く求人の場合、「その大学の学生を採用したい」と考えているのがポイントです。選考に参加した場合、プラスにはたらく場合があります。キャリアセンターの担当から推薦を受けられる場合もあるので、ぜひ活用してみてください。

9月以降の就活について相談したい

   

就活をしたけど9月まで内定なしになる理由

就活をしたけど9月まで内定をもらえない理由には、「自己分析ができていない」「自分の強みと志望企業があっていない」などが考えられるでしょう。

ここでは、9月までに内定が獲得できない理由を7つ紹介します。自分が当てはまっていないか確認し、対策に役立ててください。

自己分析が十分にできていない

自己分析が十分にできていないと、就職活動はうまくいきません。企業を探し始める前に、自己分析を行っておきましょう。

自分の強みがわからないと、企業に自分がどのような人物か伝わらず、正しい評価を受けられなくなります。 また、自分の価値観を理解しておらず、価値観のあわない会社ばかり受けてしまう場合もあるでしょう。

自分をアピールし、正しく評価してもらうためには、自己分析が欠かせません。過去のエピソードを深掘りしたり、自己分析ツールを使用したりして自分を見つめ直してみましょう。

自己分析の方法については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事を参考にしてください。

志望する業界や企業の研究が足りない

志望する業界や入社したい企業の研究が足りていない場合も、内定がもらえない理由の1つです。就職活動では、自分のやりたいことだけを求めるのではなく、業界や企業への理解を深める必要があります。

業界・企業研究を入念に行っていれば、自分をアピールする際にも説得力が生まれ、「志望度や企業に貢献していく意識が高い」と判断されやすいでしょう。

自分の強みと志望企業があっていない

自分の強みと志望企業があっていない場合も、内定獲得が難しくなります。就職活動では、企業分析を徹底し、どのような人材を求めているか調べた上で応募するのが大切です。

たとえば、営業職を募集しており、行動力や積極性を求める企業があるとします。この企業に対し、「縁の下で仲間を支えるサポート力があります」とアピールしても、求める強みがずれているので好印象を与えるのは難しいでしょう。

内定を獲得するためには、企業が求める人物像を理解し、仕事内容や職種に適した強みのアピールが大切です。企業研究を行い、自分の強みが活かせる会社にエントリーしましょう。

就活への意欲が足りていない

就職活動への意欲が足りていない場合、内定が獲得できなくなります。多くの就活生は、就職活動に対して真剣に取り組んでいるからです。

たとえば、就職活動の準備をせずに選考に挑んでも、ほかの就活生とアピールに差があり、なかなか評価されません。また、採用担当者から「やる気がない」と思われてしまえば、内定は獲得できないでしょう。

内定が獲得できない場合、真剣に就活に取り組んできたか考え直してみるとよいかもしれません。まずは自己分析や面接対策など、できる準備から始めましょう。

なお、一次面接が通らず悩んでいる人は、「一次面接で不合格になる就活生の4つの特徴と対策」を参考にしてみてください。

やりたいことがわからない

自分のやりたいことがわかっていないと、選考に通過できず、内定が獲得できません。就活の軸がなく、やみくもに就活を行う状態になってしまうからです。

たとえば、とりあえずで選考を受けても、志望動機で熱意が見えず評価されないでしょう。また、一貫性のなさを面接官に指摘され、選考を通過できない場合もあります。

就活を成功させるためには、まずは自分のやりたいことを考え、方針を決めることが大切です。「どのような仕事がしたいのか」「将来何を成し遂げたいのか」を考えてみてください。

客観的な意見を聞いていない

内定を獲得するためには、客観的な意見を聞き、取り入れることも大切です。友人や家族、就活エージェントなどから評価を聞いてみましょう。

たとえば、履歴書やエントリーシートを読んでもらい、添削してもらうのも大切です。面接官役を依頼し、意見を聞くのもよいでしょう。

自分が思っていることと、周囲から見えているものが違うと、ギャップが派生して評価を受けられません。自分では思いつかない意見や他者からの印象を知るためにも、アドバイスをもらうようにしましょう。

希望する条件が厳しい

希望する条件が厳しすぎる場合も、内定が難しくなります。これまでよりも視野を広げてエントリーするようにしましょう。

たとえば、「地元企業」「大手」「給与が高い」「事務職限定」のように条件が多いと、該当する企業が少なくなります。優秀な人でもそもそも選考に参加できる企業が少なければ、内定獲得は大変です。

希望条件が多かったり、難しかったりする場合は、条件をゆるめてエントリーの幅を広げるようにしてください。絶対に譲れない条件と、大切だけど譲ってもいい条件を決めておけば、今よりも選考に参加できる企業は増えるはずです。

9月以降の就活について相談したい

   

就活を9月から行って内定を獲得するための7つのコツ

就活を9月から行う場合、自己分析や業界分析など、準備を入念に行うのが大切です。ここでは、9月から就活を再スタートさせ、内定を獲得するためのコツを7つ解説します。

1.まずは今までの就活を振り返る

就活を9月以前も行ってきた人は、まず今までの取り組み方を振り返るのが重要です。9月まで内定がない理由に当てはまった場合は、それぞれ対策を行いましょう。

しかし、根本的な考え方として、「ライバルが全員すごい人に見えて自信がない」「内定がもらえないのは自分が悪いのではない」などの考えを持って活動している場合は注意が必要です。

自分自身や現在の状況を客観的に捉えられているか、固定概念に縛られていないかを、この機会に確認してみてください。キャリアアドバイザーなどの第三者からアドバイスをもらうのもよいでしょう。

2.自己分析で強みや就活の軸を探す

就活を9月から始めて内定を獲得するには、自己分析で自分の強みや就活の軸を探すのが大切です。企業にエントリーする前に、まずは自己分析を行ってください。

また、就活の軸とは、自分が働くための基準になる考えです。就活の軸が決まれば自分が求める方向性が定まり、志望企業も決まりやすくなるでしょう。

さらに、就活の軸に基づいて就職活動をすれば、採用後のミスマッチの防止にもつながります。

3.志望業界や企業の選択肢を広げる

内定を獲得するために、志望業界や企業の選択肢を広げて就職活動を行いましょう。これまで就活を続けて内定が獲得できなかった場合、自分に合わない業界や企業ばかり受け続けていた可能性があります。

業界や企業を選ぶ際は、「自分の強みが活かせるか」「能力を発揮して貢献できるか」といった観点で見るのも大切です。給与などの条件面だけにこだわってしまうと、失敗しやすくなります。

また、自分の取り組みたい業務内容が、その業界や企業だけでしかできないか考えてみましょう。異なる業界でも実現できないか、ほかの会社でも事業として扱っていないかなど、選択肢を広げるようにしてください。

4.自己PRや志望動機を考え直す

9月からの選考に向けて、自己PRや志望動機を考え直しましょう。自分の強みや意欲が伝わらない内容では、なかなか内定は獲得できません。

自己PRでは、「強みを明確にできているか」「エピソードを交えて具体的に説明できているか」などを見直してください。自分にしかないオリジナルのエピソードで話せているかもポイントです。

また、志望動機では、「意欲が伝わる内容になっているか」「ほかの企業でも言えるような内容になっていないか」などを確認してみましょう。志望企業の特徴と、自分の強みや実現したい内容を絡めて伝えるのが大事です。

5.就活マナーや言葉遣いを見直す

就職活動のマナーや言葉遣いについても見直してみましょう。アピールの内容がよくても、人としての印象が悪ければ、社会人にふさわしくないと思われてしまいます。

たとえば、言葉遣いを振り返り、友達と話すときと同じように話していないか注意してください。敬語を使い、社会人としてふさわしい話し方を意識しましょう。

就活を9月から行う場合、「なぜ内定がもらえていないのか」を冷静かつ客観的に分析した上で、これらの取り組みを行うのが大切です。

面接でのマナーをさらに知りたいあなたは、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」を参考にしてみてください。

6.通年採用の企業にも応募する

通年採用を行う企業の選考にも応募してみましょう。通年採用は一年中採用を行っているので、9月以降でも十分に入社のチャンスがあります。

ただし、通年採用を行う企業は志望者も多く、選考は簡単なわけではありません。選考対策を行うことは、忘れないようにしましょう。

7.就活エージェントに相談する

内定を獲得するために、就活エージェントに頼ることも大切です。自分に足りない部分を教えてもらい、入社につなげましょう。

9月まで内定がなかったのは、自分だけではアピールできていない部分や、対策できていない選考があるからです。就活のプロにアドバイスをもらい、志望企業に入社できるように改善しましょう。

就活エージェントのキャリアチケットでも、9月以降の内定獲得に向けたサポートを実施しています。自分だけでは対策が難しいと感じた方は、ぜひ相談してください。

9月以降の就活について相談したい

   

就活を9月以降に行う際の注意点

ここでは、就活を9月以降に行う際の注意点を3つ紹介します。

ライバルが優秀であると理解しておく

秋採用の場合、ライバルのレベルが高い傾向にあることを把握しておきましょう。

たとえば、公務員の採用試験を受けていた人や、部活動の大会の都合で9月から就活を始める体育会系の学生が挙げられます。

そもそも採用枠の少ないところに、優秀な学生や企業にとって魅力的な人材が集まるため、内定を勝ち取るには徹底した準備が欠かせません。

あらためて自分の強みを把握し、企業にとって採用するメリットを伝えられるよう対策しておきましょう。

就活を9月以降も続ける理由を明確にしておく

就活を9月以降も続けている場合、理由を明確にしておくのが重要です。面接で就職活動を続けている理由を聞かれやすく、答え方によってはマイナスな印象を与えてしまいます。

たとえば、「就職活動を始めるのが遅かったからです」とだけ伝えると、就活に対するモチベーションが低いと思われかねません。

しかし、「学業に集中していて就職活動を始めるのが遅れてしまいました。遅れを挽回できるように、毎日就活に取り組んでいます」のように、理由と意欲を説明すれば、採用担当者に誠実さが伝わり、説得力を持たせられます。

また、就活を9月以前に始めていて内定を獲得できていない場合や、内定を獲得している状態で引き続き活動を続けている場合もあるでしょう。その場合にも、「就職活動を続けている理由」と「なぜ志望企業の選考を受けようと思ったか」は答えられるように準備してください。

就職活動を続けている理由が曖昧な場合、採用担当者は不思議に思います。採用担当者を納得させられるように、自分の中で明確な答えを持っておきましょう。

心が折れそうになっても最後まで諦めない

就活を9月以降に行う際は、途中で諦めてしまわないよう注意してください。内定がもらえていなくても、あなたが否定されているわけではなく、その企業とはマッチしなかっただけなので、落ち込みすぎないようにしましょう。

また、納得できる内定をもらっている周囲の就活生や、優秀なライバルとの差を感じて、ときには「自分は無理かもしれない」と思ってしまうかもしれません。

しかし、大切なのは周囲の動向ではなく、「あなたにとって就活を行う意味や就きたい仕事・企業を見る」ことです。

選考スケジュールが短い中でも休息や自分を振り返る時間を持ちながら、就活を進めていきましょう。

不安や心配などネガティブな気持ちでいっぱいになったときは1人で抱え込まず、第三者に話を聞いてもらうのがおすすめです。

就活を9月以降も行う際は、これらのポイントに注意して前向きに進んでいくことを心がけてください。

なお、内定をもらったけど就活を続けるか迷った場合もあるでしょう。内定を保留して就活を続けたい人は、「内定を保留したいときは企業にどう伝える?適切な対応方法や例文をご紹介」も参考にしてください

9月以降の就活について相談したい

   

就活を9月からも行い内定を獲得したいあなたへ

「就活を9月から始めるのは遅いのでは」と不安に感じている人もいるでしょう。大学3年生の3月頃から就活を始める学生が多く、早い人では6月頃に内定を獲得しています。

その状況を見て、今から就活を始めて内定を獲得できるか、募集している企業はないのではないかと心配になるかもしれません。

キャリアチケットでは、就活生が1日でも早く、自身の価値観にあった企業から内定を獲得できるように、自己分析や企業研究のサポート、ESの添削などのサポートを行っています。9月からでも間に合うので、ぜひ相談してください。

就活に出遅れたと感じたら、キャリアチケットのサポートで内定獲得を目指しましょう。

9月以降の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。