Webニュースメディア業界の現状・今後の動向について

このページのまとめ

  • 代表的なWebニュースメディア/ニュースアプリとして、『Yahoo!ニュース』『LINE NEWS』『SmartNews』『グノシー』などがある
  • ニュースメディア、アプリの収入源は、広告収入
  • 掲載しているニュース(事実)はどのメディアも変わらないので、UI/UXや編集方法で特色を出す

本記事の執筆者

大坪隆史(おおつぼ・たかし)

編プロやコンサルティングファームで紙媒体とWebメディアのプロデュース・編集・執筆を経験した後、住まい・暮らしの情報メディア『LIMIA』を運営するリミア株式会社へ。その後、株式会社KRAFTを経て、2019年8月・株式会社クライツクを創業。代表取締役。

 

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「Webニュースメディア」とは?

新聞があまり読まれなくなり、Webでニュースを知ることが当たり前になっている現在、毎日、さまざまなニュースを取りまとめ、タイムリーに届けてくれる「Webニュースメディア/ニュースアプリ」(以後、ニュースメディア)はとても貴重な情報源です。日本では『Yahoo!ニュース』『LINE NEWS』『SmartNews』『グノシー』などが、その筆頭といえるでしょう。いずれもスマホアプリがリリースされており、『SmartNews』以外はWebサイトもあります。

参考|各ニュースメディアの数字
『Yahoo!ニュース』…約1,500億PV(出所:newsHACK
『LINE NEWS』…MAU※約6,300万人(出所:2019年7月-9月の媒体資料より)
『SmartNews』…約4,000万ダウンロード(出所:媒体資料
『グノシー』…約2,700万インストール(出所:2019年4月-6月の媒体資料より)
※MAU=月間アクティブユーザー数

 

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ニュースメディアの業態

ニュースメディアは大きく2つに分けられます。1つは、特定のジャンルに特化せず、満遍なく各ジャンルの主要なニュースをまとめているもの。先ほど挙げた4つのニュースメディアはこちらに該当します。もう1つは、特定のジャンルに特化したニュースメディアです。日本代表から育成年代まで各年代のサッカーの情報を配信している『ゲキサカ』、アニメ・マンガ・ゲームなどに特化した『ハッカドール』※などが当てはまります。
※2019年8月15日付けでサービス終了。

 

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ニュースメディアの収益の仕組み

Webマーケティングでメディアを語るとき、企業がお金を払う“プロモーション”のペイドメディア、自社の事業課題を解決するために企業が保有するオウンドメディア、主に消費者発信のアーンドメディア(ブログやSNS)のいわゆる「トリプルメディア」が話題になることがありますが、ニュースメディアはこの3つに“ぴたっ”とは当てはまりません(強いて言うのであれば、各運営会社のオウンドメディア、という見方はできます)。

ニュースメディアは、記事と記事の間に挟まれるインフィード広告(記事やニュースなどと同じようにコンテンツとして表示される記事広告)や動画広告など、さまざまなタイプの広告が主な収益源です。これらの広告の費用(広告を出す側がニュースメディア側に支払う)は、ユーザーに見られた回数、クリックされた回数などによって左右されるため、いかにたくさんのユーザー数を集めるか、いかにたくさんの人にアプリをダウンロードしてもらうか(またはダウンロード後も使い続けてもらうか)がマネタイズの肝になるといってもよいでしょう。そのためには、ユーザーが訪れ続ける、ユーザーにとって価値ある・魅力あるニュースメディアに仕立てる必要があります。

各ニュースメディアが取り扱っているニュース=事実は、ほとんど同じです。そのニュースを、記事の編集方法、UI※/UX※、記事の配信方法などを工夫し、ユーザーに最適な形で届けられるか——。ここが各ニュースメディアの腕の見せ所であり、特色が出る部分といえます。また、大きなニュースではないけれどユーザーに届けるだけの価値がある小さなニュースを独自の視点で収集し提供することも、差別化につながるでしょう。
※UI(ユーザーインターフェース)…ユーザーがサービスに触れる際の媒介となるもの
※UX(ユーザーエクスペリエンス)…ユーザーがサービスを通じて味わう体験

 

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ニュースメディアの職種

ニュースメディアの業務は、多岐にわたります(従来の新聞のように、記者、編集、校正・校閲、営業……などといった構成ではありません)。したがって、「ニュースに携わりたい」「今は新聞よりWeb」といった“ざっくり”した思いだけでニュースメディアの門を叩くのは、少し安直です。まずはそのニュースメディアのコンセプト(運営方針)を捉え、職種の構造を理解しましょう。その上で、自分がどの職種であればニュースメディアの運営に貢献できるか、見極めることが大切です。

 

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ニュースメディアの現状と脅威

冒頭で触れたように、ニュースメディアは私たちの生活に浸透し、日に日にその存在感は増しています。インターネットやアプリは、この先も社会から要請され続けることでしょう。しかし、「1年前にロンチしたアプリがサービスを停止した」「急にユーザー数が減り、それに伴い広告収入が減った」「新しいトレンドがやって来て、ユーザーが離れてしまった」など、ニュースメディア業界……というよりインターネット業界は、ものすごいスピードで時代が変化していきます。常識が、1年も持たずにすたれてしまうことは、珍しいことではありません。

 

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 ニュースメディアの魅力

しかし、上で述べたニュースメディアの「現状と脅威」について言い換えると、常に業界の動向を把握してキャッチアップし、自分の職種で価値を生み出し続けることができれば、常に成長し続けられる機会があるということ。それは、ニュースを生み出す編集者も同じです。どの経路で(導線)、どんなユーザーが訪れて(ユーザー属性)、どんな記事が読まれ(PV/SS、読了率など)、どのくらい滞在して(滞在率)……といったWebならではの“数字”を見て記事を編集することは、編集者としての新たなキャリアの側面を築いてくれるでしょう。

 

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