就活の面接で聞かれること、流れやマナーを知っておこう!

このページのまとめ

  • 面接の前には企業についてしっかり調べておく
  • 履歴書やESで提出した内容と矛盾することは話さない
  • 面接を通して自分の人柄や能力を伝える
  • 面接官の話をよく聞き、質問の意図を汲み取って回答する

面接の前には「どんなことを聞かれるんだろう?」「どんな流れで面接が進むんだろう?」と様々なことが気になるもの。
今回はそんな就活生の不安を解消するべく、面接の流れやマナー、よく聞かれる質問への答え方、回答時のポイントなどを解説していきます。

 

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面接の流れとマナー

はじめに、就活面接の流れとマナーを確認していきましょう。

事前準備

面接に臨む前に、企業の情報を復習しておきましょう。電話やメールで事前に当日の担当者を知らされている場合は、しっかり名前を覚えておくことも大切です。

また、面接官はあなたの履歴書やエントリーシートを見ながら質問をします。自分が書いたことと矛盾した発言をしないように気をつけてください。提出物の内容を、より具体的に伝えるイメージで面接に臨みましょう。

会場に着くまで

面接会場には、必ず時間に余裕を持って到着するようにしてください。電車が遅延していた場合は、開始時間に間に合わないことが分かった段階で、すぐに先方の担当者に電話で連絡しましょう。

遅刻の原因が公共交通機関の遅延であれば、通常は企業側も容認してくれますが、ある程度の遅延はあらかじめ計算に入れておく必要があります。

各路線の遅延証明書の発行履歴はウェブ上で確認できるので、当日利用する電車はどのくらい遅延の可能性があるのか、あらかじめ調べておいても良いかもしれません。

受付

会場の受付に行く時間は、開始時間の5分前が目安です。それ以上早く着いてしまった時は、すぐに会場へ移動できる場所で時間を潰しましょう。

受付で自分の名前と用件を簡潔に伝えたら、待機場所に案内されます。待っている間は固くなりすぎる必要はありませんが、社内の人があなたのことを見ている可能性もあるので、姿勢や態度には注意してください。

面接本番

名前を呼ばれたら、ゆっくりとドアをノックしてください。部屋の中から声が掛かった後に入室し、立った状態で「本日はよろしくお願い致します」と挨拶。面接官に「お掛けください」と言われてから着席するのがマナーです。

面接中はしっかりと顔を上げ、質問した人の顔を見ながら喋りましょう。会話の中で自然な笑顔を織り交ぜると、面接官に好印象を与えられます。

面接終了後

部屋を出る前にもう一度ドアの前で面接官に向き直り、「失礼致します」と挨拶をしてから退室しましょう。会社を出た後も、近くには社員や関係者がいるかもしれません。節度ある行動を心がけてください。

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面接でよくある質問

次に、面接でよく聞かれる質問と、回答時に気をつけるべきポイントについて解説します。

「自己PRをお願いします」

自己PRでは、自分自身の強みについて話してください。志望動機や入社への熱意を語るのは、別の質問が来た時にしましょう。

自分の強みをアピールする際は、しっかりと根拠を述べることが大切です。「私の強みはリーダーシップがあることです」と答えるなら、「部活動でキャプテンを任されていた」「サークルで代表を務めていた」といった具体的なエピソードを盛り込むと、説得力が増します。

しかし、あれもこれも語ろうとして、話が長くなりすぎるのは禁物です。「○分で」と時間を指定される場合もあるので、要点をまとめて簡潔に話すことを意識しましょう。

「弊社を志望した理由は何ですか?」

志望動機は、企業ごとに違う回答を用意する必要があります。たとえばメーカーを志望した時に「ものづくりに興味があるから」と言うだけでは、業界全ての会社に当てはまる回答になってしまいます。

「業界の中でも、なぜその企業を志望したのか」を語れるようにしましょう。「御社が力を入れている○○で、自分のしたいことが実現できる」「御社の○○では、自分の強みが活かせる」など、自分の強みやキャリアビジョンと絡めて回答できるのが理想です。

「学生時代に力を入れたことは何ですか?」

「学生時代に力を入れたこと」=「ガクチカ」という略語があるほど頻出の質問です。勉強、アルバイト、インターンシップ、部活動、サークル活動など、取り上げるテーマは何でも構いません。

重要なのは、その活動を通じてどのような経験を得たのか、どのような能力が身についたのかを伝えることです。ただ自分の体験を話すだけで終わらないようにしましょう。

「入社後にやりたいことは何ですか?」

入社後のビジョンを聞かれた時の回答は、具体的であるほど良いと言えます。抽象的な答えしかできないと、面接官に「会社のことをしっかり調べていないのでは?」と思われてしまう可能性もあります。

なかなか入社後のイメージが描けない場合は、OB訪問をするのが効果的です。会社のキャリアモデルや業務内容を細かく把握しておくと、自分の将来のビジョンも明確になるでしょう。

「あなたの長所・短所は何ですか?」

長所と短所について話す時のコツは、両者が「表裏一体」となる回答をすること。自分の長所が「はっきり物事を主張すること」なら、短所については「時々人と衝突してしまうこと」など、「長所の別の一面」を話すと良いでしょう。

そうすると面接官に与えるマイナスの印象が薄くなりますし、自分の話にも一貫性が出て、納得感のある説明ができるのではないでしょうか。

「他にどんな企業を受けていますか?」

面接官が就活生に選考状況を聞く理由は、「内定を出したら実際に入社してくれるか」を見極めるためだけではありません。「一貫性のある就職活動をしているか」をチェックするのも重要なポイントです。

たとえば面接中に「どうしてもIT業界で働きたい」とアピールしていたのに、選考状況を聞かれて「アパレル業界も受けています」と答えたら、「あの発言は嘘だったのか」と思われても仕方ないでしょう。

嘘をつく必要はありませんが、全てを正直に話す必要もありません。自分の発言と矛盾のない範囲で答えましょう。

「最後に何か質問はありますか?」

基本的に「ありません」と言うのはやめましょう。企業のことを十分に調べて、入社後のビジョンをしっかり考えていれば、「質問が何も思い浮かばない……」ということはないはずです。

何も聞きたいことがないと、会社に興味がないと思われてしまう可能性もあります。逆に、志望業界や企業への理解を深めた上で質問をすれば、自分の熱意をアピールできるでしょう。

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質問に答える時のポイント

面接では、相手の話をしっかり聞くことが大切です。準備していた内容を話そうと焦らずに、面接官の質問の意図を考えた上で回答することを心がけましょう。

面接官は、あなたがどのような人物かを知りたくて質問をしています。想定外の質問が来たとしても、自分の性格や能力に沿った回答をすれば問題ありません。

面接を通してあなたの人柄やキャリアビジョンを企業側に伝えることで、入社後のミスマッチも防ぐことができるでしょう。

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