このページのまとめ
- 面接合格のフラグは「入社後の話題が多い」「次の選考のアドバイスをもらえる」など
- 「回答を深掘りされない」「就活を応援される」などは、不合格フラグといわれる
- 面接のフラグは目安に過ぎないため、冷静に自己分析や企業研究などの対策を進めよう

面接の結果が不安で、「合格・不合格のフラグはある?」と気になる就活生もいるでしょう。一般的に、質問の内容や面接官の態度が合否を示すフラグになるといわれています。
この記事では、面接の合格・不合格のフラグについて紹介。また、フラグが実際の結果と一致しない理由や面接の通過率を高める方法も解説します。面接結果が気になる人は、ぜひ参考にしてください。
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- 面接合格のフラグ10選
- 1.回答を深掘りされる
- 2.自社の魅力を詳しく説明される
- 3.入社後の話題が多い
- 4.面接官の反応が良い
- 5.面接官が頻繁にメモをとる
- 6.次の面接のアドバイスをもらえる
- 7.他社の選考状況を聞かれる
- 8.逆質問に対して詳しく答えてくれる
- 9.ほかの社員との面談を提案される
- 10.予定よりも面接時間が長い
- 面接不合格のフラグ10選
- 1.回答を深掘りされない
- 2.典型的な質問しかされない
- 3.世間話や趣味の話題が多い
- 4.面接官の反応が悪い
- 5.次の選考の案内がない
- 6.他社の選考状況を問われない
- 7.「最後にひと言」と言われる
- 8.就活を応援される
- 9.逆質問の時間がない
- 10.予定より面接時間が短い
- 勘違いされやすい面接の合否フラグ3選
- 1.面接結果の連絡が遅い
- 2.面接官がエレベーターまで送ってくれる
- 3.交通費を支給される
- 面接フラグはあてにならない?サインと結果が違う理由
- 面接の雰囲気は面接官の個性や社風に左右される
- 選考の方針によって面接の進め方が変わる
- 結果はほかの候補者との比較で決まる
- ほかの選考の結果も考慮される
- 面接フラグに頼らない!通過率を上げる準備5選
- 1.自己分析を徹底的に行う
- 2.企業理解を深める
- 3.想定される質問への回答を準備する
- 4.意欲が伝わる逆質問を用意する
- 5.面接練習を繰り返す
- 面接の結果が不安なあなたへ
- 面接フラグに関するFAQ
- Q.面接に受かったと思っても落ちることはある?
- Q.面接に落ちたと確信したときにすべきことは?
- Q.一次面接合格・不合格のフラグは?
面接合格のフラグ10選
面接後、「選考を通過できたかな」と不安な就活生に向けて、一般的な面接合格のフラグを紹介します。ただし、合格フラグはあくまで目安の一つです。確実な判断材料とはならない点には注意しておきましょう。
1.回答を深掘りされる
面接で自分の回答に対して、詳しく質問されることは合格フラグの一つです。たとえば、「そのとき、どのように考えて行動したのですか?」「具体的にどんな成果が出ましたか?」といった質問を受けることは、面接官に興味を持たれている証拠といえるでしょう。
厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、企業が新卒の選考にあたり重視する項目は、以下の表のとおりです。
| 選考において重視した点 | 重視した企業の割合 |
| 職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 79.3% |
| コミュニケーション能力 | 74.8% |
| マナー・社会常識 | 58.6% |
| 組織への適応性 | 53.2% |
| 体力・ストレス耐性 | 36.2% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.7)表4 採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合」
このデータから、企業は新卒選考において「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」や「コミュニケーション能力」を重視していることが分かります。
面接官が過去の経験を深掘りしたり、話を多く振ったりするのは、採用に向けて就活生の意欲やコミュニケーション能力を確認したいという意図の表れといえるでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
2.自社の魅力を詳しく説明される
面接官から企業の特徴や魅力について、具体的な説明を受けることも合格フラグの一つです。たとえば、以下について説明があった場合は好印象を持たれていると考えられるでしょう。
・社内の雰囲気や文化
・キャリアアップの機会
・具体的な福利厚生の内容
企業の魅力を説明される場合、面接官の「ぜひ入社してほしい」という意図の表れと判断できます。特に、キャリアプランや強みと結びつけて「当社の環境はあなたに合っている」という説明を受けた場合は、面接の手応えがあるといえるでしょう。
3.入社後の話題が多い
面接中に入社後の具体的な話が多く出ることは、合格の可能性を示しています。以下のような話題が出た場合は、面接官が入社後をイメージしていると予想できるので、採用に前向きと考えられるでしょう。
・配属予定の部署の詳細
・具体的な業務内容
・研修プログラム
・入社後のキャリアパス
入社後の話題が出た場合、将来の目標や貢献意欲を語ることで、より好印象を与えられる可能性があります。
4.面接官の反応が良い
面接官の反応が良いことも、合格フラグといわれるようです。具体的には以下のような反応がフラグに当てはまります。
・うなずきながら熱心に話を聞いてくれる
・適度に相槌を打ってくれる
・回答に共感してくれる
・時折微笑みながら話を聞いてくれる
ただし、面接官が好意的だからといって、必ず合格するとは限りません。後述するように、面接官の性格やスタイルによっても面接の雰囲気は変わります。合否が気になる場合は、ほかのフラグやサインも確認してみましょう。
5.面接官が頻繁にメモをとる
面接官が熱心にメモをとることも、面接合格のフラグといわれることがあります。
面接官がメモをとるのは、就活生の強みやエピソード、入社意欲などを社内で共有したり、次の選考の参考にしたりするためです。頻繁にメモをとる場合は、面接官が自分に興味を持ってくれていると考えられるでしょう。
しかし、メモをとる習慣は人によって異なるため、合否の絶対的な判断基準とはなりません。
6.次の面接のアドバイスをもらえる
面接中に次の選考のアドバイスをもらえた場合、合格フラグの可能性があります。なぜなら、面接官の「次のステップに進んでほしい」「選考を突破してほしい」という意図が表れているからです。たとえば、以下のようにアドバイスされることがあります。
・次の面接に向けて、△△について知っておくと良いでしょう
・次は△△の経験について、もっと詳しく聞かせてください
・次回は、△△の強みを強調してアピールしてみてください
面接官から具体的なアドバイスやフィードバックをもらったら、素直に受け止め次の面接に活かしましょう。
7.他社の選考状況を聞かれる
他社の選考状況について質問されることも、合格の可能性を示すフラグの一つです。面接官が他社の選考状況を質問する意図としては、「就活の軸を確認する」と「内定の参考にする」の2パターンがあります。
選考が進んでいる状態でこの質問をされたら、「採用したいけど他社の選考状況が気になる」「内定辞退されないように自社が第一志望か確かめたい」という気持ちが表れているといえるでしょう。
8.逆質問に対して詳しく答えてくれる
面接の最後の逆質問に、面接官が熱心に回答してくれることも合格フラグといわれています。以下のような対応は、特に面接官が採用に前向きなサインと捉えられるでしょう。
・具体的な数字を交えて説明してくれる
・現場のリアルな声を教えてくれる
・予定時間を超えても熱心に答えてくれる
逆質問に丁寧に答えてくれる場合、面接官は「入社意欲を高めてもらいたい」「ミスマッチを防ぎたい」と考えている可能性があります。
9.ほかの社員との面談を提案される
面接中にほかの社員との面談が提案されることも、合格フラグの一つです。面談の提案には、以下のような意図が込められています。
・職場の雰囲気を直接感じてもらいたい
・配属予定部署のメンバーとの相性を確認したい
・具体的な業務内容を理解してもらいたい
また、「実際の職場も見学してみませんか?」といった提案があることも、面接官が採用に前向きなサインといえるでしょう。
10.予定よりも面接時間が長い
面接時間が予定より延長されることは、合格フラグといえます。設定時間を超えてでも聞きたいことや伝えたいことがあると考えられるからです。
ただし、単に面接が長引いているだけの可能性もあるため、ほかのフラグとあわせて判断することをおすすめします。
面接合格のサインは、「面接の合格サインを11個紹介!落とされる兆候や対処法とは」の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご確認ください。
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面接不合格のフラグ10選
次に、面接不合格の可能性を示すフラグを紹介します。ただし、不合格のサインも絶対的なものではなく、あくまでも参考程度と捉えることが大切です。
1.回答を深掘りされない
面接での回答に対して、掘り下げた質問がない場合、不合格のフラグといわれます。なぜなら、「面接官が経験やスキルに興味を持っていない」「すでに不採用を決めている」などの理由が考えられるからです。
たとえば、学生時代の経験を話しても「そうですか」と流されてしまったり、具体的な成果を述べても詳細を聞かれないような場合は、面接官に興味を持たれていない可能性があります。
2.典型的な質問しかされない
面接官に典型的な質問しかされない場合、不採用の恐れがあるでしょう。特に、以下のケースは不採用のフラグといわれることがあります。
・自己PRや志望動機など一般的な質問しかされない
・履歴書やESで伝わる内容しか聞かれない
ただし、初期の選考では、基本的なビジネスマナーや志望動機に重点が置かれる傾向があるため、形式的な質問ばかりになることも。質問内容だけで、面接に落ちたと判断するのは早計でしょう。
3.世間話や趣味の話題が多い
面接時間の大半が世間話や趣味の話題である場合、不合格フラグの可能性があります。就活生の緊張をほぐすため、アイスブレイクとして天気や出身地、趣味などの話題が出ることは珍しくありません。
しかし、世間話や趣味の話題に終始する場合は、学生時代の経験や将来の目標などについて興味を持たれていないと考えられます。「すでに候補から外れている」「予定された面接時間を使うために会話している」などの場合があるでしょう。
4.面接官の反応が悪い
面接官の態度や反応は、面接の合否を判断するための材料の一つです。以下のような反応は、不合格フラグといわれます。
・目を合わせてくれない
・メモをとらない
・リアクションが薄い
・話を聞き流される
・回答内容を否定される
面接官の反応が悪い場合、話に共感や興味を持たれておらず、コミュニケーションが円滑に進んでいないサインと考えられるでしょう。ただし、面接官のタイプにもよるため、ほかの面接フラグと総合的に判断するのがおすすめです。
5.次の選考の案内がない
面接の最後に次のステップについての具体的な説明がないことも、不合格の可能性を示すフラグの一つ。特に以下のような対応は要注意です。
・次回の面接日程や形式について具体的な説明がない
・選考の流れについて曖昧な回答しかない
反対に「△日までには結果をお知らせします」のように、具体的な日程が示されれば、合格の可能性が残されていると考えられます。
6.他社の選考状況を問われない
他社の選考状況を全く問われないことも、面接で不合格になるフラグの一つです。先述したように、企業は採用を検討している就活生に対し、「内定を辞退しないか」を確認するため、選考状況を質問することがあります。
就活の状況を聞かれない場合は、企業側が「内定辞退のリスクを気にしていない」と考えられるため、不合格のサインと捉えられるようです。
7.「最後にひと言」と言われる
面接の締めくくりに「最後にひと言どうぞ」「最後に何か言い残したことはありますか?」と尋ねられることも、不合格のフラグとなり得ます。企業側が採用する決め手に欠け、最後にダメ押しのアピールを期待している可能性があるからです。
ただし、この質問は就活生にとってチャンスともいえます。入社への熱意や面接中に伝えきれなかった強みをアピールすることで、挽回できることもあるでしょう。
8.就活を応援される
「就職活動、頑張ってくださいね」といった励ましの言葉は、不合格のフラグといわれることがあります。特に、以下のような言葉には要注意です。
・ほかの会社でも頑張ってください
・きっと良い企業が見つかるはずです
・ほかの企業で頑張りを活かせるように、就活を応援してます
これらの言葉は、採用の意思がないことを遠回しに伝えるもの。就活生の人柄や能力は認めつつ、企業が求める人物像と合わない場合に、慰めの言葉として使われる傾向があります。
9.逆質問の時間がない
面接の最後に逆質問の機会が設けられないことも、不合格の可能性を示すフラグです。以下のような状況は注意が必要でしょう。
・「お時間が来てしまいましたので」と打ち切られる
・「質問は特にないですか?」と形式的に聞かれる
・質問をしても簡単な回答で済まされる
採用に前向きな場合、面接官は応募者の疑問や不安を解消したいと考えるのが一般的。逆質問の時間を十分に設けないのは、採用意欲の低さを示している可能性があります。
10.予定より面接時間が短い
予定より面接時間が短い場合、不合格のフラグと考えられるでしょう。なぜなら、面接官が就活生に興味を持っていないと捉えられるからです。なかには、早い段階で不合格を決めたら、その後は簡単な質問で済ませる面接官もいます。
ただし、面接時間は絶対的な基準ではありません。時間が短くても合格しているケースもあり得るので、ほかのフラグと組み合わせて判断しましょう。
もし、「面接に落ちたかも」と不安な場合は、「「面接に落ちたかも」と思うサイン13選!落ちる人の特徴や対処法を解説」の記事で紹介している評価ポイントもご確認ください。
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勘違いされやすい面接の合否フラグ3選
面接後に「これは合格のフラグかも」「もしかして不合格フラグが立った?」と考えてしまうこともあるでしょう。しかし、面接のフラグといわれるもののなかには、実は合否と関係のないものもあります。
ここでは、よく勘違いされやすい合否のフラグについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.面接結果の連絡が遅い
面接結果の連絡が遅いと、「落ちたかも」と不安になることもあるでしょう。しかし、連絡が遅いからといって必ずしも不合格ではありません。結果の連絡が遅れる理由として、以下が挙げられます。
・社内での調整に時間が掛かっている
・採用担当者が忙しくスケジュールがずれている
・ほかの就活生の選考を待っている
・第一候補の就活生から連絡を待っている間、キープされている
事務的な不合格の連絡はすぐに終わるため、連絡が遅いのはむしろ「慎重に検討されている」という前向きなサインのことも。結果が遅い場合は、次の選考の準備を進めつつ連絡を待つのがおすすめです。
期限を過ぎても連絡が来ない場合は、「面接結果を問い合わせるタイミングは?連絡が来ない場合の対処法を解説」の記事を参考に、企業への問い合わせも検討してみましょう。
2.面接官がエレベーターまで送ってくれる
面接官が席を立ってエレベーターまで案内してくれると、「特別な配慮をされたから合格かも」と感じるかもしれません。しかし、以下のような理由で面接官が見送ってくれることもあります。
・企業の一般的なマナーとして定着している
・合否にかかわらず見送ることになっている
見送りは、多くの企業で標準的な対応です。一般的なビジネスマナーであり、合否判定とは直接関係がないことを理解しておきましょう。
企業によっては、面接官が玄関まで見送ってくれることもあります。玄関での見送りについては、「面接後に玄関まで見送りがあると不採用?合否・不合格のサインとは」の記事で詳しくご確認ください。
3.交通費を支給される
面接の際に交通費を支給されると、「わざわざお金を掛けてくれるのは合格のフラグ」と考える人もいるでしょう。しかし、交通費は合否にかかわらず、企業の規定にもとづいて支給されるのが一般的です。
交通費を受け取っても「合格だ」と思い込むのは避け、冷静に面接の内容を振り返ってみましょう。
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面接フラグはあてにならない?サインと結果が違う理由
就活では、「確実に合格」と思っていたのに不合格になったり、「ダメだった…」と落ち込んでいたのに選考を通過できたりすることもあるでしょう。ここでは、面接でのフラグと実際の結果が異なる理由について、詳しく解説します。
面接の雰囲気は面接官の個性や社風に左右される
面接の雰囲気は、面接官の個性や社風によって変わるため、必ずしも合否と直結しません。
たとえば、面接官がフレンドリーな場合、「面接官の反応が良い」と思っても不合格になることも。反対に厳格な人が面接官の場合は、「反応が厳しかった」と感じても選考に通過していることがあります。
そのため、面接の雰囲気や面接官の反応だけで合否を正確に把握するのは難しいでしょう。
選考の方針によって面接の進め方が変わる
企業が何を重視するかによって、面接の進み方は変わるため、一律にフラグが適用されない場合があります。
たとえば、ストレス耐性を重視する企業の面接では、就活生に対して、あえて厳しい質問が出ることも。一見ネガティブなフラグが立っても、選考を突破できることがあるでしょう。
結果はほかの候補者との比較で決まる
面接で良い評価を得ても、最終的な合否はほかの就活生との比較で決定されます。たとえば、面接で完璧な回答ができたとしても、同時期に面接を受けたほかの就活生が、より企業の求める人物像とマッチしていた場合、残念ながら不合格になることがあるでしょう。
「企業の魅力を詳しく説明された」「入社後の話題が多かった」など合格のフラグが見られた場合も、必ずしも合格につながるわけではありません。
ほかの選考の結果も考慮される
就活では、面接以外にエントリーシートやWebテスト、グループディスカッションなどの結果も選考に影響します。たとえ面接で評価されたとしても、同時期に受けたほかの選考の結果が好ましくない場合、フラグにかかわらず不採用になることがあるでしょう。
そのため、就活では面接のフラグに一喜一憂せず、最終的な内定獲得に向けて冷静に準備を進めることが大切です。
「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の流れを解説しています。選考対策のやり方も紹介しているので、ぜひご参照ください。
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面接フラグに頼らない!通過率を上げる準備5選
就活中は、面接フラグに一喜一憂するよりも、選考通過率を高める準備に集中しましょう。ここでは、面接の通過率を上げるための準備を詳しくまとめました。準備を万全に整え、志望企業の内定獲得を目指してください。
1.自己分析を徹底的に行う
自己分析は、面接対策の土台です。面接官に強みを最大限にアピールするため、まずは自分自身について理解を深めましょう。
具体的には、これまでの経験を振り返り、「なぜその行動をとったのか」「何に喜びや困難を感じたか」「経験から何を学んだか」を深掘りします。これにより、自分自身の強みや弱み、価値観、将来の目標などが見えてくるでしょう。
自己分析の方法を詳しく確認したい人は、「自己分析のやり方おすすめ10選!正しく長所を理解するコツも解説」の記事もご覧ください。
2.企業理解を深める
面接で高い評価を得るためには、企業理解を深めたうえで入社意欲をアピールする必要があります。企業理解を深めるために、以下について調べてみてください。
・企業のビジョン
・事業内容
・競合他社に勝る強み
・業界全体での企業の立ち位置
・社風や働き方
・企業が求める人物像
企業理解を深めることで、面接で質問に対して的確に回答したり、企業が求める人物像に合わせてアピールしたりできるでしょう。
3.想定される質問への回答を準備する
面接でよく聞かれる質問への回答を事前に準備しておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。以下のような質問を想定して、具体的な回答を考えましょう。
・自己PR
・志望動機
・学生時代に力を入れたこと
・長所と短所
・キャリアプラン
・逆質問
「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事では、面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介しています。面接対策の際にお役立てください。
4.意欲が伝わる逆質問を用意する
面接の通過率を上げるために、意欲をアピールできる逆質問を準備しておきましょう。面接の終盤に業務内容や成長機会について質問することで、入社意欲の高さや企業研究の深さを伝えられます。たとえば、以下のような質問がおすすめです。
・入社後の業務について、詳しくお聞かせいただけますか?
・社内の研修制度について、教えていただけますか?
・若手社員の方は、どのようなキャリアパスを歩まれることが多いのでしょうか?
・今後の事業展開について、重点を置かれている分野を教えていただけますか?
面接の流れに合わせて自然に質問できるように、3~5個程度の逆質問を用意しておきましょう。逆質問を考える際は、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事もご覧ください。
5.面接練習を繰り返す
面接本番で緊張せずに自分の力を発揮するためには、面接練習が不可欠です。以下の方法で、面接の練習を行いましょう。
・家族や友人と一緒に模擬面接を行う
・キャリアセンターの職員からアドバイスをもらう
・自分の様子を録画し、話し方や表情を客観的に確認する
就職エージェントのキャリアチケットでは、就活生一人ひとりに合わせた面接対策を実施しています。「どうやって面接練習をすべきか分からない」という人は、ぜひご相談ください。
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面接の結果が不安なあなたへ
面接後は、結果が気になって不安になるでしょう。面接には合否のフラグがあるといわれますが、必ずしも結果と一致するわけではありません。合格・不合格のフラグに一喜一憂せず、冷静に選考対策を進めることが内定獲得の鍵といえるでしょう。
面接に不安がある就活生は、就職エージェントで面接対策を受けるのがおすすめです。キャリアチケットでは、応募先に合わせた面接対策を実施しています。実践的な模擬面接で、回答内容や立ち振る舞いについてアドバイスすることも可能です。
ほかにも、一人ひとりに合う企業の紹介やエントリーシートの添削など、就活を全面的にサポート。すべてのサービスを無料で利用できるため、ぜひお気軽にご登録ください。
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面接フラグに関するFAQ
ここでは、面接のフラグに関してよくある疑問にQ&A形式で回答します。面接の結果について気になる人は、ぜひ参考にしてください。
Q.面接に受かったと思っても落ちることはある?
A.はい、十分にあり得ます。いわゆる「合格フラグ」が出たとしても、内定が保証されるわけではありません。たとえば、面接が盛り上がったとしても「コミュニケーションがとれただけであり、求める人物像と合わない」と判断されると落ちる可能性があります。
合格フラグに一喜一憂せず、ほかの企業の選考対策も並行して進めるのが賢明です。
Q.面接に落ちたと確信したときにすべきことは?
A.落ちたと確信したときこそ、次の選考に向けて具体的な行動に切り替えましょう。冷静に面接を振り返り、次に活かせる良かった点と改善点を探したり、自己PRや志望動機を考え直したりしてみてください。
面接の結果に感情的になるのは自然なこと。しかし、落ち込んだ気持ちを引きずると、ほかの企業の選考に影響が及ぶ可能性があります。次の選考に意識を向け、前向きに就活に取り組むことが大切です。
Q.一次面接合格・不合格のフラグは?
A.一次面接合格のフラグは、「入社後の話が出る」「二次選考について具体的な話題が出る」などが挙げられます。また、不合格のフラグは、「面接時間が予定より短い」「次の選考に関して共有されない」などです。
しかし、フラグはあくまでも目安の一つ。フラグに捉われず、面接後は他社の選考の準備を進めたり、二次選考に向けて対策を講じたりしましょう。
「一次面接不合格の原因とは?マナー・志望動機・逆質問で差をつける方法」の記事では、一次選考に落ちる原因と対策を紹介しているので、参考にしてみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。