就活のグループ面接の流れは?面接官の視点とマナーを解説!よく出る質問も

このページのまとめ

  • 就活のグループ面接とは、複数の候補者と一緒に受ける面接のこと
  • グループ面接では、就活生のマナーや人物像などがチェックされる
  • グループ面接の入室時は、最初の人がドアを3回ノックする
  • よくある質問は、「自己紹介」「志望動機」「自己PR」「逆質問」など
  • グループ面接を受ける就活生は、周りの意見に左右されないようにしよう

グループ面接のイメージ

就活の「グループ面接」の対策方法が分からない…という人は多いのではないでしょうか。
グループ面接ではほかの候補者と比べられるため、差別化を図れるよう対策を万全にしておく必要があります。
そこでこのコラムでは、面接官のチェックポイントや入退室の流れ、よくある質問といったグループ面接の基本をご紹介。面接前の心構えも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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就活におけるグループ面接って?

就活のグループ面接では、どんなことをするのでしょうか。
ここで、グループ面接の基本を押さえましょう。

グループ面接とは

グループ面接とは、複数の候補者と一緒に受ける面接のこと。集団面接とも呼ばれます。
面接官は1人のときもあれば複数人で行う場合もあり、特に決まった形式はありません。
一次面接などの選考初期に行われるパターンが多く、若手社員が面接官を務める傾向があります。

ほかの候補者と比較される

グループ面接と個人面接との大きな違いは、ほかの候補者と比較されることです。
発言内容はもちろん、面接を受ける態度やほかの候補者の話を聞く姿勢といったマナーもチェックされます。

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グループ面接で見られる3つの評価ポイント

グループ面接では、次の3つのポイントが重視されます。
面接対策の一環として、企業の評価基準をしっかりと把握しておきましょう。

1.社会人としてのマナーが身についているか

ビジネスマナーは個人面接でも見られるポイントですが、グループ面接でもチェックされています。
身だしなみや言葉づかいはもちろん、座り方などにも気を配る必要があるでしょう。
特に、グループ面接ではほかの求職者がいるため、マナーが守れていないと悪目立ちします。
清潔感のある服装や正しい敬語表現、話を聞く姿勢などを意識して、マナーが身についていることを面接官に印象づけましょう。

2.企業が求める人物像とマッチしているか

面接官は、候補者の能力や人間性が、会社の求める人物像とマッチしているかどうかも見ています。
採用ニーズに合わないアピールをすれば、「会社について調べていない」「ほかの会社でも良いのでは」と判断され、マイナス印象になるでしょう。
「入社後は会社に貢献してくれそうだ」とイメージしてもらうためにも、入社意欲を示し、企業ニーズに合わせたアピールをすることが大切です。

3.短い時間で質問の意図を理解し、的確に答えられるか

要点を見極めて端的に答える能力は、ビジネスに必要不可欠。その点を理解したうえでグループ面接に臨めているかも面接官はチェックしています。
グループ面接で面接官は、時間内に複数の候補者の合否を判断しなければなりません。
一人が長々と話し続けてしまうと、ほかの候補者の持ち時間が減るばかりか、面接が時間内に終わらない可能性が出てきます。
そのようなことにならないよう、グループ面接の特性や質問の意図を理解し、自分に与えられた時間内で的確に答えましょう。

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グループ面接の流れとマナー

面接会場到着から入室の流れとマナーを知り、グループ面接の雰囲気を掴みましょう。

受付時間の5分~10分前に到着する

面接に遅刻しないよう、受付時間5分~10分前の到着を心がけましょう。
受付までにトイレや身だしなみの最終チェックを済ませてください。

受付はあいさつをしてから名乗る

受付の際は、「おはようございます。◯◯大学の◯◯と申します。本日◯◯時から面接のお約束をしております」などと、あいさつをしたうえで名乗り、要件を伝えましょう。

待機中はスマホをいじらない

グループ面接では、待機する姿勢にも気を配りましょう。
スマホを見ないのはもちろん、電源をオフにして鳴らないようにしておきます。

入室は先頭の人がドアをノックする

名前を呼ばれたら、順番どおりに入室しましょう。
入室する際は、先頭の人がドアを3回ノックします。面接官から「どうぞ」などの返答があったら、ドアを開けましょう。なお、2番目以降の人はドアをノックする必要はありません。

入室は「失礼します」と一礼する

入室する際は、面接官の方を向き、「失礼します」と言ってから一礼。速やかに椅子の前に立ちましょう。

最後の人はドアを締める

最後に入室する人は、ドアを後ろ手で閉めてはいけません。必ずドアの方を向くようにしてください。
ドアを閉めたらあらためて面接官の方へ向き直り「失礼します」と一礼しましょう。

「どうぞ」と言われたら着席する

全員が揃い、面接官から「お掛けください」と言われたら着席しましょう。
その後、面接官の指示で選考がスタートします。

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グループ面接でよくある質問

グループ面接でよくある質問と回答のポイントをまとめました。
個人面接と重なる部分もあるので、面接対策の参考にお役立てください。

自己紹介

グループ面接の冒頭に、自己紹介をお願いされるパターンは多いです。
「氏名と学校名を教えて下さい」と言われた場合は、指示どおり氏名と学校名のみ伝えます。
ただし、「簡単に(◯分程度で)自己紹介をお願いします」と指示があった場合は注意が必要。採用の判断材料にしたいという意図が隠されているため、自己紹介+アピールをすると思っておきましょう。氏名や学校名のほかに、努力していることや趣味・特技などをアピールしてください。

志望動機

志望動機に関する質問からは、「入社意欲」と「会社とのマッチ度」を判断します。
志望動機を答えるポイントは、「応募先企業ならではの回答」にすること。業界・企業研究をしっかり行ったうえで、「その企業だからこそ成し遂げたいこと」を伝えると、入社意欲の高さをアピールできるでしょう。
伝える際は、「結論→根拠(エピソード)→抱負」の順で伝えるのがおすすめです。

自己PR

自己PRは志望動機と同様、面接で鉄板といえる質問です。
面接官が自己PRから知りたいのは、「候補者の能力が会社で活かせるか」という点です。
自分の強みや能力が、仕事のどのような場面で貢献できるか考えてみましょう。
アピールポイントを伝える際は、必ずその根拠となる具体的なエピソードを盛り込んでください。エピソードを伝えれば、アピール内容の説得力を与えられます。

学生時代に力を入れたこと

面接官が「学生時代に力を入れたこと」から知りたいのは、大きく分けて「求職者がどのようなことを努力してきたのか」「成果を出すために工夫した点は何か」の2つです。
回答する際は、入社後にも活かせる内容を話すのがポイント。特に、工夫点や気付きを話すときは、仕事とはかけ離れたエピソードを話さないよう注意しましょう。

他社の選考状況

他社の選考状況は「ほかにどのような企業を受けていますか?」「どのような業界を受けていますか?」などと聞かれる場合があります。
いずれの質問も、面接官が知りたいのは「採用したら自社に入社してくれそうか」という本気度。回答する際は、「◯◯という視点で就職活動をしているため」というように、就活の軸を前置きしたうえで話しましょう。業界や企業の事業内容の傾向を合わせ、一貫性をもたせることも大切です。

◯逆質問

面接の最後に、「なにか質問はありますか?」などと聞かれるのが逆質問です。
逆質問をすることによって、「入社意欲」をアピールできます。そのため、「特にありません」と伝えるのはNG。調べれば分かる内容は、「会社について調べが甘い」「自社に対する熱意が低い」とマイナス印象になるため避けましょう。
また、グループ面接ではほかの候補者と回答が被ってしまうことがよくあります。被ったときにほかの意見を述べられるよう、あらかじめ3つ程度の逆質問を用意しておくのがおすすめです。

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グループ面接を受けるときの3つの心構え

グループ面接を受ける際の心構えを3つご紹介します。

1.トップバッターでも焦らない

グループ面接を受ける場合は、トップバッターの可能性もあるという気持ちで挑み、焦らないことが肝心です。
グループ面接のトップバッターは緊張するもの。しかし、「最初だからほかの候補者と回答が被らない」といったポジティブな面もあります。前向きに捉えることで、グループ面接を乗り越えましょう。

2.周りの意見に左右されない

グループ面接では、自分よりもほかの候補者の意見が優れて見え、自信をなくしてしまう人がいます。また、自分と同じ意見をほかの候補者が先に言ってしまうと、「被ってはいけない」と咄嗟に違う意見を述べてしまう人もいるようです。
しかし、突然意見を変えるのは難しくミスを誘発する恐れがあるので、避けたほうが無難。「ほかの求職者と回答が被ってもOK」と考え、自分の意見を自分の言葉で伝えることに専念しましょう。

3.マナーきちんと守る

グループ面接はほかの候補者が周りにいるため、ついマナーに対する意識が緩みがちです。
先述したとおり、面接官は候補者のマナーも採用の判断材料にしています。自分の番で長々と話さない、ほかの候補者が話しているときの姿勢に気をつける、面接官の目を見て話し適度に相槌を打つ、などのマナーを今一度確認してください。
「これから社会人になる」という意識を持ち、気を引き締めて面接に挑みましょう。

 

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