このページのまとめ
- 最近の気になるニュースは、日常的にニュースを意識することで準備しやすくなる
- 最近の気になるニュースは応募先の業界と繋がりのあるものを選ぶ
- 最近の気になるニュースでは、気になった理由とニュースに対する自分なりの意見が重要
面接で聞かれる「最近の気になるニュース」は、普段ニュースをあまり見ないことから、返答に困る就活生も多いでしょう。このコラムでは、気になるニュースの見つけ方や具体的な答え方を5例紹介。面接官は応募者の気になるニュースで何を読み取るのか、避けるべきニュースジャンルは何かについてもまとめています。ぜひ参考にしてください。
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最近の気になるニュースは事前に用意する
面接の場で聞かれる“最近の気になるニュース”は聞かれることを想定して前もって用意する必要があります。普段テレビや新聞を見ないという人も、就活期間中は意識をしてニュースに触れる機会を増やすようにしましょう。
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最近の気になるニュースを聞かれる理由って?
会社は応募者の気になるニュースを知って、何を見ているのでしょうか?会社が気になるニュースを聞くことにはきちんとした狙いがあります。会社はその質問で何を知ろうとしているのか理解しておきましょう。
応募者の感性を知るため
最近の気になるニュースを聞くことで、会社は“応募者の感性”を見ています。気になるニュースを回答する際には、「なぜそのニュースが気になったのか」という理由が必要です。この部分で、応募者が日ごろどのようなことに興味・関心を持っているのか知ることができます。応募者の興味・関心が会社の事業内容と深く結びついていると、面接官に「入社後のミスマッチはなさそうだ」という高評価に繋げることが可能です。
社会問題への向き合い方を知るため
最近の気になるニュースを知ることで、“応募者が社会問題にどうやって向き合っているか”を知ることができます。気になるニュースを回答する際には、「自分はどう思うか」という自分なりの意見が重要です。その部分で、会社は応募者が問題に対してどのように捉えているのかという思考力を把握できます。思考力は仕事をする上でも重宝される能力のため、答えるときには自分の考えをしっかり述べるようにしてください。
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最近の気になるニュースの見つけ方
面接で聞かれても、気になるニュースなんてないという人も多いのではないでしょうか。最近ではSNSを利用してニュースを知ることもできます。自身に合った身近な方法で気になるニュースを見つけましょう。
新聞やSNSを活用して気になるニュースを見つけよう
ニュースを知るには簡潔にまとめられている新聞がおすすめです。しかし、就活生の中に新聞は取っていないという人も多いでしょう。そのような場合にはSNSを使ってニュースをチェックすることが可能です。
最近ではSNS上にニュース番組の公式アカウントがあります。いくつかフォローしておくと自然と情報が集まり、自身の好きなタイミングで読めるため、チェックしてみてください。
ニュースは古くても半年前までのもの
気になるニュースを選ぶときは、古くても半年前までのものを選びましょう。半年より前のニュースを取り上げると、社会情勢への興味が薄いと思われてしまいます。気になるニュースを選ぶときは、そのニュースがいつのものか、古過ぎる話題ではないか注意してください。
気になったものを深堀りして調べる
気になったニュースが見つかったときは、そのニュースを深堀りして調べましょう。面接で気になるニュースについて回答するときには、「そのニュースが気になった理由」と「そのニュースに対する自分の考え」が必要となります。軽く調べただけでは、自分なりの考えを述べることが難しいため、よく調べるようにしましょう。
また、ニュースを深堀りするときには、誤った情報を掴まないように注意が必要です。個人のサイトやSNSのコメントは偏った意見も多く混在しています。これらを避けて情報収集をしてください。
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最近の気になるニュースを答えるときのポイント
気になるニュースを面接官に伝えるにはどう答えれば良いのでしょうか?ポイントを押さえた答え方ができれば、面接官に分かりやすく伝えることができます。
1.結論を先に述べる
まず先に結論を述べてください。「私が最近気になっているニュースは〇〇です。」といった形で簡潔に述べましょう。
ニュースが気になった理由や、自身の考え方を先に述べてしまうと、面接官は応募者がどのようなニュースを気になっているのか把握することが困難になるからです。
2.そのニュースを気になった理由
次に、そのニュースが気になった理由やきっかけを説明してください。気になった理由やきっかけを伝えることで、面接官はその人が日ごろどのようなことに興味・関心をおいているか知ることができます。説明するときは、「なぜなら〇〇という点に興味があったからです。」という形で、大まかな理由を説明して、そのあとにニュースの軽い説明に入りましょう。
3.自分なりの意見で締める
最後は自分なりの意見を述べて締めてください。気になるニュースに対して自分はどう思ったのか、どう行動したのかという点は非常に大事な点になります。この部分が、自身の良さを最もアピールできるためです。
難しい話や専門的なことを言う必要はありません。会社は応募者がどう考えるかという思考力や個性について知りたいため、自分なりの考え方を堂々と伝えてください。
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最近の気になるニュースの答え方例
最近の気になるニュースの答え方を5つ紹介します。どのようなニュースを取り上げ、どのように伝えれば良いか、面接で答えるときの参考にしてください。
温室ガス「2050年ゼロ」を宣言
私が気になっているニュースは、“政府が温室効果ガスを2050年までにはゼロにする宣言を出した”というニュースです。環境問題はさまざまある中で、あと数十年後に温室効果ガスをゼロにすることに驚いたからです。
住宅では太陽光発電、自動車では電気自動車にシフトすることで温室効果ガスの減少を試みることが可能とのですが、私自身は実現がなかなか大変だという印象を受けました。
この問題は未来に大きく繋がるため、ひとりひとりが少しずつ意識して長い時間をかけて改善してくことが求められると考えています。
ネットスーパーの発展
私が最近気になっているのは、“ネットスーパー”に関するニュースです。今までインターネットを通してお菓子や日用品を購入することはあっても、生鮮食品の購入は考えたことなかったため、このニュースに興味を持ちました。
このサービスは、送料はかかるものの商品自体はスーパーで購入する価格と変わらず、最短で当日に届けてくれるという部分に魅力を感じました。忙しい人はもちろん、年配の方にも便利なサービスだと思いました。
しかしまだ地方でのサービス展開はされていません。スーパーに行くには必ず車が必要というような地域にこそ、このサービスの強みを活せると思うため、さらに多くの地域で利用できるようなサービスの展開が望まれると考えています。
2030年ガソリン車廃止
私が最近気になったニュースは、、“政府はガソリン車の新車販売を2030年半ばで廃止する目標を立てた”というニュースです。
普段身近にあるガソリン車が、今後少なくなるかもしれない点に興味を持ったからです。私自身が普段利用する自家用車やバスも、数十年後には電気自動車に変わって、身近な存在になっている可能性があります。
そのことを想定すると自身の生活の中でも、環境に配慮して少しずつ変えていかなければならないと思いました。エコバックやマイボトルの持参などできる範囲で始めていき、意識と生活を変えていくことが重要だと考えています。
GDP(国内生産)が通年で11年ぶりにマイナス(2021年時点)
私が最近気になったニュースは、GDPが通年で11年ぶりにマイナスになったというニュースです。私自身には、経済状況が悪くなったという実感はありませんでした。しかし、今回はリーマンショックの翌年以降に初めてマイナス成長したということで、今置かれている経済状況の厳しさを知りました。
今までは観光事業などが日本を大きく支えていましたが、これからは違う事業や違う方面でも大きなアプローチをしていき、日本経済を支えていかなくてはならないと感じました。
はやぶさ2の帰還
私は最近気になったニュースは、はやぶさ2が帰還したニュースです。はやぶさは6年かけた50億キロの旅を終えて地球に還ってきたと聞いて、それほど長い時間と距離がかかったのかという点に興味が湧いたからです。
このニュースで、探査機が小惑星との往復を成功させているのは日本だけだと知り、日本の持つ技術力は世界で見ても高いものなのだと実感しました。
最近ではベンチャー企業も宇宙に関係する仕事を扱っていると知り、これからどんどん日本で宇宙に関係する仕事が身近になるのではないかと考えています。
面接で「最近気になるニュースは?」と質問されたときの答え方と例文を紹介
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避けるべきニュースのジャンルは?
ニュースもジャンルは、面接の場にふさわしいものを選びましょう。気になったニュースであれな何でも良いというわけではありません。ジャンルによっては、自分なりの意見を述べることが難しい場合や、面接官にマイナスな印象を与える場合があります。どのようなジャンルは避けるべきかチェックしておきましょう。
事件やスキャンダル
事件や芸能人のスキャンダルは取っ付きやすいニュースではありながら、面接の場にはあまりふさわしくありません。事件などの犯罪に関わる内容は仕事と結び付けることが困難な上に、繊細な問題にふれることから、回答にリスクが生まれてしまいます。
面接で聞かれる最近の気になるニュースというのは、応募する会社の業界や仕事に少しでも関わりのあるニュースを選ぶことが基本です。その中で事件やスキャンダルについて取り上げてしまうと、「質問で何を読み取ろうとしているのか理解していない」と面接官に思われる可能性があります。
思想・宗教関係
思想や宗教関係のニュースはおすすめではありません。採用の場において、会社が応募者の思想や信仰している宗教を把握すると、就職差別に繋がる恐れがあるとされています。本来、思想や宗教の違いは能力に関係ないからです。
さらに思想や宗教は仕事に結びつけることが難しく、自身の考えや思考力はアピールしにくくなります。このようなリスクがあるため、思想や宗教関係のニュースは避けるようにしましょう。
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