このページのまとめ
- 二次面接では、一次面接よりもさらに一歩踏み込んだ面接が行われる
- 面接時間の長さは選考結果に左右するわけではない
- 二次面接では、仕事への熱意や自分の強み、キャリアプランなどを聞かれる
- 一次面接とのブレがない一貫性のある回答を意識することが大切
- 一次面接よりも二次面接のほうが通過率が低い傾向にある
就職活動において、最初に出会う大きな山が一次面接です。そこを乗り越えて初めて、二次面接へと進むことができます。
選考面接を行う回数は、企業によって異なりますが、場合によっては二次面接のあとに、三次面接や最終面接を設けている企業も…。大手企業の場合には、複数回に分けて面接を設定していることが多いです。
当コラムでは、二次面接の内容や必要な対策についてご紹介します。
一次面接に通った場合に備えて、二次面接の知識を身につけておきましょう。
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二次面接と一次面接の違い
一次面接では「基本的なマナー」の有無が問われ、二次面接では「さらに一歩踏み込んだ面接」が行われるのが一般的です。
さらに、一次と二次とでは、面接担当者や質問内容、面接にかかる時間なども異なります。
では、それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
一次面接の特徴
一次面接は、数多く集まった応募者を絞り込むために行われることが多いです。
優秀な人材を確保するためには、より多くの応募者を集めて絞り込まなくてはいけません。そのためには、最初の面接で基本的なマナーや基礎的なスキルが備わっているかどうかを見定める必要があります。
これにより、一次面接では踏み込んだ質問よりも、単純な質疑応答が行われることが多いのです。
一次面接では主に以下のようなことが見られています。
・ビジネスマナー
・プロフィールなどの基本情報
・過去の取り組み
・会話力
・コミュニケーション力
・論理的思考力
その他に、TPOに合った服装に気をつけているかという点もチェックの対象とされています。
また、笑顔で受け答えできているか、質問に対して的確な回答が返ってきているかなど、基本的なことを中心に評価している場合がほとんど。これらの評価は、現場で働いている社員や人事担当者が行うことが多いのも一次面接の特徴です。
二次面接の特徴
一次面接で絞り込んだ応募者の中から、さらに人選する場が二次面接です。
二次面接では、主に以下のようなことが評価される傾向にあります。
・性格や能力
・価値観
・業界、企業への知識量
・企業とのマッチング率
・物事への取り組み方
・志望度の高さ
・未来への目標やビジョン
・キャリアプランの方向性
これらの評価を下すのは、一次面接のときとは違うマネージャーや現場責任者といった管理職クラスの担当者です。
二次面接では、個々の性格やスキル、価値観などにおいて、企業が求めている人物像とのマッチ度を見極められています。また、一次面接で回答した内容との一貫性や整合性もチェックポイントの一つです。
面接時間の長さは選考に左右する?
一次と二次との面接時間では、どちらも「面接が長いから選考に通過した」と判断するのは危険です。
面接時間が長いのは、自分に興味を持ってくれたから…といった認識をする場合もあるようですが、決してそうだとは言えません。なぜなら、長さは関係なく、面接ではジャッジするべき項目が決まっているからです。
一次では二次面接に進める人を選出し、二次では応募者の人となりや能力などの人物像を中心に選考しています。そのため、いくら面接時間が長くなったからといって、面接に通ったとは一概には言えないのです。
しかし、例外もあります。
それは、面接時間内に合否の判断が定まらない場合です。
担当する面接官にもよりますが、合否を判断するために続けて他の質問をすることもあり、結果、面接時間が長くなってしまうケースも…。また、グループ面接でも同じように、質問数の多い応募者がいたからといって、その人が選考に有利というわけではありません。
面接時間が長くても、質問の数が他の人より多くても、安易に選考に通過したと判断しないことが大切です。
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二次面接では何が聞かれる?
入社意欲や自社とのマッチ度、自社への理解度などを知るために、あらゆる質問が投げかけられる二次面接。
志望動機や希望職種といった基本的なこと以外に、以下のような質問が挙げられます。
・入社後にやりたいこと
・当社の強み
・仕事への熱意
・他社と弊社との違い
・学生時代に力を入れたこと
・自分の強み(自己PR)
・短所の改善で努めていること
・学業以外に力を入れていること
・将来のビジョンについて
・チームでの自分の立ち位置
・他社の選考状況
企業によって知りたいことは異なるため、二次面接で聞かれる質問は多種多様です。しかし、極度に緊張して面接に臨む人も多いため、「他人からの印象」や「休日の過ごし方」といった答えやすい質問をする場合もあります。
また、二次面接では熱意の強さもチェックポイントの一つ。
本気度をいかにアピールするかによって、最終選考への道が開かれます。
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二次面接に必要な対策
一次面接とは合格の基準が違うため、新たに二次面接用の対策が必要です。
準備しておくべきことをいくつか挙げてみましょう。
企業が求める人物像を探る
応募先企業が求めているのはどのような人物なのかをリサーチしておくことはとても大切です。企業サイト内の採用ページや募集要項などに提示されていることが多いため、事前に調べておくとよいでしょう。
また、二次面接では、企業が求めている人物像に繋がるようなエピソード体験談を交えて自己PRをするのも効果的です。
入社後のキャリアビジョンを考えておく
より深く質問が行われる二次面接では、将来のことについて聞かれる場合もあります。会社の中でどのような存在になっていたいか、どんな活躍をしたいかなど、5年後、10年後といった近い将来について質問されることが多いです。
ビジョンを聞かれる目的として、仕事への理解度の深さや意欲、志望度の高さを知りたいという企業側の意図が挙げられます。キャリアビジョンを聞くことによって、「どれだけ企業価値がある人物か」といった期待値を見ているのです。
キャリアビジョンについて答える際には、入社後の自分を想像して、取り組みたいことや仕事への価値観など、未来の企業にとってプラスとなるような人物であることをアピールするとよいでしょう。さらに、どんな取り組みをしたいのかといった具体性のある答え方をすることがポイントです。
一貫性のある回答を意識する
二次面接に臨むまでに、履歴書やエントリーシートの提出、一次面接を終えているはずです。そこで回答したものと同じ受け答えをしなければ矛盾が生じてしまいます。回答がブレてしまわないように、もう一度答えた内容を見直しておきましょう。
具体的な回答内容を準備しておく
一次面接で質問したことをさらに深く聞かれる場合もあります。より詳しく説明できるように、一次のときよりも掘り下げた回答内容の準備が必要です。
二次面接では志望動機や自己PRも詳しく聞かれることが多いため、事前に説得力のある回答を考えておきましょう。
その他に、自身のスキルを洗い出してみたり、職種についてさらに細かく調べたり、企業研究や自己分析を再徹底するなど、二次面接への対策は「より深く」がキーポイントです。
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二次面接の通過率はどれくらい?
面接回数によって通過率は異なりますが、一般的には、一次面接よりも二次面接のほうが通過率が低いとされています。
大企業の場合
大企業であれば、応募者の人数によって最終面接までの間に複数回にわたって面接が行われるケースが多いです。そのため、最初の段階である一次・二次面接の通過率は低い傾向にあります。しかし、二次面接の次は最終面接のみという場合には、採用人数の枠によって通過率が高くなることもあるでしょう。
一次面接までに選考がある場合
企業によっては、一次面接の前に筆記試験による選考を行う場合も。このようなケースでは、先に絞り込まれているため、通常よりも通過率が高いです。それにともない、二次面接の通過率も一般の場合と比べて高くなります。
最終面接までに5割まで絞られる
割合で言うと、最終面接へと進むことができるのは3割~5割ほどとされています。
最終の通過率が50%とすると、三次面接では60~50%となり、二次面接では70~60%、最初に選考される一次面接は75%ほどとなり、最終までに徐々に率が下がっていくのが一般的です。最終面接では、ほとんどのケースで50%ほどの通過率となります。
最終面接へと進むために避けては通れない二次面接。
一次面接のときよりもさらに高い評価を得られるように努力する必要があります。二次面接に受かるために、念入りに準備しておきたいものです。
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