株式会社ダイセルの新卒採用、就活情報
本社
大阪府
業種
ダイセルは、大阪に拠点を置く化学品メーカー。主要な事業は以下のとおりです。
◆セルロース事業
大正時代にセルロイド製造から始まった同社。その原料である酢酸セルロースは、天然素材の植物繊維素からできています。
この環境にやさしい酢酸セルロースを、液晶光学フィルムやたばこのフィルター、アセテート繊維、写真フィルムなどの分野で活用する事業です。
◆有機合成事業
同社が主力製品とする酢酸や、各種溶剤類などの化学品を製造する事業。
LED用の封止材や接着剤、生分解性プラスチックなどの素材として幅広く利用されていることが強みです。
またセラミドやエクオールといった化粧品・健康食品の原料開発も手がけています。
◆キラル分離事業
薬の成分から、副作用の原因と考えられるものを分離する技術を「キラルカラム」と呼びます。
同社は、医薬品のキラルカラムにおけるリーディング企業。新薬開発に貢献しています。
◆合成樹脂事業
強度、耐熱性に優れた歯車やねじの原料となるエンジニアリングプラスチックを開発。
自動車やパソコン、携帯電話などに使われ、軽量化や高性能化に重要な役割を果たしています。
◆火工品事業
火工品とは、火薬やガスの力で作動する製品のこと。自動車用エアバッグを膨らませるためのインフレータやパイロット緊急脱出装置、遊園地やテーマパークで使われる演出用煙火などを展開する事業です。
「The Best Solution for You」「社会の求める機能を形に変えて、人々の生活の豊かさ向上に役立ちます。」
株式会社ダイセルは、ダイセルグループとしてこの理念を掲げました。
この理念を叶えるために信じているのは、「化学の無限の可能性」です。
セルロイドの製造を主軸に発展してきた同社ですが、石油化学系プラスチックの普及に伴い1996年に国内生産を終了しています。
しかし現在はその技術を活かし、セルロイドの原料である硝酸セルロースをさまざまな製品に応用することを事業の核とするようになりました。
このように、化学の可能性を広げることで事業を発展させてきた同社。独自の技術とノウハウで社会のニーズに応える企業です。
また、この理念の他に、革新のためのスローガン「The Daicel Spirit」をグループで共有しています。
・私たちは、あるべき姿を描き、誠実に、地道な努力を積み重ねることが革新の原点であると考えます。
・私たちは「モノづくり」にこだわります。私たちの「モノづくり」とは、「新たに意義のある価値を創造すること」です。
・私たちはひとりひとりの存在感と達成感を大切にします。
革新によって成長を続けるという同社の精神が見て取れる内容になっています。
1919年に「大日本セルロイド株式会社」として設立された同社。2019年には100周年を迎え、さらなる発展を目指す方針です。
こうした長い歴史や、事故防止のために安全が重視される環境から、社員には真面目で誠実な人物が多くなっています。
また、化学製品をメインにしつつもエアバッグ用インフレータや食品包装用フィルムなど幅広い領域で事業を拡大していることから、専門分野以外にも興味を持ってチャレンジしようという精神を持った人材が集まっているようです。
そして人材育成制度では、「能力は仕事を通してのみ身につけることができる」という方針に基づいて社員の成長をサポートしています。
新入社員研修で特徴的なのは「モノづくり研修」。入社1年目は全員が工場に配属され、生産の最前線で基礎知識を身に付けます。
この他にも、2002年に設立された教育訓練センターや、技術系の専門教育を施す「技術者人材育成制度」、女性リーダー職育成研修「なでしこ塾」など教育のための設備・制度が充実。
会社の成功には一人ひとりの力が基礎となると考える同社ならではの待遇と言えるでしょう。
会社名 | 株式会社ダイセル |
資本金 | 36,275百万円 |
従業員数 | 12380人 |
売上高 | 462,956百万円 |
代表者 | 札場 操 |
設立日 | 1919年9月8日 |
本社所在地 | 大阪府大阪市北区大深町3番1号 |
URL | https://www.daicel.com/ |
本社電話番号 | 06−7639−7171 |
平均年齢 | 41.2歳 |
平均年収 | 7,690千円 |
上場市場 | 東証1部 |
上場年月日 | 1949年5月1日 |
※掲載内容は2019年04月現在のものです。