メーカーとは?業務内容や種類を知ろう

このページのまとめ

  • メーカーはものを作る企業のことで、「B to B」と「B to C」の会社がある
  • メーカーは、素材メーカー、組立、加工メーカー、自社生産、加工メーカーの3つに分類されている
  • 商社では、メーカーを含む企業の経営をサポートする仕事が多い
  • 近年のメーカーはグローバル化や事業開拓などに力を入れており、さらなる躍進が期待できる
  • 営業や製造、生産管理など、メーカーにはさまざまな職種がある

メーカーとは、どのような企業のことを指すのでしょう。
漠然としたイメージしか持っていなかったり、商社と混同したりしていませんか?
今回は、仕事内容や分類、商社との違いなど、メーカーについて詳しく解説します。

メーカーとは

メーカーとは、一言でいうと「ものを作る」業界のことを指し、製造業とも呼ばれています。
しかし、何を作るかは企業によって異なり、自動車や食品、アパレルなど、種類は多種多様です。

また、事業を展開するターゲットによって「B to B」と「B to C」に分かれています。
「Be to B」と「B to C」の違いは、以下のとおりです。

B to B

「B to B」は、「Business to Business」の略称であり、法人を対象に取引を行っている企業を指す言葉です。
たとえば、機械や自動車などの部品を作っているメーカーは、「B to B」に該当します。
長期的な取引をしている企業や、グローバルな事業展開をしている企業が多いため、安定性が高く、優良企業が多いといわれているようです。

B to C

「B to C」は消費者を対象としている企業であり、「Business to Consumer」の略称です。
食品や化粧品など、消費者が直接手に取る製品を製造しています。
「B to B」のメーカーから素材などを仕入れて製造を行う企業もあれば、素材から製品まで全て自社で製造する企業もあります。
また、知名度が高い企業が多いのも特徴の1つといえるでしょう。

メーカーを志望する場合は、上記の違いを把握しておくと探しやすいかもしれません。

メーカーの種類

一口にメーカーといっても、製造している製品によって「素材メーカー」「組立・加工メーカー」「自社生産・加工メーカー」の3つに分類されます。

素材メーカー

素材メーカーは、あらゆる製品の「原材料」を開発している企業です。
ガラスやセメント、ゴムなどのメーカーが該当します。
製造業の基礎となる部分を担っているため、多くの企業に必要とされ、安定した取引が行えるB to B企業が多いのが強みです。

組立・加工メーカー

組立・加工メーカーは、素材メーカーから仕入れた材料を組み立て、加工して製品を仕上げる企業です。
自動車メーカーなどのB to C企業が当てはまります。
そのため、自分が携わった仕事の成果を目に見える形で実感できるのが特徴です。

自社生産・加工メーカー

自社製品・加工メーカーは、素材の開発から加工まで全て自社で行う企業を指します。
医薬品メーカーや化粧品メーカーなどが該当し、企業によっては販売まで自社で行う場合も。
製造のすべてを自社で行うという特性上、研究開発や技術職など、さまざまな職種の方が携わります。

ミスマッチを防ぐためにも、自分がやりたいことがどの分類に当てはまるかを確認しておきましょう。

メーカーと商社の違い

学生の就職活動において、メーカーと混同されることが多い商社。
しかし、メーカーと商社では業務内容が異なるため、今後の就職活動をスムーズにするためにも、商社について知っておきましょう。

商社とは

商社は、輸出入や国内での製品の流通など、経営を支えるさまざまなサービスを行っている企業を指す言葉です。
大きく分けて総合商社と専門商社の2種類あり、取り扱っている事業領域が異なります。

総合商社

総合商社は、「ラーメンから航空機まで」というフレーズが示すように、幅広い商品やサービスを取り扱っています。
近年は流通や販売だけでなく、人材派遣やIT関連などの事業を扱うことが多くなってきているようです。

専門商社

幅広く事業展開している総合商社に対し、専門商社は特定の分野に特化したサービスを専門的に行っている企業を指します。
総合商社は日本独自の形態であり、世界では専門商社が一般的です。

メーカーとの違い

冒頭でも述べたように、メーカーは「ものを作る」企業です。
商社はメーカーが製造に必要とする材料の調達、メーカーと小売店の流通の橋渡し役など、取引先企業の業務をサポートする役割を果たしています。
近年は商社もメーカーのように製品の生産を行っていることがあり、これが両者を混同する原因の1つといえるでしょう。

このように、メーカーと商社は似ているようでも大きな違いがあります。
また、業務内容は違えど、両者はビジネスパートナーとしての関係が成立していることもわかるでしょう。

メーカーのこれから

就職先としてメーカーを志望するなら、今後の業界の動向が気になる方も少なからずいるでしょう。
昨今のメーカー企業では、以下のような動きが見られています。

事業開拓

近年は、商品を製造して販売するだけでなく、その先のことも考えた事業を開拓しているメーカーが増えてきているようです。
インターネットを活用した製品に関するアドバイスやサポートといったサービスを通し、長期的に継続するお客様との関係構築を主な目的としています。

グローバル化

かつてメーカーは製造や輸送にかかるコストの削減を主目的として、海外に拠点を置いていました。
しかし、海外への市場拡大など、本格的なグローバル化を目指した取り組みに方向転換しているようです。

働きやすい環境づくり

近年は多くの企業で価値観や環境などの違いを受け入れ、多様な人材を活用する「ダイバーシティ」の取り組みが浸透しており、メーカーにも導入されています。
また、開発に要する工数を短縮するために新しい技術を取り入れる企業も増えていくことが予想されているようです。

上記の内容から、メーカーは今後もますます躍進・発展が期待できるでしょう。

メーカーの職種

メーカーの主な職種は、以下のようなものが挙げられます。

営業

メーカーでは、商社や問屋を対象とした営業と、小売チェーンなどの流通を行っている企業を対象とした営業を行っています。
顧客との取引が主ですが、新規開拓を行うこともあるようです。

研究開発

研究開発は、製品づくりや既存製品の改良に繋がる研究・開発を行う仕事です。
企業によっては、素材から開発する場合もあります。

製造

メーカーの肝となる、直接モノづくりに携わる仕事です。

商品企画

市場調査・分析を行い、ニーズに沿った新製品や既存品の改良などを提案します。

生産管理

適切な製造を行えるよう、スケジュールや生産ラインを管理しています。

1つの製品を作るために、多くの職種が携わっています。
「メーカーに就職したい」という漠然とした目標を持つのではなく、「メーカーに就職してこの仕事がしたい」というビジョンを明確にしましょう。


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