商社の仕事内容とは?代表的な職種や働く魅力を紹介

このページのまとめ

  • 商社の主な仕事内容には「トレーディング」「事業投資」「事業経営」がある
  • 商社の仕事内容や扱う分野は、総合商社か専門商社かによっても変わる
  • グローバルで規模の大きい案件に携われるのが、商社の仕事の魅力

商社の仕事内容とは?代表的な職種や働く魅力を紹介のイメージ

「商社の仕事内容が知りたい」と気になっている就活生も多いでしょう。商社とは、主にトレーディングや事業投資などを行う会社です。企業によっては、海外との取引や規模の大きい取引を扱います。

この記事では、商社の仕事内容や主な職種、メーカーとの違い、魅力を解説。また、向いている人の特徴や仕事に活かせる資格・スキルもご紹介します。商社が自分に合うか確かめたい方は、ぜひご一読ください。

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目 次

商社とは?メーカーとの違いや動向を知っておこう

商社は、売り手と買い手の間に立ち、物資やサービスの流通を支える「ビジネスのつなぎ役」を担う企業のことです。自社で製品を製造する設備をもたない代わりに、幅広い情報網とネットワークを駆使して、世界中のあらゆる場所から最適な商品を調達し、需要がある場所へと届けます。

以前は仲介手数料を得るトレーディングが主流でしたが、現在は出資先の企業経営に深く関わる事業投資へとビジネスの軸足が移っている傾向にあるようです。新卒の就活生が業界を理解するうえでは、この役割の変化を捉えておきましょう。

商社とメーカーの違い

商社とメーカーの違いは、自社製品をもっているかどうかです。メーカーは自社で工場や技術をもち、新しい製品を生み出して販売することで利益を上げています。一方、商社は特定の製品をもたないため、扱う商材に制限がありません。メーカーが「いかに質の良い自社製品を売るか」を考えるのに対し、商社は「顧客の課題を解決するために、どの製品を組み合わせるのが最適か」という視点で動きます。

また、資金の投じ先や責任の範囲も対照的です。メーカーは設備投資や研究開発に巨額の資金を投じ、製品が売れない場合の在庫リスクや設備維持の責任を負います。一方、商社は物理的な設備よりも、物流の効率化や金融機能の提供といった目に見えないサービスに注力するのが特徴です。

メーカーを「モノづくりの主役」と定義するならば、商社は「ビジネス全体を円滑に循環させるプロデューサー」のような立ち位置だといえるでしょう。

メーカーについても詳しく知りたい方は、「メーカーとはどんな業界?業務内容や商社との違いを解説!」の記事もご覧ください。

現在の動向と将来性

現在の商社業界は、従来の仲介ビジネスから脱却し、投資した企業の価値を高めて利益を得る「事業投資」を収益の柱としています。ただ商品を動かすだけでなく、エネルギー開発やインフラ整備、さらには小売業やヘルスケア分野など、生活の基盤となる領域に幅広く関与しているのが特徴です。この変化により、商社で働くには単なる交渉力だけでなく、経営者としての視点や専門的な分析能力が不可欠となりました。

将来性については、デジタル技術を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)や、脱炭素社会に向けたグリーンエネルギー分野への投資が鍵を握っています。世界情勢が目まぐるしく変化するなかで、商社は新しい市場を切り拓く先駆者としての役割を期待されてきました。変化を恐れずに新しい価値を創造し続ける姿勢がある限り、社会における商社の存在感は今後も維持されていくでしょう。

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商社の主な仕事内容

商社の仕事は、大きく「トレーディング」「事業投資」「事業経営」の3つに分けられます。これらの業務は相互に関連し合い、商社のビジネスを支える重要な柱です。それぞれの仕事内容を以下で解説するので、商社を志望している就活生はぜひチェックしてみてください。

商社の主な仕事内容のイメージ

トレーディング

トレーディングとは、国内外のさまざまな商品やサービスを売買し、その差益を得ることです。売り手と買い手の間に立って商品を仲介するだけでなく、市場動向や価格変動を分析し、最適なタイミングでの取引を目指します。

商社が行うトレーディングでは、「バリューチェーン」が重要です。バリューチェーンとは、商社を介して取引を行うことでうまれる付加価値のこと。商社は取引に付加価値を与えるため、原材料の調達だけでなく、「加工」「製造」「流通」「宣伝」「販売」といった一連の流れにも携わります。また、原材料を調達する場面で貿易関係の作業を行うのも商社の仕事です。

事業投資

事業投資とは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などの将来性のある事業や企業に出資し、その成長を支援することで利益を得る業務です。投資対象は、資源開発やインフラ整備、再生可能エネルギー、IT関連など、多岐にわたります。

投資先の経営に参画し、経営ノウハウや技術を提供して、企業価値の向上を図ることも。事業投資は、長期的な視点で行われるのが基本です。商社の収益基盤を強化する重要な業務といえるでしょう。

事業経営

事業経営は、商社が出資した事業会社や、自社で設立した事業会社を経営する業務です。従来のようにモノを売買するだけでなく、実際に事業を展開し、経営の最前線で利益を追求します。

商社は経営資源を提供し、事業会社の成長を支援します。事業経営の範囲は、経営戦略の策定や組織運営、人材育成、財務管理などさまざまです。海外進出の際には、現地の事情に精通した商社の人材が出向し、経営改善や新たな価値創出に取り組むことも珍しくありません。

総合商社は、あらゆる産業と連携しながら自らも事業を展開することで、経営の多角化を進めています。今後もさまざまな分野で新しいビジネスを展開していくことが期待されるでしょう。

商社の仕事について詳しく知りたい方は、「商社とは?仕事内容や事業など就活生が知るべきポイントをわかりやすく解説」記事も参考にしてみてください。

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商社の仕事内容は総合商社と専門商社で異なる

商社の仕事内容は、「総合商社」か「専門商社」によっても変わります。それぞれの商社について解説するので、違いを知っておきましょう。

総合商社

総合商社とは、ジャンル問わずさまざまな商材を扱う商社です。たとえば、次のようなジャンルの商品を扱っています。

・鉄鋼
・金属
・エネルギー
・自動車
・繊維
・食品
・小売業
・ヘルスケア
・都市開発
・ICT

総合商社は、幅広い分野にまたがる事業を展開することで知られています。特徴的なのは、トレーディングと事業投資の両面を組み合わせ、相互に影響を与えながら成長を遂げている点です。ある分野での取引を通じて得た知見をもとに、新たな事業へ投資するケースや、投資先から生まれたネットワークを活かして新たな取引を生み出すこともあります。

また、総合商社は原料の調達から販売、金融支援に至るまで、バリューチェーン全体を網羅したビジネス展開を行っているのも特徴です。「マーケティング」や「情報分析」などの上流工程から、「加工・物流」や「販売」などの下流工程までを一貫して手掛け、効率的で付加価値の高いビジネスを実現しています。

総合商社について詳しく知りたい就活生は、「総合商社とは?仕事内容や業界の特徴・専門商社との違いをわかりやすく解説」の記事も参考にしてみてください。

専門商社

専門商社とは、特定の分野に特化して事業を行う商社です。専門商社を大きく分けると、「総合商社系専門商社」「メーカー系専門商社」「独立系専門商社」の3つがあるので覚えておきましょう。

「総合商社系専門商社」とは、総合商社の子会社として事業を行う商社のこと。「メーカー系専門商社」は、特定のメーカーの商品を扱う商社です。「独立系専門商社」は上記のどちらにも分類されない商社で、「医療業界」「エネルギー業界」「食品業界」「鉄鋼業界」などの業界に特化して事業を行っています。

専門商社については、「専門商社とは?総合商社との違いや種類・分野・職種なども紹介」の記事で詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。

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商社の代表的な職種一覧と仕事内容

商社には、営業や営業事務、貿易事務などの職種があります。職種によって任される仕事内容が異なるので、商社を志望している就活生は、どのような職種があるのかを知っておくことが大切です。以下で、商社の主な職種と仕事内容を解説します。

1.営業

商社の営業職は、新たなビジネスチャンスを生み出すための新規開拓と、既存顧客との信頼関係を深めるアフターフォローの両方を行います。取り扱う商材は商社によって異なりますが、市場調査や価格交渉、契約締結などが主な仕事内容です。

新規開拓は、これまで取引のなかった企業に商品やサービスを提案し、新たな契約の獲得を目指します。取引先の課題やニーズを丁寧に聞き取り、最適なサービスや商品を提案する仕事です。

一方、既存顧客に対しては定期的な訪問により信頼関係の強化を図ります。利用状況の確認や課題のヒアリング、次回発注に向けた交渉などを行い、長期的な取引の継続と売上の安定化につなげる業務です。

海外との取引が多い総合商社では、現地への出張やオンラインでの商談を通じて、グローバルに活躍する機会も多くあります。そのため、文化や商習慣の違いに対応する柔軟さ、英語力や交渉力などのスキルが求められるでしょう。

営業は社内にいる時間は少なく、取引先に出向くのが一般的です。体力的にハードな職種なので覚えておきましょう。

営業職を志望する就活生は、「営業職とはどんな仕事?魅力と業務内容を徹底解説」の記事を参考にしてみてください。志望する職種によって就活でアピールすべきポイントが違うので、チェックしておきましょう。

2.営業事務

営業事務は、営業担当者がスムーズに取引を進められるよう、社内外との連絡調整や各種書類作成を担当します。見積書や請求書の作成、受発注データの管理、営業報告資料の作成などが主な仕事内容です。

正確性と迅速性が求められる職種であり、ExcelやWordなどのPCスキルが求められます。取引先とのメールや電話でのやり取りも多く発生するため、社内外との調整力や丁寧な対応力も必要でしょう。ときには、営業担当が外出中の連絡窓口としての役割を担う場面もあります。

3.貿易事務

貿易事務は、国際取引に関する事務作業全般を担当します。主に輸出入に関わる各種手続きを担い、扱う商品がスムーズに国境を越えられるように管理・調整を行います。為替予約の手配や通関手続きの対応など、専門的な知識が必要な業務もあるでしょう。

海外の企業とやり取りをする機会が多く、英語での書類作成も日常的に行うため、実務レベルの英語力が求められます。また、各国の規制や法令にも精通している必要があり、常に最新の情報をキャッチアップすることが重要です。

就活で求められる英語のレベルについては、「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」の記事で解説しているので参考にしてください。

4.事業企画

事業企画は、新規事業の立案や既存事業の戦略策定が主な仕事内容です。市場調査と分析、事業計画の立案、収支計画の策定など、経営戦略に直結する役割を果たします。マーケティングだけではなく、コンサルティングのような役割を担うこともあるでしょう。

そのため、マーケティング力以外にも分析力と戦略的思考、プレゼンテーション能力、財務知識などが求められます。また、複数のプロジェクトを同時に進行することも多いため、プロジェクトマネジメント力も重要なスキルです。

5.法務

商社の法務職は、国内外の取引や事業投資における契約内容を厳格に審査し、法的なトラブルを未然に防ぐ役割です。ただ法律の知識を当てはめるだけでなく、ビジネスを円滑に進めるためのアドバイスを行う姿勢も求められます。

特に海外案件では、進出先の国ごとに異なる法律や規制を詳細に調査し、リスクを最小限に抑えるための交渉支援に携わる機会も少なくありません。企業の社会的信用を守りつつ、プロジェクトを安全に完遂させるための法的バックアップが主な任務となります。

6.経理

経理職の主な役割は、日々の多種多様な取引を正確に記録し、企業の財務状況を可視化することにあります。商社では投資事業が収益の柱となっているため、単なる入出金の管理に留まらず、出資先の事業採算性を分析する能力が欠かせません。

決算業務を通じて経営陣へ正確な判断材料を提供するほか、税務面での最適化を検討するなどの高度な専門性も発揮します。数字を通じてビジネスの健康状態を把握し、持続可能な経営を支える基盤として機能する職種です。

7.IT系技術職

IT系技術職は、社内のシステム構築やデータの活用を通じて、ビジネスの効率化と新しい価値の創造を推進します。近年の商社業界では、伝統的な手法にデジタル技術を掛け合わせるDXが加速しており、エンジニアの需要が増してきました。

物流網の最適化や需要予測システムの開発など、現場の課題をITの力で解決するプロジェクトが数多く存在します。技術的な知見を武器に、商社のもつ膨大な情報を利益に変えていく仕組みづくりが期待される分野といえるでしょう。

商社の仕事内容や職種について知るためには、業界研究が重要です。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で、調査方法を解説しています。

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商社で働く魅力

商社の仕事内容の魅力として、「グローバルに働ける」「規模の大きい案件に携われる」などが挙げられます。給与が高く、福利厚生が手厚い傾向にある点も商社で働くメリットといえるでしょう。以下で、商社で働く魅力について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

グローバルに働ける

商社は海外の取引先とやり取りする機会が多く、グローバルに働ける点がメリットです。特に、総合商社は海外をターゲットにしたビジネスが多いため、海外出張や駐在の機会も得やすいでしょう。

また、企業によっては、商品の取引だけでなく新興国を中心にインフラ整備や産業振興などにも関われます。日本企業と海外市場をつなぐパイプ役としての役割を果たし、事業投資を通じて世界の発展を支えることが可能です。

規模の大きい案件を担当できる

商社でキャリアアップすると、数十億円、数百億円以上の規模の大型案件を担当できる可能性があります。たとえば、海外のインフラ開発プロジェクトや、大規模な資源開発案件などを手掛ける機会があるかもしれません。

大規模案件を経験すると、プロジェクトマネジメントのスキルや、リスク管理能力を培うことができます。また、このような案件では、政府機関や大手企業のトップマネジメントと直接交渉する機会もあり、キャリアステップやスキルアップ、やりがいにつながるでしょう。

習得できるスキルの幅が広い

商社では携われる仕事の範囲が広く、習得できるスキルも幅広い点が魅力です。卸売はもちろん、投資や製造などの業務についてのスキルや知識も習得できるでしょう。

また、商社では部署異動や職種転換の機会も多く、複数の分野でキャリアを積むことが可能です。たとえば、営業職から事業投資部門へ異動したり、海外駐在を経験したりすると、多角的な視点とスキルを身につけられます。このような経験は、将来の経営幹部としての素養を育むことにもつながるでしょう。

給与や福利厚生などの待遇が良い

商社は、求められるスキルの高さや事業規模の大きさなどの理由で一般的に給与水準が高く、充実した福利厚生を提供していることで知られています。基本給に加え、賞与や海外駐在時の手当などが整備されている企業も多いでしょう。

厚生労働省の提供する職業情報提供サイトjob tagによると、「商社営業」の平均年収は618万3,000円、「貿易事務」の平均年収は511万9,000円でした。厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況」によると、月の平均賃金は34万600円で、12ヶ月で408万7,200円です。そのため、商社の給与は平均よりも高いといえるでしょう。

住宅補助や育児支援制度なども充実している傾向にあり、長期的なキャリア形成をサポートする体制が整っています。また、資格取得支援や語学研修など、自己啓発のための制度も充実しており、継続的なスキルアップが可能です。

さらに、近年では、ワークライフバランスを重視した施策も積極的に導入されており、働きやすい環境が整備されているでしょう。

商社のほかにも高収入の仕事を知りたい方は、「高給取りを目指すにはどうする?高収入を目指しやすい職種や業界を紹介!」の記事をチェックしてみてください。

参照元
職業情報提供サイトjob tag
トップページ
厚生労働省
令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況

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商社で働く際の注意点

商社の仕事には、メリットだけでなく大変な点もあります。ここでは、商社の仕事内容に携わる際の主な注意点を解説するので、それらを踏まえたうえで自分に合っているか検討してみてください。

業務量が多く忙しくなりやすい

商社は業務量が多く、忙しくなりやすい傾向にあります。商談が頻繁に行われるため、商品や取引先に関する情報を徹底的に調べる必要があり、準備だけでも多くの時間を費やすことになるでしょう。

また、商談が終わったあとも社内向けの報告書や売上資料の作成もこなさなければいけません。商社ではさまざまな業務をこなす必要があるため、常に効率良く仕事を進める能力が求められます。

不規則な勤務スタイルになりがち

商社の仕事は、取引先とのやり取りや商談がメインのため、勤務時間が不規則になりがちです。特に、グローバルに展開する商社では、海外拠点の担当者や取引先とWeb会議を通じて打ち合わせを行うこともあります。時差の関係で早朝や深夜にミーティングが組まれることもあり、フレキシブルな対応力が求められるでしょう。

働く時間帯や休暇の取得が予測しにくいため、健康管理や体力の維持には細心の注意が必要です。

転勤や異動が多い場合がある

商社は国内外に支店や事業拠点を持っている企業が多いため、転勤や異動が頻繁に発生する可能性があります。

特に営業職においては、全国や海外の拠点へ異動が伴うことが一般的です。そのため、商社で働く際は生活の拠点を固定することが難しく、転勤や異動に柔軟に対応する必要があります。

転勤がない仕事をお探しの方は、「転勤がない仕事はある?メリット・デメリットや企業選びのポイントを解説」の記事をご一読ください。

取引先の間で調整が必要

商社の仕事では、立場が異なる取引先の間で調整を行う必要があります。

たとえば、商品の売り手は高値での販売を希望し、買い手はできるだけ安く購入したいと考えているでしょう。商社営業は双方の利害が対立するなかで、両者の期待に応える形で調整を行い、円滑な取引を実現しなければなりません。調整力や交渉力だけでなく、精神面でのタフさも求められます。

業務外のコミュニケーションが発生しやすい

商社では、取引先との良好な関係を築くために、業務時間外にも接待やゴルフコンペに参加するなどの付き合いが発生しやすい傾向にあります。

社内外での信頼関係を構築するために、接待への参加を避けるのは難しいでしょう。プライベートの時間が削られることもあるため、バランスをとることが大切です。

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商社の仕事に向いている人の特徴

商社の仕事は、チャレンジ精神のある人や成長したいと考えている人に向いています。以下で、商社の仕事がどのような人に向いているかを詳しく解説するので、就活生はぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーション能力が高い

コミュニケーションが得意な人は、商社での仕事に向いています。

商社での業務では、顧客や取引先だけでなく、社内のメンバーや他部署との連携が不可欠です。また、営業や調整を行ううえで、関係者との円滑なコミュニケーションが求められます。多くの人や団体と関わりながらプロジェクトを進めることが多いため、意見をしっかりと伝える能力や、相手の意図を正確に理解する力を活かせるでしょう。

柔軟な対応ができる

柔軟な対応が得意な人も、商社の仕事に向いているといえるでしょう。

商社では、新しい商品や技術、原材料などの市場動向を敏感に捉え、ビジネスチャンスに変えていくことが求められます。迅速に情報を集め、適切な判断を下すためには、物事に柔軟に対応できることが重要です。

特に、海外の取引先とのやり取りでは文化や習慣の違いから誤解が生じることもあるため、相手の立場に立って考える力が求められます。困難な状況に直面したときも臨機応変に対応すると、ビジネスの課題を解決する能力を伸ばせるでしょう。

チャレンジ精神がある

商社の仕事内容は、チャレンジ精神のある人に向いています。前例のないプロジェクトを進めることも多く、初めての経験でも勇気をもって行動する必要があるからです。

また、海外企業との取引がある場合、海外出張や駐在などで行ったことのない国で仕事を行うことも。経験したことがないことに積極的にチャレンジできる、前向きな性格の人が商社で求められるでしょう。

就活でのチャレンジ精神のアピール方法は、「チャレンジ精神を自己PRでアピール!好印象な言い換え方と例文を紹介」の記事で紹介しているので参考にしてください。

成長意欲が高い

商社の仕事は、成長する意思があり、自分から新しく学ぼうとする人にも向いています。商社は常に情報収集を行い、新しいビジネスチャンスを逃さないことが大切だからです。

また、商社は商材に関する知識も重要。商材について詳しくないと顧客やビジネスチャンスを逃すこともあるため、就職後も学び続けることが成果につながります。受け身の姿勢でいるのではなく、自分から新しいことを学ぼうとする意欲のある人は、商社でも成果を出せるでしょう。

物事を最後までやり遂げられる

物事を最後までやり遂げられる人も、商社に向いています。商社の仕事は、長期にわたるプロジェクトや複雑な交渉が多く、途中で困難に直面することも少なくありません。目標達成のためには、計画的に粘り強く取り組む姿勢が必要です。

また、予期せぬトラブルが発生した場合でも、冷静に状況を分析し、適切な対応策を講じることが求められます。困難な状況を乗り越え、プロジェクトを成功に導くためには、強い責任感と忍耐力が必要です。

最後までやり遂げる力は、周囲からの信頼につながり、より大きな仕事を任される機会を増やせるでしょう。

自分が商社に向いているかを確かめるには、企業研究が欠かせません。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に調査を進め、自分の適性を確かめてみてください。

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商社の仕事で活かせる資格やスキル

商社の仕事で求められる能力は多岐にわたり、専門的な知識と対人能力の双方が重視される傾向にあります。自身の強みを客観的に証明する資格や、実務を円滑に進めるためのスキルを整理しておくのが、選考を有利に進める鍵といえるでしょう。

資格編

商社において資格は、即戦力としてのポテンシャルを示す有効な手段となります。特にグローバルな展開や複雑な取引を支えるために、以下の資格が評価されやすい傾向にあります。

・語学系の資格(TOEIC、HSKなど)
・財務系の資格(日商簿記検定)
・実務系の資格(貿易実務検定、通関士など)

英語力は必須条件とされるケースが多く、TOEIC 800点以上が一つの目安です。また、中国語のHSKは、特定の地域に強みをもつ専門商社などで重宝されるでしょう。

事業投資が主流の現在、決算書を読み解く力は営業職にも不可欠なため、簿記2級以上の取得で経営分析の基礎能力のアピールが可能です。さらに貿易実務検定などの実務系資格は、輸出入の仕組みや法規制に関する知識の証明となり、配属直後から業務への理解を深める一助となります。

これらの資格を保有していることは、入社後の学習コストを抑えられるだけでなく、目標に向かって粘り強く努力できる姿勢の裏付けにもなるでしょう。

就活前に資格の取得を検討している方は、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事も参考にしてみてください。

スキル編

資格のように形には残らなくても、商社の業務における複雑な調整や、大規模なプロジェクト管理に欠かせない能力があります。日々の学生生活やインターンシップを通じて、以下の要素を意識的に養っておくのがおすすめです。

・高いコミュニケーション能力
・調整力
・論理的思考力
・分析力
・忍耐力
・柔軟な対応力

商社の現場では、立場や目的が異なる多くの関係者をまとめる力が求められます。安く買いたい顧客と高く売りたいメーカーの間に立ち、双方が納得できる着地点を対話で見出す粘り強い交渉が業務の核です。こうした関係者間の板挟みを解消し、プロジェクトを前へ進める力が商社で働く際に必要なスキルといえるでしょう。

また、投資の妥当性判断や市場予測には、客観的なデータに基づく論理的思考力が欠かせません。あわせて、時差のある海外取引や予期せぬトラブルにも冷静に対処できる精神的な弾力性も重要です。困難な状況でも立ち止まらず、即座に代替案を提示できるような適応力が、商社での成長を支える土台となります。

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自分に合う仕事内容を知りたい方へ

特定の業界を目指す場合は仕事内容を確認し、自分に合うか考えることが大切です。同じ業界でも志望する職種やカテゴリーによっても仕事内容は変わってくるので、志望先の企業研究を徹底的に行いましょう。

自分に合った仕事を見つけて内定を目指したい方は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。

キャリアチケット就職エージェントは、就活生の支援に特化した新卒向けのサービスです。知識と経験豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりの希望や適性にマッチする企業を厳選してご紹介します。仕事内容や企業についての詳しい情報をお伝えするので、企業研究のサポートを受けたい方にもおすすめです。

また、自己分析サポートや書類添削、面接対策、企業とのやり取りなど、就活を有利に進めるためのサービスが充実しています。すべてのサービスを無料で受けられるため、まずはお気軽にキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。

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商社の仕事内容に関するよくある質問

ここでは、商社の仕事内容に関するよくある質問に、Q&A形式でお答えします。

Q.商社の仕事内容をわかりやすく教えて

A.商社のビジネスは、大きく分けてトレーディング・事業投資・事業経営の3つがあります。

トレーディングとは、売り手と買い手の間に入り、商材の流通を円滑にする仲介業務です。仲介だけでなく、物流や金融の機能も提供します。事業投資は、有望企業へ資本と人材を投じて企業価値を高める仕事です。そして近年重視される事業経営は、投資先に深く入り込み、主体となって経営の意思決定や実務を行います。

ひと言で言えば、「人やモノ、お金などを動かして新しいビジネスを生み出す仕事」です。

Q.大手の商社の年収は高い?

A.はい。一般的に大手の商社の年収は高い傾向にあります。特に、海外勤務になると各種手当が加算され、高収入を目指しやすくなるでしょう。ただし、年収は個人の能力や実績、役職によって大きく変動します。また、近年は成果主義的な評価制度を導入する企業も増えており、個人の貢献度が年収に反映されやすいようです。

Q.商社の仕事内容はきついって本当?

A.商社の仕事をきついと感じるかは人によって異なります。しかし、精神・体力的なタフさが求められるのは事実です。たとえば、時差がある海外拠点との会議や会食による拘束時間の長さや、巨額の資金が動くことによるプレッシャーがあるでしょう。ただし、近年は働き方改革が進み、テレワークや休暇取得も推奨されており、労働環境は改善傾向にあります。

商社が向いているか気になる方は、「就職先の決め方は?5つのステップと後悔しないための判断基準を解説!」の記事を参考にしてみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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