就活生に人気のある繊維商社とは?

このページのまとめ

  • 商社には、繊維商社が分類される「専門商社」と「総合商社」がある
  • 一説では、江戸時代中末期頃に「商社」という呼び名が誕生したとある
  • アパレル業界以外に、自動車関連業界や医療業界でも繊維商社の需要は高い
  • 炭素繊維とアラミド繊維の繊維商品が将来の市場動向として期待されている
  • 繊維商社で活躍できる仕事は、製品開発、研究開発、営業職である

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あなたが持つ商社のイメージはどんなものですか?
商社は大きく分けて専門商社と総合商社がありますが、今回は商社の中でも「繊維商社」に注目して詳しい情報をまとめてみました。

商社に入りたい…と漠然とした目標を掲げている方も、この機会にぜひ業界研究の参考にしてみてください。

 

商社とは?

商社は大きく2つの分野に分けられます。
その2つ分野は、「専門商社」と「総合商社」です。
下記ではそれぞれの違いについて見ていきましょう。

専門商社

専門商社とは、特定の品物を取り扱っているのが特徴です。特化した分野の製品を専門とした事業を行っている商社を指します。
アパレル業界には、繊維専門とメーカー系の商社が存在し、それぞれに特化した事業を展開。繊維商社はこれにあたり、専門商社に分類されます。

総合商社

特定ではなく、さまざまな品物を制限なく取り扱っているのが総合商社です。食品関連や工業関連の部品など、幅広い分野が当てはまります。
「インスタントラーメンからミサイルまで」というわかりやすい言葉の例があるほど、総合商社の括りは膨大です。
そんな総合商社ですが、海外では総合商社という形態が取られておらず、日本特有であるという特徴が見られます。


そもそも、商社というネーミングの起源は、幕末期に「company」という英語を「商社」と訳された説に由来しています。
その時代から、輸出入貿易や物資の販売など、商業にまつわる業務が盛んになり、商社の営みが活発化してきたようです。
商業を生業とする会社を「商社」と位置づけ、流通や金融、情報といった業務を中心にあらゆるビジネスが展開されています。


次項では、専門商社に分類される繊維商社に焦点をあてて詳しく見ていきましょう。

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専門商社?総合商社?分類とそれぞれの強みとは

 

繊維商社のルーツ

繊維商社のルーツの画像

江戸時代中・末期頃に呼ばれるようになったという説がある「商社」。その中に、繊維問屋がルーツとされる関西五綿という繊維系の商社があります。
輸出業を基盤とする繊維商社の一つです。
1880年代に綿紡績・製糸業に着目した政府の下で産業革命が起こり、機械生産が主流となりました。これにより海外市場の扉が開かれ、輸入とともに輸出も盛んに。
この時代の日本では綿花を輸入し、綿糸・綿布の輸出に注力していたようです。
時を経て紡績産業は着々と成長を遂げ、1950年の自由貿易の再開とともに商社の活動が活性化しはじめ、今日の繊維商社が存在します。
繊維専門商社では、関西系の伊藤忠商事、東洋綿花、日綿実業、丸紅など、鉄鋼系の専門商社としては岩井産業や日商などの企業が動きを見せていたようです。

現代で活躍する繊維商社のイメージ…。アパレル業界がとっさに思い浮かぶ人も多いことでしょう。
しかし、アパレル関連だけにとどまらない繊維商社の魅力があります。

繊維商社の特徴は?

専門商社に分類される繊維商社。
繊維商社は繊維に関係するすべての業界との繋がりを持ち、世界からの注目も集めている商社の一つです。

繊維素材や衣料品、繊維資材などのさまざまな製品の取り扱いが多く、アパレル業界との結びつきを強く感じる人も多いことでしょう。
しかし、衣類関連だけでなく、航空機や自動車などの内装を製造する企業も繊維商社としての活躍が見られます。また、医療製品を製造する業界との取り引きも活発化しているようです。

グローバルに活躍する企業も多いことから、就活生に人気の業界となっています。
今後の繊維商社の動向を探り、就活にプラスになる情報を得てはいかがでしょうか。
次は、将来の動向を探っていきましょう。

 

繊維商社の動向

現状は、国内生産の回復が必要だといわれている繊維業界。
他国からの輸入品の増加により、国内生産が思うように伸びていないのが原因の一つとされています。また、アパレル業界でも定番とされる素材の不足状況も要因となっているようです。
繊維商社に大きな影響を与えているアパレル業界。その存続が鍵を握ると言えるでしょう。
低価格化が進む日本では、ユニクロやH&Mなどのファストファッションのブランド力が強く、昔ながらの老舗店は一歩退く形となりつつあります。
ファストファッションと老舗、どちらの魅力も引き出しながらアパレル業界の活気を維持することが求められている時代なのかもしれません。

注目されている繊維商品とは

将来の市場動向として期待されているのは、需要ある繊維商品に目を向けること。
これまで主力だった衣料品繊維以外にも、先端素材とされる炭素繊維や高性能繊維の一種でもあるアラミド繊維といった繊維商品にも着目しはじめているようです。
炭素繊維は、炭素を主とした繊維であり、軽くて強いという特徴を持っています。さらに、錆びない、疲労しないという特性も兼備。衣料品のみならず旅客機の材料としても高い評価を得ている、というのが炭素繊維の魅力です。

三大合成繊維の一つとされているアラミド繊維。スーパー繊維やハイテク繊維と呼ばれることもある繊維商品です。
特徴は、強度が強く軽量であるうえ、耐久性も高く、衝撃吸収にも優れていること。その他にも、非導電、非磁性、電波透過性といった特性も合わせ持ち、あらゆる分野で用いられています。
主に活用されているのは、タイヤの補強材や防弾衣類、海中ケーブル、プリント基板などです。

繊維業界では、優れた商品を生み出す日本の高い技術を強みに、世界市場を開拓する必要性が問われています。

未来に向けた動きもある繊維業界で活躍するには、どんな職種があるのでしょうか。
次項では繊維商社での仕事内容について詳しくご紹介します。

 

繊維商社で活躍できるのはどんな仕事?

繊維商社で活躍できるのはどんな仕事?の画像

繊維には、天然繊維もあれば化学繊維もあります。さまざまな繊維を専門に取り扱っているのが繊維商社です。
アパレル業界以外に、自動車業界や医療業界、量販店など、多くの分野での活躍が見られます。
繊維商社では以下のような仕事に就くことが可能です。

製品開発

主に自社で開発を行うことが多い繊維商社。新しい製品を生み出すために、企画開発を手がける部署です。
市場の流れや求められているものなどを把握し、マーケティングを行うのも業務の一環。そのため、高いマーケティング能力が求められる職種とも言えます。

研究開発

素材から製品を誕生させるのが研究開発部門です。
理系の技術者や研究者の活躍の場となっており、高いスキルが求められる職種でもあります。
自社製品の強みとなる商品を開発し、さらにクライアントからの信頼も勝ち取ることが研究開発職の魅力と言えるでしょう。

営業

商社になくてはならない部署である営業職。
企業と企業との橋渡しを担い、専門スキルを必要とする仕事です。コミュニケーション能力はもちろん、商品知識、語学力など、営業職に特化したスキルが求められます。
営業職はクライアントからの信頼を得る重要なポジションと言えるでしょう。


就活生の間でも人気企業の上位にランクインする商社。
ですが、闇雲に商社というだけで企業選びをするのは避けたほうがよいでしょう。専門商社や総合商社など、さまざまな分野の中から自分に合う企業を探すのがポイントです。
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