総合商社の志望動機の書き方を例文付きで解説!やりがちなNG例文も紹介

このページのまとめ

  • 総合商社の志望動機は自己分析と企業分析に基づいて具体的に書こう
  • 企業でどのように活躍したいかを描いたり具体的なエピソードを交えたりするのが重要
  • 企業や業界のイメージだけで書かれた志望動機は避けるようにしよう

総合商社の志望動機の書き方を例文付きで解説!やりがちなNG例文も紹介のイメージ

「総合商社の志望動機が書けない」

総合商社への就職を考えている方のなかには、このような悩みを感じる人もいるでしょう。

この記事では、総合商社の魅力を伝える志望動機の書き方について、志望動機の考え方や書く際のポイントを解説したうえで、具体的な例文を用いてより学びを深められるよう紹介していきます。

志望動機を書く際に注意すべきポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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目 次

商社とは?商材の違いで2種類に分類される

商社とは輸出入貿易を通し、国内外でトレーディングや事業投資、その他ビジネスを行っている会社のことです。

会社といえども、経済界では「商社」という業界カテゴリーがあるほど、大きな規模を誇っています。2017~18年の業界規模は80兆を優に超越。国内でも最大級の業界だといえるでしょう。

また、商社には「総合商社」と「専門商社」の2種類があります。それぞれについて見ていきましょう。

総合商社

総合商社では、食料品といった私達の生活に身近なものから、資源やエネルギー開発といった目に見えづらい商品まで、グローバルな規模で取り扱ってます。多種多様な商品を取り扱っているのが「総合商社」の特徴だといえるでしょう。

現在、日本では、三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅・豊田通商・双日の7社が総合商社だとされています。7社ともビジネスの世界だけではなく、世間的にも高い知名度がある会社です。

専門商社

専門商社では、食品、繊維、機械、医療など一つの分野に特化した商材や商品を取り扱っています。専門性を生かした事業が強みといえるでしょう。

また、総合商社が7社なのに対し、専門商社は数多く存在しています。独自の専門商社はもちろんのこと、総合商社やメーカーの子会社、系列会社の専門商社など種類も規模もさまざまです。

商社の仕事についてより詳しく知りたい方は「商社の仕事内容や動向は?基本的な知識から年収まで詳しく解説!」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機を考える前に特徴を押さえよう

総合商社への志望動機を考える前に、総合商社の特徴と業界のトレンド、主なビジネスモデルを理解することが重要です。

総合商社の特徴やトレンドを学ぶことによって、あなたが総合商社で何を達成したいのか、どのような貢献ができるのかを具体的にイメージする手がかりを得られます。

総合商社業界のトレンド

総合商社は、商品の買い付けから販売まで一連の流れを手掛け、幅広い業界と取引を行う特性から、グローバルな視野と高度な情報収集能力が求められます。

三菱商事や三井物産など、「5大商社」と呼ばれる大手総合商社の収益源の多くはエネルギー事業に依存してきました。

環境に対する消費者の意識の高まりから、脱エネルギーの流れも出てきていますが、依然としてエネルギー資源に関する事業は多く、エネルギー資源の価格に業績が左右されやすい業界だといえるでしょう。

近年では、新型コロナの影響で一時的に減収傾向となったものの、世界的な金融緩和を背景とした資源高が起こり、過去最高益を記録した総合商社もありました。

今後は、デジタル化やサステナビリティの推進、新興国や新産業への進出などが大きなトピックになると考えられます。これらのトレンドを理解し、それらが総合商社のビジネスにどのように影響を及ぼすかを把握することが大切です。

総合商社の主なビジネスモデル

総合商社のビジネスモデルは大きく分けて二つ、トレーディングと事業投資です。

トレーディング

トレーディングは、商品を仕入れて販売することによる利益を追求するビジネスモデルで、総合商社の基本的な業務です。仕組みは非常にシンプルで、ある商品を安値で仕入れ、仕入れ価格よりも高い値段で売ることで利益を得ます。

商品の種類は多岐にわたり、食料品から原材料、産業製品までと幅広です。

総合商社の場合、グローバルなネットワークを活用して、世界中から商品を仕入れ、それを需要のある場所に適時供給することで多くの利益を得ています。

事業投資

事業投資は、新たなビジネスチャンスを探求し、その成長を支えるための投資を行うビジネスです。

簡単に言えば、将来利益を得られそうな事業や技術に資金を出し、それらが利益を出し始めたら利益の一部を回収したり、自らの商品として販売したりすることで利益を得る手法です。

総合商社の場合、エネルギー、インフラ、情報通信、ライフサイエンスなどの幅広い分野で、各社独自の視点から投資を行っています。

短期的に利益を得られるトレーディングと比べると、事業投資は長期的に取り組むビジネスです。社会の動向や技術の潮流を読む先見性が求められる業務だと言えるでしょう。

総合商社はこれらのビジネスモデルを通じて、世界各地で様々な産業に関わり、常に新しいビジネスチャンスを追求しています。総合商社で働けば、幅広い業界に触れ、多岐にわたる知識とスキルを身につけるチャンスを得られるでしょう。

商社のビジネスモデルについてより詳しく知りたい方は「商社の仕事内容とは?種類や向いている人の特徴についても解説」も参考にしてください。

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総合商社の主な職種

総合商社では、多岐にわたる業務を担当する様々な職種が存在します。

それぞれの職種で求められるスキルや役割を理解することで、自分がどの職種を目指すべきか、またどの職種で自分のスキルを活かせるかを見つける手がかりになるでしょう。

代表的な職種について、一つずつ紹介します。

営業

営業職は、商社のビジネスの最前線に立つ職種です。総合商社の花形とも言えるポジションで、いわゆる「総合職」として採用された場合は多くの人が営業職に就くことになります。

営業は、新規の取引先開拓や既存取引先との関係構築、商品の仕入れから販売までを担当します。交渉力やコミュニケーション能力、情報収集能力が求められる仕事です。

営業事務

営業事務職は、営業活動を支える重要な役割を担います。取引書類の作成、データ管理、スケジュール管理など、組織の円滑な運営を支える業務が中心です。

細かい作業に対する集中力や正確さ、組織力が求められる仕事だといえるでしょう。

貿易事務

貿易事務職は、国際取引を円滑に進めるための業務を担当します。輸出入の手続きや通関業務、物流管理などが主な仕事です。

貿易に関する知識や法規制の理解、語学力が必要とされるため、専門性の高い職種だといえるでしょう。

一般事務

一般事務職は、組織の運営を支える役割を果たします。経理、人事、総務など、社内の各部門で業務を行います。

総合職で採用された人が配属されることもあれば、一般職がメインで働く場合もあり、事情は各社によって異なります。

事務や部署間の調整にあたることが多いため、PCスキルや組織的な視点、コミュニケーション能力が求められます。

事業企画

事業企画職は、新規事業の立ち上げや既存事業の改善、戦略策定などを行う職種です。市場分析や競合分析などを行い、新たなビジネスチャンスを探す役割も担います。

現場やビジネス感覚を知らなければ務まらない高度な業務内容であるため、新卒でいきなり事業企画を担当するのはレアケースでしょう。

ビジネスを成功させるための戦略的思考力や創造力、チームを率いてプロジェクトを動かしていくためのリーダーシップが求められる職種です。

これらの職種を理解した上で、あなたがどの職種で自身のスキルや能力を活かせるか、また、どの職種が自身のキャリアゴールに合っているかを考えることが重要です。

自分がどの職種に興味があり、その職種で何を達成したいのかを明確にし、志望動機を具体的なものにしていきましょう。

また、各職種の役割や求められるスキルを理解することは、企業分析や自己分析、面接などの就職活動全般で役立ちます。

どの職種を志望しているかを明確にした上で、その職種でどのように企業に貢献できるかを考えることで、志望動機をより具体的で説得力のあるものにできるでしょう。

総合商社の職種や仕事内容についてより詳しく知りたい方は「総合商社の仕事内容を紹介!「商社マン」って何しているの?」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機を考えるためにやるべきこと

総合商社での内定に向けた志望動機を考える際には、自己分析、企業分析、そして外部サービスの利用が欠かせません。

これらの対策を通じて自身の価値観や目指すキャリア、企業の特性やビジョンを整理し、自分がその企業をなぜ志望しているのか明確にすることが重要です。

自己分析

自己分析は、自分自身の強み、弱み、興味、価値観を理解し、自分が何を求めているのか、どのような職種や業界に向いているのかを把握するための重要なプロセスです。

自分の経歴を書き出したり、体験談を作文にしたりと、自己分析には様々な手法があります。自分に合った方法を探し、繰り返し自己分析を行いましょう。

自己分析を深めていくことで、自分が目指すキャリアや企業に対する考えを明確にしていくことができます。

これから自己分析を始めようとしている方は「自己分析のやり方は?簡単に行える方法をご紹介」も参考にしてください。

企業分析

企業分析は、志望する企業のビジョン、事業内容、企業文化、働く人々の特性などを詳しく調査することです。

企業分析を行うことで、企業の目指す方向性や求める人材像を理解し、自身がその企業でどのように活躍したいのか、どのようなスキルが生かせるのかを明確に意識できます。

総合商社の場合、ビジネスモデルが似ているため、扱っている商品や強い分野を理解するためには複数社の分析・比較をすることが重要です。

企業分析だけでなく、業界全体の動向などを調べる業界研究も同時並行で行い、より理解を深めていくようにしましょう。

外部サービスの利用

外部のキャリア支援サービスや就職情報サイト、就活エージェントなどを活用することも有効な対策の一つです。

近年の就活は多様化や早期が進み、以前よりも情報量や就活生にかかる負担が増大しています。

要領よく一人で就活を進められれば良いのですが、バイトや大学の授業が忙しく、一人で就活を進めることに不安を感じる人もいるでしょう。

外部サービスを利用すれば、専門的な知識や経験を持った人に就活をサポートしてもらえます。一人で就活を進めるよりも効率的に対策を進められるため、不安を抱えている方は外部サービスの利用を検討してみましょう。

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総合商社で求められる能力

商社で必要とされる人材やスキル、その理由について解説していきます。

行動力

商社で活躍するには、業務における行動力が必要です。各種プロジェクトを進めていると、なにかしら決断を要したり実際に動くことを求められたりする場面が多々あります。

また、自らがリーダーシップをとって率いることもあるでしょう。アグレッシブな気持ちと行動力をもって、対応できる人材が求められます。

コミュニケーション能力

商社の社員に必要なスキルとして、コミュニケーション能力が挙げられます。業務において商品を売り込んだり、新しい情報を得たりするには、取引先とのスムーズなやり取りが求められるからです。

外国語に堪能、弁が立つ、という人は先方へ伝えたいことは言えます。しかし、そこに人間味が介在しないとドライなやり取りになり、信頼関係の構築は難しいでしょう。情報や商品をやり取りすることは大切ですが、まずは目の前の人に信頼してもらうことが先決です。

つまり、商社マンとして成功するには語学力や話術はもちろんのこと、コミュニケーション能力がキーポイントといえます。

商社を志望している人は、普段から相手のことや話に興味をもって会話を拡げる、こまめに電話やメールでやり取りをする、といったことを心がけると良いでしょう。

柔軟性と先見性

商社では、何事にも臨機応変に対応できる人が活躍できるでしょう。

日本や世界の情勢は日々動いています。商社には、その変化を敏感にとらえ的確に対応できる人物が必要です。

また、どこよりも先んじて新たなビジネスを興すため、既存の枠にとらわれない積極性や先見性も評価される傾向にあります。

商社の選考について学びを深めたい方は「商社を志望する就活生は必見!選考を勝ち抜くポイントは?」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機を書く時のポイント

商社への志望動機を効果的にアピールするには、いくつかポイントがあります。前準備の段階でしっかりと押さえておき、志望企業からの内定を目指しましょう。

なぜ商社業界を志望しているのか明確にする

企業への想いを先走らせず、まずは、なぜ商社業界を志望するのかを明らかにすることが大切です。
業界の特徴にふれつつ、商社で働きたい理由を述べると、動機に説得力が増し効果的でしょう。

なぜその企業なのかを明確にする

次に、なぜ当該企業なのかを明記しましょう。専門商社に属する企業であれば、取り扱っている商材に注目しながら希望理由を述べると企業への訴求に繋がります。

総合商社の場合は、企業の特徴、強みとしている分野、ビジネスの展開状況等に触れながら理由を述べましょう。専門商社と総合商社、いずれであってもオリジナル性への言及がポイントです。

どのように活躍できるか伝える

志望企業において、自分は何をできるのか、どのような貢献をしたいのか、といったことを述べましょう。意欲の高さを全面に押し出すことが企業へのアピールになります。

また、気持ちばかりではなく、仕事に役立つスキルを修得しておくのも高評価です。

根拠となる具体的なエピソードを交える

志望するきっかけとなった出来事を交えてアピールしましょう。述べられる範囲で構いませんので、自分の経験やエピソードを交えると、動機に真実味や深みが増します。

入社後の目標やキャリアビジョンを示す

入社後の目標や描いている未来像がはっきりとしているのならば、「こうありたい」というニュアンスで動機に付け加えてはいかがでしょうか。仕事に対する意識が高い人物といった印象が与えられるかもしれません。

また、キャリアビジョンを掲げると、なりたい自分になるための方法が自ずと見えてくるでしょう。

商社の志望動機の書き方のコツをさらに知りたい方は「商社の志望動機はこう書く!総合職から一般職まで詳しく解説」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機を書く時のチェック観点

総合商社の志望動機を書く時に注意したいポイントについても紹介します。

自身が書いた志望動機を見直す際にも、これから紹介するポイントが当てはまっていないかをチェックするのが有効です。

どんな企業にも当てはまる内容になっていないか

どんな企業にも当てはまる内容になっていないかという視点は常に持っておきましょう。

具体性が欠けた志望動機は説得力を欠きます。総合商社が手掛ける事業は多岐にわたり、企業ごとの強みやビジョンも大いに異なります。

だからこそ、その総合商社特有の魅力やビジョンに共感し、自身がどのように関わりたいのかを明確に示していく必要があるでしょう。

理念やイメージだけの志望動機になっていないか

企業の理念やイメージを意識するあまり、理念やイメージだけを述べる志望動機になっていないかもチェックしたいポイントです。

自身がその企業でどのような業務に関わり、どのように貢献したいのか、そしてそのためにどのようなスキルや経験を活かせるのか。7志望動機に書き込みたいのは、こういった点です。

理念やイメージといった漠然とした言葉だけではなく、自身の経験やスキルにもとづいた志望動機を書くように意識しましょう。

自己PRにつなげられているかどうか

志望動機を伝える上で、自己PRとの連携は不可欠です。

自己PRでは、あなたがどのような人物で、どのようなスキルや経験、価値観を持っているのかを示します。

ほとんどの企業のESでは、志望動機とは別に自己PRを書く欄もありますが、志望動機にも自己PRを書き込めれば、企業に自身を売り込むチャンスが増えます。

自分がその企業を志望している理由と、自身のPRにつながる経験やスキルをリンクさせた志望動機を書けないかを考えてみましょう。

志望動機が思いつかなくなってしまった方は「志望動機が思いつかない原因は?対処法をご紹介します!」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機の例文

総合商社の志望動機の例文を3つご紹介します。

過去のエピソードやスキルに当たる部分を自分なりに書き換えるなどして活用してください。

例文①

私は大学時代に留学経験を通じて、異文化を理解し橋渡しする力がビジネスにおける重要な価値であると確信しました。そのため、グローバルな視点で多様な事業領域に関わり、文化間の架け橋となる機会が豊富にある総合商社に務めることを考えるようになりました。

特に、貴社が展開するエネルギー関連事業に魅力を感じています。エネルギーは社会基盤であり、それを提供するビジネスは社会への大きな影響力を持つと考えています。留学中に習得した英語力と交渉力を活かし、貴社のエネルギー事業に貢献したいと考えています。

自身の留学経験や語学力といった自己PRをしつつ、「エネルギー関連事業」という具体的な領域を挙げてキャリアを語れている志望動機です。

留学体験をより具体的に語ったり、なぜエネルギー関連事業に興味を持っているのかをより具体的に追求すれば、さらに良い志望動機になるかもしれません。

例文②

私が総合商社を志望するのは、企業の成長と共に自身も成長できる環境があるからです。学生時代に起業経験があり、その際に商品開発から販売まで一連の流れを経験しました。

その経験から、異なる分野を繋げる役割がビジネスにおいて重要であると理解しました。貴社が数多くの事業領域を持ち、そのすべてに深く関与している点に強く魅力を感じます。私のマルチタスク能力と経験を活かし、貴社のビジネスに貢献したいと思います。

学生時代の起業経験という具体的なエピソードから、総合商社を志望した動機につなげています。

起業経験による行動力やビジネス感覚といった自己PRをしつつ、説得力のある志望動機が書けています。

例文③

私の志望動機は、貴社の多様性と広範な事業領域に対するリーダーシップです。総合商社の醍醐味である幅広い業界へのアプローチは、多様な視点と経験を得る絶好の機会だと感じています。

また、貴社の機能素材事業に対する積極的な取り組みには、特に感銘を受けました。大学で化学を専攻していた私にとって、技術を用いて社会問題を解決するその事業は、理想的な活躍の舞台と感じます。

学んだ専門知識を活かし、社会貢献につながる貴社の機能素材事業に対して、新たな視点やアイデアを提供したいと考えています。

一見理念的な話だけの志望動機に見えますが、後半部分で自身の学業経験やキャリアプランについて語っているため、志望動機の明確さが感じられる文章になっています。

このように、理念的な部分が志望動機のとっかかりになっていても、具体的なスキルやキャリアについての考えを交えることで説得力のある具体的な志望動機にあることは意識しておきましょう。

志望動機の例文をさらに読みたい方は「志望動機の書き出しで第一印象が決まる!新卒向けOK・NG例文を紹介」も参考にしてください。

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総合商社の志望動機のNG例文

総合商社の志望動機のNG例文も紹介します。

自分の書いた志望動機が、これから紹介する例文に似てしまっていないかチェックしてみましょう。

例文①

あなたの会社はとても大きくて、たくさんのビジネスを展開しているからこそ、さまざまな経験ができると思い、興味を持ちました。

具体的な商社への理解や、その中で自分がどのように活躍したいのかというビジョンが見えてこない志望動機です。自身のスキルや経験をどのように活かすつもりなのかも明確ではなく、入社後のことを具体的にイメージできていないと思われてしまいます。

例文②

貴社の企業理念に深く共感しました。私は常に挑戦し続ける精神を持っていますので、それが貴社とマッチすると感じました。

企業の理念への共感を述べていますが、それが具体的にどのような業務で活かされるのか、どのような結果をもたらすのかが示されていません。

理念やイメージだけを語る志望動機は抽象的になりがちで、説得力に欠けたものになってしまいます。

例文③

私はグローバルなビジネスに興味があります。総合商社は国際的な取引を行っているので、その経験が得られると考えています。

商社を志望する理由やきっかけが具体的に見えてこないだけではなく、「経験を得られる」という受け身な姿勢に見えてしまうのもマイナスポイントです。

自身のスキルをどのように業務に生かし、どのようなキャリアを歩みたいのかを明確にすることで、積極性を見せられるようにするべきでしょう。

志望動機のNG例文をさらに読みたい方は「志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」を参考にしてください。

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総合商社の志望動機を一人で考えるのが不安な人へ

就職活動は、一人では難しく感じることも多いかもしれません。特に、総合商社のように多岐にわたる商材を扱っている企業に対して、自分の志望動機を明確にするのは困難でしょう。

そのようなときには、専門のサポートを活用するのも一つの手です。

就活エージェントであるキャリアチケットでは、専門的な経験や知識を持つカウンセラーが、就活を全力でサポートしています。

志望動機を考えることはもちろん、自己PRの作成や面接対策も一緒に行っているので、一人で進めるよりも効率的に就活対策ができます。

また、あなたの能力や適性、そして志向に合わせた企業の提案を受けることも可能です。

就活を始めたはいいものの、「何から始めたらいいのかわからない...」「自分が何をしたいのか見つからない...」と不安を抱えている方は、ぜひキャリアチケットの利用してみてください。

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