このページのまとめ
- 志望動機が思いつかないと入社意欲が伝わらず選考に落ちやすい
- 志望動機が思いつかない場合は、自己分析や企業研究を行うのが大事
- 志望動機が思いつかないからといって、ネット上の例文を使うのはやめておく
「志望動機が思いつかない…」「どんな内容を書けばいいの?」などと悩む就活生も多いでしょう。志望動機はどの企業にエントリーする際も必要になるので、書き方を理解し、アピールできるよう準備しておくのが大切です。
この記事では、志望動機が思いつかないと悩む就活生に向けて、7つの対処法を解説しています。最後まで読めば、選考突破につながる志望動機が作成でき、内定獲得を実現できるはずです。
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- 志望動機が思いつかないとどうなる?選考への影響を解説
- 企業に入社意欲や熱意が伝わらない
- ミスマッチだと思われる
- 志望動機が思いつかない5つの原因
- 「なぜその会社がいいのか」があいまいになっている
- 自分のやりたいことが決まっていない
- 自分の考えを整理できていない
- 給与などの待遇だけで企業を選んでいる
- そもそも企業にあまり興味がない
- 志望動機が思いつかないときの対処法
- 1.企業研究を徹底して特徴を把握する
- 2.「SWOT分析」でやりたい仕事を見つける
- 3.自己分析で考えや価値観を整理する
- 4.就活の軸を考えなおす
- 5.興味のない企業は応募しない
- 6.先輩やネット上の志望動機を参考にする
- 7.就活エージェントに相談する
- 志望動機をわかりやすく伝えるための構成
- 1.志望する理由を伝える
- 2.志望するきっかけになったエピソードを伝える
- 3.企業に対してどのように貢献できるかを伝える
- 志望動機が思いつかないときに注意したいよくある失敗例
- あいまいで何を伝えたいかがわからない
- どの企業にもあてはまる内容をしている
- 企業が採用するメリットがわからない
- 先輩やネット上の志望動機をそのまま使っている
- 志望動機が思いつかないと悩んでいるあなたへ
志望動機が思いつかないとどうなる?選考への影響を解説
志望動機が思いつかないと、企業に意欲が伝わらず、ミスマッチだと思われてしまいます。ここでは、志望動機が思いつかないことによる選考への影響を解説するので、参考にしてください。
企業に入社意欲や熱意が伝わらない
志望動機が思いつかないと、企業に入社意欲や熱意が伝わらず、選考に落ちてしまいます。志望度が低いと思われるので、志望動機は真剣に考えましょう。
新卒採用は強みやスキルだけではなく、長期的に働いてくれそうかも重視されています。同じ程度の能力であれば、志望動機で意欲が伝わるかどうかが評価されるため気をつけてください。
ミスマッチだと思われる
志望動機の内容が薄いと、ミスマッチだと思われて評価が下がります。志望理由が自社に合わないと、「企業研究ができていない」「自社では活躍できそうにない」などと思われるからです。
ミスマッチが起きてしまうと、従業員との相性があわなかったり、早期離職につながったりしてしまいます。企業の採用意欲が下がってしまうので、志望動機を考えてアピールすることは欠かせません。
評価される志望動機作成のコツは、「入社したい理由を明確に!評価される志望動機の作り方」の記事で解説しているのでも参考にしてください。
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志望動機が思いつかない5つの原因
志望動機が思いつかないのは、自分の考えがあいまいだったり、企業研究ができてなかったりするからです。ここでは、志望動機が思いつかない5つの理由を紹介するので、改善するための参考にしてください。
「なぜその会社がいいのか」があいまいになっている
会社を選んだ理由があいまいになっていると、志望動機が思いつきません。「なんとなく選んだ」「業界で選んだ」のような理由だと、志望動機にまで発展しません。
志望動機を考えるためには、「ほかの企業ではなく、なぜ志望企業なのか」が大切です。会社を選んだ明確な理由がなければ、志望動機も出てこないでしょう。
自分のやりたいことが決まっていない
自分のやりたいことが考えられていない場合も、志望動機が思いつきません。入社後に何をするかの目標がなく、アピールできないからです。
志望動機は入社したい理由とあわせて、「入社後に何を実現したいか」をセットでアピールする場面です。目標が思いついていない状態では、入社することが目的となってしまい、志望動機の内容が薄くなってしまうでしょう。
自分の考えを整理できていない
自分の考えがまとまっていない場合も、志望動機が思いつきません。いくつか考えは浮かんでいても、言語化するのが難しいからです。
考えが整理できていない場合は、自己分析から始めましょう。過去の経験を振り返り、「なぜ志望したのか」「入社後に何をしたいのか」を整理してください。自己分析の進め方については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」の記事で詳しく解説しています。
給与などの待遇だけで企業を選んでいる
給与や福利厚生など、待遇だけで会社を選んでいる場合も気をつけてください。条件面でしか志望していないため、会社を選んだ理由が思いつきません。
キャリアチケットの「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」によると、25卒学生が企業を選ぶポイントで給与が16%の2位、福利厚生が12%の4位でした。
引用:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査」
給与や福利厚生も重要なポイントですが、志望理由としては熱意が伝わりません。「給料が高いから」と志望動機で伝えられて、喜ぶ会社は少ないでしょう。
志望動機を考える際は、業務内容や社風のように、条件面以外でのアピールが重要です。条件だけしか見ていない場合は、会社の別のよさにも目を向けてください。
参照元
キャリアチケット
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そもそも企業にあまり興味がない
企業自体にあまり興味がない場合も、志望動機が思いつきません。「滑り止めで受けた」「第一志望ではない」などの会社の場合、志望動機作成に苦しむでしょう。
就活では第一志望以外の場合も、真剣に企業研究を行い、志望理由を考えるのが大切です。志望動機が思いつかない会社はミスマッチの可能性があるので、エントリーをやめた方がよい場合もあります。
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志望動機が思いつかないときの対処法
志望動機が思いつかないときは、企業研究や自己分析などを行うのが大切です。事前準備を行い、考えや伝え方を整理しましょう。
ここでは、志望動機が思いつかないときの対処法を7つ紹介します。
1.企業研究を徹底して特徴を把握する
まずは企業研究を行い、志望企業の特徴を把握しましょう。企業ごとの特徴を理解し、志望動機に盛り込むことで、より評価の高い内容になります。企業研究では、次のような内容を調べるようにしましょう。
・企業理念
・業務内容
・代表メッセージ
・社員インタビュー
・商品やサービス内容
企業研究を行う際は、企業のWebサイトを確認したり、会社説明会に参加したりしてください。より深く企業について知りたい場合は、OB・OG訪問を行うと実際に働く方から経験談を聞けるのでおすすめです。
OB・OG訪問の実施方法については、「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」の記事を参考にしてください。
2.「SWOT分析」でやりたい仕事を見つける
やりたい仕事がわからず志望動機が見つからないなら、SWOT分析がおすすめです。SWOT分析を使えば、自分の考えを整理し、どのような仕事に就きたいのかが見つけられます。
S・W・O・Tそれぞれの意味合いは、以下のとおりです。
S=Strength:強みや長所など、自分の得意な分野や、経験から得た知識
W=Weakness:弱みや短所など、自分のやりたくないことや、達成できなかった過去
O=Opportunity:社会の動きや今後の可能性を考えて、志望先で活かせること
T=Threat:社会の動きや今後の可能性を考えて、志望先と自分が合っていないと思えること
SWOT分析を使えば、自分と企業がマッチするかどうか考えられるのでおすすめです。自己分析の一環として、ぜひ活用してみてください。
3.自己分析で考えや価値観を整理する
自己分析を行い、自分の考えや価値観を整理しておくのも大切です。「会社を選んだ理由」が思いつかなければ、志望動機は作成できません。まずは自分の経験を振り返り、「なぜその業界や会社にエントリーしようと思ったのか」を考えてみましょう。ほかの企業ではなく、エントリーした企業を選んだ理由があったはずです。
もし、「なんとなく」「名前を知っていたから」のような理由では、志望動機としてアピールできません。企業研究や業界研究が甘い可能性もあるので、もう一度研究しなおした方がよいでしょう。
4.就活の軸を考えなおす
志望動機が思いつかない場合、初心に戻って就活の軸を考え直してください。「どのような基準で就活を行っていたのか」「何を大切にしているのか」を振り返ってみましょう。
就活の軸とは、就活を行ううえで譲れない、自分なりの基準です。「商社がいい」「IT業界がいい」のように業界を軸にする人もいれば、「人と接する仕事がしたい」と業務内容で選ぶ人もいるでしょう。
就活の軸が整理できれば、「なぜその会社にエントリーしたのか」が明確になるはずです。軸があいまいだと企業選びの方針がぶれてしまうので、まずは就活の軸を整理してみてください。就活の軸の考え方については、「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事を参考にしてください。
5.興味のない企業は応募しない
興味のない企業には、応募しないことも大切です。入りたいと思わない企業や、よいところが思いつかない企業に応募しても、志望動機は思いつきません。
志望動機を考えるには、企業で実現したいことや成し遂げたいことが大切です。入社後の目標やビジョンが思いつかない場合は、そもそも応募しない方がよい場合もあります。
6.先輩やネット上の志望動機を参考にする
先輩やネット上の志望動機を参考にし、イメージを持つのも大切です。そもそもどのように志望動機を造ればよいのか、イメージがわかない就活生も多いでしょう。
志望動機にも採用担当者に伝わりやすい構成があります。どのような文章や内容がよいのかイメージが湧くと、自分なりの志望動機が考えられるようになるでしょう。
7.就活エージェントに相談する
就活エージェントに相談し、アドバイスをもらうのもおすすめです。客観的な意見をもらうことで、新しい発見や表現も出てくるでしょう。
より評価される志望動機を考えるには、プロの意見をもらうことも大切です。自分だけではうまく思いつかないと感じたら、就活エージェントのサポートを受けましょう。
キャリアチケットでも志望動機作成のアドバイスを行っているので、ぜひ相談してください。
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志望動機をわかりやすく伝えるための構成
志望動機をわかりやすく伝えられるように、基本的な構成を知っておきましょう。構成がわからないので文章が思いつかず、うまく伝えられないケースもあります。
1.志望する理由を伝える
まずは志望動機の結論にあたる、「志望理由」から伝えましょう。質問に対して結論から答えることは、就活での基本です。
結論から伝えることで、何について話したいか明確になり、採用担当者側の理解も高まります。「私は△△の理由で貴社を志望しました」のように伝えると、わかりやすいのでおすすめです。
2.志望するきっかけになったエピソードを伝える
次に、企業を志望するようになったきっかけや経験を伝えましょう。自分にしかないエピソードを伝えることで、オリジナリティのある内容になります。
同じ企業にエントリーする就活生は大勢いるため、ありきたりな内容では埋もれてしまいます。採用担当者の印象に残るエピソードを伝えて、アピールできるようにしてください。
3.企業に対してどのように貢献できるかを伝える
最後に、自分の強みや経験を活かして、会社に対してどのように貢献できるかを伝えましょう。採用担当者は「入社後に活躍できそうか」「どのような成果を出してくれそうか」を考えて採用活動を行っています。
たとえば、「強みであるコミュニケーション能力を活かして、営業職として成果を出します」のように伝えれば、自分の強みも志望職種もアピールできるでしょう。会社側が採用するメリットを明確に伝えられるように、アピールを考えてみてください。
志望動機の構成については、「志望動機の構成はどう作る?必要な準備や業界別の例文を解説」の記事で解説しているので、こちらも参考にしてください。
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志望動機が思いつかないときに注意したいよくある失敗例
志望動機が思いつかないまま放置していると、自分の評価を下げるような失敗をしてしまう場合があります。ここでは、志望動機が思いつかないときによくある失敗を解説するので参考にしてください。
あいまいで何を伝えたいかがわからない
志望動機が思いつかない場合、あいまいな内容のままエントリーシートを提出してしまいがちです。明確な志望理由がないため、何を伝えたいのかわからない内容になってしまいます。
志望動機で大切なのは、「なぜ志望するのか」という結論です。企業を選んだ理由が自分でも理解できていない場合、あいまいな志望動機になるので気をつけましょう。
どの企業にもあてはまる内容をしている
どの業界や会社でもあてはまる内容になっていないかも気をつけたいポイントです。「ほかの会社でもよいのでは?」と思われてしまうので気をつけましょう。
たとえば、「人と関わる仕事がしたい」と志望動機で伝えたとします。人と関わる仕事は多くの会社にあり、志望企業ならではの内容とはいえません。どの会社にもあてはまる志望動機の場合、「エントリーシートに書くため使い回しをしている」と思われるリスクもあります。企業研究を行い、志望企業ならではの内容を考えるようにしてください。
企業が採用するメリットがわからない
志望動機でよくある失敗が、自分だけのメリットを伝えているケースです。会社が採用したいと思わなければ、選考は通過できないので気をつけましょう。
たとえば、「△△の業務について学びたい」のような志望動機は、自分だけのメリットです。企業は学校ではなく、教えるためだけに入社してもらうわけではありません。
志望動機で評価されるためには、自分を採用する場合のメリットを伝えるのが大切です。自分だけのメリットでアピールしようとしていないか、振り返ってみてください。
先輩やネット上の志望動機をそのまま使っている
先輩の志望動機やインターネット上の例文をそのまま使うのもやめましょう。自分の経験を使用していない志望動機は、見破られて評価を下げてしまいます。
エントリーシートでは問題なくても、面接では志望動機に書いた経験を深掘りされることに。先輩やネット上の志望動機を使っていれば、自分の経験ではないので回答に詰まってしまうでしょう。
志望動機を考える際は、当然ですがほかの人の文章をそのまま使ってはいけません。必ず自分の考えや経験をもとに、考えるようにしてください。
志望動機でのNG例やNG例文については、「志望動機のNG例文集!改善策や注意すべきワードも解説」の記事も参考にしてください。
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志望動機が思いつかないと悩んでいるあなたへ
エントリーシートや面接などの選考を突破するためには、志望動機が欠かせません。しかし、志望動機を考えるのは大変であり、「どのように書けばいいのか」「どんな内容がいいのか」悩む就活生も多いでしょう。
志望動機が思いつかないと苦戦する場合は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。キャリアチケットでは専任のアドバイザーが、あなたの経験や考えを整理し、志望動機を作るサポートを行います。
また、志望動機だけではなく、履歴書やエントリーシートなど書類選考全体の対策もサポート。面接対策や自己分析のアドバイスなど、就活についてのことならなんでもお任せください。
就活生であれば利用料は無料。少しでも就活への不安や悩みを感じている方は、ぜひ相談してください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。