【19卒 就活体験談 #3】就活の軸は「一生働けるスキルを身につける」

キャリアチケットのサポートを受けて就活を成功させた、2019年卒の学生に聞く「就活体験談」。どのように就活を行ったのか、苦労した点や就活を進めるうえでのポイントなどを聞いてみました。

今回お話を伺ったのは、IT企業にお勤めのYさんです。就活中は漠然とした不安を抱えていらっしゃったとのこと。就活をしていく中で生じる疑問や焦りをどのように克服して内定を得たのか、詳しくお聞きしました。

 

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ひとまず就活を始めたもののイメージが描けなかった

――まずはどのように就活を進めていったんでしょうか。

大学3年の12月頃に、そろそろ始めようかなと思って大学の就活支援センターに行きました。ただ、行ったはいいもののそこに置いてあった四季報を眺めるだけで終わってしまっていて。「この企業に就職したい」「この仕事に就きたい」といった強い希望がなかったんです。

本格的に準備し始めたのは1月頃ですね。合同説明会に参加して、興味を持った会社の1dayインターンにその場で申し込んで……。志望業界も定まっていなかったので、片っ端からいろいろな企業を回りました。

――いろんな業界を見ることで、ここに行きたいという希望は出てきましたか?

いや、なかなかこれだと思うものはありませんでしたね。こだわりを持ちすぎないようにしようといろいろ見ていたんですが、逆に絞らなすぎたことで苦戦してしまって。いざ業界研究をしようとしても取っ掛かりがないので進まないという。

それでも動かないとと思って、目についた企業を何社かエントリーして受けてはいたんですが、その度に落ちていました。当時はなんで落ちるのかよくわかっていなくて、どうすればいいんだろうと完全に沼にハマっていましたね。

――モヤモヤした思いを抱えていたんですね。

4年の4月になっても、これだと思う業界や職種を見つけられず、足踏み状態でした。なんとかこの状況を打破したいと思って、キャリアチケットに登録したんです。就活をスムーズに進めるきっかけになればいいなと思ったのと、進め方についてのアドバイスが欲しくて。あとは客観的に見て自分に合いそうな企業を紹介を受けたいと考えていました。

――相談してみていかがでしたか?

アドバイザーの方に「志望する業界はありますか?」と聞かれたとき、「全然決まってないんです」と答えても、嫌な顔ひとつされなかったので安心しましたね。その後は、「どんな感じのところで働きたいですか」「将来どんな風になりたいですか」と1つ1つ掘り下げていき、最終的に「こんな企業が向いてるんじゃないか」と業界を絞ることができました。

――どのように絞っていったんですか?

働くからには何かしらスキルを身に付けたいと伝えると、「営業のスキルはどの会社にいっても活躍できます。もしくは、IT系でプログラミングスキルを身につけるのもおすすめですね」と、わかりやすい具体例を挙げてくださいました。「将来的に~できるようになる」ということを言ってくださるので、イメージしやすかったですね。

実は大学の情報系の授業で、簡単なプログラミングを勉強したことがあったんです。そういえばその授業は楽しかったなと、アドバイザーさんとの話の中で思い出し、目指してみようかな……と。どの会社でも働けるようなスキルが身につけられるのも魅力ですし。そこでIT業界でエンジニアで受けられる企業に的を絞りました。

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フィードバックをきっかけに変わることができた

――選考に臨む際、どのような対策をとりましたか?

自分で対策を考えるというよりも、会社説明会や面接の前にアドバイザーさんが連絡をくださりアドバイスをいただくことが多かったですね。

面接対策では面接時の姿勢といった基本的なところから、面接で何をどう伝えるかといった内容の部分まで詳しく教えていただきました。
特に印象に残っているのは、模擬面接もしていただいたとき、顔の傾きについて指摘をうけたことですね。顎が少し上がって相手を見下すような感じで態度が悪く見えてしまう、と(笑)。自分では気づいていない部分だったので指摘されて良かったですし、それ以降は意識をするようになりました。

――現在お勤めの会社では、どのような面接が行われましたか?

1次面接は3対3で行われ、その次が最終面接でした。最終面接を受ける前にアドバイザーさんから、他の企業の面接のフィードバックをいただいていて。内容は「面接のときに声が小さくて少し元気がない印象だった」というものでした。
これを受けて最終面接に臨むことができ、声の大きさや抑揚に気をつけられたので良かったなと思います。

――そのフィードバックで改善でき、見事内定を得たわけですね。入社を決めた理由は何だったんでしょうか。

面接のときの話しやすさだったかなと思います。他の会社の選考よりも適度にリラックスして臨めましたし、社員の方も良い人たちで。ここなら自分も働けそうだなというイメージがついたことが、入社の決め手になりました。

 

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ユーザーが快適に使えるように、ミスのない仕事を

――入社後はプログラミングの勉強から始まりましたか?

まずは研修として1ヶ月間、パソコンの仕組みやITに関連することを学びました。5月からは自社で使うプログラミング言語の研修だったんですが、これが思っていた以上に難しくて。大学で少しかじったことがあるとはいえほぼ初心者なので、資料を見ても何のことか全然わからなくて焦った覚えがあります。

でも、1ヶ月間研修を続けていたら、ある程度は分かるようになっていき、研修が終わる頃にはもっとやりたいなと少し淋しさを感じるほどでしたね。

――今はどのようなお仕事をされていますか?

販売・物流システムに関わっているのですが、今の仕事は主にシステムの移行に伴うプログラムの書き換えや動作テストですね。最終的にクライアントが快適に使えるようにならないといけないものなので、ミスがないように気をつけています。

ただプログラミングができれば良いというわけではなく、クライアントの事業についても知識をつけなくてはならないので、そこは大変に感じる部分ですね。まずは技術面での理解を深め、将来的には信頼されるエンジニアになりたいと考えています。

――何年後くらいにそうなっていたいですか?

そうですね……入社7年目の先輩が自分の今の理想に近いかなと思うので、僕も早くて5年目、少なくとも7年目にはそうなっていたいなと思います。

――この会社に入って良かったなと思うところは?

特に感じているのは、新人に対して面倒見が良い会社だということです。研修が手厚いことはもちろんですが、先輩も気さくに話しかけられるのでわからないことはすぐに聞けて心強いです。

――では最後に、就活を頑張っている後輩たちへメッセージをお願いします。

僕がそうだったように、今ひとつ就活がスムーズにいかない……と悩む方は多いと思います。さまざまな業界に目を向けるのは良いことでもありますが、いつまでも考えや目標がまとまらないと行動に移せません。なので、できるだけ早い段階で的を絞っていくと良いと思います。

また、自分自身もそうでしたが、学生はアピールしているつもりでも面接官に伝わっていないなど、空回りしていることもあると思います。もし、少しでもそういったことに心当たりがあれば、就活のプロであるエージェントに相談してみるのも1つの方法かなと。自分の性格や適性を客観的に見てもらえるので、「就活の軸」が早く見つかり、動きやすくなると思います。
 

撮影/武田真由子

 

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