キャリアチケットのサポートを経て就活を成功させた新社会人に聞く「就活体験談」。今回お話を聞いたのは、今年4月から営業コンサルタントの会社で働き始めたIさんです。どのように就活を進めたのか、そして現在の仕事内容など、リアルな声を聞いてみました。
「就活の進め方がわからない」「自分に適した仕事がわからない」など、悩みや不安がある方は、ぜひ先輩の声を参考にしてみてください。
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第三者に相談することで志望企業が定まった
――いつ頃から就活を始めたんですか？就活を始めたのは3年生の1月あたりです。どうしようかなと悩み始めていた時期でもあったので、3月の解禁前に始めようという気持ちがありました。私は通信制の大学だったんですが、周りは年齢層が高かったり仕事をしながら通っていた人が多くて。就活に関する情報が少なかったのも、早めに動き始めるきっかけになったと思います。
「情報は自分で取りに行くしかない」と考えたときに、就活エージェントだったら詳しい話が聞けるだろうという気持ちで調べて、キャリアチケットに登録しました。
――そのときは、どんな仕事がしたいかご自身の中でイメージはありましたか？
正直、当時は「自分に向いている仕事は何だろう？」と何もわからない状態でしたね。学生時代、接客や製造などいろいろなバイトをしてきましたが、一生の仕事にできるかといわれると違うなぁと考えていました。「この仕事がやりたい！」と言えるほど、どんな職業があるのか、どんな仕事が向いているのかわかりませんでした。なので、知識の豊富なエージェントに相談しようと思ったんです。いろいろとサービスを見比べて、目に止まったのがキャリアチケットでした。
――最初はどんな話をしたんでしょうか。
就活について本当に本当に何もわからない状態だったので、まずは担当の方が業界構造や職種について詳しく説明をしてくださったのを覚えています。初回は「こんな領域の仕事があって～」といった話で終わり、次回会うときに具体的にどういった業界・職種が良いか考えながら話し合いましょう、と。
2回目のカウンセリングでは、これまでの経験や自分の性格について話をしました。ルーティーンワークは性格的に向いていない、自分で考えて提案したり行動したりするのが好き、とお話ししたら、「営業や販売、SEといった人と関わる仕事が向いてそうですね」と、いくつか企業を紹介してくださいました。
ようやく本格的に就活が始まったとホッとする気持ちもありつつ、人と接する仕事は自分には向いてないんじゃないか、頑張れるのかなと不安もあって……。今でこそ営業の仕事をしていますが、当時は営業職とは、きつい・厳しい・メンタルがやられるといったマイナスなイメージがありましたね。
――その不安な気持ちはどのようにして晴れたんですか……？
今勤めている会社になるんですが、説明会に行ってみたらとにかく社員の方々がかっこよくて。営業の会社なだけあってプレゼン力が高く、とにかくキラキラ輝いて見えたんです。働く環境や社内の雰囲気が自分に合うかどうかを一番気にしていたのですが、説明会で話を聞いてみたら、「この会社を受けてみたい、この人たちと働きたい」と志望度が急に上がりました（笑）。説明会のときに適性検査を受け、その後1次面接、2次面接、最終面接と進んでいったんです。
この会社のほかにも5社くらい並行して進めていましたが、一番良いなと思ったのが今の会社でした。
――選考中、アドバイザーからサポートはありましたか？
自己PRや志望理由などをきちんと話せるように、それぞれ2次面接あたりから本腰を入れて対策を行いました。
今の会社の面接前には「5年後、10年後のキャリアプランはきちんと伝えられるように考えておきましょう」とアドバイスをくださって。アピール内容や文章の添削をしていただきましたね。他の方が面接を受けた際の情報も共有してくれてたので、そのうえで面接に備えることができ、とてもありがたかったです。自分1人でも、面接前に鏡の前で話す練習はもちろん、自分の声を聞いては改善するといったことをしてましたね。
――その選考を経て、行きたいと考えていた会社に内定したんですね。
1次、2次は面接官と会話するような雰囲気だったんですが、最終面接は一変してカチッとした雰囲気で。質問に対して何と答えたか覚えていないくらい緊張してしまったんです。アドバイザーの方にも、終わったあとに「多分ダメだと思います……」といった長文のメールを送っていたくらい。
その翌日に内定の連絡をいただいたときは、信じられない気持ちとうれしい気持ちで「えっ！本当ですか!?」と何度も聞き返しましたね（笑）。もう、本当にうれしかったです。
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とりあえずやってみよう！前向きにチャレンジすることを学んだ
――そして、今年の4月から社会人ですね。
入社して2ヶ月間の研修期間があったんですが、4月はビジネスマナーや営業の基礎などを教えていただき、5月からは実践に入りました。学んだことを活かしながら、実際に営業活動をしてみようということで、同期みんなでインサイドセールスの営業活動を実施するんです。
正直これがすごく大変で。私は同期の中で最後までアポが取れなくて、「電話をかけてもかけてもアポがとれない。何がいけないんだろう？」とかなり悩みました。でも、同期や先輩にアドバイスを求めて、指摘されたところを改善していったら、最初のときよりもアポが取れるようになったんです。
――どう改善していったんですか？
何も意識していない状態だと、PCを見ながら視線を落として電話をかけていて、声のトーンなども特に気にしていなかったんです。先輩に相談してみたら、「それだと声が通らなかったり、抑揚がつきにくかったりするよ」とアドバイスをいただいて。改めて周りを見ると、アポを取れている人はたしかに声も大きくハキハキしているし、話し方や姿勢も良いということに気づきました。
その点に気づいてからは、自分が電話をかけているときの声を録音して、声量や話すスピード、抑揚のつけ方などを改善していったんです。
――なるほど、その経験は今の仕事にも活きていそうですね。現在の仕事内容を教えてください。
今は、クライアントのサービスはどんな企業にニーズがあるのか調査し、リストアップした企業に実際に訪問する……といった営業活動を代行する仕事を行っています。直近で関わっていたプロジェクトはプレイヤーとしては私1人で任されていたので、すごく大変でしたが、その分やりがいもありましたね。
――仕事で大変だと感じることはどんなことですか？
電話をかけるとき、相手に「聞きたい」と思わせつつ、自分の伝えたいことも話すというのがすごく難しいし大変だなと感じています。相手にとってメリットがあるということを的確に伝える必要がありますし、そもそも必要に感じていないと話を聞いてくれないので、その部分を乗り越えるのが一番大変かもしれません。
あとは、メンタル面ですね。マイナス思考でいると、電話を1件かけて断られたら「ダメだったなぁ……」と落ち込んで手が止まってしまうんです。でも、そこで考えすぎると電話をかけられる量も減ってしまうし上手くいかないので、とにかく前向きに行動することが大事だなと思います。結果、上手くいってアポがとれたり、プロジェクトにつながっていくときは達成感を感じますね。
――この会社に入って良かったと思う点や魅力に感じる点を教えてください。
一番の魅力は人ですね。上司や先輩、同期、みんな前向きで明るいですし、成長意欲がある方が多いんですよ。プラス思考の人が多いので、社内が暗い雰囲気にならないんです。誰かが落ち込んでいたら、「大丈夫大丈夫、とりあえずやろう！」「やりきったあとに考えよう！」という声掛けがあったり。
私も営業で大変だなと思うことがあっても、フォローしてくれる人たちが周りにいるので安心して仕事に臨めますね。
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目指すは教育や見守りができる上司のようなリーダー
――今の仕事に対する夢や目標はありますか？始めのうちは新しい案件をバンバン取ってくるような営業になりたいと考えていたんですが、今はいろんな案件を抱えつつも、リーダーとしてメンバーの教育ができるようになりたいなと考えています。
というのも、私の上司は忙しいときでも「誰が頑張っている」「誰が上手くいっていない」といったチームの状態すべて把握していて、1人1人のフォローをしてくれるんです。その姿を見て、目標にすべきだなと考えました。
――夢はプレイヤーとしてもリーダーとしても活躍することですね。
今の自分は1つのプロジェクトだけでも大変に感じてしまい、自分が上司のようになるイメージはついていませんが、5～6年後にはリーダーのポジションになれていたらいいなと思います。自分でもプロジェクトを動かしつつ、チームメンバーに寄り添って個人の成長をサポートできるようになりたいですね。
――では、最後に就活生に向けてアドバイスをお願いします。
就活は自分の人生を左右する大切な時間だと思いますが、深く悩まずに行動してみてほしいですね。私もわからないことだらけだったので、キャリアチケットに登録し相談しに行き、今があります。
「どんな会社が合っているんだろう？」「どこ受けよう？」と迷うくらいなら、誰かに相談したり、会社の人に会いに行ったり、とにかく行動に移すことをおすすめします。
撮影／武田真由子
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