何から始めたらよいのか分からない、就活の進め方がわからないなど、初めての就活に悩んではいませんか? そんなときに参考にしてほしいのが「就活体験談」です。
就活体験談では、キャリアチケットのサービスを活用し、就職を成功させた先輩にインタビューしています。どのように就活を進めたのか、キャリアチケットでどのようなサポートを受けたのか、どんな仕事をしているのかについて聞いてみました。IT企業とエンジニアの架け橋として働く、Iさんの就活事情を覗いてみましょう。
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視野を広げられたのは大きな変化だった
――就活はどのように始めましたか?何から始めたらいいのかわからなかったので、大学3年生の6月くらいにいろいろな合同説明会や企業説明会に行きました。大手の就活支援サイトが開催するフェアにも行きましたが、人が多すぎたので1回行っただけでやめてしまって……。あとはインターンにも参加していましたね。
――業界や職種などはどういう風に絞ったんですか?
業界はあまり絞っていなかったんですが、職種に関しては営業以外は考えていなかったですね。もともと社会人になったらバリバリ働きたいという思いがありましたし、営業職であればそれが叶えられるかなと思っていて。
大学時代は飲食店やシューズ専門店など接客メインのバイトや、海外でのワーホリ(※)の経験があり、人と話すことが好きで得意だったので、営業が一番自分に合っているのではと考えていました。
※ワーキングホリデーの略。二国・地域間の取り決めにより、休暇目的での入国や滞在期間中の旅行を認める制度のこと。
――どんな企業を受けていたんですか?
就活を始めた当時は、誰でも名前を知っているような大手企業を受けていました。営業という職種以外は特に希望がなかったので、いろいろな企業を見ていくうちに営業の中でもどんな仕事が良いかを見つけられればいいなと。広く浅くではありますが、50社くらいはチェックしたと思います。
ただ、自分で思っていた以上に面接に受からなくて……。早い時点で、1社からは内定をいただいていたんですが、この会社に決めていいのかがわからなかったんです。内定を持っていることで多少気持ちの余裕はありましたが、自分が本当に行きたいと思う企業の面接はなかなか通過できず、うまくいかないことに焦りを感じていました。
――その後、キャリアチケットに登録したというわけですね。
ちょうど面接で落ち続けていた時期に、キャリアチケットが開催していた「面接力を上げよう」といった内容のイベントを見つけたんです。その当時、面接に進んでも2次面接や3次面接あたりで落ちてしまい、なかなか最終まで進めなくて。面接対策イベントの参加をきっかけに、4年の4月頃にキャリアチケットに登録しました。
登録後は、自己分析を一緒に手伝っていただき、自分に合う企業を何社か紹介していただきました。「Iさんはこういう性格だから、ここが合いそうだよ」と、丁寧に説明してくださって。
――自己分析でどんな企業が向いているとわかったのでしょうか。
これまでの経験を掘り下げて考えていくと、自分で考えて行動する場面で力を発揮しやすいことがわかり、裁量があって自由度が高い職場のほうが向いているんじゃないかと言われました。
新人のうちはこうすべきといったルールが敷かれているような企業よりも、ベンチャー企業のように小規模でも若いうちからいろいろな仕事を任せてもらえる企業のほうが力を発揮するのではとアドバイスをいただいて。当初は商社や広告業界の大手企業ばかり目がいって受けていたんですが、それ以降は会社規模にとらわれず、ベンチャー企業も視野に入れて考えるようになりました。キャリアチケットでのカウンセリングを通じて、選択肢を広げられたのは大きかったですね。
――その後どんな企業を受けたんでしょうか。
営業職という職種は変わらなかったんですが、今の就職先の他にもIT系の企業を何社か紹介してもらいました。
今の会社の選考は、説明会、適性試験、1次面接、最終面接という流れだったのですが、最終面接は社長との1対1でものすごく緊張して……。アドバイザーの方から事前に「面接時間は2時間くらいになると思います」と言われていたので、ある程度覚悟はしていたのですが、本当に2時間くらいの面接でがっつり話を聞かれたので驚きました(笑)。
――選考対策は何かしていましたか?
学生時代に頑張ったことなど、面接で聞かれそうなことの内容を詰めて、それをアドバイザーの方に添削してもらうというやり取りを何回かしましたね。この内容は変えてみようとか、こっちの言い回しのほうがさらに良くなるねとか、いろいろなアドバイスをもらえたので心強かったです。
――他にもいくつか選考に進んでいたかと思いますが、今の会社に入ろうと思った決め手は何だったのでしょう?
会社説明や選考を通して、他社に比べると圧倒的にチャンスがあり、若手にも仕事を任せてもらえる風土が魅力的だと思いました。自分の実力次第では、マネージャーなど、若いうちから責任あるポジションに就ける会社です。そういった実力主義の部分に惹かれましたね。
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自由度の高い風土で、のびのび活躍できている
――入社後はまず何から始まりましたか?
4月に入社して、最初の1ヶ月は研修がありました。会社の歴史やマナー研修、各部署の紹介、営業の進め方、ITに関する知識など、内容はいろいろですね。基本的なことから業務に関することまで、しっかり勉強する時間が設けられていました。
――今はどのようなお仕事を?
弊社で抱えているITエンジニアを、クライアント先である企業に派遣する仕事です。クライアントがどんなエンジニアを求めているのかを聞き、ニーズにマッチするエンジニアをアテンドしています。5~6月は先輩社員に同行し、アドバイスをもらいながら営業の話の仕方や進め方を学ばせてもらって。今は1人で営業に行っています。
上司や先輩方はいつも仕事のヒントをくれて、その先は自分で考えて行動してみようという感じなんです。僕はやり方をガッチリ決められてしまうとやりづらさを感じてしまうので、自分の頭で考えながらある程度自由に仕事を進められれるのはありがたいですね。
――やりがいや大変さを感じるときはありますか?
受注できたときは一番やりがいを感じます。5~6月頃に新規開拓のテレアポ業務があり、僕はチーム内で1位の成績だったんです。テレアポ業務は当然ながら社内での業務なんですが、5月頃って天気も気温もちょうどいい時期じゃないですか。なので、テレアポを頑張って外に営業に行きたいなと…(笑)。多く架電して1社でもアポイントが取れれば営業に出かけられるので、それをモチベーションにしていましたね。たくさん電話をかけた結果、多くのお客様からの受注につながり、結果として同期よりも良い成績を収められたのはすごくうれしかったです。
――それだけ良い成績だったということは、テレアポで何かコツをつかんだのでしょうか?
マニュアルがあるので最初はそれに沿って話していたんですが、話を聞いてもらえていないなと思うことが多くて。どうしたら話を聞いてもらえるか考えたときに、会社の説明をガチガチにしてしまうと自分でも聞く気が起きないなと考えました。
できるだけ説明はシンプルに、そして自分が一方的に話すのではなく相手にも話を振ったほうがいいということを、数をこなしながらつかんでいきましたね。
――マニュアル通りではなく、自分で工夫をしたんですね。では、仕事で大変だと感じることはありますか?
大変だと感じるのは、ITに関する勉強ですね……。クライアントはIT企業がメインなので、クライアントの話がわからないと要望に応えることができません。それを避けるためにも、ある程度技術に関する知識はつけておかないといけないなと勉強は続けています。
先輩方はみんな楽しそうに仕事をしていてかっこいいなと感じますし、僕も早く先輩方のように余裕を持って働けるように経験を積みたいですね。
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マネージャーになって会社のルールづくりに携わっていきたい
――今の仕事で、夢や目標はありますか?来年にはマネージャーになって、チーム全員が楽しく働けるような組織作りをしたいです。若手にもチャンスがある会社なので、目標に向かって頑張ることができれば実現も不可能ではないかなと。
営業職は四半期に一度評価のタイミングがあるんですが、営業ノルマを達成できていれば昇格できるんです。達成できればサブマネージャー、マネージャーと役職がつくので、まずは継続してノルマを達成することが直近の目標ですね。
――最後に、先輩として就活生にアドバイスをお願いします。
視野を広げることがかなり大切だと思います。僕はキャリアチケットのアドバイザーさんのおかげで、業界1つとってもいろいろな選択肢があるということを気づかせてもらいました。そして、人に相談することで、「自分はどういう企業に行きたいか」「どういう働き方がしたいか」を考え、軸を定めたうえで企業選びもできました。
最初から業界や企業を絞って就活するのも良いとは思いますが、いろいろな企業に目を向けることによって見えてくるものもあると思います。これから就活を始める人は、一度視野を広げ、現時点で興味のない業界も視野に入れて検討してみてほしいですね。
撮影/武田真由子
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