【19卒 就活体験談 #7】就活をやめたときがあった。でも、その期間に進め方を見直せた

一生に一度といっても過言ではない新卒での就職活動。中には「何から始めれば良いかわからない」という人もいるのではないでしょうか。「就活体験談」では、キャリアチケットを利用し就活を成功させた新社会人の先輩にインタビュー。体験談やアドバイスなど、先輩の声を参考にしましょう。

今回お話を伺ったのは、エンジニアとして働くIさん。就活で苦労したことや、就活を進める中での気持ちの変化、現在のお仕事などについて聞いてみました。
 

 

25卒の就活について相談したい

 

趣味や経験、得意分野を活かせる仕事に就きたかった

――就活を始めたのはいつ頃ですか?

就活を始めたのは、大学3年生の10月頃ですね。早めに始めて早く就活を終わらせようと意気込んで、夏のインターンに参加しようと思ったのですが、選考に落ちてしまって…。周りの学生はインターンに参加していたし、早めに始めようと意気込んでいただけに、「このままではまずい」と焦りを感じていました。とりあえずナビサイトは登録して、どんな企業があるのかをチェックしたり、説明会に参加したりしていました。

――どんな業界・職種が良いという希望はあったんですか?

理系の大学で数学を専攻していたこともあり、IT系企業やエンジニアとして働ける企業を見ていました。

僕の周りは数学教師を目指す人が多かったのですが、自分がなりたい職業は教師ではないかなと……。大学でプログラミングに触れていたことや、ゲームをプレイしたり自分で作ったりするのも好きなので、自分の趣味や経験を活かせる仕事に就きたいと漠然と考えていたんです。

――就活を大変に感じたのはどんなことですか?

とにかくネットで調べると情報があふれていて目移りしてしまうことですね。企業の採用ページに掲載されている先輩社員のインタビューを見て、「この会社良いな」「この会社も良いな」と思ってしまって……。自分の軸がブレてしまうことが多かったと思います。

企業説明会も、当然ではあるんですが会社側は自社の良いところを発信するじゃないですか。会社の良い部分ばかり目に入ってくるので、それに気づいてからは、「この会社は本当に良い会社なのか?」と考えながら、自分なりに厳選した企業だけを受けるようにしていました。

――キャリアチケットはどのような経緯で登録されたんでしょうか?

10月頃に始めたものの、なかなか思うように選考が進まず内定も取れなくて、1週間ほど就活をやめていたときがありました。なぜ選考通過できないのか、就活の進め方は合っているのかを真剣に悩んだときに、これまで就活の相談を誰かにしたことがないことに気が付いたんです。

ESや面接で話している内容についてフィードバックが欲しかったのと、どんな企業を選べば良いか意見を聞いてみたいなと思ったので、相談できる相手を探していました。せっかく相談するならプロの方にお願いしようと思い、就活エージェントを調べる中で見つけたのがキャリアチケットです。

――その1週間で今までの進め方を見直したんですね。

今思えば一度立ち止まって良かったなと思います。就活エージェントは5~6社ほど登録し面談しに行ったんですが、実際に話をしてみて一番親身になってくださったのがキャリアチケットでした。

――アドバイザーとどんなことを話したんでしょうか。

自分の志望業界や、面接でつまづいてしまっていることといった選考状況をお伝えしたうえでアドバイスをいただきました。選考が上手くいかない原因を追求していく中で、「じゃあ、自分の考えをどうやって面接官に伝えたら良いかを考えてみよう」と、伝え方を指導してくださったのを覚えています。

特に印象に残っているのは、具体的なアピールの仕方ですね。これまで面接で話してきた自己PRの内容などをお伝えすると、「アピール内容は良いと思うので、内容を整理すれば面接は通ると思うよ」と言っていただけて。面接が通らないことをかなり悩んでいたので、嬉しいと同時に救われた気持ちになりました。

その後、キャリアチケットを通して2社ほど紹介していただき、今の会社に内定をいただいた、という流れです。

――選考や選考対策について教えてください。

今の会社の選考は、始めに筆記試験、取締役の方との1次面接、社長面接というフローでしたね。選考対策は最初のカウンセリングのときと同様、話の伝え方を中心に行いました。僕は話していると、つい「なんか」という言葉を挟んでしまって。「そういった無駄な言葉が多いと話の内容が入ってこないことがあるので、しっかり伝えるべき言葉を伝えるようにしよう」と具体的なアドバイスをいただいたことを覚えています。

あとは話の組み立て方ですね。自己PRなどは結論から話す、といった基本的なことも教えていただきました。模擬面接をしながら「それはこう伝えたほうがいい」など、具体的に指摘いただいたことで、改善していけたのではと思います。面接対策をきちんとできた甲斐あって、紹介していただいた2社とも内定をいただきました。

――そのうちの1社が今働いている会社になりますが、決め手はなんだったんでしょう?

そうですね……一番は選考を通していい会社だなと思えたことですね。最終面接は通常の面接のように僕が一方的に話す形ではなく、社長が企業理念や今後の展望などを熱く語ってくださって。学生に真剣に向き合ってくれていることを感じたので、迷わずに「ここに決めよう」と考えました。
 

25卒の就活について相談したい

 

技術者としてでなく、社会人としても成長できる企業に出会えた

――現在の仕事内容についてお聞かせください。

Webサービスの開発に関わっています。簡単に言うと、皆さんがインターネットでアクセスするようなサイトを作っている感じです。サイト上でこのボタンを押したらこのプログラミングのコードを動かして、この画面に移る、といった動作の設計書を作っています。

入社後2カ月間の研修期間を経て、6月の中旬から現場に出て業務を始めました。今は比較的大きなプロジェクトに参加させてもらっています。

――仕事のやりがいはどんなときに感じますか?

大学生のときにプログラミングを勉強していたといっても、仕事にすると正直わからない部分も多くあって。そんな中でも、自分で作った設計書を先輩に見てもらったとき、「ここ良いね、この書き方はすごくわかりやすいよ」と言ってもらえると頑張って良かったなとやりがいを感じますね。

同期には文系の大学出身のエンジニアも多いのですが、みんな勉強熱心なので自分も頑張らないとと刺激を受けています。僕はわりと1人で悩んだり抱え込んでしまう癖があるので、わからないことはすぐに相談し、社会人としてもエンジニアとしても成長していきたいですね。

隣の席には歳の近い先輩がいるんですが、すごく話しやすくてわからないことや困ったことも親身になって教えてくださいます。できるだけ多くのことを先輩から吸収していきたいと思っています。

――この会社に入ってよかった点や魅力に感じる点を教えてください。

月に一度、全社員が集まる日があり、社長の話を聞く機会があることですね。「今月はこんな方向性で頑張っていこう」といったポジティブな話を聞くことができ、モチベーションが上がるんです。

また、エンジニアは普段はお客さん先で働いているため、現場が違う社員の方と話すことがなくて。そういった方とも情報交換ができるので、月イチの楽しみになっています。

――今現在、仕事に対する夢や目標はありますか?

プロジェクトを上から下まで、全行程を任せてもらえるようになりたいです。設計書を作って、コードを書いて、実際に動くかどうか確かめる……とにかく全部のことができるリーダーを目指しています。早くて2年目、長くても5年目でリーダーになるのが目標ですね。

基本的な知識や技術力ももちろんですが、リーダーになるためには人を引っ張る力やマネジメント力も必要なってくると思うので、経験を積んで頑張りたいですね。社内で頻繁に勉強会も開かれているので、そういった制度を活用しながら自己研鑽できればと思います。

 

撮影/武田真由子

 

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