面接のお礼状は出したほうが良い?書き方とポイントを解説

このページのまとめ

  • 面接終了後のお礼状は必須ではない
  • お礼状はあくまで面接をしてくれたことへの感謝や入社意欲を伝えるためのもの
  • ただし、面接のお礼状が合否を判断する際の重要な指標になる可能性もある
  • お礼状を出すことで、企業に入社意欲や礼儀をアピールできる
  • お礼状を出す場合は、面接から日を空けずになるべく早く出す

面接終了後、お礼状を出すべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。結論からいうと、面接のお礼状は必須ではありません。しかし、企業にとって、応募者の採用を判断する指標になる可能性があります。お礼状の役割やメリットを理解したうえで、実際に出すかどうか自身で判断しましょう。当コラムでは、お礼状の役割やアピールできるポイント、基本的な書き方などを詳しくご紹介します。ぜひご一読ください。

面接後のお礼状は必須ではない

先述したとおり、面接後のお礼状は必須ではありません。お礼状を出さなかったからといって、必ずしも採用に影響するわけではないでしょう。

お礼状は企業への感謝や入社意欲を伝えるもの

面接後のお礼状は、あくまで面接をしてもらった感謝や入社意欲など、自分の気持ちを企業へ伝えるためのツールです。実際に自己PRや資質をアピールをする場は面接なので、お礼状により採用率が上がることはほぼありません。お礼状に過度な期待を寄せるのは避け、あくまで感謝の気持ちを企業に伝えるつもりで送りましょう。

お礼状は面接後すぐに送る

お礼状を出す場合は、面接後すぐに送るようにしてください。面接当日に送るか、遅くても翌日までには送付するようにしましょう。面接後数日~数週間経ってから送付しても、すでに合否の結果が出ている可能性が高いです。
また、面接後すぐであれば採用担当者の中でまだ印象が強く残っているので、お礼状の名前を見て再度顔を思い出してもらえるチャンスもあります。

お礼状が合否に影響を与えるケースとは

お礼状が確実に採用に影響するとは言い切れませんが、合否を判断する際の重要な指標になる可能性も否めません。では、どういった場合、お礼状が採用の指標となるのでしょう。

合否の判断が微妙なラインの場合

応募者の合否のラインが微妙で、合格までもう一歩という場合。あと少しプラス要素があれば合格になるといったとき、あなたの送ったお礼状が採用の決め手になる可能性もあります。

一つの採用枠に同条件の候補者が複数いる場合

一つの採用枠に対し、同じ条件の候補者が複数いて、一人に決めかねている場合。条件が全員ほぼ一緒の時に、あなたがお礼状を送付していたという理由で、貴重な採用枠に食い込める可能性もあります。

面接のお礼状でアピールできるポイント

先述したとおり、お礼状とは企業への感謝と入社意欲を伝えるメッセージです。あなたの企業への熱意や感謝の気持ちが企業に伝われば、それは評価に値する十分な要素となる可能性も。それでは、お礼状で企業にアピールできるポイントを確認していきましょう。

入社意欲

面接の本番に自分の入社意欲や企業への熱意を十分に伝えられたら、それに越したことはありません。しかし、面接中はどうしても緊張してうまく言葉にできず、入社意欲を伝えきれずに終わってしまうこともあるでしょう。そんな時、お礼状が挽回のチャンスになる可能性もあります。
面接で企業への入社意欲を思うように伝えられなかった、と不安に思う方は、お礼状を送っておいて損はないでしょう。

礼儀

ビジネスシーンにおいて、自社のために時間を割いてくれた先方へお礼を伝えるのは基本の礼儀といえるでしょう。
面接後に丁寧なお礼状を送れば、「社会人としてのマナーや礼儀をわきまえた人」だと印象付けることができ、評価に繋がる可能性もあります。
特に歴史の深い昔ながらの企業や、面接官が高齢の方だった場合、お礼状が好まれる確率が上がるでしょう。

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お礼状は手紙とメール、どちらが良い?

送り状を送る主な手段として、「手紙」と「メール」の2種類があります。どちらで送るべきか、という決まりは特にありませんが、ビジネスシーンのマナーとして考えるならば、「手紙」がより無難です。ただし、応募する業種や企業の特性、採用担当者の年齢などによって、好まれる手段は変わってきます。

金融系や事務職の場合は手紙が無難

特に金融系や事務職、歴史のある大手企業などの場合は手紙で出す方が無難です。また、採用担当者が高齢の方だった場合や、地位の高い相手だった時は、メールでお礼を済ませたことにより「失礼」だと受け取られて逆効果になってしまう恐れもあるので、手紙で送りましょう。

ベンチャーや外資系の場合メールでも良い

ITベンチャー系や外資系の企業だと、スピード感や効率を重視する傾向があります。
そのため、郵送よりも早く送ることができ、相手側もすぐに確認できるメール機能を利用した方が効果的な場合もあるでしょう。また、メールは手紙よりも気軽にやりとりができるというメリットがあります。面接後に質問したいことがあった場合、メールでお礼と共に尋ねたら、答えてもらえる可能性もあります。
ただし、企業から返信が来た場合は、迅速に返すよう注意しましょう。返信を返すのが遅かった場合、逆に悪印象を与えてしまう恐れもあります。

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面接後に送るお礼状の基本的な書き方

お礼状を書くにあたって、書き方の基本ルールを習得しておきましょう。お礼状の内容によってあなたの印象が左右される可能性もあります。失礼のないよう、相手への配慮を忘れず丁寧に書きましょう。
以下、主に「手紙」でお礼状を書く際の基本的なルールをご紹介します。メールで書く場合も基本的には手紙の書き方と、伝えるべき点や構造に大きな変化はないので、ぜひご参考にしてください。

1.書き出し

書き出し(前文)は、お礼状においてあなたの印象を左右する最も大きなポイントの一つです。しっかりとマナーを守り、好印象を与える書き出しを作りましょう。

冒頭語

基本的に、冒頭は「拝啓」もしくは「謹啓」と書いてはじめます。「前略」は親しい間柄の相手に使うものなので、企業へのお礼状で使用するのは控えましょう。

季節の挨拶+企業の繁栄を喜ぶ言葉

次は、「季節の挨拶」のあとに、企業の「繁栄を喜ぶ言葉」を添えます。
たとえば、11月の面接であれば、「深秋の候(季節の挨拶)、貴社ますますご繁栄のことと心よりお喜び申し上げます(繁栄を喜ぶ言葉)」などとしましょう。

大学名・学部・氏名

挨拶のあとに、自分の大学名と学部、氏名を名乗りましょう。大学の学部名などは、大学によって正式名称が違い、紛らわしい場合が多いです。自身の大学での正式名称を調べ、間違いのないように正確に記載しましょう。

感謝の言葉

前文の最後に、面接への感謝の気持ちを述べましょう。「本日は、お忙しいなか貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました」などとします。

2.面接の感想

書き出しのあとに述べることは、面接の感想です。面接時に感じたことや、感銘を受けた点などを、分かりやすく簡潔に伝えましょう。この際、感想は具体的な内容になるよう意識しましょう。

3.入社意欲・志望度の高まりを伝える

次に、入社への意欲や面接を経て志望度が更に高まったことを、熱意のある文章で伝えましょう。この部分は、企業に自分の入社意欲をアピールする重要な項目になりますので、手を抜かずにしっかりと書き上げましょう。

書面でのお礼の場合は定型句を添える

書面でお礼状を書く場合、「取り急ぎ面接のお礼を申し上げたく、お便りを差し上げました。」などと記し、お礼の文章が終わったことを伝えるのが基本マナーです。

末語「敬具」

手紙を終える際は、決まり文句である「敬具」を書き、終えましょう。また、「草々」は親しい間柄のみで使用する末語なので、企業へのお礼状では控えましょう。

日付・署名・宛名

お礼状を書いた日付と、「自分の大学名・学部・氏名」、相手企業の宛名を書いて、お礼状と全文が完成となります。
相手企業の宛名を書く際、他の文字よりも気持ち大きく書くと、先方を尊重する礼儀を伝えることができます。

好印象な面接のお礼状の例文

ここまで、お礼状の基本的な書き方をご紹介しました。以下、すべての項目のルールをふまえた例文を作成したので、ご参考にしてください。ただし、下記はあくまでお礼状の一例です。実際は、自分の言葉で企業への感謝や入社意欲を伝えましょう。

お礼状の例文:手紙

拝啓
深秋の候、貴社ますますご繁栄のことと心よりお喜び申し上げます。
〇〇大学国際経営学部の△△と申します。
本日は、お忙しいなか貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

貴社の未来ビジョンついて大変貴重なお話を伺い、風通しの良い社風のなか、若手に企業の将来を担わせるチャレンジングな組織風土に大きな感銘を受けました。以前より貴社を第一志望としておりましたが、本日の面接で、ますます貴社に入社し、若手のうちから活躍したいという思いが強くなりました。

取り急ぎ面接のお礼を申し上げたく、お便りを差し上げました。

敬具
〇月〇日
〇〇大学国際経営学部4年 △△(氏名)
株式会社▲▲ 人事部 採用ご担当者 ◆◆様

お礼状の例文:メール

件名:〇月〇日 一次面接のお礼(山田太郎)
株式会社▲▲
人事部 採用ご担当者 ◆◆様

いつもお世話になっております。
〇〇大学国際経営学部の△△と申します。
本日は、お忙しいなか貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。

貴社の未来ビジョンついて大変貴重なお話を伺い、風通しの良い社風のなか、若手に企業の将来を担わせるチャレンジングな組織風土に大きな感銘を受けました。以前より貴社を第一志望としておりましたが、本日の面接で、ますます貴社に入社し、若手のうちから活躍したいという思いが強くなりました。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げます。

〇〇大学国際経営学部4年 △△(氏名)
メールアドレス
住所
電話番号 

以上、お礼状の必要性の有無や、出す場合の書き方、作成時のポイントなどをご紹介しました。面接のお礼状は必須ではなく、あくまで企業への感謝や入社意欲を伝えるものですが、志望度や礼儀をアピールすることができ、採用判断の指標になり得ます。少しでも志望企業への内定の可能性を高めたいのなら、お礼状を出して損はないでしょう。

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