キャリアチケットを利用して内定を手にした新社会人の先輩に聞く「就活体験談」。
今回は、4月からITシステム開発会社でSEとして働き始めたKさんにお話を伺いました。
志望業界は決めていたものの、1人で進める就活に悩んだ時期があったというKさん。どのようにして悩みや課題を解決していったのか、現在のお仕事内容についてもお聞きしました。
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カウンセリングを受けて気持ちが楽になった
――就活を始められた時期についてお聞かせください。就活は大学3年の冬頃から始めました。キャリアチケットに登録したのは、確か4年の7～8月頃。登録するまでは、大学やナビサイトの求人を見たり、OpenESを書いたり……あとは合同企業説明会に行って、気になった企業があれば会社説明会の申し込みをしていました。
大学ではプログラミングを勉強していたので、それを活かせる仕事がしたいなと考えていて。SEとしてIT業界が良いかなと志望業界や職種で迷うことはありませんでした。
――就活中、苦労したことはありましたか？
履歴書やESを書くのに苦労しましたね。自分の強みというかアピール内容が全然思いつかず、書いても薄い内容になってしまうんです。書けるエピソードもそこまでありませんでしたし。実際、書類で落とされることも多くて……。面接ではそれほど緊張することもなく、失敗したなと悩むということはあまりなかったんですけどね。
とはいえ、夏頃まで内定が取れずにもがいていたので、キャリアチケットに登録しました。自分の今の状況を誰かに相談したいと思っていたので、カウンセリングを受けてかなり気持ちが楽になりましたね。
――カウンセリングではどんなことを？
ひと通り今の状況や悩みについてお話ししたあとに用紙を渡されて、得意なことや苦手なこと、どんなときにモチベーションが上がったか、といったことを書き出した覚えがあります。書いた内容をアドバイザーの方が掘り下げていき、自己分析を手伝ってくださいました。
当時は就活の軸は特に考えていないままに企業を受けていたので、改めて自分はどんな企業に行きたいのかを考える良い機会になりました。その日に6～7社の企業を紹介していただき、選考に進んだのは2社で……そのうち1社が今勤めている会社ですね。
――選考はどのように進みましたか？
2社同時進行で進めていたんですが、今の会社の志望度が高かったのでもう1社は選考中に辞退しました。今の会社の面接は1回だけでした。これまでの就活の状況からは考えられないくらいのスピードで内定をいただくことができて、本当に良かったです。
――選考を進めるにあたり、アドバイザーと対策は立てましたか？
当時、長野県の実家に住んでいたので、東京のアドバイザーの方と頻繁に会える環境ではなかったんです。就活は東京に出て行っていたので、担当の方と直接会うのは最初のカウンセリングのときだけでした。
なので、書類の添削や面接対策はLINEを使ってやりとりをしたのを覚えています。「こういう感じで履歴書を送ろうかなと思っています」「面接はこの内容を話そうと思ってます」という感じでチェックしてもらっていました。
あとは面接前は自宅で練習してましたね（笑）。LINEでアドバイザーの方から想定質問が送られてくるんですが、内容を決めたあとは鏡の前で練習していました。自己PRや志望動機で話す内容をせっかく決めたんだから、面接本番でスラスラ話せるように頭を整理しておかないと、と思って。
その甲斐あって面接は練習通りに話せましたし、終わったあとは今までにない手応えを感じることができました。
――今の会社に入る決め手は何でしたか？
自分が希望していた仕事ができるということはもちろん、入社後の技術研修などの教育制度が充実していると伺ったので、そのまま決めました。
なので、内定の報告を受けたときは嬉しかったですね。それまで、なかなか内定が取れず苦労していたので……（笑）。キャリアチケットに登録してから1ヶ月ほどで内定をもらえたのでホッとしました。
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頼もしい先輩が近くにいる環境が魅力
――現在のお仕事内容について教えてください。
企業向けのプログラミング支援のアプリがあるんですが、今はその機能追加や削除などを担当しています。教育担当の方についてもらっているのですが、その方の指示に従ってソフトのテストやツールの使い方を勉強しているといった感じですね。
――お仕事のやりがいを感じるときはどんなときですか？
今はまだ先輩に教わりながらテスト作業を行っているのですが、誰かに聞かなくても理解しテストを進めることができたときや、前回よりも早くできたときは嬉しいですね。ただ、覚えることが多く、プログラムは膨大な量を確認しないといけないので、まだまだ全部を理解するのが大変です。
やりながら徐々に慣れて、覚えていくといった感じなので今はひたすら目の前の仕事をこなしていくしかないですね。
――先輩からアドバイスを受けることは？
高いスキルを持った先輩が多い職場なので、技術的なことはもちろんですが、自分の仕事の改善点なんかもアドバイスしてくださいます。
業務中に、「もっとこうすると効率良いよ」「こういうやり方もあるよ」というように、声を掛けてくださるのはありがたいなと思います。近くに頼もしい先輩方がいるので、すごく心強いですね。
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後輩に自信を持って教えられるようになりたい
――将来はどうなっていたいですか？目標としては、何でも1人でできるようになること。あとは、先輩のように後輩に教えられるほどのプロフェッショナルな存在になることです。
今の自分は知識もスキルも全然足りていないので、後輩ができたときにしっかり教えられるように、勉強を怠らず成長していければいいなと思います。
――最後に就活生に向けて何かアドバイスをお願いします。
就活は上手くいかないと精神的に辛いですが、あまり周りと比べないでほしいなと思います。「時間がかかっても大丈夫」「自分ならできる」とポジティブに考えること。1人で就活をやっているという人は、就活エージェントのようなサービスを利用することも検討してみると良いと思います。1人で就活していると解決方法がわからずに悩んでしまうことがあると思うので、落ち込んでしまう前に相談できる相手を見つけておくことをおすすめします。
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