キャリアチケットのサポートを受けて就活を成功させた、2020年卒の学生に聞く「就活体験談」。今回は、エンジニア職の内定を受けたSさんにどのように就活を進めていったのかお話を伺いました。
農業大学で学んだことや経験したことを活かせる食品業界を志望していたSさん。なぜ、エンジニアの道へ進むことを決断したのでしょうか。登録から内定を獲得するまでの道のりや当時の気持ち、今後の目標についてご紹介します。
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「自分の適性」を知ることの重要性を学んだ
――いつ頃から就活を始められましたか?インターンシップに行き始めたのが1月初め頃で、食品メーカーで2社ほど参加させていただきました。本格的にエントリーし始めたのは、就活解禁となった3年の3月1日ですね。
それまでは「職種別の面接の仕方」「面接対策」「就活で気をつけること」というようなキーワードで検索して、就活に関する記事を読んで情報収集していました。
あとは、ESを書くためにネットで例文も調べていましたね。アルバイトの経験を書いた例文を参考にしながら、自分のことに置き換えて文章を作っていく感じです。
――食品業界には興味があったのですか?
今後、将来性のある業界として食品業界を見ていました。僕は東京農業大学に在籍していて、講義で果樹園芸学や生物学を学んだり、実際に農園などの現場に行って実習を受けたりしていたので、就職するなら食品業界かなと。せっかく農大に行ったんだからという気持ちもあったと思います。
――就活で大変だったことがあれば教えてください。
書類選考は通過できていたのですが、面接が苦手でしたね。事前に考えていたことや言いたいことはあるものの、いざ本番になると準備していなかった質問ばかり受けて(笑)。「せっかく練習したのに」と思いながらも、その場で考えて答えを出すのが大変だったのを覚えています。
あとは、インターンですね。2社とも営業系の募集で、インターンでも実際に営業職の仕事体験を行ったのですが苦戦してしまって。食品メーカーなので、商品の紹介やメリットを説明したりしないといけないのですが、なかなか上手く話せず……。「自分には営業は向いていないかな」と思い、そこから職種に関しても意識するようになりましたね。営業以外の仕事で探し、特に事務職がいいのではと考えていました。
――キャリアチケットに登録されたきっかけは何ですか?
1人で就活をしている友人が多く、僕自身もエージェントというサービスがあることを知らなかったのですが、たまたまTwitterの広告で見つけて使ってみようかなと思いました。
このまま内定がもらえなかったらどうしようという不安がありましたし、「それなら1人でやるより、自分に合ったところを探してもらおう」と……。自分自身を安心させたかったんです。
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今まで視野に入れていなかった、ある業界との出会い
――初回のカウンセリングのことを覚えていますか?
初めに就活の軸を聞かれました。特にやりたい仕事があったわけではないのですが、長く働ける会社に行きたいという気持ちはありました。
自分では事務職と考えていましたが、「事務職は人気だけど、新卒の採用枠は減ってきている」「将来を考えるとスキルをつけてどこに行っても働けるようになったほうが良い」といったことを、アドバイザーの方に言われて。もともと自分はコツコツ何かに取り組むのが得意だったので事務職で探していたんですが、そういった僕の適性を踏まえて提案されたのがエンジニアでした。
「ITとはまったく関係ない農業を勉強している僕がエンジニアなんて大丈夫なのかな?」と思っていたら、紹介企業はどれも未経験者でもOKな企業だったんです。業界的にも将来性があるし、手に職をつければ長く活躍していけるのではないかと前向きになれました。
――内定先企業での選考はいかがでしたか?
面接では、エンジニアになろうと思った理由や、大学で学んでいることなどを聞かれました。SPIも受けたのですが、理系の問題は難しくてほとんど解けなかったんですよ……。でも、面接で「エンジニアになりたい!」という熱意が伝わったみたいで、ありがたく内定をいただくことができました。
――そのときの気持ちはいかがでしたか?
紹介された何社かの1社目の選考で内定をいただけたので、嬉しかったです。実は、父がエンジニア出身なんですが、決まったときは喜んでくれました。「ずっと食品業界で受けていたのに急にどうした!?」と、びっくりされましたけどね(笑)。仕事については父もイメージしやすいでしょうし、僕も身内が同じ業界にいたと思うと相談しやすいので良かったです。
キャリアチケットに登録するまでは、食品業界しか視野に入っていなかったので、それまでの時間が本当にもったいなかったなと感じるんです。最初に絞ってしまわずにいろいろな業界・職種を見たほうが良かったなと思います。
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困ったときは1人で抱え込まず誰かに頼ってほしい
――今後の目標はありますか?入社後はクライアント企業に出向する形になり、配属先が決まっていないので明確な目標というのは定まっていませんが、早く技術を身につけて仕事に活かせれば良いなと思います。
内定先の企業は業界の中でも案件が圧倒的に多く、知識やスキルが今はゼロでも難易度の低い案件から始められるから大丈夫と言ってくださっていて。まずは自分ができる仕事をコツコツとこなし、経験を積みながら頑張りたいです。
――今、就活中の後輩にアドバイスをするとしたら?
やりたい仕事がある人は良いんですけど、やりたい仕事が決まっていないのであれば、とにかく視野を広く持ってほしいです。周りに流されてとりあえずで決めてしまったり、「この業界じゃないとダメだ」と思い込んでしまったりするのはもったいないと思います。
あと、自分でどうにもできないときや困ったときは、家族や友人に相談してほしいなと。僕の場合は、キャリアチケットに相談しましたが、誰かにアドバイスをもらえたら仕事探しが少し楽になるのではないかと思います。周りの目から見た自分って、自分が思っている自分と違うと思うので……。1人で抱え込まず、誰かを頼ってほしいですね。
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