挫折経験の就活での回答例文11選!見つからないときの対処法も紹介

このページのまとめ

  • 就活で重要なのは経験の大きさでなく、挫折を乗り越える力やストレス耐性を示すこと
  • 挫折経験がないときは「自分なりに辛かった経験」「努力したこと」を思い出してみよう
  • 挫折経験を伝える際は、具体的なエピソードとそのときの行動や学んだことも盛り込む

挫折経験の就活での回答例文11選!見つからないときの対処法も紹介のイメージ

就活で挫折経験を聞かれたときに「どのように答えたら良いの?」と悩む就活生もいるでしょう。挫折経験を魅力的なアピールにつなげるには、「どう乗り越えたか」「何を学んだか」を前向きに伝えることが大切です。

この記事では、企業が挫折経験を聞く理由や答え方のポイント、エピソードが思いつかない場合の対処法などを解説します。例文も紹介するので、回答内容を考える際の参考にしてみてください。

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目 次

挫折経験はドラマチックである必要はない

「挫折経験ってどんなエピソードが適切なの?」「アピールできるような経験がない…」と悩んでいる就活生の方もいるでしょう。しかし、「全国大会で負けた」「起業に失敗した」といった、ドラマチックなエピソードは必要ありません。

企業が知りたいのは、エピソードの派手さではなく、「壁にぶつかったときにどう考え、どう動く人なのか」という再現性のある姿勢です。挫折経験に関する問いに適切に答えるためにも、まずは企業が見ている視点や挫折経験の具体例を知りましょう。

企業は困難を乗り越える力やストレス耐性を知りたい

企業が面接やエントリーシート(ES)で「あなたの挫折経験は何ですか」と聞くのは、応募者の困難を乗り越える力やストレス耐性などを把握したいからです。

一般社団法人日本経済団体連合会が公表した「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果」によると、企業が大卒の新卒者に特に期待する資質や能力は以下のとおりでした。

特に期待する資質 特に期待する能力
主体性(84.0%) 課題設定・解決能力(80.1%)
チームワーク・リーダーシップ・協調性(76.9%) 論理的思考力(72.1%)
実行力(48.1%) 創造力(42.6%)
学び続ける力(36.2%) 傾聴力(35.9%)
柔軟性(18.4%) 発信力(35.1%)
倫理観(10.9%) 情報活用能力・データ分析力(13.8%)
精神力・忍耐力(10.4%) 異文化理解力(8.8%)
社会性(8.2%) 外国語能力(4.5%)

参照:一般社団法人日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(p.4)

挫折を乗り越えられた経験からは、企業が求める課題解決能力や実行力、精神力などが分かります。また、挫折を自分なりに考えて乗り越える姿からは論理的思考力や実行力、失敗をそのままにしない姿勢からは学び続ける力や社会性など、間接的にさまざまな能力を知ることも可能です。

企業は挫折経験の回答を通して就活生のポテンシャルを知り、「仕事を投げ出さない精神力があるか」「逆境や困難を乗り越えようとする能力があるか」を判断しているといえます

参照元
一般社団法人日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

挫折経験と失敗経験の違い

挫折経験とは、「心が折れた」「立ち直れない」といった感情面にフォーカスしたものです。以下で、失敗経験との違いをまとめました。

  失敗経験 挫折経験
定義 ・目的を達成できないこと
・計画どおりに物事が進まないこと
・目標達成の途中で壁にぶつかり、意欲をそがれること
視点 「何をしたか」という事実が中心 「どう感じ、どう乗り越えたか」という感情とプロセスが中心
アルバイトでレジの金額を間違えた 売上目標のために努力したが、客足が伸びず自信を失った

「自信があったことで失敗し、立ち直れなかった」「本気で取り組んだ目標を達成できず辛かった」などの経験が、挫折経験に当たります。

失敗談を聞かれた際の答え方を知りたい方は、「面接の失敗談はどう答える?評価される例文6選とNG回答を解説」の記事を参考にしてみてください。

就活でアピールしやすい挫折経験の例

挫折経験としてどのようなエピソードをアピールできるのか知りたい方へ向け、主な経験の例をまとめました。

挫折のタイプ 具体的な場面 挫折エピソードの例
能力が足りず目標を達成できなかった経験 ・部活動
・学業(受験や資格など)
・部活動でタイムを伸ばしきれず、補欠になってしまった
・努力したのにTOEICの目標点に届かず、心が折れた
心が折れてしまい目標を達成できなかった経験 ・習い事や趣味
・インターン
・新しい挑戦
・プログラミングに挑戦したが、エラーが解決できず挫折した
・第一志望のインターン選考に落ち、やる気を失った
・独学でSNS運用を始めたが、数字が伸びず諦めた
周囲と協力したが目標を達成できなかった経験 ・ゼミやグループワーク
・サークル運営
・アルバイト
・ゼミの共同論文で意見がまとまらず、納得のいく発表ができなかった
・学園祭実行委員で集客目標を立てたが、メンバーとの温度差でうまくいかなかった
・アルバイト先で接客改善を提案したが、ベテラン層に反対され諦めかけた
トラブルにより目標を達成できなかった経験 ・留学や旅行
・健康上の理由
・予期せぬ外部要因
・留学直前に体調を崩し渡航中止になり、目標を見失った
・大会直前の大怪我でレギュラー落ちした
・インターンに家庭の事情が重なり、途中離脱してしまった

挫折経験を思い出すには、まず「部活動・サークル」「学業」「プライベート」など、カテゴリ別にこれまでの経験を思い出すのがおすすめ。「そういえばあのときは辛かった」「大変だった」という出来事をリストアップし、挫折経験を考えてみましょう。

自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事では、自分史やモチベーショングラフなど、挫折経験を探しやすい自己分析の方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

挫折経験として就活で語るのに適していない題材

就活はビジネス上のやり取りの一環のため、以下のような社会人としてふさわしくないエピソードを挫折経験に選ぶのは避けましょう。「TPOをわきまえていない」「社会人としての自覚がない」といったマイナス評価につながりかねません。

・ギャンブルでの損失、法律違反など社会や倫理に反すること
・「親のせいで」「不運のせいで」など、挫折を他人や環境のせいにする内容
・「朝寝坊した」「忘れ物をした」など、努力の過程が見えない些細な失敗
・恋愛の失恋や思想、信条に関する話など、面接官が深掘りしにくいエピソード

上記のエピソードは面接官にとって深掘りしにくかったり、コンプライアンス意識や社会人としての心構えを疑われたりする恐れがあります。

また、寝坊や忘れ物といった一般的によくある小さなエピソードや失敗談は、「些細なトラブルで目的を投げ出すのか」とマイナス評価につながる可能性も。大きなエピソードを用いる必要はないものの、採用担当者が見ているポイントを踏まえて、就活のアピールにつながるか意識して内容を選ぶことが大切です。

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挫折経験のエピソードがないと悩んだときの探し方

挫折経験のエピソードがないと悩んだときの探し方のイメージ

「これまでの人生で挫折といえるような経験をしたことがない」「エピソードが思いつかない」という方もいるでしょう。しかし、それは自分の経験を「挫折」として認識していないだけかもしれません。

以下で、挫折経験が思いつかないと悩んだときの対処法を紹介します。

「挫折」の定義を広げて考えてみる

挫折とは、「大きな失敗」や「取り返しのつかない致命的な結果」のみを指すものではありません。目標に向かって努力する過程で直面した困難や、予想外の結果に向き合った経験も、挫折経験として説明できます

挫折の定義を広げて考えると、予想以上に難しかった課題やチームでの意見の対立、自分の限界を感じた瞬間なども、挫折した経験に当てはまるでしょう。挫折を大げさなものとして捉えず、「自分にとって辛かったこと」という視点で考えてみてください。

苦労したことや困難に直面した経験を振り返ってみる

挫折という言葉にとらわれず、単純に「苦労した経験」や「困難に直面した経験」を思い出してみるのも一つの方法です。アルバイトでのミスやレポート提出の遅れ、人間関係でのすれ違いなど、日常の小さな出来事のなかにも就活で使えるエピソードは隠れています。

苦労した経験を振り返る際のポイントは、「なぜその失敗が起きたのか」「失敗から何を学んだのか」「その後どのように改善したのか」を整理することです。これらを整理すれば、説得力のあるエピソードになるでしょう。

過去の努力や挑戦を振り返ってみる

努力したけれど思うような結果が出なかった経験や、勇気を出して挑戦したものの上手くいかなかった経験なども挫折として語れます。大学の授業や部活動、アルバイト、資格取得の勉強など、あらゆる場面での挑戦を思い出してみましょう。

たとえば、「時間を掛けて取り組んだ課題が評価されなかった」「何度も練習したのに本番で失敗してしまった」などの経験も、挫折経験の一つ。こうした経験から、どのように立ち直り、次に活かしたかを説明できれば、魅力的なエピソードとなるでしょう。

挫折経験が思いつかない場合は、自己分析を行い自分の過去を振り返ってみることが重要です。「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事で紹介している自己分析のやり方を参考にしてみてください。

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挫折経験を魅力的に伝える書き方・答え方の5ステップ

挫折経験をエントリーシートや面接で伝える際は、「結論を述べてから具体的なエピソードを添える」といった相手に伝わりやすい構成を用いるのがおすすめです。ここでは、採用担当者に好印象を与える挫折経験の伝え方を5つのステップで解説します。

1.どのような経験かひと言で表す

まずはどのような経験をしたのかを端的に伝えましょう。以下のように質問の答えを最初に伝えれば、話のゴールが分かりやすくなります。

私の挫折経験は、スポーツ用品店のアルバイトで、自ら設定した個人売上目標を半年間達成できなかったことです。

方向性を明示すれば自分の話の軸がぶれにくくなり、話の整合性を保ちやすくなるメリットもあります。

2.挫折した経験の具体的なエピソードを述べる

次に、結論の根拠となる挫折したエピソードを具体的に伝えましょう。具体的なエピソードを述べれば話の説得力が増すほか、聞き手は背景をイメージできるため内容を理解しやすくなります。

入社当初は「トップ販売員になる」と意気込んでいましたが、実際は知識不足でお客さまのニーズを汲み取れず、ベテランスタッフとの差を痛感しました。努力が成果に結びつかず、一時は自分には向いていないと意欲を失いかけました。

また、エピソードを用いれば話に興味や共感を持ってもらいやすくなるでしょう。

ただし、起こったことの経緯をダラダラと伝えるのは逆効果です。「話の要約力がない」という評価を避けるためにも、エントリーシートは枠や文字数の8割ほど、面接で答えるときは1分を目安に内容を考え、伝えるべき部分の優先順位をつけて述べましょう。

3.挫折を踏まえてどのように行動したかを述べる

具体的なエピソードに加えて、挫折経験をもとにどのように考え行動したかを添えることも大切です。

このままでは終われないと考え、原因を分析した結果、売上という数字ばかりを追っていたことに気づきました。その後、まずは「1日10名のお客さまへの徹底的なヒアリング」に目標を再設定し、先輩の接客術をメモして自らの提案スタイルを改善しました。

仕事では取引先やお客さまが存在するので、挫折したからといっていつまでも立ち止まれません。挫折を乗り越えるために行動したことを伝えれば、「壁にぶつかっても前向きにトライできる人物」だと思ってもらえるでしょう

4.挫折経験から学んだことを伝える

挫折経験を伝える際は、対象の出来事から学んだことを盛り込みましょう。挫折したからこそ、「取り組む姿勢が整っていなかった」「相手への対応の仕方が悪かった」など、気づくことがあったはずです。

この経験から、大きな目標を達成するためには現状を冷静に分析し、今やるべき小さなアクションへ落とし込むことの重要性を学びました。

挫折経験は誰しもありますが、経験から学ばなければ同じ失敗を繰り返しかねません。「経験から勉強し課題を見つけられる」と採用担当者に思ってもらうためにも、就活の選考で挫折経験を伝える際は、あなたが得た学びの内容を述べることが大切です

5.仕事への活かし方で締める

最後に、挫折した経験から行動したことや学んだ内容を踏まえて、応募先の仕事に活かす意思を示しましょう。

御社においても、営業目標に対して壁にぶつかる場面があるかと思います。その際はこの経験を活かし、泥臭く課題を分析して改善を繰り返すことで、確実に成果に貢献したいと考えています。

自分が入社した際も困難や課題にぶつかる可能性を想定し、経験から学んだ内容を活かしてどのように行動するのかを伝えることが大切です。挫折経験は面接で聞かれることも多いので、選考通過に向けて準備しておきましょう。

なかなか面接を通過できないと悩んでいる方は、「面接での話し方は?好印象を与えるコツや自信につながる練習方法を解説」の記事を参考に面接対策を進めてみてください。

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挫折経験を回答する際の例文11選

ここでは、挫折経験を問われた際の例文をエピソード別にご紹介します。挫折経験の見つけ方や書き方を知ったうえで例文を確認すれば、より具体的に回答方法のイメージが湧くでしょう。

1.高校時代に大学受験で挫折した例文

私の挫折経験は、現役時代の大学受験で第一志望に不合格となったことです。当時は学校の成績が良く、模試の判定も安定していたため「最後はなんとかなる」と過信し、苦手科目の対策を後回しにする甘さがありました。
不合格という結果を「自分の計画の甘さが招いた自業自得」だと痛感し、1年間の自宅浪人を決意しました。再起にあたり、まずは過去の模試結果を分析し、得意を伸ばすより苦手科目(英語)の基礎固めに勉強時間の6割を割く戦略を立てました。
さらに、1日12時間の学習を継続するため、週単位で振り返りを行う「自習ログ」をつけ、客観的に進捗を管理しました。結果、1年後には第一志望の大学に合格できました。
この経験から、現状を客観的に分析し、課題に優先順位をつけて取り組む重要性を学びました。仕事でも自分の能力を過信せず、自分や組織の課題を客観的に分析して、能動的に課題解決に向け行動していく所存です。

2.人間関係で部活やサークル活動をやめそうになった例文

私の挫折経験は、大学の軽音部で運営方針を巡って部員と対立し、孤立してしまったことです。
演奏技術の向上を優先したい私と、親睦を深めるイベントを重視したいほかのメンバーとの間で溝が深まり、ある日部長から「空気を乱すなら来なくて良い」と言われ、居場所を失う挫折を味わいました。
一度は退部を考えましたが、「好きで始めた音楽を人間関係で諦めたくない」と思い、対話に動きました。まずは相手側の言い分を最後まで聴くことに徹した結果、彼らが「初心者が入りにくい雰囲気にならないか」と危惧していたと気づきました。そこで、経験者が初心者を教える「ワークショップ型練習会」を提案・企画したところ、徐々に部内の活気が戻り、音楽活動に前向きな雰囲気になりました。
この経験から、正論を押し通すのではなく、相手の背景を汲み取って妥協点を見出す「対話による現状打破」の重要性を学びました。業務においても意見の対立を恐れず、相手の背景を汲み取った対話を通じてチームの最大公約数を見出し、目標達成を目指します。

3.怪我により運動部でレギュラー落ちした例文

私の挫折経験は、野球部の最後の大会直前に膝を負傷し、レギュラーを外れたことです。最後の夏をベンチで迎える無力感に、一時は部活に行くことさえ辛くなりました。
しかし、「今の自分にしかできない貢献があるはずだ」と考え、役割をプレイヤーからデータアナリストへと切り替えました。対戦相手の過去の試合動画を繰り返し見て、打者の癖や配球傾向をノート3冊分にまとめました。試合中は相手の配球予測をベンチから伝え、チームの勝利をサポートすることに徹しました。
結果として、チームは県大会ベスト4まで勝ち進み、監督からも「影のMVP」と評価されました。この経験から、置かれた環境で自らの役割を再定義し、組織のために最善を尽くす粘り強さを学びました。御社に入社後も、予期せぬ課題に直面しても立ち止まらずにチーム内での役割を柔軟に再構築し、目標達成に貢献してまいります。

4.自信のあることで挫折した例文

私の挫折経験は、吹奏楽部のオーディションで後輩に負け、コンクールのメンバーから外れたことです。経験者としてのプライドが高く、基礎を軽視して難易度の高い曲ばかり練習していたことが原因でした。
悔しさのあまり当初は指導者への不満を抱きましたが、選ばれた後輩の演奏が基礎の安定感に裏打ちされていると気づき、自身の練習方法を根本から見直しました。練習時間の3分の2をロングトーンなどの基礎練習に充て、週に一度は自分の演奏を録音して音色のブレをミリ単位で矯正しました。
地道な改善を1年間続けた結果、翌年はソロパートを任されるまでに成長しました。この経験から、大きな成果を出すためには、慢心を捨てて基礎を積み上げることの重要性を学びました。課題を客観視し、解決に向けて努力する力は、仕事においても役立つと確信しています。

5.留学で挫折した例文

私の挫折経験は、語学留学先で自分の英語が全く通じず、コミュニティから孤立してしまったことです。自信を持って参加したはずが、ネイティブのスピードに圧倒され、最初の1ヶ月は寮の自室に引きこもるほど自信を失いました。
しかし、「このままでは後悔する」と思い直し、自ら「日本語禁止の環境」を強制的に作りました。具体的には、日本人学生との接触を断ち、現地の学生が主催するボランティア団体に飛び込みました。言葉が不十分でもまずは聞き役に徹し、笑顔で反応することから始め、徐々に信頼関係を築きました。
結果、最終的には現地の学生と共同プロジェクトを動かせるまでになりました。この経験から、既存の環境に甘んじず、自ら一歩踏み出して状況を打開する積極性を学びました。今後も、失敗を恐れず積極的にチャレンジし、自身の可能性を広げていきたいです。

6.ゼミで挫折した例文

私の挫折経験は、社会学の専門ゼミで周囲の知識レベルに追いつけず、発表で厳しい指摘を受け続けて自信を喪失したことです。高度な議論にひと言も発言できず、ゼミへ行くことが辛くなった時期もありました。
しかし「知識で負けても、調査の熱量では負けない」と決め、独自のフィールドワークに注力しました。自分の研究テーマである「若者の消費行動」について、学外の駅前で3日間、計150人に街頭アンケートとヒアリングを行いました。この一次データを元にした発表は、「机上の空論ではない説得力がある」と教授から初めて高く評価されました。
この経験から、自分の弱みを認め、補うための代替戦略を立てて実行する大切さを学びました。目標に向かって柔軟に努力する力は、仕事においても役立つと考えています。

7.インターンシップで挫折した例文

私の挫折経験は、ITベンチャーのインターンで未経験の技術選定を任されたとき、納期を大幅に遅延させてしまったことです。プライドから「自分で解決すべき」と思い込み、一人で抱え込んだ結果、深刻なエラーを出しチームに多大な迷惑をかけました。
メンターからの「プロなら早期にアラートを出すべき」という言葉で、責任感を履き違えていたことを痛感しました。現状を改善したいと考え、まずはメンターの方に相談して体系的な学習ロードマップを作成しました。業務時間外に集中して基礎を学び直すとともに、タスクを最小単位に分割し、進捗報告を細かく行うことで、早期にフィードバックをもらうことを徹底しました。
結果、基礎的なスキルを身につけ、その後のプロジェクトでは一度も納期を遅らせることなく完遂できました。この経験から、個人のプライドよりも「組織としての成果」を最優先し、適切に周囲を巻き込む重要性を学びました。御社に入社後も、この計画性と粘り強さを活かし、困難な状況にも前向きに取り組んでまいります。

8.趣味や習い事で挫折した例文

私の挫折経験は、独学でプログラミングを始めたものの、複雑なエラーを解消できず半年間で学習を中断してしまったことです。一人で解決できない孤独感から「自分には適性がない」と決めつけてしまいました。
しかし、ITを活用して解決したい課題を諦めきれず、独学の限界を認めて外部環境の活用へシフトしました。学習コミュニティに参加し、週に一度は講師にコードレビューを依頼する体制を作りました。他人のコードを読み、自分のミスを客観的に指摘してもらうことで、かつて数日かかっていたエラーをその場で解決できるようになりました。
この経験から、一人で抱え込まずに外部リソースを適切に使い、最短距離で目標へ向かう柔軟性を学びました。御社に入社後も、業務で困難に直面した際は、一人で悩まず、周囲の専門知識を積極的に借りて、迅速に課題を解決することに貢献します。

9.ボランティア活動で挫折した例文

私の挫折経験は、地域活性化イベントの広報リーダーとして、目標としていた集客数の半分も達成できなかったことです。SNSでの発信に注力しましたが、肝心のターゲット層である高齢者に情報が届いておらず、空振りに終わりました。
「自分の手法が独りよがりだった」と反省し、次回のイベントでは手法をゼロベースで見直しました。ネット広報を2割に抑え、地元の自治会館や商店街へ直接足を運び、チラシを300軒配布しながら対面でイベントの趣旨を説明しました。
結果、次回のイベントでは前回比3倍の動員を記録しました。この経験から、独りよがりの手法に固執せず、ターゲットに合わせたアプローチをすることの有効性を学びました。御社に入社後も、目標未達の際は感情的にならず、データに基づいた冷静な状況分析と行動修正により、貢献いたします。

10.アルバイトで挫折した例文

私の挫折経験は、アルバイト先のカフェで時間帯責任者を任された際、スタッフ間のモチベーション格差を埋められず、店舗運営を停滞させてしまったことです。「やる気があるスタッフ」と「指示待ちスタッフ」の間で業務負荷に偏りが生じ、私が良かれと思って業務を割り振っても、不満の声が上がってチームがバラバラになってしまいました。
責任者としての無力さに深く落ち込みましたが、「自分が正しいと思うやり方を押し付けていた」ことに気づき、行動を変えました。まずは全員と個別に話し合い、それぞれの得意な業務をヒアリングしました。そのうえで適材適所のシフト配置を考え直し、些細なことも全体の前で感謝を伝える場を設けました。
結果、徐々にチームの雰囲気が良くなり、繁忙期でも互いにフォローし合える体制が整いました。この経験から、組織の目標達成には、画一的な正論ではなく、個々の価値観を尊重して巻き込む姿勢が不可欠だと学びました。御社においても、多様なバックグラウンドを持つ関係者と協働する場面で、このヒアリング力と巻き込み力を活かし、チームとしての成果に貢献いたします。

11.予期せぬトラブルで挫折した例文

私の挫折経験は、学園祭の屋台責任者を務めた際、当日の朝にメイン食材の納品がキャンセルされるという不測の事態に直面したことです。売上目標達成は絶望的になり、チーム全員がパニックに陥りました。
一時は中止もよぎりましたが、責任者として「今できる最善」を尽くすため、即座にメンバーを3班に分けました。周辺のスーパー5軒を回って在庫を確保する班、メニュー変更の看板を書き換える班、予約客へ連絡する班へと再編成しました。私も近隣の店舗を走り回り、代替食材を確保しました。
結果、目標売上の8割を確保し、大きなクレームもなく終えることができました。この経験から、予期せぬ事態でも感情に流されず、冷静に現状を分析し、リソースを再分配して被害を最小限に抑える危機管理能力を学びました。入社後も、予測不能な問題が発生した際、この危機対応能力を活かして柔軟に対応し、目標達成に貢献いたします。

困難を乗り越えた経験で何を伝える?基本的な書き方と例文10選をご紹介」でも、挫折を乗り越えた経験の例文をご紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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【NG例文付き】挫折経験を伝える際の4つの注意点

【NG例文付き】挫折経験を伝える際の4つの注意点のイメージ

ここでは、挫折経験の避けるべき答え方を4つ紹介します。効果的なアピールをするために、注意点とNG例を参考にしつつ回答を作成してみてください。

1.挫折した事実だけで終わらせない

面接やエントリーシートで挫折経験を伝える際、以下のように挫折したことの説明だけで終わらせないよう注意が必要です。

私の挫折経験は、大学時代の研究を完了させられなかったことです。教授からのアドバイスが自分に合わなかったため、継続は難しいと判断しました。御社に入社後も、自分の意見を信じて仕事に取り組んでいきたいです。

挫折経験のみを答えたのでは、何を学びどのように改善しようと努力したのかが分かりません。その結果、面接官に「壁にぶつかったらすぐにあきらめるのか」と思われてしまう恐れがあります。挫折経験を伝える際は、どのように困難を乗り越える工夫や努力をしたのかを必ず添えましょう

2.仕事への再現性や関連性のない内容は避ける

就活で質問される項目は、仕事でどのように活躍してくれるかを見極める目的があります。そのため、仕事への再現性や関連性のない、以下のような内容は避けるべきです。

私の挫折経験は、欲しかった推しグッズを入手できなかったことです。私はアイドルの△△さんが大好きで、ライブに毎回参加するほどのファンです。しかし、先日の△△のイベントでは出遅れてしまい、すでに売り切れており後悔しました。
今後は同じ失敗を防ぐためにも、早めの行動を意識しています。

先述したように、プライベートの話を掘り下げると思想や信条に関わる場合があり、面接官が深掘りしにくい可能性があります。また、「場に合ったエピソードの選定ができない」といったマイナスの印象につながる恐れも。せっかくのアピールの機会を逃さないためにも、エピソード選びは慎重に行い、企業への貢献意欲を伝えましょう。

3.社会人としての資質が疑われる内容は避ける

「挫折したまま逃げてしまった」「嫌になって放り出した」など、社会人としての資質が疑われかねないエピソードも避けましょう。以下のような回答では、「入社しても嫌なことがあればすぐに辞めるのだろう」と、判断されてしまう可能性があります。

私の挫折経験は、アルバイト先の非効率なマニュアルや上司の古いやり方に納得できず、やる気を失ってしまったことです。このままアルバイトを続けてもストレスがたまるだけだと思い、すぐに退職しました。

ほかにも、「遅刻が常態化しアルバイト先の上司から叱責を受けた」「大学の課題の提出の期限を守れず単位を落とした」など、社会人としての資質を疑われかねない内容は避けるべきです。

4.「挫折経験はない」と言い切らない

挫折した経験を聞かれた際に「ない」と答えるのは、「真剣に考えて回答しているのか」と捉えられかねません。

私は挫折した経験がありません。失敗しないようにこまめに計画を立てたり、自分の力量以上のチャレンジを避けたりすることを心がけています。御社に入社後も、自分のスキルや実力に見合った仕事をしていく所存です。

どうしても挫折経験がないと感じたら、自分の力量をうまく見極めたり、周囲を頼ったりして失敗を回避できた経験を思い出してみるのも手です。挫折の回避は、困難を感じたからこその行動と考えることもできます。

出来事を掘り下げ、「辛いと感じて対処した経験はないか」「困難をうまく回避できたことはないか」と考えてみましょう。身近な人に当時の出来事について聞くのもおすすめです。

選考通過に向けて、就活でのNGワードや答え方についても知っておきましょう。「エントリーシートや履歴書のNGワードは?就活で気を付けたい言葉を解説」の記事でNGな内容について解説しているので、あわせてご覧ください。

挫折経験がないからと嘘をついたり誇張したりするのはNG

挫折経験がないからといって就活の選考で嘘の挫折経験を述べたり、内容を良く見せようと誇張したりするのは避けるべきです。自己PRや長所・短所などとの整合性が保てなくなり、かえって自分を追い込んでしまう可能性があります。

多数の就活生と対面してきた面接官のなかには、嘘や誇張を見抜く人もいるでしょう。挫折経験を伝えることが恥ずかしいと思ったとしても、正直に伝えることが大切です。

なお、嘘をついたことがバレると選考での評価が下がったり、嘘の内容によっては内定取り消しのリスクが生じたりすることも。嘘をつくリスクを知りたい方は、「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」の記事を参考にしてみてください。

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挫折経験をうまく伝えて好印象につなげたいあなたへ

挫折経験をアピールにつなげるには、企業の質問意図を踏まえて内容を考えることが大切です。大きな経験でなくても問題ないので、自分にとって辛かった経験のなかで、今の学びや成長につながっているエピソードがないか思い出してみましょう

「挫折経験をうまく伝えられるか不安」「どうしても適切なエピソードが見つからない」という場合は、キャリアチケット就職エージェントにお任せください。キャリアチケットでは専任のキャリアアドバイザーが挫折経験の棚卸しはもちろん、自己分析や企業研究などのサポートをマンツーマンで行っています。

さらに、挫折経験も含めた自己分析の結果から、あなたに合う企業の求人情報を厳選してご紹介。ESの添削や面接対策も受けられるので、限られた時間を有効に使えるのもポイントです。挫折経験やアピール内容をうまく伝えて、選考突破を目指しましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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