このページのまとめ
- 最近のニュースが面接で聞かれるのは、あなたの興味関心や考え方を知るため
- 最近のニュースを面接で答える場合、志望業界や日本経済などの内容がおすすめ
- 面接で答える最近のニュースを調べるためには、新聞やテレビを使う
「面接で最近のニュースについて聞かれたけどどう答えるのがいい?」「内容は興味があればどれでもいいの?」などと悩む就活生もいるでしょう。面接で最近のニュースについて聞かれたら、社会問題や志望業界についての内容がおすすめです。
この記事では、面接で最近のニュースについて聞かれた場合の回答例を紹介しています。最後まで読めば、面接で答える最近のニュースを見つけ、自分の意見をわかりやすく伝えられるはずです。
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- 面接で「最近のニュース」について聞かれる理由
- 社会問題への関心があるか見るため
- ニュースについてどのように考えているか見るため
- 興味のある理由や考え方などをうまく説明できるかを見るため
- 面接で最近のニュースについて聞かれた場合におすすめの内容
- 志望業界や企業についてのニュース
- 日本経済についてのニュース
- 社会問題についてのニュース
- 面接で答える最近のニュースを選ぶ基準
- 半年以内に話題になっているか
- 信頼できる情報源で伝えられているか
- 自分の考えを持てるか
- 面接で避けたい最近のニュースの話題
- 個人的なニュース
- 芸能関連のニュース
- 政治や宗教に関するニュース
- 面接で答える最近のニュースの探し方
- 新聞
- テレビ
- ニュースサイト
- SNS
- 面接で最近のニュースを答える際のコツ
- 「結論・理由・意見」の順番で伝える
- 過去の経験と結びつける
- 面接で最近のニュースについて聞かれた場合の解答例文
- 環境問題について答える場合の例文
- 消費税増税について答える場合の例文
- 面接で最近のニュースを聞かれてどのように答えるか悩んでいるあなたへ
面接で「最近のニュース」について聞かれる理由
最近のニュースについて面接で聞かれるのは、時事問題への関心や就活生の考え方を確認するためです。採用担当者は回答を通して、人柄や伝え方を判断しています。
ここでは、最近のニュースについて聞かれる理由を3つ解説するので、採用担当者の意図を理解して答えられるように準備しておきましょう。
社会問題への関心があるか見るため
最近のニュースから、社会問題への関心があるかどうかが見られています。仕事を行ううえで、経済や社会について興味を持ち、学んでおくことは大切だからです。
特に、銀行や新聞社など社会経済に関わる企業では、普段からニュースなどの情報を集めておく必要があります。就活の段階から仕事で必要な情報を集められる能力があるかどうかを、質問を通して確認しているのです。
ニュースについてどのように考えているか見るため
ニュースや時事問題に対して、あなたがどのように考えているかも見られています。知識として知っているだけではなく、「何を考えたか」を伝えるように意識しましょう。
社会人になると、自分の意見や考えを持つことが大切になります。ただ周囲の指示に従ったり、言われたことを鵜呑みにしているだけでは仕事で成果を出すことは難しいでしょう。
採用担当者は質問を通して、自分なりの意見を持てる人物かどうかを見ています。ただニュースについて学ぶのではなく、考えを伝えられるように準備しておいてください。
興味のある理由や考え方などをうまく説明できるかを見るため
答え方を通して、相手にうまく説明する能力も評価されています。仕事では自分の考えを伝える場面が多く、わかりやすく伝えられるかどうかが重要だからです。
優れた考えを持っていても、相手に伝わらなければ評価につながりません。一方で、スムーズに情報を伝えられる人は仕事も円滑に進み、成果も出しやすいでしょう。
最近のニュースについて答える場合は、「興味のあるニュース」と「興味を持った理由」についてわかりやすく伝えるのがポイントです。面接で伝える場合のコツについては、「面接での話し方には重要マナーが!就活生なら知っておくべき好印象を与えるコツとは」の記事で解説しています。面接全体に共通する内容なので、チェックしておきましょう。
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面接で最近のニュースについて聞かれた場合におすすめの内容
最近のニュースについて面接で聞かれた場合、志望業界や社会問題について回答するのがおすすめです。ここでは、回答する際に選びたい、3つのニュース内容を紹介するので参考にしてください。
志望業界や企業についてのニュース
志望業界や企業に関係するニュースは、志望意欲をアピールしやすいのでおすすめです。企業研究や業界研究ができていると評価されます。
仕事で成果を出すためには、自社や業界の現状を理解し、必要な行動を取り続けることが求められます。志望企業や企業を取り巻く環境について就活の段階から知っていると、志望度が高いと評価してもらえるでしょう。
ニュースを選ぶ際は、自分が理解できる内容を選ぶのがおすすめです。採用担当者は志望企業や業界についてのニュースを調べているので、あいまいな理解では深掘りされた場合に困ってしまいます。専門知識なども含めて調査し、理解したうえで回答できるようにしてください。
業界研究の方法については、「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」の記事で解説しています。企業についての理解を深めるためにも、実施しておいてください。
日本経済についてのニュース
日本経済についてのニュースは、どの企業を志望する際にもおすすめの内容になります。基本的に企業は経済の動きによって売上や事業が左右されるため、経済について理解しておくことは大切です。
また、「消費」「景気」「医療」などのニュースは、生活にも密接に関わる内容であり、理解しやすいのでおすすめ。自分に関わる内容であり、興味を持ったと伝えやすいでしょう。
社会問題についてのニュース
話題になっている社会問題も答えやすい内容です。直近のテレビや新聞で報道されている内容であれば、採用担当者が知っているケースも多く、内容が伝わりやすいでしょう。
また、社会問題に対する興味を示すことで、社会に対する責任感もアピールできます。「社会をよくするために何ができるか」を考えている人物は、社会性があり社会人にふさわしいと考える企業も。
社会問題について回答する際は、「自分はその社会問題に対して何ができるか」まで伝えられると評価されやすいので準備しておきましょう。
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面接で答える最近のニュースを選ぶ基準
面接で答えるニュースを選ぶ際には、「信頼できるか」「直近の話題か」などの基準に沿って選びましょう。ここでは、面接で答える最近のニュースを選ぶ3つの基準を紹介します。ニュースであればなんでも良いわけではないので、参考にしてください。
半年以内に話題になっているか
最近のニュースを選ぶ場合、半年以内のニュースを選ぶのがおすすめです。できれば1ヶ月以内に最新情報があったニュースのほうがよいでしょう。
古いニュースを選んでしまうと、最近の情報は集めていないと思われてしまいます。また、新しい情報を確認していない場合、リサーチ不足と思われる点にも気をつけてください。
信頼できる情報源で伝えられているか
信頼できる情報かどうかも、ニュース選びでは大切です。「新聞やテレビ」「政府や国が出した情報」などを基準にすると、基本的には安心できるでしょう。
ただし、新聞やテレビの情報も、すべてが正しいわけではありません。メディアの意見や主張が含まれ、本来の情報とは変化している場合もあるので気をつけましょう。どのような情報であっても複数の情報源を確認し、正しいかどうか見極めるのが大切です。
自分の考えを持てるか
ニュースについて調べた結果、自分の考えを持てるかどうかも大切です。ニュースについてまとめて、発表する場面ではないので気をつけてください。
最近のニュースを選んでも、内容が理解できず、考えを伝えられなければアピールになりません。内容を理解したうえで、「自分がどのように考えるか」が求められています。
「内容が難しい」「特に感想が思い浮かばない」などの場合は、別のニュースを選ぶようにしてください。
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面接で避けたい最近のニュースの話題
最近のニュースについて聞かれた場合、個人的な内容や芸能関連の内容は避けるようにしましょう。面接の場面にあわない内容は、評価を下げてしまいます。
ここでは、面接で避けたい最近のニュースについて紹介するので参考にしてください。
個人的なニュース
自分のプライベートについてのニュースは、面接場面にふさわしくないのでやめておきましょう。「嬉しいことがあった」「△△のイベントが楽しかった」のように、個人的な感想を聞かれている場面ではありません。
最近のニュースが聞かれている理由は、社会への関心を持っているかどうかを確かめるためです。時事問題に関係ないものは、面接では評価されないので覚えておきましょう。
芸能関連のニュース
芸能関係のニュースも、社会問題とは離れてしまうため評価されない傾向があります。「趣味の内容は聞いていない」と思う採用担当者も多いでしょう。
たとえば、「好きなアイドルのコンサートがあった」などもニュースで報道されていますが、採用担当者が求めている内容ではありません。芸能関連の内容は興味があったとしても、避けるようにしてください。
政治や宗教に関するニュース
政治や宗教についての内容は、個人の思想に影響するため避けたほうがよいでしょう。自分の思想を押し付けたり、採用担当者の思想を否定したりする可能性があるからです。
厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、「次のような内容は就職差別につながるので避けるべき」とされています。
・宗教に関すること
・支持政党に関すること
・人生観、生活信条などに関すること
・尊敬する人物に関すること
・思想に関すること
宗教や支持政党の話をしても、採用担当者は話題にしにくいことが想定できるでしょう。トラブルを生まないためにも政治や宗教についてのニュースは避けることをおすすめします。
参照元
厚生労働省
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面接で答える最近のニュースの探し方
最近のニュースを探す際には、新聞やニュースを使うのがおすすめです。また、SNSを使って情報収集をするのもよいでしょう。ここでは、最近のニュースを探す方法を4つ紹介します。
新聞
新聞は信頼性の高い情報であるため、面接で話す内容におすすめです。最新の出来事について伝えられる場合も多いので、参考になるでしょう。
ただし、新聞社によってニュースへの考え方やスタンスが違う点に気をつける必要はあります。「事実なのか」「新聞社の考えなのか」を理解したうえで、情報を集めるようにしてください。
テレビ
テレビのニュースも情報を入手しやすく、最新の情報を手に入れやすいのでおすすめです。出かける前の時間だけでも見ておくと、どのような時事問題が起きているかがわかるでしょう。
注意点は、テレビも編集次第で正しい内容が把握できない点です。複数の情報源を確認し、情報の正誤を判断するようにしましょう。
ニュースサイト
インターネットのニュースサイトを使えば、パソコンやスマートフォンでもニュースを調べられるのでおすすめです。新聞を待たなくても速報が発表され、旬な情報を入手できるメリットがあります。
SNS
SNSを使って、最新の情報を集めるのもおすすめです。トレンドを確認すれば、どのような出来事が話題になっているかがわかるでしょう。
注意点は、SNSは一般のユーザーが多く、信頼できない情報も多い点です。情報にまどわされないように一次情報を自ら探し、正しいか確かめるようにしてください。
SNSを使った情報収集については、「SNSで行う就活の情報収集とは?効率よく行う方法とメリットを知ろう」の記事で解説しています。時事問題やニュースはもちろん、就活情報も集めやすいのでおすすめです。
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面接で最近のニュースを答える際のコツ
ここでは、面接で最近のニュースを伝える場合のコツを2つ解説します。
「結論・理由・意見」の順番で伝える
最近のニュースを伝える場合は、「結論」「理由」「意見」の順番で伝えましょう。興味関心だけではなく、わかりやすく伝える能力があるかどうかも確認されています。
・「結論」=「私は△△のニュースが気になりました」
・「理由」=「なぜなら、△△だからです」
・「自分の意見」=「このニュースを見て、私は△△のように思いました」
最初に「結論」を述べることで、何を話そうとしているのかについて理解してもらえます。このあとに伝える自分の意見が伝わりやすくなるでしょう。
また、自分の意見では、そのニュースに抱いた意見や感情を簡潔に述べます。「すごいと思った」「影響された」など抽象的な感想ではなく、自分で考えた意見を自分の言葉で答えられるようにしてください。
過去の経験と結びつける
あなたの経験とニュースを結びつければ、採用担当者のあなたに対する理解が深まります。自分に関連するニュースを選ぶのもおすすめです。
興味を持った理由で、「過去に△△の経験があり、興味を持った」と伝えれば、自分についても伝えるきっかけになります。経験と関連する内容であれば、ニュースの内容自体も理解しやすく、伝えやすくなる点からもおすすめです。
過去の経験やエピソードを探すコツは、「自己PRのエピソードの書き方や探し方は?企業に評価されるポイントも解説」の記事で紹介しています。ほかの就活生と差別化するためにも、あなたのエピソードをふまえてニュースを伝えるようにしてください。
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面接で最近のニュースについて聞かれた場合の解答例文
ここでは、面接で最近のニュースについて聞かれた場合の回答例を紹介します。
環境問題について答える場合の例文
私が最近気になっているニュースは、「脱プラスチックによる環境問題への配慮」というニュースです。世界的に有名なカフェでも導入が始まっており、国内でも馴染みのある飲食店が紙ストローを導入しています。
紙ストローの導入には、プラスチックごみによる海洋汚染への関心が高まっている背景があります。プラスチックごみが海に流れることで、魚や海鳥など生き物の体から検出されるなど、汚染が深刻な問題となっているからです。
私は昔から環境問題を意識しており、学生時代も環境保護のボランティアを行っていました。その際に、世界経済フォーラムで世界の海に漂うプラスチックごみの量は、2050年までに重量換算で魚の量を超すと予測されていると知りました。
こうしたニュースが知れ渡り、身近な企業でも導入されることにより、利用者の意識へ働きかける効果もあると私は考えています。企業での導入の効果を期待しつつ、私自身も引き続き、日々の生活に気をつけてボランティアなどに貢献したいと思います。
消費税増税について答える場合の例文
私が最近気になったのは、「消費税10%へ増税」のニュースです。私は食品業界を志望しているため、増税により食生活に与える影響が気になっています。
この増税により、消費者には節約志向が生まれるのではないかと考えられます。しかし、多くの企業が同様に考えることにより「低価格競争」が起こる可能性もあるのではないかと私は考えています。
「高くても自分のニーズに合った商品を購入したい」という消費者もいることを忘れず、付加価値を与えて差別化を図ることも大切だと思います。
御社では、プライベートブランドとして高付加価値の商品を開発していらっしゃるので、今後考えられる「低価格競争」に巻き込まれることなくブランドを確立させていけるのだろうと感じています。
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面接で最近のニュースを聞かれてどのように答えるか悩んでいるあなたへ
面接で最近のニュースについて聞かれた場合、時事問題や社会問題について答えるのがコツです。プライベートな内容や、芸能関連の内容は避けたほうがよいでしょう。
また、ニュースの内容だけに答えるのではなく、自分の考えや意見を伝えることも大切です。「何を考え」「今後どのようにしていくのか」も考えておきましょう。
もし、最近のニュースをどのように答えればいいか不安な場合は、就活エージェントのキャリアチケットに相談してください。採用担当者にアピールできるよう、伝え方のサポートを行います。
また、最近のニュースだけではなく、志望動機や自己PRなど面接全体の対策もアドバイスするので安心してください。就活のスタートから内定獲得後のフォローまで、アドバイザーがマンツーマンでサポートします。
就活では準備や必要な対策が多く、すべてをひとりで行うのは大変です。キャリアチケットに相談して、内定獲得を目指しましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。