面接での採用基準とは?チェックされているポイントを解説

このページのまとめ

  • 面接の採用基準で見られているポイントは、「第一印象」「入社意欲」「企業理解度」など
  • 面接の一次選考では、基本的なマナーやコミュニケーションが見られている
  • 面接の採用基準を満たすために、身だしなみを整たり自己分析や企業研究を徹底したりする

面接での採用基準とは?チェックされているポイントを解説のイメージ

「面接の採用基準はどうなっているのか」と疑問に思う就活生もいるでしょう。面接では、基本的なマナーや入社意欲、企業理解度などさまざまな点が見られています。

面接の採用基準を満たすためには、身だしなみを整え、自己分析や企業研究を徹底することが大切です。

この記事では、面接の採用基準で見られているポイントや採用基準を満たすためのポイントを解説します。ぜひ、参考にしてください。

面接で好印象を残すコツについて相談したい

   
目 次

書類選考や筆記試験の採用基準

書類選考や筆記試験の合格基準は企業や部署によって異なりますが、主な目的は応募者のふるい落としです。新卒の一括採用では募集枠に対して多くの応募者が集まるので、すべての学生を面接に呼べるわけではありません。

そのため、担当者は書類から学生の基本スキル、プレゼン能力等をチェックし、業務を任せられる人物かどうか判断しています。特に、エントリーシートからは学生時代の過ごし方や目的意識のあり方、その人の価値観が分かるので、書類を通して人柄や人間性が判断されるでしょう。

また、書類選考の時点で「自己PRや志望動機が使い回しだな」と感じられたり、企業の方向性に合わない強みや考えを持っていると判断されたりした場合には、選考通過は難しくなります。「字が雑」「何箇所も修正液を使ってる」といったマナー違反が目立つ場合も、不採用になる可能性が高いので注意してください。

筆記試験でも、業務に必要な基本的な学力や思考力が見られています。「自己PRに自信があるから試験は今ひとつでも大丈夫」と考える人もいますが、最低限の知識や思考力がないと業務に支障が出ると思われる恐れがあるので、油断は大敵です。

書類選考については、「書類選考でほぼ内定が決まるケースはあるの?」という記事も参考にしてください。

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面接の採用基準で見られている項目

面接での採用基準は企業によりますが、どこの企業でも共通して見られている項目があります。あらかじめ、見られている項目を理解しておくことで面接に通過しやすくなるでしょう。以下で、詳しく解説しています。

マナー・第一印象

まず、マナーと第一印象は面接の採用基準で見られている重要な項目です。

人の第一印象は3秒で決まるともいわれており、はじめに抱いた印象を短時間の面接で塗り替えるのは難しいです。第一印象が悪いと、面接の内容がどんなによくても不採用になってしまう恐れもあるでしょう。そのため、第一印象は徹底してよくする必要があります

第一印象は、入室の際のノックの仕方や身だしなみ、笑顔、声の大きさなどで一瞬で判断されるので注意が必要です。また、会社に到着した際の挨拶や面接が始まる前の過ごし方でもマナーや印象が見られているので、面接当日の過ごし方には気をつけましょう。

話し方・コミュニケーション能力

面接では、話し方やコミュニケーション能力も見られている項目です。

具体的には、「ハキハキと話せるか」「きちんと声が出ているか」「口角を上げて話しているか」「こちらの問いかけにきちんと答えられるか」などが評価されています。

また、グループディスカッションがある場合には、他の学生との関わり方からコミュニケーション能力が見られているでしょう。

コミュニケーション能力は、社会人として業種問わず必要になるため、面接でよく見られているポイントです。

入社熱意や企業理解度

面接の採用基準として、入社熱意と企業理解度もよく見られている項目です。

入社熱意は志望動機や入社後のビジョン、将来やりたいことなどから評価されています。企業は当然、入社熱意の高い学生を採用したいので、自分の入社熱意をどれだけ伝えられるかが重要です。

また、企業理解度は、どのくらい時間をかけて調べたかという入社熱意にも直結するので、入社熱意が低いと判断されないように、志望度の高い企業の研究は徹底して行う必要があります。

求める人材にマッチするか

企業の求める人材に学生がマッチするかどうかも、面接の採用基準で欠かさずに見られる項目です。

会社は、求める人材にマッチする学生を採用して、会社に貢献してもらったり、早期離職を防いだりする必要があります。学生としても、自分の適性に合わない企業に採用され後々苦労するよりも、求める人材に合わない場合には不採用にしてもらった方がよいでしょう。

求める人材にマッチするかどうかは、面接での重要な採用基準です。

面接の採用基準で見られているポイントについては、「面接落ちたかも…採用担当者が何をチェックしているか確認しよう」という記事も参考にしてください。

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【選考段階別】面接で重要視される採用基準

基本的に就活では、面接が複数回行われ、学生とのミスマッチが起こらないよう慎重に選考が進められます。選考段階別に重要視されるポイントが異なるので、事前に確認しておきましょう。以下で詳しく解説します。

一次選考:基本的なマナーや能力

一次選考で重要視されるのは、基本的なマナーや能力です。基本的なマナーや能力には、上述の第一印象や話し方、コミュニケーション能力が含まれます。

一次選考の目的は、採用する学生を決めることではなくある程度の人数まで学生をふるいにかけることです。そのため、質問される内容も対策をしておけば簡単に答えられる基本的なものが多くなります。

まずは、一次選考を突破するために基本的なマナーや能力を身につけておきましょう。

二次選考:志望理由や会社への理解度

二次選考は、志望理由や会社への理解度が評価される項目です。どれだけ熱意があり、求める人物像にマッチするかどうかが見られています。

志望理由を伝える際には、入社熱意や将来その会社でやりたいこと、その会社でなくてはダメな理由を伝えるとよいでしょう。

また、会社への理解度の高さは、どれだけ時間をかけて企業研究をしているかという熱意に直結しています。そのため、調べれば分かるような質問をしたり、企業の理念とずれた発言をするのは避けましょう。

二次選考は、会社の求める人材に近ければ近いほど評価がよくなり、選考通過がしやすくなります。

最終選考:入社意欲

最終選考では、二次選考で会社にマッチしているとみなした人の中から、入社意欲がより高い人が採用されます。

面接では、改めて志望動機や入社後のビジョンを聞かれるでしょう。答える際には、どんな人材が求められているのか考えて、自分がどう貢献できるのかを伝えることで評価されます。

また、最終選考では入社意欲の高さを直接確認する質問がされる場合もあるでしょう。「内定を出したら必ず就職しますか?」「うちが第一志望ですか?」と聞かれた場合には、「採用していただけたら御社に就職する」という前向きな姿勢を伝えてください。ここで曖昧に答えると入社意欲が低いと思われ、不採用になる可能性があります。

選考段階別の重要視される採用基準については、「面接に落ちる理由10選!今すぐできる対策やフェーズ別の評価基準も解説」という記事も参考にしてください。

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面接の採用基準を満たすためのポイント

面接の採用基準を満たすためには、基本的なこととして身だしなみを整えたり、面接練習を行ったりする必要があります。以下で詳しく解説します。

身だしなみを整える

面接の採用基準を満たすための基本として、身だしなみを整えましょう。身だしなみは、第一印象に大きく関わるため、清潔感が絶対に必要です。

たとえば、「髪型やメイクは崩れていないか」「スーツやシャツにしわがないか」「ネクタイはきちんと結べているか」を確認してから面接に臨むとよいでしょう。

自己分析と企業研究を徹底する

面接の採用基準を満たすためのポイントとして、自己分析と企業研究を徹底することも重要です。

自己分析をして自分の強みやビジョンが明確になれば、面接できちんと受け答えができるようになります。また、自分の強みが活かせる会社が見つかりやすくなったり、入社後の貢献の仕方を伝えやすくなったりするでしょう。

また、企業研究をして企業理解度が高まれば、入社意欲をアピールしやすくなったり、求める人材にあった強みをアピールできたりするようになります。

自己分析と企業研究は、面接を通過するために欠かせません。

面接練習を行う

面接の採用基準を満たすために、面接練習を繰り返し行って、面接に慣れることも大切です。

面接は、基本的なマナーから質問への回答の仕方まで練習を繰り返して慣れることで、本番でも高評価を得られるようになります。

面接練習は、OB・OGや就活エージェントなどに手伝ってもらうとよいでしょう。面接練習を行う中で、第三者から客観的な意見をもらって改善していくことも重要です。

面接の採用基準を満たすためのポイントについては、「面接で結果を残すには?面接練習のポイントと質問例」も参考にしてください。

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面接の採用基準について不安な人へ

ここまで、面接の採用基準で見られているポイントや採用基準を満たすためのポイントを解説しました。しかし、「自分の受ける企業の採用基準が分からない」「面接でうまく話ができるか不安」という人もいるでしょう。

面接の採用基準を満たすためには、OB・OGや就活エージェントなど信頼できる第三者に面接練習をしてもらうのがおすすめです。中でも、就活エージェントであるキャリアチケットでは、就職活動のプロがあなたの志望企業に合わせて面接練習を行ったり、自己分析や企業研究のサポートを行ったりしています。

また、あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介することも可能なので、就活に不安を感じたらぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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