キャリアチケットのサポートを受けて就活を成功させた、2020年卒の学生に聞く「就活体験談」。どのように就活を行ったのか、苦労した点や就活を進めるうえでのポイントなどを聞いてみました。
今回お話を伺ったNさんは、「自分の好きなことを仕事にしたい」と就活をスタートしました。しかし、やりたいことは増え、選択肢は広がるばかり。「好き」の感情だけを軸に就活をしていていいの?と考えたNさんが、キャリアチケットに登録してから内定を手にするまでに迫りました。
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「好き」だけではたどり着けなかった本当の志望業界
――就活はいつ頃から始めましたか?大学3年の夏に1dayインターンに行ったのが最初の動きでした。ですが、必修の授業があり長期インターンには参加できず、その後の就活は滞っていました。就活に本腰を入れて動き始めたのは大学3年の1月頃です。
――1月はどんなことから始めましたか?
まず、「私は何をしたいんだろう」と考えるところから始めました。
それまでに5社ほどインターンに参加しましたが、どれもやりたい仕事だからではなく「興味が湧きそう」という理由で参加していました。インターンを通して感じた向き不向きがあり、私は人の話を聞きながらサポートするような仕事にやりがいを感じたので、人材系に重きを置いてみようかなと思うようになって。
でも、大学の企業説明会に参加したら、メーカーやサービス業もいいな、楽しそう、やってみたい!と思ってしまいました。
――明確な志望業界がないと目移りしてしまいますよね。
そうなんです。特に興味を持ったのが玩具業界でした。もともとおもちゃや文房具が好きだったので、企画段階から製作に関わってみたいという思いが強くなっていきました。でも、この業界は狭き門ですし、「好きだから」という理由だけで選考を通過できるのか、仮に入社できたとして、仕事を続けていけるのかもわからなくなってしまいました。自分が就活を進めていくうえで大事にすべきことは「好きだから」でいいのだろうか、と不安になってしまったんです。
そのとき生まれた不安をきっかけに、しっかりと自己分析をして、どういった観点で就活をしたらいいのか考え直したいと思いキャリアチケットのカウンセリングを受けました。
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話をじっくり聞いてくれる人がほしかった…アドバイザーと見つけた就活の軸
――キャリアチケットを知ったきっかけは何ですか?
SNSでたまたまキャリアチケットの広告を見つけて開いてみたら、そこに掲載されているセミナーの写真に友人が写っていました。その友人から「セミナー、結構良かったよ」と聞いて、登録してみようと思ったのがきっかけです。
――エージェントに求めていたことは何ですか?
私の味方になってくれる社会人の方がほしかったですね。客観的に自分の意見を聞いてくれる方とお話しして、考えていることを整理する機会があるといいと思っていました。企業の紹介やマッチング目的ではなく、とにかく、自分の話を聞いてくれる人がほしかったんです。
――キャリアチケットのアドバイザーはいかがでしたか?
物腰が柔らかくて、とにかく話を熱心に聞いてくれたのが印象に残っています。このようなスタンスだから、私も今まで経験した楽しかったこと、悲しかったことや辛かったことまで全部話そうと思えました。アドバイザーさんは相づちを打つ感じで、エピソードを深掘りながら話を聞いてくれました。だからこそ、自分のやりたいことや、仕事から何を得たいのかなど、就活の軸にすべきことを自分でも確認できたのだと思います。
――自己分析はどんなことをしましたか?
就活の軸を考えるうえでも、「強み」を明確にすることになりました。自分の中で、強みと長所の違いがわからなかったのですが、「長所は、自分や近しい人が思ういいところ、強みは長所を発揮することで自分の設定した目標を達成できたり、周囲にプラスの影響を与えられることだよ」と教えていただきました。この定義に照らし合わせて考えてみたところ、自分の長所は「人のことを考えられるところ」、強みは「計画性があり、物事に継続的に打ち込めるところ」だと洗い出すことができました。
――どんなことを就活の軸にしましたか?
「人の役に立ちたい」「スキルを身に付けたい」「裁量を持って働きたい」の3つです。
自分1人だけで就活をしているときは、ふわふわとした「好きだから」という観点だけで仕事を探していました。でも、私が目指していた玩具業界は狭き門で「好きだから」という理由だけで勝ち残るには厳しいかもと思ったんです。アドバイザーさんとお話ししている際に、「人の役に立ちたい」「スキルを持って働きたい」「裁量を持って働きたい」というワードを多く使っていたようで。それで、これまで見ていたメーカーではなく、別の業界も見て、就活の軸に当てはまる企業を探そうということになりました。
――どんな企業を紹介されましたか?
IT企業ですね。IT業界の特徴として、未経験者も多く採用して研修期間に一から全部教えてくれるという話を聞きました。学びながらスキルを身に付けられるし、身につけたスキルを活かすことで対価も得られるし、一石二鳥で嬉しいかもと思ったんです。しかも、アドバイザーさんとの話し合いで決めた就活の軸にも合っていて、自分の理想とする働き方がかなうのは、ネットワークエンジニアなのではないかと気づきました。
――選考中、どんなサポートがありましたか?
面接の対策をしてもらいました。昔から緊迫した空気が苦手で、緊張すると頭が真っ白になってしまうタイプなんです。面接で「好き」という感情的な理由だけでなく、その会社での働き方が自分に合っているから入社したいという旨と、入社後にかなえたい将来像を担当者に伝えられるように、一緒に考えてくれました。
面接前には、私の性格を知っているからか「言葉足らずになることを恐れるより、素直に自分の思いを伝えた方がいい。今までの経験を自分の言葉で伝えることができれば、ちゃんと評価してもらえるから」と励ましていただいて。そのひと言をいただけたおかげでとても気持ちが楽になりました。
面接が終わると、不安なことやモヤモヤすることはないか、毎回すぐに確認してくださり、面接の通過が決まったときは、面接担当者がどこを評価していただいたのかフィードバックもいただきました。まさにアドバイザーさんと二人三脚で就活を進められたと思います。
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「あなたがいてよかった」 そう思ってもらえる仕事を
――4月からどんなお仕事をされるんですか?ネットワークエンジニアとして、ネットワークの運用保守のほか、アプリやウェブの予約サイトの構築を行います。ネットワーク上に問題が起きたときに解決するのが、主な業務の例ですね。希望としては、ホテルの予約サイトやウェブアプリを担当したいと思っています。
――ご家族の方はどんな反応でしたか?
ITの仕事につくこと、そこで自分の理想的な働き方を目指して頑張ることを応援してくれています。実は父もIT企業の営業職をしているんですよね。父は、私が自分を同じ業界を選ぶとは思っていなかったみたいで驚いていました。でも「いいと思うよ」と言ってくれました。
正直、幼い頃は多忙な父の姿を見て大変そうだなと思っていましたし、一緒に食卓を囲めない寂しさを抱いたこともありました。でも、いざ自分がこの業界を選び、働くことが決まったとき、父は強制されて働いていたわけではなくて、自分の仕事にやりがいを持って、お客さんの役に立ちたい気持ちが強かったからこそ一生懸命に働いていたとわかりました。
父からは、「IT業界はこれからまだまだ発展するし、それに対して人手は足りていないから重宝されると思う。でも、ITの世界は変化が早いし多いから、ちゃんと勉強しないとついていけなくなってしまうから覚悟しなさいね」とIT業界の先輩としての言葉を掛けられました。顔には出さないけど、喜んでくれているんじゃないかなと思います(笑)。
――入社後の目標を教えてください。
「あなたがいてよかった」と一緒に働く人に思ってもらえる人になりたいです。就活を経て、自分の知らないところでいろいろな人が、いろいろな仕事をしてくれているから自分が不自由なく生活できているということが改めてわかりました。ネットワークエンジニアは注目を浴びる仕事ではないかもしれないですが、たとえ日の目を見なかったとしても、自分の仕事が多くの人の生活を支えているんだという誇りを持ちながら、仕事をし、活躍していきたいと思います。
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