このページのまとめ
- 面接ではスーツのボタンは留めたままにしておくことで、着席時のもたつきを避けられる
- スーツのボタンは、種類によって留め方のルールが異なるため注意する
- 面接前日にボタンの状態を確認し、会場では適切に留めて清潔感を演出

「面接時のスーツのボタンはいくつ留める?」とお悩みの方もいるでしょう。スーツのボタンの扱いは、メンズかレディースか、ボタンの数がいくつかによって異なります。そのため、自分が着用する予定のスーツの種類をしっかり確認しておくことが大切です。
本記事では、面接でのスーツボタンの基本的なマナーや、スーツの種類別の留め方のルール、面接当日の注意点などを解説します。参考にして、自信をもって面接に臨んでください。
本記事では一般的に企業が好むとされる身だしなみの傾向を紹介していますが、一律にこうあるべきという価値観を押しつけるものではありません。就活に取り組む際は、自身が納得できるスタイルで取り組むことが重要です。
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- 面接ではスーツのボタンは留めておく
- 【男性向け】面接時のスーツボタンのマナー
- 2つボタン・3つボタンのスーツを選ぶ
- スーツの一番下のボタンは留めない
- ワイシャツのボタンは全部留める
- フォーマルな場ではボタンダウンシャツを避ける
- 【女性向け】面接時のスーツボタンのマナー
- 数に関わらずボタンをすべて留める
- ブラウスはすべてのボタンを留める
- スキッパータイプの胸元の開きに注意する
- 面接でのスーツのボタンに関する注意点
- 前日にスーツのボタンの状態を確認する
- 面接会場に入る前にスーツのボタンを留めておく
- 面接でのボタン以外のプラスワンポイント
- スーツの色やサイズに注意する
- 清潔感のある髪型にする
- 適切な表情や言葉遣いを心掛ける
- 面接時のスーツボタンの扱いにお悩みのあなたへ
- 面接時のスーツのボタンに関するQ&A
- Q.面接で座るときにスーツのボタンを開けるのはアリ?
- Q.面接でスーツのボタンが閉まらないときはどうする?
- Q.面接でのスーツの着こなしに自信がない…
面接ではスーツのボタンは留めておく
面接では、スーツのボタンは留めておくのがおすすめです。
一般的には、スーツを着用している場合、着席時にはボタンを外すのが基本といわれています。これは、ボタンを付けたまま着席すると窮屈で動きにくくなったり、シワになったりしてしまうためです。
しかし、面接で立ったり座ったりする度にボタンを開け閉めしていると、もたついてしまう場合があるでしょう。ボタンを留めた状態で無理なく着席できるのであれば、入室から退席までボタンを留めたままにしておくのも一つの手です。着席や起立時に慌てることなく、面接をスムーズに進めやすくなります。
就活に関してスーツのボタン以外にも疑問がある方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事をチェックしてみてください。就活の基本的な流れや準備についてまとめています。
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【男性向け】面接時のスーツボタンのマナー
面接時のスーツのボタンには、守るべき基本的なマナーがいくつかあります。適切なスーツのボタンの留め方を理解し、実践することで好印象を目指しましょう。ボタンは小さく目立ちにくいものの、面接では細部まで気を配ることが大切です。
以下では、メンズスーツを着用する際のボタンに関するマナーをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
2つボタン・3つボタンのスーツを選ぶ
面接用のメンズスーツは、2つボタンか3つボタンのものを選ぶのがおすすめです。これらはオーソドックスなデザインで、どのような業界の面接でも違和感なく着用できます。1つボタンのスーツはカジュアル過ぎる印象を与える可能性があるため、フォーマルな装いが求められる業界や企業の面接では避けるのが無難です。
2つボタンのスーツの場合
2つボタンのメンズスーツでは、上のボタンのみを留めます。これが一般的で正統な着こなしです。上のボタンのみを留めることで、スーツのシルエットが整い、きちんと準備してきた印象を与えることができます。
3つボタンのスーツの場合
3つボタンのスーツは、真ん中のボタンを必ず留めます。3つボタンスーツには上のボタンを留めるようにデザインされているものとそうでないものとがあるので、スーツの購入の際に確認するようにしましょう。
スーツの一番下のボタンは留めない
スーツの一番下のボタンは、必ず開けておきましょう。一般的なスーツは、一番下のボタンを外しておくことできれいなシルエットを保てるようにデザインされています。スーツのボタンを留める数に関するマナーを守ることで、シワなくスーツを着用できるだけでなく、「ビジネスマナーを押さえている」といった印象も与えやすくなるでしょう。
ワイシャツのボタンは全部留める
面接時のワイシャツは、必ずすべてのボタンを留めましょう。首元のボタンを開けるのは、フォーマルな場では避けるのが無難です。ネクタイを締める際も、首元のボタンはしっかりと留めた状態にします。
目立たないからといって適当にせず、きちんと着用することで、ビジネスマナーへの理解を示すことができます。
フォーマルな場ではボタンダウンシャツを避ける
面接などのフォーマルな場面では、ボタンダウンシャツの着用は避けることをおすすめします。ボタンダウンシャツはカジュアルな印象を与える種類です。就活では、よりフォーマルな印象を与えるタイプのシャツを選んでおくことで、保守的な業界や企業の面接にも対応しやすくなるでしょう。
これらのポイントは、メンズスーツの着用の一例です。面接でのスーツの着用方法やボタンの扱いは、志望する業界や企業、自分の体型や好みなどを考慮したうえで総合的に判断しましょう。
「面接で避けるべき服装とは?好印象を与えるためのポイント」の記事では、ボタンの扱い以外にも注意すべきポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
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【女性向け】面接時のスーツボタンのマナー
レディースの面接用スーツは、男性とは異なるボタンのルールがあります。きちんと整えられた印象を与えるために、正しいボタンの留め方を把握しておきましょう。
以下では、レディーススーツのボタンの扱い方について解説します。
数に関わらずボタンをすべて留める
レディーススーツの場合、ボタンの数に関係なく、すべてのボタンを留めるのが基本です。メンズスーツのような「一番下のボタンは開ける」というルールは適用されません。
そのため、スーツ選びの際は、ボタンをすべて留めた状態で試着しましょう。着用時につっぱりが生じたりシワが寄ったりする場合は、サイズが合っていないサインです。立ち座りを繰り返してもボタンが外れないか、動きやすさもチェックしてみてください。
ブラウスはすべてのボタンを留める
ブラウスは胸元から襟元まで、すべてのボタンをしっかりと留めることが面接時の基本マナーです。きちんと整えられた印象を演出するため、首元や胸元の状態を確認しましょう。面接前には、鏡の前で立った状態と座った状態の両方をチェックするのがおすすめ。胸元が開き過ぎてしまう場合は、安全ピンで留めるなどの対策が必要です。また、ボタンとボタンの間からインナーが見えないよう、ブラウスのサイズに注意する必要もあります。
スキッパータイプの胸元の開きに注意する
スキッパーシャツとは、首元のボタンがないタイプのシャツのことです。スタンダードカラーのシャツよりもカジュアルな印象を与えるものの、就活用に着用する方もいるでしょう。
スキッパータイプのシャツは、ボタンがないぶん胸元が開きやすいという特徴があります。そのため、面接前に首元や胸元の確認をする必要があるでしょう。胸元が開き過ぎていると、「ビジネスシーンにふさわしくない」と判断されてしまう可能性があるので注意してください。
ここでご紹介したポイントは、レディーススーツを着用する際のポイントの一つです。実際に面接用のスーツを用意する際は、自分の志望業界や企業、体型、好みに合わせて個人が自由に選択することができます。
レディーススーツの着こなしについて知りたい方は、「女性用就活スーツの選び方は?着こなしのマナーや選ぶポイントを紹介」の記事もご参照ください。
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面接でのスーツのボタンに関する注意点
スーツのボタン部分は小さく、着用する際にも見落としてしまいがちです。しかし、面接では細かいスーツの着こなしや身のこなしが確認されることもあるでしょう。
ここでは、面接でのスーツのボタンに関する注意点をご紹介するので、ぜひ選考前にチェックしてみてください。
前日にスーツのボタンの状態を確認する
面接前日には、スーツのボタンの状態をチェックしましょう。ボタンが緩んでいたり取れかけていたりすると、面接当日にトラブルにつながる可能性があります。
スーツのボタンで確認すべきポイントは以下のとおりです。
・ボタンが緩んでいないか
・ボタンの糸がほつれていないか
・ボタンホールの状態が悪くないか
・予備ボタンの有無
これらを事前に確認し、問題があれば修繕しておくことで、当日のトラブルを防ぐことができます。特に普段からよく使用しているスーツの場合は、ボタンの消耗が激しいので注意が必要です。
面接会場に入る前にスーツのボタンを留めておく
面接の当日は、会場に入る前にスーツのボタンを留めておくのが望ましいでしょう。面接会場では、到着した瞬間に企業の社員と出会う可能性があります。面接官以外の社員に対しても良い第一印象を与えられるように心掛けてください。
面接会場までの移動中は、快適さや動きやすさを重視してボタンを外していても構いません。ただし、建物に入る前にはビジネスシーンに適した着こなしに整えましょう。慌てて整える姿を見られてしまわないよう、余裕をもって準備することが大切です。
面接時のスーツの着こなし以外にも、注意すべきマナーは多くあります。「就活マナーの基本を解説!失敗しないための準備と対策」の記事で解説しているので、就活生の方はぜひご一読ください。
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面接でのボタン以外のプラスワンポイント
面接での第一印象は、全体的な身だしなみによって左右されます。そのため、スーツのボタン以外にも、細かな部分への配慮が必要不可欠です。
以下では、スーツのボタン以外に気をつけるべきポイントをご紹介します。面接で好印象を目指したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
スーツの色やサイズに注意する
面接用のスーツは、シンプルで落ち着いた印象を与える色やデザインを選ぶのが一般的です。黒や濃紺、ダークグレーなどのベーシックカラーが選択肢といえるでしょう。派手な色や柄物は、自分の人柄や能力よりもスーツに注目を集めてしまう可能性があります。
また、サイズ感も事前の確認が必要です。就活では移動や立ち座りが多いので、動いているときでも窮屈でないサイズ感を選ぶと良いでしょう。
スーツのサイズ感で確認すべきポイントは以下のとおりです。
・自分の肩幅に合っているか
・袖丈の長さが適切か
・パンツやスカートの丈は適切か
・着心地の良さ
スーツの色やデザイン、サイズは全体的な印象を大きく左右するため、試着時にしっかりと確認しましょう。
清潔感のある髪型にする
面接では、清潔感があり、かつ面接官とのコミュニケーションを妨げない髪型が望ましいでしょう。基本的には、顔の表情がはっきりと見える髪型を心掛けてください。面接中に髪を触る仕草は避けたいため、崩れにくい髪型にすることを心掛けましょう。
面接に適した髪型のポイントは、以下のとおりです。
・前髪を目にかからない長さに整える
・顔周りをすっきりさせる
・整髪料は控えめに使用する
・髪の色は地毛に近い色味を選ぶ
面接で適切な髪型は業界や企業の雰囲気によっても異なります。自分が面接を受ける企業の雰囲気や求められる髪型の基準を確認し、自分らしいスタイルを確立してみてください。
適切な表情や言葉遣いを心掛ける
面接では、身だしなみや質問に対する回答以外も評価ポイントとなります。表情や言葉遣いは、あなたの人柄や仕事への姿勢を表現する要素です。適切な表情や言葉遣いを心掛けることによって、「コミュニケーション能力が高い」「社会人としてのマナーを知っている」などの評価を受けやすくなるでしょう。
面接でのコミュニケーションのポイントは以下のとおりです。
・適度な笑顔を心掛ける
・相手の目を見て話す
・声の大きさはほど良く
・敬語を正しく使用する
面接時の表情や言葉遣いは身につけるのに時間がかかるポイントでもあります。模擬練習の時間をしっかりとって対策しましょう。何度も繰り返し練習すれば、緊張する場面でも自信をもって臨めるでしょう。
ここでご紹介した以外の面接のポイントについては、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事で解説しています。面接対策に取り組む際にあわせて参考にしてください。
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面接時のスーツボタンの扱いにお悩みのあなたへ
ボタンの扱いは、ビジネスの場でスーツを着こなす際のマナーの基本です。面接では特に注意が必要ですが、基本的なルールを理解していれば心配し過ぎる必要はないでしょう。
就活時のスーツの着こなしに不安がある場合は、就活エージェントに相談するのも一つの方法です。就活エージェントでは、希望に合う企業を紹介してもらえるだけでなく、スーツの着こなしに関するアドバイスや模擬面接での実践的な指導を受けられる可能性があります。
特に、実際の着こなしについて不安がある場合は、対面でのアドバイスを受けられるエージェントを選ぶのがおすすめです。プロ目線での具体的なアドバイスは、自信をもって面接に臨むための助けとなるでしょう。
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面接時のスーツのボタンに関するQ&A
面接でのスーツの着こなしは、自信をもって臨むために重要な要素です。ここでは、面接でよくあるスーツのボタンに関する疑問にお答えします。
Q.面接で座るときにスーツのボタンを開けるのはアリ?
A.はい。スーツを着用して座る際にはボタンを開けるのが基本です。面接でも同様に、着席時にボタンを開けることができますが、起立時には必ずボタンを留め直すことを忘れないようにしましょう。
ただし、ボタンを開け閉めする際にもたついてしまいそうな場合は、ボタンを閉めた状態で着席するのも一つの手です。
Q.面接でスーツのボタンが閉まらないときはどうする?
A.無理に閉めようとせず、正直に事情を説明しましょう。ジャケットを脱いで面接に臨むことも可能ですが、事前に許可を得てください。面接日までに余裕がある場合は、面接前にスーツを新調することを検討しましょう。
「就活用のスーツは準備した?値段や必要なものとは」の記事では、スーツの値段についてまとめているので、新調する際の参考にしてみてください。
Q.面接でのスーツの着こなしに自信がない…
A.就活エージェントや専門家への相談を検討しましょう。就活エージェントは、無料で相談できる場合が多いです。模擬面接がある場合には実際にスーツを着用し、改善点を見つけるのも効果的といえます。
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