不採用通知に返信は必要?返事をするケースやメールの例文を解説!

このページのまとめ

  • 不採用通知への返信は基本的に必要ない
  • 不採用通知への返信をするのは自分宛のメッセージがあるとき
  • 不採用通知への返信で異議申し立てや不満を伝えてはいけない

不採用通知に返信は必要?返事をするケースやメールの例文を解説!のイメージ

「不採用通知に返信は必要?」「お祈りメールは返事しなくてもよいのか」と悩んでいる就活生も多いでしょう。

基本的に、不採用通知への返信は必要ありません。ただし、最終面接まで残った場合やお世話になった人がいる場合には返信してもよいでしょう。

この記事では、不採用通知に返信してもよい場合やメールの書き方などを解説します。ぜひ参考にして返信の必要性を判断し、次のステップに向けて気持ちを切り替えてください。

就活の進め方について相談したい

   
目 次

不採用通知への返信は必要?要否を判断する方法

基本的に、不採用通知への返信は必要ありません。ただし、返信してもよい場合もあるため、状況に合わせて判断しましょう。

不採用通知への返信が不要な理由は、多くの企業は学生に対して定型文を送っているためです。一斉送信で定型文を利用しているので、返信しなくても失礼には当たらないでしょう。特に一次・二次面接といった段階において、企業は大量の不採用通知を送っていたり、次の選考試験に向けて準備していたりするので、返信しても見られない可能性があります。

また、不採用通知には、「~ご活躍をお祈り申し上げます。」と記載されているケースが一般的。やり取りを終える結びの文でもあるので、基本的に返信は不要です。

就活の進め方について相談したい

   

不採用通知への返信がおすすめのケース

不採用通知に返信したほうがよいケースもあります。5つのケースを紹介するので、返信するかどうか迷ったら参考にしてください。

企業への志望度が高い場合

企業への志望度が高い場合、返信するのがおすすめです。企業によっては再応募ができる場合もあるので、不採用通知への返信でアピールにつなげられるでしょう。

また、落ちた企業のグループ会社に応募し、選考に進む場合もあります。「グループ会社の採用担当者が同じだった」「送られたメールを別の採用担当者も読んでいた」などのケースもゼロではありません。好印象を残せるように、不採用通知への返信をするのがおすすめです。

採用担当者にお礼を伝えたい場合

採用担当者にお礼を伝えたい場合も、返信するとよいでしょう。採用担当者個人のメールアドレスを知らないケースも多く、不採用通知への返信でしか連絡できない場合があります。

たとえば、「インターンからお世話になっていた」「面接での対応が印象に残った」など、お礼を伝えたい場合も出てくるでしょう。不採用でもお礼を伝えることはできるので、感謝の気持ちを伝えてください。

最終選考に残っていた場合

最終選考に残った場合、お礼もかねて返信しておくとよいでしょう。企業によっては内定辞退者が出た場合、最終選考まで残った学生に入社しないか尋ねる場合があるからです。

キャリアチケットの「2025年卒の内定承諾・辞退に関する実態調査(前編)」によると、内定辞退を検討している学生は約2割でした。採用人数が足りず、再応募を行う可能性はそう珍しくはありません。

その際、一から募集をする企業もあれば、最終面接の候補者から選ぶ場合もあります。企業への志望度が高かった場合は、再選考に備えて印象に残るメールを送るのも一つの手でしょう。

紹介経由で選考を受けた場合

知人や大学の教授など、紹介で選考を受けた場合もメールに返信するのがおすすめです。選考に対応してもらったお礼を伝えるようにしてください。

自分が丁寧な対応を行うことで、紹介してもらった方の印象もよくできます。返信しないことで失礼と感じる場合もあるため、紹介で選考に参加した場合は返信しましょう。

個人宛にメッセージが書かれていた場合

不採用通知のなかには、選考参加へのお礼や選考に落ちてしまった理由などを添えてくれたりする採用担当者もいます。

忙しいなかで個人宛のメッセージを残してくれていることに感謝を示すためにも、テンプレートではなさそうな文章がある場合は、しっかりと返信しましょう。

不採用通知に返信した結果、またメールが返ってくる場合もあります。何度返信すればよいのか迷う場合は、「ビジネスメールの返信はどこまで続ける?就活でのマナーや対応を解説」の記事も参考にしてください。

就活の進め方について相談したい

   

不採用通知に返信する際のポイント6選

不採用通知に返信する際は、ビジネスマナーを守ったメールを作成するのが重要です。ここでは、不採用通知に返信する場合のポイントを6つ解説します。

1.件名は変更せずそのまま返信する

メールで届いた不採用通知に返信する場合は、件名を変えずに返信しましょう。件名が変わることで、どのような内容だったかわからなくなる場合があるからです。採用担当者は日々多くのメールを受信しています。件名によって何の内容か判断しているため、自分で勝手に変えないようにしてください。

メールの件名について、書き方や例文を参考にしたい人は「就活メールの件名の書き方を解説!【例文付き】」の記事がおすすめです。

2.宛名や挨拶を忘れない

メールを送る際は、採用担当者の宛名や挨拶文を忘れず記載してください。宛名は正式な会社名や部署名を記載し、誤りのないように注意しましょう。漏れている場合、誰に宛てた内容か判断できず、読まれない可能性が高まります。

また、ビジネスマナーとして「お世話になっております。」などと挨拶を添えるのが大切です。

3.選考のお礼を述べる

採用担当者に面接をはじめ、採用活動に多くの時間を割いてもらったお礼を欠かさず述べましょう。「先日はご多忙の中、面接の機会をいただきありがとうございました。」のように感謝の気持ちを伝えてください。

最終的に不採用だったとしても、個人的にお世話になったり、書類や面接で選考や評価してもらったりしたことは変わりありません。印象深い出来事があれば、簡潔に添えるのもおすすめです。

4.不採用の結果に対する残念な気持ちを示す

不採用の通知に対して、残念に思っている気持ちもメールに記載しましょう。「誠に残念ながら不採用という結果でしたが」などと一言添えれば、企業に対して思い入れがあったことを伝えられます。

ただし、長々と残念な気持ちを伝えないよう注意してください。

5.今後の抱負を伝える

返信メールには、今後の就職活動への抱負も伝えましょう。「選考結果を謙虚に受け止め、今後も就職活動に励んでいきます」のように前向きな姿勢を伝えてください。

抱負を書くと、自分の気持ちの切り替えにもなるでしょう。

6.メールの末尾に署名を入れる

不採用通知への返信に限らず、ビジネスメールを送る際は、メールの末尾に署名を入れるのがマナー。署名とは、おもに以下の内容をまとめたものを指します。

・自分の氏名や住所
・大学や会社などの所属
・メールアドレスや電話番号などの連絡先

万が一、選考に関するお知らせなどがある場合、メールに署名を記載しておけば採用担当者も連絡しやすいでしょう。署名の例は、以下を参考にしてください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部△△学科4年
山田太郎(やまだたろう)
住所:東京都△△区△△-△△
TEL:090-0000-0000
E-mail:△△△△△@△△△△.co.jp
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メールサービスのなかには、署名を自動で挿入できるサービスもあります。署名忘れを防げるので、設定しておくのがおすすめです。署名の書き方やルールについては、「就活メールに署名は必要?すぐに使えるテンプレや署名の入れ方をご紹介」の記事も参考にしてください。

就活の進め方について相談したい

   

不採用通知への返信でしてはいけないこと4選

不採用通知に返信する際、採用担当者の手を煩わせるような内容は避けてください。ここでは、不採用通知に返信する際に避けるべきこと、避けたほうがよい理由を解説します。

1.不採用理由の問い合わせや異議申し立てをする

不採用になった理由を問い合わせたり、異議申し立てをしたりするのはマナー違反です。企業側に不採用の理由を説明する義務はないため、基本的に取り合ってもらえないでしょう。

また、不採用の結果に対して異議を申し立てたからといって、採用になることもありません。自分がネガティブな気持ちになるだけなので控えましょう。

2.不採用結果への不満を伝える

不採用だったことに対する不満を伝えるのも避けてください。結果に対する不満が表れたメールを送ると、採用担当者からの印象が悪くなるでしょう。

選考に落ちた企業でも、内定辞退によって繰り上げ採用のチャンスがくる場合もあります。また、同業他社に入社に、落ちた企業と取引きする機会が訪れることもあるでしょう。

もし、選考時のマイナスな印象が残っていると、今後に悪影響を及ぼす可能性も。不満は企業にぶつけるのではなく、自分の中でしっかりと消化するようにしてください。

3.メールでの通知に対して手紙で返信する

不採用通知に対して手紙で返信するのは、今の時代にミスマッチです。

選考の準備や多くの学生と面接をしている採用担当者に、わざわざ不採用とした学生からの手紙を読んでもらうのは時間や手間をかけさせることになります。

「手紙のほうが丁寧で気持ちが伝わるから」などと、よかれと思ってした行動がかえって悪印象につながる可能性も否定できません。不採用通知にどうしても返信したい場合は、手紙ではなくメールで返事をしましょう。

4.選考へのフィードバックを依頼する

不採用になった理由など、フィードバックを求めるのもやめましょう。選考理由は開示されないのが基本であり、不採用の理由も基本的に教えてもらえるものではありません。

選考は入社する人材を決めるものであり、選考突破のコツを教えてもらう場所ではありません。面接対策をしたいのであれば、就活セミナーや就活エージェントでフィードバックをもらってください。

選考対策などができる就活セミナーについては、「就活セミナーとはどんなもの?基本的な内容や参加メリットを理解しよう」の記事で詳しく解説しています。

就活の進め方について相談したい

   

不採用通知に返信する際の例文

ここでは、不採用通知に返信する場合の例文を2パターン紹介します。

例文1.最終面接に不採用だった場合

【件名】
Re:選考結果のご連絡(株式会社△△)

【本文】
株式会社△△
人事部 採用担当者様

お世話になっております。
△△大学△△学部の△△△△(氏名)と申します。

先日はご多忙の中、面接の機会をいただき、ありがとうございました。
選考結果につきましては、誠に残念ではありますが謙虚に受け止め、今後も就職活動に励んで参りたいと思います。

末筆ながら、貴社の更なるご繁栄をお祈り申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部
△△△△(氏名)

〒000-0000
△△県△△市△△ 0-0-0(住所)
TEL:000-000-0000
Mail:△△@△△.△△
ーーーーーーーーーーーーーーー

例文2.お世話になった担当者に対し返信する場合

【件名】
Re:選考結果のお知らせ

【本文】
株式会社△△
人事部 採用担当 △△様

いつもお世話になっております。
△△大学△△学部△△△△(氏名)です。

この度は、ご多忙の中、貴重な面接の機会をいただきまして、誠にありがとうございました。

残念ながら私の力不足で今回は不採用という結果には終わりましたが、△△様からアドバイスをいただき、大変勉強になりました。

今回の経験を活かし、今後も就職活動に励んでいきたいと思います。

△△△様および、貴社の更なるご繁栄をお祈り申し上げます。

ーーーーーーーーーーーーーーー
△△大学△△学部
△△△△(氏名)

〒000-0000
△△県△△市△△ 0-0-0(住所)
TEL:000-000-0000
Mail:△△@△△.△△
ーーーーーーーーーーーーーーー

必要に応じてこれらの例文を参考に、自分なりの言葉で感謝の気持ちなどを伝えましょう。

メールを返信する際のマナーについては、「就活メールの返信マナーは?遅れた場合の対応や送信時の注意点を解説」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

就活の進め方について相談したい

   

不採用通知に返信するべきか悩んでいる人へ

不採用通知は基本的に返信不要ですが、返事をするとよいケースもあります。本記事を参考にして返事の必要性を判断し、返信する際は気をつけるべきマナーを把握したうえでメールを作成しましょう。

しかし、不採用通知への返信をはじめ、細かなルールやマナーなどに戸惑う学生は多くいます。不採用通知に返信するべきか迷ったり、不採用の理由に悩んだら、OB・OGや就活エージェントなどの信頼できる第三者に相談するのがおすすめです。

キャリアチケットでは不採用通知への返信についての相談はもちろん、自己分析や企業研究、面接対策などのサポートを行っています。

不採用通知を受け取った場合に大切なのは、返信の必要性よりも不採用になった理由を考えて、就職活動に前向きに向き合うことです。さらに自己分析や企業研究のサポートを受ければ、より効率的に就職活動を進められます。

また、あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介することもできるので、キャリアチケット就職エージェントに相談して就活の不安を乗り越えましょう。

就活の進め方について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。