インターンシップに参加したらお礼状は書くべき?

このページのまとめ

  • インターンシップのお礼状は必須ではないが、提出した方が感謝の気持ちや礼儀正しさが伝わる
  • 本来は手書きがマナーだが、手書きで遅くなるよりはメールで送る方がスマートな対応になる
  • お礼状には、インターンを受け入れてくれたことへの感謝や印象に残ったことを簡潔に書く
  • メールでお礼状を送る場合は、件名で誰がどのような内容で連絡したのかわかるようにする

インターンシップとは、学生が企業で就業体験をすることを指します。
ここで意味するお礼状とは、学生が企業へ向けてインターンシップの感謝の気持ちを示すもの。
お礼状はインターンシップへ参加した際の印象が薄れてしまわないよう、早めに送るのがおすすめです。

しかし、「お礼状ってどうやって送ればいいの?」「お礼状の書き方がわからない…」などという疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。

こちらのコラムでは、インターンシップのお礼状のマナーと書き方について紹介します。
インターンシップへの参加を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

 

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インターンシップに参加したらお礼状は書くべき?

1日だけのものや長期的に行われているものなど、さまざまな形式で展開されているインターンシップ。
企業側は費用や労力、時間などを負担してインターンシップを開催しています。
「お礼状は不要」「口頭だけで十分」「率直な意見や感想を聞きたい」など、お礼状に関する意見は企業によって異なります。

そのため、インターンシップのお礼状は、必ずしも必要というわけではありません
しかし、お礼状を出すことによって、企業への感謝の気持ちや礼儀正しさ、志望度の高さが伝わりやすくなります。
また、企業側も学生がどのように感じていたかを把握できるほか、次年度のインターンシップの参考にすることが可能です。
インターンシップを通してその企業で働いてみたいと感じた場合は、お礼状を送った方が意気込みを見せられるでしょう。
インターンシップ先と同じ業界を志望している場合は、インターンシップ先の企業がクライアントやビジネスパートナーになる可能性があります。
ビジネスマナーを守り、インターンシップ先の企業に失礼のないようにお礼状を送りましょう。

お礼状は、本来は手書きで送るのが正式なマナーです。
近年ではIT化や働き方の改革が行われているので、担当者の年齢層、業界や企業の風土を考慮し、手書きにするかメールにするかを決定しましょう。

また、ビジネス文書はなるべく迅速に送るのがマナーとなっています。
手書きでお礼状を書こうと思って結局遅くなってしまうよりは、メールで送る方がスマートな対応と言えるでしょう。
インターンシップのお礼状は、早ければ早いほど好印象を与えられます。

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お礼状には何を書いたら良い?

それでは、インターンシップのお礼状にはどのような内容を書けば良いのでしょうか。

インターンシップでは企業や業界についての多くを学ぶことができます。
貴重な経験ができたことへの感謝や、担当者へのお礼は欠かさずに記載することが大切です
お礼状は長々と書く必要は無いので、読みやすく簡潔な文章を心がけましょう。
インターンシップ中に印象に残った言葉、場面、学んだことなどがあれば、具体的なエピソードを述べて感想をまとめます。
お礼状を書く際、定型文のみの内容だと儀礼的な印象になってしまうため注意が必要です。

インターンシップの期間中は、社員と話す機会が多くなると思われます。
業務以外で耳にした話や感じたことをメモしておくと、お礼状に反映しやすくなるでしょう。
お礼状を書くために情報を整理することで、インターンシップ中に得たことや今後実践してきたいことがわかります。

インターンシップを受ける前と受けた後の変化や、今後の意気込みなども記載すると、より意欲的な姿勢を見せることができるでしょう。

上記の要点を押さえ、企業側が嬉しいと感じられるような内容に仕上げてください

 

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例文解説!お礼状はこう書こう

メールでお礼状を送る場合は、差出人名を含めた件名、宛先、文頭の挨拶、本文、文末、署名の順で構成します。
以下に例文を載せていますので、ぜひ参考にしてみてください。

例文

株式会社○○○○
○○部○○課 ○○様

お世話になっております。
○月○日より貴社のインターンシップに参加させていただいた○○大学の△△△△と申します。

○日に渡るインターンシップのお礼を申し上げたく、連絡させていただきました。
この度は貴重な機会を与えてくださり、誠にありがとうございました。

インターンシップに参加して、貴社の業務を体験したことで改めて○○職に求められるコミュニケーション能力や知識の幅広さを実感しました。
また、○○様には業務に関する的確なアドバイスをいただき、貴社の魅力についてさらに知ることができました。
特に、○○様が仕事で大切にされている「3つのスキル」についてのお話は、とても印象深いものでした。
心よりお礼申し上げます。

貴社にふさわしい人材となれるようにこれからの就職活動を努めてまいります。
末筆ながら貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

○○大学○○学部
△△△△

本文の最後には大学名、学部名、名前、電話番号、メールアドレス、郵便番号、住所を忘れずに記載します。
社名や大学名は省略せず、正式名称で書くように注意しましょう。
例文のように、企業宛と個人宛の両方にコメントを入れると好印象に繋がります

お礼状を送ることで次の選考を良い方向に導ける可能性がありますが、まずはインターンシップに受け入れてくれたことへの感謝を示しましょう。

 

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お礼状を送る際の注意点

せっかくお礼状を作成したのにマナー違反によってマイナスの印象を与えるのは避けたいことです。
お礼状を送る際にもさまざまな注意点があるので、以下の項目を確認しておきましょう。

メールで送る場合は件名で一目でお礼状であることがわかるようにする

メールの件名は「インターンシップ参加のお礼(名前:△△△△)」などと記載し、誰がどのような内容で連絡してきたかを一目でわかるようにしましょう
企業側は毎日多くのメールを送受信しているので、件名を明確にしないと他のメールの中に埋もれたり迷惑メールと勘違いされたりする可能性があります。

送る時間に注意

メールの場合は、送信する時間にも注意が必要です。
ビジネスの場では深夜にメールを送るのはマナー違反と考えている人もいます。
また、始業開始時間や忙しい時間帯も避けて送信するのが良いでしょう。

可能であれば下書きを大学の就職課でチェックしてもらう

お礼状を書き終えたら誤字脱字がないか読み返します。
文章の場合は「御社」ではなく「貴社」と書くことにも注意。
内容に間違いがないか、企業に失礼がないかを確認するためにも、可能であれば大学の就職課でチェックしてもらいましょう。

携帯電話のメールアドレスでのやり取りは避けよう

就職活動では、メールのやり取りはPCや大学のメールアドレスを活用するのが一般的です。
携帯電話のアドレスしか所持していない場合は、就職活動用のアドレスを作成しましょう。

お礼状を書いておけば、その企業で面接を受ける機会があっても、インターンシップで感じたことを踏まえた発言が可能になります。
お礼状では、あなたにしか表せない言葉で誠意を伝えましょう。


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