このページのまとめ
- インターンシップとは、企業が学生に対して行う就業体験のこと
- インターンシップの申し込みは夏と冬がピーク
- インターンシップの申し込み締切日は、開催日の1~2ヶ月前が一般的
- 申し込み→書類選考→面接→合格→インターンシップ参加が一般的な流れ
- インターンシップは申し込み前に自己分析や業界研究を徹底すること
就活生の中には、インターンシップの申し込み時期が気になる人がいるのではないでしょうか。インターンシップは春・夏・秋・冬に開催されますが、応募が殺到するのは主に夏と冬です。人気の高い企業の場合、早めに対策しないと参加できない可能性があります。
申し込み方法や注意点を早めに確認し、気になる企業のインターンシップに参加しましょう。
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インターンシップとは
インターンシップとは、自社について理解してもらうために、企業が学生に対して行う就業体験のこと。
主な参加者は就活を目前に控えた大学3年生や院生ですが、1・2年生も参加できます。
インターンシップの主なメリットは下記のとおりです。
・インターンシップ先の業界や企業について理解が深まり、業界研究や企業研究に役立つ
・社会人やほかの学生の価値観に触れることで、視野が広がる
・書類選考や面接を体験できるため、本番の就活での選考に活かせる
・ベンチャーやIT業界などの場合、インターンシップでの成果が内定に直結する可能性がある
企業側にとってのメリットは、実務経験を通して学生の入社意欲を高めたり、優秀な人材を確保しやすくなったりすること。
ただし、インターンシップは人数制限があり、誰でも参加できるわけではありません。乗り遅れないためにも、早めに申し込み時期を確認し、対策することをおすすめします。
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インターンシップの申し込みは夏と冬が多い!
インターンシップの開催時期は、春・夏・秋・冬とありますが、申し込みが多いのは主に夏と冬です。
下記で、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
夏(サマーインターン)の場合
夏に行われるサマーインターンは、企業が自社の魅力を学生にPRするプログラムが多いのが特徴です。学生側は志望業界や企業が定まっていないことが多く、インターンを通して就活の方向性を見つけようとしています。
サマーインターンは夏休み中に実施されるため、多くの学生が申し込みます。8~9月下旬に開催され、6~7月に申し込みが集中する傾向があります。
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冬(ウィンターインターン)の場合
ウィンターインターンは、就活解禁(大学3年の3月)に近いため、学生の能力を測るプログラムが多いのが特徴です。参加する学生はすでに志望業界や企業を絞り、入社意欲の高い人が多く参加する傾向があります。
冬休みに行われるウィンターインターンは、予定が立てやすいためサマーインターンに次いで申し込みが多いです。一般的な開催時期は12~2月中旬で、年明けの1月に申し込みが集中します。
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インターンシップは春と秋にも行われる
企業によっては、インターンシップを春・秋に行います。
それぞれの特徴は下記のとおりです。
・スプリングインターン(2月下旬~4月)…就活解禁後のため、特定の業界や企業に本気で就職したい学生が多く参加
・オータムインターン(10月~11月下旬)…長期休みでないことから応募者数は少なく、倍率は低め
いずれにせよインターンシップの応募には期限があるため、チャンスを逃さないようゆとりを持って申し込みましょう。
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締め切りはインターンシップ開始の1~2ヶ月前が目安
インターンシップの申し込み期限は、開催日の1~2ヶ月前が目安です。
申し込み後は、書類選考や面談が実施されるのが一般的で、合格した人が晴れてインターンシップに参加できます。
たとえば、8月15日に開催されるサマーインターンの場合、6月に募集が始まり、7月中旬に締め切られる可能性が高いです。選考期間は締切日から8月上旬までと考えられるでしょう。
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インターンシップの開催時期と応募のスケジュール
実際にインターンシップを探す時は、以下の流れを把握しておくのがおすすめです。
大学3年の4~5月
自己分析や業界研究、企業研究を行い、気になる業界や企業を選定。
参加したい企業のインターンシップにプレエントリー(資料請求)し、正式に申し込むか考えます。
大学3年の5月下旬~6月
サマーインターンの募集が始まる時期です。
速やかにエントリーし、選考への参加を申し込みましょう。
大学3年の6月下旬~7月下旬
サマーインターンの応募締め切りがあり、いよいよ選考が始まります。
オータムインターンシップの応募も始まるので、募集情報の確認が必要です。
大学3年の8月~9月下旬
サマーインターン開催時期。
オータムインターンの募集が本格化します。
大学3年の10月~11月下旬
オータムインターンの実施期間です。
ウィンターインターンの募集も始まります。
大学3年の12月~2月中旬
ウィンターインターンが開催されます。
スプリングインターンの募集も開始します。
大学3年の2月下旬~大学4年の4月
スプリングインターンの開催期間。
3月から就活解禁なので、内定を目指して本選考に参加する時期でもあります。
前年度にサマーインターンシップを開催していた企業でも、翌年度は時期を変えたり、インターンシップ自体を開催しなかったりする場合があります。
どうしても参加したい企業がある人は、定期的に企業の公式サイトなどをチェックし、最新情報を見落とさないようにしましょう。
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インターンシップの4つの申し込み方法
インターンシップの開催時期や内容は企業によって異なりますが、申し込み方法は4つに大別されます。
下記、4つの申し込み方法を確認しておきましょう。
1.就職情報サイトから申し込む
インターンシップを申し込む際は、就職情報サイトを使うのが一般的。
掲載されている業界や企業の数が多いため、幅広い選択肢からインターンシップ先を選べます。
サイトによっては業種や開催期間などで絞れるので、条件に合う企業を探しやすいメリットも。
1つのサイトで複数のインターンシップに申し込めるので、時間と手間を省略できるでしょう。
2.学校のキャリアセンター(就職課)で申し込む
インターンシップは、学校のキャリアセンターからも申し込めます。
キャリアセンターは、就活を支援する場所。インターンシップ先の情報や先輩の体験談など、就職情報サイトでは分からないことを教えてもらえる可能性があります。
大学によってはインターンシップへの参加を単位として認定してくれるので、気になる方はキャリアセンターに相談してみましょう。
3.学校の先生から紹介してもらう
授業の一環にインターンシップが組み込まれている場合、学校の先生からインターンシップ先を紹介してもらいます。
インターンシップ先は、大学と協定を結んだ企業。この場合インターンシップは正規科目として扱われるため、単位認定されるのが一般的です。
4.企業のHPから応募する
インターンシップは、就職情報サイトではなく企業の公式サイトから直接申し込んでも構いません。
ただし、時期によってはインターンシップ情報が掲載されていないので、こまめにチェックする必要があります。
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直接インターンシップを申し込むときはメールで
企業の公式サイトから直接インターンシップに応募するときは、主にメールで申し込みます。
ほかのメールに紛れて見落とされないためにも、メールは要件を簡潔に分かりやすくまとめましょう。
メールを作成する際に気を付けたいポイントは、下記のとおりです。
・件名は「用件、大学名、名前」を入れ簡潔に
・本文は挨拶から始め、挨拶で終わらせる
・応募理由を書き、インターンシップへの意欲をアピール
・最後に署名を入れ、誰からのメールか分かりやすくする
【例文】
件名:インターンシップ申し込みのお願い(〇〇大学〇〇学部〇〇学科 山田太郎)
株式会社〇〇
人事部〇〇課
〇〇様
突然のご連絡失礼いたします。
〇〇大学〇〇学部〇年の山田太郎と申します。
この度は、貴社の夏期インターンシップの募集要項を拝見し、ぜひ参加させていただきたくメールいたしました。
私には、「人と人をつなげるアプリの開発に携わりたい」という夢があります。
貴社の代表的なアプリ「〇〇」は、若い世代だけでなくシニア世代にも利用者が多く、世代間を超えたコミュニティの構築を支えていると感じています。
貴社のインターンシップでは、アプリやサーバーサイドの開発に携われると聞いております。
私は独学でプログラミングを学び、趣味でアプリを開発しています。
貴社のインターンシップを通して実践的な技術と考え方を学び、スキルを磨いていきたいです。
つきましては、是非ともインターン採用をご検討いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒宜しくお願い致します。
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〇〇大学〇〇学部〇〇学科
山田太郎
〒×××ー××××
東京都〇区〇〇×丁目×番地×号
電話:000-0000-0000
mail:××@gmail.com
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インターンシップ申し込み時に提出する書類
インターンシップは、申し込み時に書類を提出するのが一般的です。
下記で、主な提出書類を確認しておきましょう。
エントリーシート(ES)
インターンシップの提出書類としては、エントリーシート(ES)が一般的です。
企業によってフォーマットは異なりますが、「自己PR」や「志望動機」「学生時代に力を入れたこと」など書く項目が多いのが特徴。
企業側は、「自社に合う人材か」「インターンシップへの意欲があるか」をESから読み取り、合否をジャッジします。
表面的な内容では採用担当者に響かないので、実体験を絡めてアピール力の高いESを書きましょう。
なお、書き終わったあとは第三者に添削してもらい、ブラッシュアップするのが効果的です。
履歴書
インターンシップに応募する際に、履歴書を提出する場合もあります。
履歴書は氏名・生年月日・住所・学歴など個人情報や経歴を書く項目が多いので、間違えないよう注意しましょう。
ビジネス文書では正式名称を書くのがマナーなので、学校名や住所などは省略せずに書きます。
年号は西暦と和暦が混在すると分かりにくいので、表記は統一させましょう。
また、履歴書にも「自己PR」や「志望動機」欄がありますが、ESに比べてスペースが小さいので、簡潔にアピールする必要があります。
企業によってはESと履歴書の両方を提出する場合があるので、内容に一貫性を持たせることを心がけてください。
自己紹介書や学校指定の志望理由書
企業によっては、「自己紹介書」や「学校指定の志望理由書」の提出を求める場合も。
書類を用意するときは応募要項を確認し、間違えないよう注意しましょう。
提出書類なし
インターンシップ申し込みの際に、書類の提出を求めない企業もあります。
提出書類なしの場合、選考も行われないのが一般的なので、気軽に参加したい方におすすめです。
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インターンシップの申し込みで注意したい3つのポイント
インターンシップは、前もって準備しておかないと、せっかく申し込んでも不合格になる恐れがあります。
下記で、インターンシップの申し込みで注意したい3つのポイントを確認しておきましょう。
1.応募開始より前に自己分析と業界研究を終わらせる
インターンシップの応募が始める前に、自己分析と業界研究を終わらせておきましょう。
自分の特性や興味のある業界を把握しておかないと、インターンシップ先を選べないからです。
また、選考ではほとんどの企業で「インターンシップに参加したい理由」や「自社を選んだ理由」を問われます。
自己分析や業界研究が不十分だと、説得力のある自己PRや志望動機を作れず、不合格になる可能性があります。
応募開始後に慌てないためにも、自己分析と業界研究を徹底し、気になる企業をピックアップしておきましょう。
2.応募開始後すぐに申し込む
インターンシップの応募が始まったら、すぐに申し込むのがおすすめです。
企業によっては締切日より前から選考が始まり、締切日には参加者が決まっているケースがあります。また、早く応募した方が参加意欲があると判断される場合も。
締切日ギリギリに提出するのはリスクが大きいので、早めに申し込んで選考に臨みましょう。
3.目的意識を持って行動する
インターンシップに参加する際は、目的意識を持って行動しましょう。
「目的を達成して帰る」気持ちで臨むことで、なんとなく参加するのに比べて多くの気づきを得られるからです。
主体的な姿勢で臨めば、業界や企業について理解が深まるほか、社会人としての働き方や考え方も学べます。
インターンシップで学んだことは、今後の就活での武器になります。失敗を恐れず積極的にプログラムに参加し、有意義な時間を過ごしてください。
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インターンシップには短期と長期がある
インターンシップは開催期間によって短期と長期に分けられます。
それぞれの特徴を確認し、自分に合ったインターンシップを選びましょう。
短期インターンシップ
短期インターンシップは、1日~1週間程度の日程で開催されます。1日限りのインターンシップは、1dayインターンシップとも呼ばれることもあります。
プログラムは業界や自社についての説明・グループワーク・ディスカッションなどを行うのが一般的。
短期間のため日程の都合がつきやすく、お手頃に企業について知りたい方におすすめです。
ただし、短期であるがゆえ具体的な実務には関われない傾向があり、深い理解にはつながらない可能性があります。
長期インターンシップ
1ヶ月以上のインターンシップは、長期インターンと呼ばれます。長さは1~3ヶ月や、半年~1年程度など企業によりそれぞれ。
社員と一緒に仕事に取り組むため、業界や企業についての知識が深まります。アルバイトと同様に報酬が出るケースが多く、インターンシップをしながらお金を稼げるというメリットも。
ただし、学業との両立が難しいため、スケジュール管理が必要になるでしょう。
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