このページのまとめ
- インターンを辞退しても本選考で不利にはならない
- インターンは、参加できないと分かった時点ですぐに辞退連絡をする
- インターンの辞退連絡は基本的に電話で営業時間内に行う
「インターンを辞退したいけれど、本選考に影響するかも…」「どうやって連絡するのが良いの?」などと悩んでいる就活生も多いでしょう。基本的に、インターンを辞退しても大きな影響はありません。ただし、参加辞退の連絡は必ず行いましょう。
この記事では、インターンを辞退した場合の選考への影響や、企業への連絡方法を解説しています。辞退時の例文も紹介しているので、どのように伝えれば良いか学んでおきましょう。
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- インターンを辞退すると不利になる?本選考への影響
- 基本的には本選考に影響しない
- 本選考に影響しにくい辞退理由
- インターン参加者だけの特別選考が行われる場合もある
- インターン辞退で得られないことがある
- インターンの辞退を連絡するタイミング
- 辞退が決まったらすぐに連絡する
- 直前でも必ず連絡する
- インターンを辞退する際にやってはいけないこと
- 辞退の連絡をせず無断で参加を取りやめる
- 企業側に伝えた約束を破る
- インターンの辞退を連絡する方法
- まず電話で連絡する
- 担当者不在の場合メールで連絡する
- Webサイト上からキャンセルできる場合もある
- インターンを辞退する際に心掛けること
- 謝罪の気持ちをしっかりと表す
- 辞退理由は端的に分かりやすく伝える
- 他社が関係する辞退理由は伝え方に注意する
- インターンの辞退を連絡する際の例文
- 電話での辞退連絡の例文
- メールでの辞退連絡の例文
- インターンを辞退する際の注意点
- 営業時間内に連絡する
- 担当者が不在の場合は伝言を依頼する
- 丁寧な口調・文言を心掛ける
- 相手の反応を見ながら一方的に話さないよう注意する
- 辞退後も企業との良好な関係を保つ
- インターンシップ再挑戦のための行動をとる
- インターンを辞退しないためにできる対策
- 応募前に日程を確認する
- 参加したいインターンの優先順位を決める
- 複数のインターンに同時参加する
- 参加する目的を明確にする
- インターンの辞退について悩む就活生へ
インターンを辞退すると不利になる?本選考への影響
インターンへの参加を辞退しても、きちんと手順を踏めば不利になりません。ここでは、インターンを辞退した場合の本選考への影響や本選考に影響しにくい辞退理由を解説します。
基本的には本選考に影響しない
インターンを辞退しただけでは、本選考への影響はありません。
ただし、ドタキャンや無断欠席はせず必ず連絡をしてください。連絡なしで辞退すると相手の企業に迷惑をかけるだけでなく、同じ大学でその企業を受ける学生や後輩、OB・OGへの印象も悪くなってしまうでしょう。
企業側も、学生の就活は忙しいのでほかのインターンや選考と日程が被る場合があることは理解しています。適切な方法で連絡をして本選考で十分にアピールできれば、辞退の影響はないので安心してください。
本選考に影響しにくい辞退理由
インターンシップを辞退する際には、理由を問われる場合があります。あらかじめ、インターンシップ辞退の理由は明確にしておきましょう。
以下のようなやむを得ない事情の場合、企業側も学生の辞退を納得しやすく、本選考への影響も少なくなります。
・病気やケガなど健康面で参加が困難になった
・ほかの企業から内定をもらい就職活動を終えることになった
・学校の予定や家庭の事情とスケジュールが重なってしまった
いずれの場合でも、早めの連絡やしっかりと謝罪を伝えることが大切です。
インターン参加者だけの特別選考が行われる場合もある
企業によっては、インターン参加者だけに早期選考の案内がされたり、書類選考や一次面接が免除されたりする特別選考が案内される可能性があります。
引用:内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について」
内閣府の2024年の調査によると、インターンに参加した学生の70.8%がインターンに参加した企業から早期選考の案内をもらったと回答しています。志望度の低さや就職活動の忙しさなどによりインターンを辞退したいと感じている人は、特別選考が受けられなくなるというリスクも理解しておきましょう。
インターン参加者の特別選考に関しては、「インターン参加は有利になる?本選考に与える影響とは」も参考にしてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査結果について(概要)
インターン辞退で得られないことがある
インターンは企業への理解を深めるだけでなく、業界全体の動向を把握したり、職業体験を通じて自分自身の強みや興味を再確認できたりする貴重な機会です。辞退を考えている場合でも、参加することで得られる学びや自己成長のチャンスがあるかもしれません。
志望度が高くない企業でも、就職活動全体において有益な情報が得られる可能性があるため、辞退する前に改めてその価値を見直してみましょう。
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インターンの辞退を連絡するタイミング
インターンの辞退連絡は、早めにするのがマナーです。ここでは、どのようなタイミングで連絡すべきかを解説します。
辞退が決まったらすぐに連絡する
参加を辞退すると決まったら、すぐに連絡をしましょう。企業は辞退者が出た場合、プログラムの調整をしたり追加で募集したりしなければならないからです。
連絡が遅くなるほど企業に迷惑がかかります。参加できないと分かった時点で、すぐに連絡をしましょう。
直前でも必ず連絡する
直前になって参加できなくなった場合でも、連絡は必要です。体調不良や家庭の事情など、急に問題が発生する場合もあるでしょう。
急な辞退を行う場合については「例文あり!インターンをドタキャンする時のマナー」の記事で解説しています。当日になって慌てないよう、こちらの記事も参考にしましょう。
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インターンを辞退する際にやってはいけないこと
インターンシップを辞退する際には、慎重に行動することが大切です。適切な辞退方法を取らないと、企業や担当者に対して失礼にあたるだけでなく、今後の人間関係やキャリアに悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。ここでは、インターンを辞退する際に絶対に避けるべきことを解説します。
辞退の連絡をせず無断で参加を取りやめる
インターンシップを無断で辞退する、いわゆる「バックレ」は、社会人として最も避けるべき行為です。もし、連絡をせずにインターンに参加しない場合、企業には多大な迷惑が掛かります。
企業は参加を前提にさまざまな準備を進めており、無断で欠席するとその準備が無駄になり、ほかの候補者との調整も必要に。さらに、担当者が欠席を確認するために時間と労力を費やすことになり、企業側に対して非常に失礼です。
無断での辞退は、単に企業に迷惑を掛けるだけでなく、自身の信頼性にも大きな影響を与えます。社会人として、約束を守ることは最も基本的なマナーです。たとえ急な事情があったとしても、辞退する場合は必ず事前に連絡をしましょう。適切な方法で辞退を伝えることで、相手に対する礼儀を尽くすことが大切です。
企業側に伝えた約束を破る
企業との約束を破ることは、信頼を大きく損ねる行為です。たとえば、インターンに関する連絡を「後でかけ直します」「メールで再度ご連絡します」と担当者に伝えたにもかかわらず、その約束を守らないことは非常に失礼にあたります。
約束を守らないと、企業側は「この学生は信用できない」「選考に進んでも同じように約束を守らないのでは?」と不信感を抱くでしょう。社会人として、たとえ小さな約束であっても、相手に伝えたことは必ず守るべきです。また、もし約束を守れない状況が生じた場合には、すぐにその旨を相手に伝え、代替案を提案するようにしましょう。
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インターンの辞退を連絡する方法
インターンを辞退する場合、電話かメールでの連絡が基本です。それぞれの連絡方法について解説します。
まず電話で連絡する
インターンを辞退する場合、まず電話で連絡しましょう。採用担当者に繋がれば間違いなく辞退の連絡ができ、伝達ミスを避けられます。
電話で連絡する際のマナーについて知りたい方は、「就活での電話のかけ方は?基本的なマナーや場面別の会話例を紹介」の記事を参考にしてください。辞退連絡以外にも企業に電話をかける機会はあるので、マナーを身につけておきましょう。
明るくハキハキとした声を意識する
インターン辞退の電話をかけるときは、明るくハキハキとした声を意識しましょう。自分でははっきり話しているつもりでも、電話越しでは声がこもったり聞き取りづらくなったりすることがあります。
辞退の連絡は、言いづらいと感じる学生が多く、声が小さくなってしまいがちです。しかし、相手にきちんと誠意が伝わるよう、通常よりもワントーン高めの声で落ち着いて伝えることを意識してみてください。
また、電話をかける場所選びも重要です。騒がしいカフェや駅などでは、相手に自分の声が届きにくくなる可能性があります。できる限り静かな場所を選びましょう。マスクをつけたまま話すと声がこもりやすいため、まわりに人がいない環境では一時的に外すのも効果的です。
声のトーンや話し方も含めて、丁寧に対応するよう心がけましょう。
最後に自分から電話を切るのがマナー
インターン辞退の連絡を電話でおこなう際は、最後に自分から電話を切るのがビジネスマナーとされています。企業に対して電話をかけた側である学生が、通話終了後に切るのが基本です。
話が終わったら、いきなり切るのではなく、2〜3秒ほど間を置いてから切ると、相手にも丁寧な印象を与えられます。早く終わらせたい気持ちから焦って切ってしまうと、「礼儀がない」と思われる可能性もあるので注意しましょう。
また、通話を終える際は「本日はお忙しい中ありがとうございました」「失礼いたします」といったひと言を添えることで、より丁寧な印象になります。インターン辞退の連絡は、内容だけでなく話し方や態度も見られている場面です。電話をかけたところから終わり方まで、しっかりマナーを意識して対応しましょう。
担当者不在の場合メールで連絡する
営業時間外や採用担当者が不在の場合、メールで連絡します。いつ送っても問題がないので、急なトラブルでも送りやすいでしょう。
ただし、メールを送ると確実に相手に届いたかが分かりません。「メールが届いていない」「採用担当者が見落としてしまった」などの場合もあるので注意してください。メールを送ってから数日経っても返事がない場合は、届いているか確認することをおすすめします。
また、インターン辞退を決めたのが企業の休業日であれば、その日のうちにメールで辞退の連絡をしましょう。担当者が営業再開後にすぐ確認できるよう、迅速な対応が大切です。メールを送る際は、休業日にメールでの連絡となったことに対するお詫びのひと言を添えると丁寧な印象を与えられます。
また、次の営業日になったら、メールだけでなく、電話でも辞退の旨を伝えましょう。「メールでもご連絡いたしましたが…」と前置きをして改めて謝罪を述べることで、誠実な対応ができます。
内容がひと目で伝わる件名を意識する
インターン辞退のメールを送る際は、件名を工夫することが重要です。企業では毎日多くのメールを受け取っており、件名があいまいだと、ほかのメールに埋もれてしまったり、内容をすぐに把握できなかったりする可能性があります。そのため、件名だけでメールの内容が明確に伝わるよう意識しましょう。
短期インターンなどで日程が複数ある場合は、自分が参加予定だった日付も入れておくと、担当者がさらに分かりやすくなります。ビジネスメールでは、最初に目に入る件名が相手の印象を左右することも少なくありません。失礼のない対応を心掛けるためにも、件名にはしっかりと気を配るようにしましょう。
ひと言お詫びの気持ちを添える
やむを得ずメールで辞退の旨を伝える場合には、「本来であればお電話にてご連絡すべきところ、メールでのご連絡となりましたことをお詫び申し上げます」など、ひと言お詫びの気持ちを添えるようにしましょう。
インターン辞退の連絡は、可能であれば電話で直接伝えるのがマナーです。企業の担当者と直接やり取りをすることで、誠意が伝わりやすく、相手に安心感を与えられます。とはいえ、どうしても電話がつながらなかったり、連絡先が分からなかったりする場合もあるでしょう。
たとえ辞退の理由や内容が丁寧であっても、「電話すべきなのにメールだけで済ませた」と受け取られてしまうと、印象を悪くしてしまうこともあります。そのため、メールで連絡する事情がある場合でも、連絡手段に対して配慮を見せることが大切です。
「失礼のないように連絡する」という基本姿勢を忘れず、誠意を持った対応を心がけましょう。
誤字脱字がないかしっかりチェックする
インターン辞退のメールを送る際には、内容が整っているだけでなく、誤字脱字や言葉の使い方にも十分注意を払いましょう。特に企業名や担当者名に間違いがあると、相手に対して失礼なうえ、誠意が伝わりにくくなってしまいます。
また、「辞退したいインターンの日程」や「開催日時」など、事務的に重要な情報が間違っていれば、先方に混乱を与えてしまう可能性も。メールの本文だけでなく、件名や署名の内容まで丁寧に確認しましょう。
こうしたミスは、メールを書き終えた直後よりも、少し時間を空けてから見直すことで気づきやすくなります。一度深呼吸をして気持ちを落ち着けたうえで、再度全文を読み返してみてください。誤字脱字のチェックも、社会人としての基本的なマナーの一つです。細部まで気を配る姿勢が、丁寧で信頼のおける印象を与えることにつながります。
Webサイト上からキャンセルできる場合もある
企業によっては、Webサイト上にインタ-ンのキャンセルページが設置されています。ボタン一つで簡単にキャンセルできるのは便利ですが、企業側への配慮を考えると、キャンセルボタンを押したあともフォローをすることが大切です。
キャンセルボタンを押した段階で辞退は完了しますが、企業の担当者に対して、電話をかけることで感謝と謝罪の気持ちを伝えましょう。翌日など、できるだけ早い段階で電話をかけ、インターン参加を辞退する理由と合わせて謝罪の言葉を伝えることが、企業側に良い印象を与えるためのフォローとなります。
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インターンを辞退する際に心掛けること
インターンを辞退する際は、以下の事柄に注意してみましょう。
謝罪の気持ちをしっかりと表す
インターン辞退を連絡する際には、まず何よりも謝罪の気持ちをしっかりと伝えることが大切です。企業はインターンシップの実施にあたり、事前に多くの準備をしています。参加人数を踏まえた会場の確保や資料作成、担当者のスケジュール調整など、あなたの参加を前提にした手配がすでに進んでいることも少なくありません。
たとえば、選考を経てインターンに参加する機会を得た場合、企業はほかの応募者よりもあなたに期待していたはずです。そうした背景を理解せずに一方的に辞退の連絡をすると、企業側に不信感を与えてしまう可能性もあります。
そのため、インターン辞退の連絡では「貴重な機会をいただいたにもかかわらず申し訳ありません」や「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」といった丁寧な謝罪の言葉を忘れずに添えましょう。仮に第一志望でなかった場合でも、社会人としてのマナーを意識し、誠意ある対応を心掛けることが重要です。
謝罪の言葉は、あなたの印象を大きく左右するポイント。今後、別の機会で企業と接点を持つこともあるかもしれません。円満に辞退できるよう、誠実な姿勢で連絡を行いましょう。
辞退理由は端的に分かりやすく伝える
インターン辞退の連絡をする際は、辞退の理由を明確かつ簡潔に伝えることが重要です。全く理由を伝えずに連絡を終えると、相手に不信感を与える可能性があります。
たとえば、「大学のゼミが重なってしまったため」や「部活動の大会と日程が重なってしまい参加が難しくなりました」といった、具体的で事実に基づいた理由であれば、企業側も納得しやすいでしょう。無理にかしこまった表現を使う必要はありませんが、正直かつ簡潔な説明を心掛けてください。
「本来は参加したかったのですが」「大学生活最後の大会で…」など、感情的な前置きや背景の説明を長々と述べるのは避けたほうが無難です。辞退理由はあくまでも「相手に伝わること」が目的のため、端的に伝えることが相手への配慮にもなります。
インターン辞退の際は、「何を理由に」「なぜ参加できないのか」を一文で伝えられるように準備しておくと、電話でもメールでもスムーズに対応できるでしょう。
他社が関係する辞退理由は伝え方に注意する
インターンを辞退する理由が、他社のインターン参加やほかの企業とのスケジュール調整などの場合、そのまま伝えるのは避けたほうが良いでしょう。企業にとっては「志望度が低い」と受け取られる可能性があり、後の選考に悪影響を与えることも考えられます。
このような場合は、「一身上の都合」や「諸事情により」といった当たり障りのない表現で辞退の理由を伝えるのが無難です。企業側から詳細な理由を聞かれるケースは稀なので、無理に本当のことを伝える必要はありません。
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インターンの辞退を連絡する際の例文
ここでは、インターンの辞退を連絡する際の例文を電話とメールのそれぞれで解説します。
電話での辞退連絡の例文
ここでは、電話でインターンを辞退する場合の例文を紹介します。
お忙しいところ失礼いたします。△△大学△学部の△△と申します。△月△日のインターンシップの件でお電話いたしました。インターンシップのご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。
(担当者につないでもらう)
お忙しいところ恐れ入ります。私、△△大学△△学部の△△と申します。ただ今お時間をいただいてもよろしいでしょうか。
先日はインターンシップのご案内をいただきありがとうございました。△月△日のプログラムへの参加を予定しておりましたが、本日は諸般の事情によりインターンを辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。せっかくの貴重な機会をいただいたにも関わらず、このようなお返事になってしまい大変申し訳ございません。
例文は担当者の対応によっても変わるので、あくまでも参考と捉えてください。
辞退理由は、詳しく聞かれない限り「諸般の事情」と答えて問題ありません。「ほかのインターンと被ったから」のように、マイナスな伝え方をするのはやめましょう。
「辞退は言い出しにくい…」と思う人もいるかもしれませんが、ビジネスでは用件を手短に伝えるのがマナーです。挨拶や名乗りが終わったら、すぐに本題に入りましょう。
電話で辞退する際の例文は、「インターンシップの断り方はどうするべき?電話やメールでの伝え方を解説」の記事でも紹介しています。マナーを守り丁寧な対応を心掛けましょう。
メールでの辞退連絡の例文
ここでは、メールでインターンを辞退する場合の例文を紹介します。
件名:インターンシップ辞退のご連絡(△△大学・△△学部・△△△△)
本文:
△△株式会社
人事部 採用担当 △△様
お世話になります。先日インターンシップのご案内をいただいた△△大学△△学部、△△と申します。その節は誠にありがとうございました。
この度は△月△日のインターンシップへの参加をお約束しておりましたが、一身上の都合により辞退させていただきたくご連絡を差し上げました。せっかくの貴重な機会をいただいたにも関わらず、誠に申し訳ございません。
本来であれば直接お詫びをすべきところ、メールでのご連絡となりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
最後になりましたが、貴社益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
-------------------------------------------------------
△△大学△△学科
△△△△
〒000-0000
東京都渋谷区1-2-3
TEL:090-000-000
MAIL:△△@△△.com
-------------------------------------------------------
メールで辞退する場合も、できれば営業時間内に送りましょう。もし、深夜になってしまう場合は、「夜分遅くに失礼いたします」と入れておくと好印象です。
また、送り先に間違いがないか、誤字脱字がないかなども確認しましょう。誰が送ったか分かるように、件名に氏名や大学名を入れたり、署名を入れたりするのも忘れないようにしてください。
署名の書き方については、「就活でのメールの署名の書き方は?テンプレートや注意点についても紹介」の記事で解説しています。インターンシップの辞退連絡以外でも必要なので、書き方を覚えておきましょう。
電話で連絡したあとは、メールでの再確認を忘れない
インターンシップを辞退する際は電話で担当者に連絡し、その後必ずメールで辞退の旨を確認することが重要です。電話でのやり取りだけでは、担当者が忙しいなかで忘れてしまったり、誤解が生じたりするリスクもあります。メールでフォローアップすることで記録を残し、トラブルを回避できます。
特に、インターン開始直前の辞退は企業に迷惑を掛ける可能性があるため、早急に連絡し、メールで丁寧にフォローすると良いでしょう。また、電話が繋がらなかった場合には、メールで「お電話が繋がらなかったため、メールにてご連絡差し上げます」とひと言添えることをおすすめします。
以下はメールの例ですので、参考にしてください。
件名:インターンシップ辞退のご連絡(△△大学・△△学部・△△△△)
本文:
△△株式会社
人事部採用担当△△様
お世話になっております。先日インターンシップのご案内をいただきました、△△大学△△学部の△△△△と申します。この度は、貴重な機会をいただいたにもかかわらず、一身上の都合により、△月△日に予定されておりましたインターンシップを辞退させていただきたくご連絡いたしました。
ご期待に沿えず大変申し訳なく存じます。本来であれば直接お詫びを申し上げるべきところ、メールでのご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
最後になりましたが、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
-------------------------------------------------------
△△大学△△学科
△△△△
〒000-0000
東京都渋谷区1-2-3
TEL:090-000-000
MAIL:△△@△△.com
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誠実な謝罪と感謝を伝えることで、企業との信頼関係を保てるでしょう。
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インターンを辞退する際の注意点
インターンを辞退する際には、連絡する時間や担当者が不在の場合の対応に注意が必要です。以下で詳しく解説します。
営業時間内に連絡する
インターンを辞退する旨を連絡する際は、企業の営業時間内に連絡する必要があります。電話をかける前に、営業時間や営業日を確認しましょう。
また、営業時間内であっても、始業から数時間後や終業の数時間前、お昼休憩の時間など忙しい時間帯や電話が通じにくい時間帯もあります。そのため、始業から数時間経った時間帯や午後の落ち着いていそうな時間を狙って電話をかけると良いでしょう。
インターンを辞退することが決まったらすぐに連絡するべきですが、深夜などの営業時間外に連絡すると迷惑になってしまいます。仕事中にわざわざ時間を割いてもらう意識をもち、時間帯に注意して連絡しましょう。
担当者が不在の場合は伝言を依頼する
企業に電話をかけて担当者が不在の場合には、電話に出てくれた社員に伝言をお願いしましょう。
「△△様に伝言をお伝えしていただいてもてもよろしいでしょうか。インターンの件でメールでご連絡しますとお伝えください。よろしくお願いいたします」
上記のように、メールで連絡する旨や電話を掛け直す旨を伝えてください。同時に、電話に出てくれた方に担当者が戻る時間や休日の日程を確認しておくと良いでしょう。
丁寧な口調・文言を心掛ける
インターン辞退の連絡では、社会人としてふさわしい丁寧な言葉遣いが大切です。辞退というマイナスの内容だからこそ、敬意と誠意をもって伝える姿勢が求められます。
特に電話で連絡する場合は注意が必要です。「お世話になっております」「誠に申し訳ありません」といった、ビジネスに適した表現を意識して使いましょう。事前に伝える内容をメモにまとめておくと、言葉に詰まらずにスムーズに話せます。
メールの場合も同様に、敬語や言葉の使い方に気をつけながら、何度か読み直してから送信することが大切です。たとえば、「ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解いただけますようお願いいたします」といった丁寧な表現を使うと、誠意がより伝わりやすくなるでしょう。
インターンの辞退は、対応の仕方次第で印象を大きく改善できます。丁寧な言葉遣いは、あなたの社会人としての姿勢を示す大切な要素です。
相手の反応を見ながら一方的に話さないよう注意する
インターン辞退の連絡を電話でおこなう際は、一方的に話し続けるのではなく、相手の反応を見ながら丁寧に会話することが大切です。
緊張のあまり、あらかじめ準備していた内容を一気に話してしまう学生も多く見受けられます。しかし、相手の言葉を遮ったり、確認の声を無視して話を続けたりしてしまうと、失礼な印象を与えかねません。
たとえば、相手が「△△ですね」と確認してくれている途中で次の話に進んでしまうと、「この学生はビジネスマナーが身についていない」と思われる可能性があります。場合によっては「本選考でも突然辞退するのでは」「入社後も自己中心的な行動をとるのでは」といった不安を与えてしまうこともあるでしょう。
企業はインターンのために日程調整や準備など、多くの労力を掛けてくれています。辞退の連絡であっても、社会人としての礼儀を忘れず、相手の話をよく聞きながら感謝と謝罪の気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
辞退後も企業との良好な関係を保つ
インターンシップを辞退する際は、辞退後の企業との関係を壊さないように気を配りましょう。企業との良好な関係を保つことは、今後の選考にもプラスになる可能性があります。
対応次第では印象が良くも悪くもなるので、緊張感を持って辞退連絡をしましょう。
インターンシップ再挑戦のための行動をとる
インターンシップを辞退したとしても、再度挑戦のチャンスをつかむことはできます。そのためには、辞退の際に誠意を持って謝罪し、企業との関係を良好に保つことが大切です。その後、自分の状況が整い次第、再度インターンシップに挑戦する意欲を企業に伝えましょう。
また、その際には、前回辞退した理由を明確にし、それを克服した点や新たに学んだことをアピールするのが効果的です。企業に対して真摯な姿勢を見せることで、再度の応募を前向きに受け入れてもらえる可能性が高まります。
さらに、ほかのイベントやセミナーに積極的に参加し、業界への興味や関心を示すことも大切です。これにより、企業が再度インターンシップの機会を提供してくれる可能性が広がるでしょう。
他社やほかの業界のインターンシップも視野に入れてさまざまな体験を積み、スキルを磨き続けることが重要です。
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インターンを辞退しないためにできる対策
やむを得ない事情での辞退は仕方ないとはいえ、スケジュール被りや志望度が変わったことによる辞退は避けたいものです。ここでは、インターンを辞退しないためにできる対策を解説します。
応募前に日程を確認する
インターンに応募する際は、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。大学のテスト期間や休めない授業の予定、法事などの家族の予定も確認してスケジュール帳やアプリに記録して、その前後の日程でインターンに申し込むのは避けてください。
参加したいインターンの優先順位を決める
就活生のなかには、複数のインターンに応募する人も多いはずです。すべてのインターンの選考に通るわけではないので、確実にインターンに参加できるように複数のインターンに応募することは大切。
ただし、応募する際には日程の被りが少ないようにしましょう。自分が参加したい業界や企業のインターンは何か考えて、優先順位の高いものから予定を入れてスケジュールを組んでください。
複数のインターンに同時参加する
長期インターンシップでは、シフトや勤務時間が柔軟に設定されているケースも多く見られます。そのため、時間や曜日の調整が可能であれば、複数のインターンに同時参加することも選択肢の一つです。参加の意思を企業側に伝えたうえで相談すれば、スケジュールの調整に協力してくれる場合もあります。
ただし、複数のインターンに参加するとなると、それだけ時間とエネルギーを費やすことに。長期インターンは実務的な内容が多く、企業側からも一定の責任や成果を求められることがあります。そのため、インターンに集中し過ぎて学業がおろそかになってしまうと、思わぬ影響が出る可能性もあるでしょう。
インターンは社会経験を積むうえで非常に有意義な機会ですが、大学生としての本分である学業とのバランスも重要です。
参加する目的を明確にする
インターンを辞退しないためには、参加する目的を明確にしておくことも大切です。目的が明確でないと、直前の辞退に繋がる恐れがあります。
インターンに参加する目的でよく挙げられるものは以下のとおりです。
・就業体験を通して企業や仕事への理解を深める
・社員とコミュニケーションをとって現場のリアルな声を聞く
・同じ業界を志望する就活仲間を作る
・本選考で活かせる情報を得る
インターンを辞退しないようにするために、インターンに参加する目的を明確にしておきましょう。
インターンに参加する目的が分からない場合は、「インターンシップは意味ないの?就活に活きる学びを得るためのコツを解説」も参考にしてください。
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インターンの辞退について悩む就活生へ
「辞退の電話のかけ方が不安」「辞退理由が適切か分からない」などと感じる方もいるでしょう。インターンの辞退方法など就活への悩みを抱えている場合は、キャリアチケットの利用がおすすめです。
就活エージェントのキャリアチケットでは、カウンセリングや就活セミナーを通して大学生の就職活動をバックアップいたします。インターンについての悩みもお任せください。
また、インターンの選考で重要な自己分析やエントリーシートの作成もサポートいたします。厳選された求人のなかから、あなたの希望や適性に合ったものをご提案。カウンセリングや情報収集だけでも問題ないので、お気軽にご相談ください。
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