インターンシップがかぶったらどうする?対処法や辞退の際の注意点を解説

このページのまとめ

  • インターンシップの開催時期によっては他社と日程がかぶることもある
  • 他社とインターンシップがかぶった場合は志望度合いを優先して日程調整をする
  • インターンシップがかぶった際の日程調整や辞退の申し出は電話で行う

インターンシップがかぶったらどうする?対処法や辞退の際の注意点を解説のイメージ

「インターンシップがかぶったらどうしたらいいか」と悩む就活生もいるかもしれません。

他社とインターンシップがかぶった場合には、志望度の高い企業を優先して日程調整する必要があります。日程調整や辞退の連絡を行う際には、電話で行いましょう。

この記事では、インターンシップがかぶった際の対処法や注意点を解説しています。ぜひ参考にしてください。

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目 次

インターンシップの日程がかぶった際の対処法

インターンシップの日程が、他社のインターンシップやゼミ、大学の講義とかぶってしまうこともあるでしょう。インターンシップの日程がかぶってしまった場合には、日程調整をするか辞退を申し出る必要があります。以下を参考に対処法を理解してください。

日程調整をする

前提として、先のスケジュールがある程度分かっている場合には、日程を確認しながらインターンシップに応募するのが望ましいです。他社とのインターンシップの日程が重なることが事前に分かっているのであれば、申し込みの時点で絞り込みましょう。せっかくのインターンシップ参加の機会を逃さないためにも、スケジュール管理を行ってください。

しかし、インターンシップの競争率が高く、そもそもインターンシップ参加に採用されるか分からないため、日程のかぶりが生じる可能性があっても申し込みを行う人もいるでしょう。

結果としてインターンシップとほかの予定が被ってしまった場合には、かぶった予定の日程を相互に確認し、別の日時に変更できそうであれば調整しましょう。

日程調整が難しい場合は辞退を申し出る

日程調整を検討し、どうしてもインターンシップに参加できない場合には辞退を申し出ましょう。

インターンシップは、自分から申し込んだものであり辞退するのは失礼に当たります。あらかじめ、ルールやマナーを理解して失礼を最小限に抑えて適切に対処しましょう。

インターンシップの辞退については、「インターンを辞退しても不利にならない?連絡方法や注意点を解説」も参考にしてください。

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【状況別】日程がかぶった際の対処法

インターンシップと予定がかぶってしまうのは、他社のインターンシップに限りません。先述のように大学の講義やゼミ、インターンシップでも一部日程か全日程かで状況は違います。状況別の対処法を理解しましょう。

1.大学の予定とかぶった場合

夏・冬の長期休暇に合わせて開催されるインターンシップであれば、大学の予定とかぶることも少なく、比較的スムーズにスケジュールを組めるでしょう。

しかし、通常授業の期間であってもインターンシップが実施されることはあります。授業やゼミ活動とかぶってしまったときには、大学側の予定を欠席するというのも選択肢の1つです。

場合によりますが、大学経由のインターンシップであれば公欠といった扱いになることもあります。ただし、大学側の対応は個々で異なるため、事前に問い合わせてください。

どうしても参加したいインターンシップで、大学の予定を欠席しても進級や卒業への影響が少ないと判断できる場合には、インターンシップへの参加を検討してみるとよいでしょう。

2.他社のインターンシップとかぶった場合

インターンシップには、複数応募する就活生は多いでしょう。スケジュールの調整はとても重要ですが、他社のインターンシップの日程とかぶってしまう場合もあります。

どちらの会社のインターンシップに参加するのか迷った場合には、参加したいインターンシップの開催時期の数をチェックしてみましょう。企業によっては年度内にいくつか開催期間を設けていることがあります。ほかの期間に変更できそうな場合は、早めに日程を調整してスケジュールを組みましょう。

調整が難しい場合は、「入社意欲の強い企業はどこか」を考えてみましょう。自分自身の気持ちを明確にして参加の可否を判断するのが大切です。

参加を見送る際には、辞退の連絡をすることを忘れないようにしてください。

3.一部日程、全日程がかぶった場合

1〜数日といった短期間のインターンシップの場合、企業によっては日程の変更を行ってくれることもあります。日程がかぶったことに気づいた段階で、別の日に変更できるか担当者に確認してみましょう。

日程が長期にわたる場合は、欠席すること自体が評価に影響を及ぼす可能性があり注意が必要です。特に、インターンシップ最終日で欠席すると評価に影響しかねないため、できるだけ避けましょう。もし、全日程でかぶってしまうようであれば、自分の中で優先順位をつけて参加先を決めるのがおすすめです。

日程がかぶった際の対処法は、「インターンをキャンセルしたい…伝えるときのマナーは?」も参考にしてください。

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インターンシップの日程かぶりが多くなりがちな時期

インターンシップの開催時期は夏季と冬季に集中することが多く、日程がかぶりやすい傾向にあります。特にインターンシップが盛んに行われているのは、7月〜9月の夏期インターンシップと12月〜2月の冬期インターンシップの時期です。

興味のある企業のインターンシップへの応募を検討する中で、どうしても日程がかぶってしまうことは就活生にはよくあることです。また、合同説明会や大学の授業、ゼミなどの日程と重なってしまうこともあるでしょう。インターンシップがよく開催される時期の予定を立てる際は、普段より念入りにスケジュールを確認しつつ調整するようにしてください。

インターンシップが多く開催される時期については、「インターンシップはいつから参加できる?おすすめの時期とは」でも解説しています。

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インターンシップがかぶった際の連絡方法

インターンシップがかぶり会社に連絡をする際には、まずは電話で連絡を行いましょう。

誠意をもって電話でインターンシップを辞退する旨や日程変更のお願いを行うことで、誠実な印象を与えることができます。インターンシップに参加できないことが分かった時点で早めに連絡を行いましょう。

電話をかける際には、伝えたい内容をメモした紙を手元に用意して、ハキハキと話すことが大切です。また、電話で連絡をした後には、改めて電話で伝えた内容をメールで送るとより丁寧な印象を与えることができます。メールでは、文面が記録として残るのでトラブルの防止にもなるでしょう。

逆に、電話をかけずにメールのみでの連絡にすると、「選考に進む意思がない」と捉えられるなど不誠実な印象を与えてしまいます。

電話をかけても担当者が席を外している場合が多いなど連絡がつかない場合には、メールで連絡をして問題ありません。メールで連絡した場合には、日を改めて電話で連絡するとより丁寧な印象になります。

インターンシップがかぶった際の連絡方法に関しては、「インターンシップの電話マナーは?申し込み・辞退の会話例」も参考にしてください。

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インターンシップがかぶって日程調整する際のポイントと例文

インターンシップがかぶってしまい日程調整をお願いしたい場合には、早めに連絡することが大切です。以下で例文を合わせて詳しく解説します。

日程調整する際のポイント

インターンシップの日程調整をお願いする際には、早めに連絡を入れ、簡潔に分かりやすく伝えることが大切です。日程調整が必要だと分かった時点で、すぐに連絡をするようにしましょう。

連絡をする時間帯にも注意が必要です。営業時間外での電話は繋がりません。忙しい時間帯を避けて、日中の連絡を取りやすい時間に電話をかけてください。朝一やお昼どき、帰り際を除いた10時〜11時、14時〜17時の時間帯に電話をかけるとよいでしょう。

手元にはスケジュール帳や筆記用具を用意してすぐに日程の確認ができる状態にしておきましょう。また、慣れないうちは電話に緊張してしまうので、伝えるべき要点をまとめたメモを作っておくことをおすすめします。

話し方は丁寧に、はきはきと話すことを意識しましょう。日程を調整していただくお願いをするので、相手に申し訳なさと誠意を込めて話すことが大切です。

日程調整する際の例文

お忙しいところ、恐れ入ります。私、〜〜大学3年の〜〜と申します。

本日は、〜月〜日に参加予定のインターンシップの日程の件でお電話いたしました。インターンシップご担当の〜〜様はいらっしゃいますか?

(担当者に取り次いでもらったら)お世話になっております。私、〜月〜日から行われるインターンシップに参加予定の、〜〜大学3年の〜〜と申します。

誠に申し訳ないのですが、 〜日のインターンシップが学校の都合により、伺うことが難しくなりました。誠に恐縮なのですが、参加日の変更をしていただくことは可能でしょうか。

(日程調整が可能だといわれたら)ありがとうございます。〜月は〜日、〜日以外は参加可能です。

(日程の指定がされたら)ありがとうございます。それでは、〜月〜日の〜時にお伺いいたします。

私の都合でご迷惑をおかけいたしました。お忙しい中ご調整いただきありがとうございます。

それでは、失礼いたします。

電話を切る際は数秒待ってからゆっくり切るようにしましょう。すぐに切ってしまうと、相手に急に切られたという印象を相手に与えてしまいます。

また、聞き間違いのないよう日時と開催場所は復唱し、しっかりとメモをとることが大切です。インターンシップの日程調整に関しては、「選考の日程調整はメールでOK?お礼はどう伝えるべきか」も参考にしてください。

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インターンシップがかぶって辞退する際の注意点と例文

インターンシップを辞退する場合には、 日程調整の場合と同様に早めに連絡することが大切です。以下で辞退する際の注意点を例文を合わせて解説します。

辞退する際の注意点

インターンシップを辞退する際には、日程調整の電話のポイント同様に、時間に気をつけお詫びの気持ちを込めて電話をしましょう。

社会人の報告の基本は、先に結論を述べることです。まずは、インターンシップをキャンセルすることを伝え、その後にお詫びを簡潔に伝えます。

キャンセルを伝えにくいからといって謝罪ばかり先にしていると、何を言いたいのか分からない、と相手に感じさせてしまうので注意しましょう。

辞退する際の例文

お忙しいところ、恐れ入ります。私、〜〜大学3年の〜〜〜〜と申します。

本日は、〜月〜日に参加予定のインターンシップの日程の件でお電話いたしました。インターンシップご担当の〜〜様はいらっしゃいますか?

(担当者に取り次いでもらったら)お世話になっております。私、〜月〜日から行われるインターンシップに参加予定の、〜〜大学3年の〜〜〜〜と申します。

誠に申し訳ないのですが、この度のインターンシップを辞退させていただきたく思います。理由としましては、インターンシップの同日にゼミ発表の予定が入ってしまい、伺うことが難しくなったためです。

お時間を作って頂いていたにも関わらず、大変申し訳ございません。今後とも何卒よろしくお願いいたします。失礼いたします。

他社と比較し辞退すると決めた場合でも、無断欠席は絶対にしてはいけません。インターンシップを受け入れてくれた企業に感謝とお詫びの気持ちを込めて、最後まで誠意を伝えましょう。

インターンシップを辞退する際の注意点に関しては、「インターンシップの断り方はどうするべき?電話やメールでの伝え方を解説」も参考にしてください。

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インターンシップがかぶって悩んでいる人へ

ここまで、インターンシップがかぶった場合の対処法や注意点について解説してきました。

しかし、「インターンシップがかぶったけど、何を優先するべきか判断できない」「インターンシップを辞退する理由の伝え方が分からない」という人もいるかもしれません。

インターンシップがかぶり、何を優先するかの判断に迷ったり、連絡の仕方で悩んだりした場合にはOB・OGや就活エージェントなどの信頼できる第三者に相談するのがおすすめです。

中でも、就活エージェントであるキャリアチケットでは、インターンシップに関する悩みの相談にのるのはもちろん、企業へ電話をかける練習や自己分析の深掘りなど就活全般のサポートを行っています。

また、あなたの価値観に合った企業を厳選して紹介することも可能なので、就活に不安を感じたら下記のボタンから登録し、ぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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