夏に行われるインターンシップ「サマーインターン」とは

このページのまとめ

  • サマーインターンとは、夏休み期間中に実施される短期インターンシップのこと
  • サマーインターンの対象となるのは、大学3年生および大学院1年生
  • 企業によっては全学年を対象にサマーインターンを実施している
  • 実施期間として多いのは1週間程度
  • インターンシップには有給インターンと無給インターンがある
  • サマーインターンのメリットとして、スケジュール調整のしやすさが挙げられる

インターンシップとは、企業が学生に対して就業体験の場を提供すること。
就業前に実務を経験することで、進路を明確にしたり、仕事への意欲を高めたりできることから、毎年多くの学生がインターンシップにチャレンジしています。

参加することでさまざまなメリットを得られるインターンシップ。
サマーインターン(夏)・オータムインターン(秋)・ウィンターインターン(冬)の3つがあることをご存知でしょうか?

今回当コラムでは、夏に実施されるサマーインターンについてご紹介。サマーインターンを知らない人はもちろん、すでに参加を検討している人も、ぜひご一読ください。

 

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サマーインターンとは

サマーインターンとは、主に夏休み期間中に実施される短期インターンシップのことです。企業によっては、7月や9月など夏休み前後に実施されることもあります。
1年をとおして開催されるインターンシップの中で、最も早く実施されるサマーインターン。詳細を以下にまとめてみました。

内容

インターンシップの内容は企業によって異なりますが、実際の業務を現場で体験したり、新規事業立案や商品の企画といった業務の模擬体験を行ったりとさまざま。
あらかじめサマーインターン用のプログラムが用意されてあり、それに沿って進められるケースが多いようです。
また、短期間のため、チームでのワークショップや業務見学のみという企業も少なくありません。

参加対象となる学年

基本的に、就活を控えた大学3年生および大学院1年生がサマーインターンの参加対象となります。
中には全学年を対象にサマーインターンを実施する企業もあるので、1年生・2年生で参加したいという人は、確認した上でチャレンジしてみてください。

募集スケジュール

一般的に、サマーインターンは夏休み期間中に実施されるため、5月~6月にエントリーの受付を開始するという企業が多いようです。
エントリー締め切り後、6月~7月にかけて行われる選考を経て参加者が決定。
実施期間や業界によっては、1カ月ペースで前後することがありますので、事前にチェックするようにしましょう。

実施期間

3日間という短い企業もあれば、1カ月~3カ月と長期間実施する企業もあるため一概にはいえませんが、多くの企業が1週間程度の期間を設けている傾向にあります。

給与の有無

インターンシップには、有給インターンシップと無給インターンシップがあります。
教育や研修、企業PRの場と捉えている企業は、給与が発生しない無給インターンシップを実施。一方、有給インターンシップを採用している企業は、単なる就業体験ではなく、実務を任せる労働者の一人として考えられているようです。
短期間の場合、無給インターンシップを採用している企業が圧倒的に多いのが現状。給与が発生する企業においては、時給制を導入しているケースが大多数のため、アルバイトに近いと感じる人がいるかもしれません。
 

 

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サマーインターンに参加するメリット

サマーインターンに限らず、インターンシップはあくまでも就業体験の場であるため、選考と関係はないといわれています。
しかし、外資系をはじめとする一部の企業では、本選考の過程に組み込まれていることも。
また、直接選考と結びつかなくても、インターンシップに参加することでさまざまなメリットを得ることができます。

参加者はどのような点でメリットを感じたのでしょうか。

・どのような仕事や業界が自分に合っているか明確にできた
・夏休み中に行われるため、スケジュール調整がしやすかった
・会社説明会や面接の際、採用担当者が名前、顔を覚えていてくれた
・企業や仕事のことを知ることでスムーズに業界研究を進められた
・夏休み中で授業に被らず、安心してインターンシップに参加できた
・他大学の学生や企業の社員とコミュニケーションを図ることができた

実際の現場を自分の目で見て体験できるのは、とても貴重なこと。
サマーインターンへの参加を迷っている人は、上記のメリットを参考にしてみてください。

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サマーインターンを有意義にするコツ

サマーインターンを検討している人の中には、「周りの学生が参加申し込みをしているから」「先輩が参加したほうが良いと言っているから」と漠然と考えている人がいるのではないでしょうか?
充実したインターンシップ生活を送るために何をすべきか以下に挙げてみました。

体調管理を徹底する

インターンシップ中の遅刻・早退・欠席は避けたいもの。
万全な態勢で臨むために、早寝早起きのリズムをつくり体調管理をしっかり行うことが大切です。

目標を持つ

「できるだけ多くの社員とコミュニケーションを取る」「企業の強み・魅力を知る」など、自分の中で明確な目標を立てると、達成に向けて行動しやすくなります。

知りたいと思うことは積極的に聞く

期間中は、採用担当者や現場で働く社員の生の声が聞けるチャンス。また、自然とたくさんの情報が入ってくるのもインターンシップの醍醐味です。
自分が知りたい情報をしっかり把握しながら、積極的に聞くと良いでしょう。

終了後は振り返りをしよう

「参加したらおしまい」で終わってしまっては、せっかくの経験も水の泡。
企業の良かった点や気になった点など、インターンシップ期間中に感じたことを振り返りながら、何を学んだか、今後どのように成長したいかを考えてみましょう。
この振り返りが自己分析にも繋がり、就活に大きく役立てられるかもしれません。

就活の第一歩ともいわれているサマーインターン。せっかく参加するのであれば有意義な時間にしたいものです。

ここまでサマーインターンについて解説しましたが、いかがでしたか?
学生にとって、1年の中で最も長い休暇である夏休み。本格的な就活を迎える前に、仲間と遊んだりアルバイトをしたりと、予定が盛りだくさんで忙しいという人もいるでしょう。
しかし、新卒の就活も人生で一度きり。サマーインターンで得た経験は、就活本番で役に立つはずです。
参加を迷っている人は、まずは応募してみることをおすすめします。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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