​​インターンシップは内定に直結する?参加経験を活かす7つのポイントを解説

このページのまとめ

  • インターンシップと選考を兼ねている企業も多く、参加すれば内定のチャンスが広がる
  • 早期選考型やジョブ内定型などのインターンシップに参加すると内定につながりやすい
  • インターンシップから内定につなげるには、成果にこだわって参加する必要がある

​​インターンシップは内定に直結する?参加経験を活かす7つのポイントを解説のイメージ

インターンシップに参加するか迷っている就活生のなかには、内定に直結するのかどうかを知りたい方もいるでしょう。インターンシップが選考にどれほど影響するかは企業によって異なりますが、なかには、内定につながるケースも珍しくありません。

この記事では、インターンシップから内定につなげるためのポイントを解説します。内定につながりやすいインターンシップの種類や業界もまとめているので、ぜひ参考にしてください。

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目 次

インターンシップとは?就活生が企業で行う就業体験

インターンシップとは、学生が企業で一定期間行う就業体験のことです。企業は、就業体験を通して、学生に業界や企業、業務内容に対する理解を深めてもらう意図でインターンシップを実施しています。

実質的にインターンシップの対象となるのは、就活が本格化する大学3年生がメインです。しかし、大学に在籍していれば、1年生や2年生、大学院生も歓迎している企業が多いので、興味のあるインターンシップがあれば早いうちから参加するとよいでしょう。

インターンシップの実施時期は企業によって異なりますが、以下のとおり、四季を基準とした4パターンが一般的です。

・夏インターン(サマーインターン)
・秋インターン(オータムインターン)
・冬インターン(ウィンターインターン)
・春インターン(スプリングインターン)

実施期間については、1dayや数日間、数週間といった短期のインターンシップから、長期にわたって行われるものもあります。特に、大学の夏休みにあたるサマーインターンは、短期のものだけではなく、1ヶ月程度の長期のプログラムが多い傾向です。

なかには、3ヶ月以上のプログラムや、半年〜1年程度かけて実施されるインターンシップもあります。インターンシップに参加するときは、学業や私生活とのバランスを考えて、自分にあったプログラム選びが大切です。

インターンシップ選びのポイントについては、「就活のインターンとはどんなもの?種類・選び方・参加するメリットを解説」をご覧ください。

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インターンは内定に直結する?選考で有利になる

企業と就活生のどちらにとっても、近年、インターンシップの重要性がより一層高まっています。実際に、インターンシップから内定につながるケースも珍しくありません。

インターンシップへの参加経験や期間中の成果がどれほど選考に影響があるかは、企業によって異なります。しかし、「インターンシップは選考結果に一切関係しない」などと明言されていない限り、企業の採用活動に影響する可能性が高いでしょう。

以下で、インターンシップが内定につながる可能性について解説します。

5割の企業が選考を兼ねてインターンを実施している

インターンシップの主な目的は学生の理解を深めることですが、最近では、実質的な選考を兼ねている企業も少なくありません。そのため、内定のチャンスを増やすためには、インターンシップへの参加が不可欠だといえます。

内閣府の「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(7p)」によると、学生が参加したインターンシップにおける実質的な選考実施があった割合は、2022年度の調査で46.4%でした。前年の調査と比べて10%以上増加しており、就活におけるインターンシップの重要性を示しています。

また、「インターンシップ参加後に、参加者を対象としたアプローチを受けたか」という問いに対して、5割以上の学生が「早期選考の案内を受けた」と回答しました。

参加したインターンシップにおける実質的な選考実施の有無のイメージ

引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(7p)

企業から受けたアプローチの内容については、早期選考の案内のほかにも採用説明会やセミナーへの案内が多い一方で、インターンシップから早期に内々定をもらった学生は13.0%います。

インターンシップ参加後に、インターンシップ参加者を対象としたアプローチを受けたか(大学4年生)のイメージ

引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(37p)

インターンシップへの参加が必ずしも内定につながる保証はありませんが、このように、参加者に対して積極的にアプローチしている企業も少なくありません。そのため、インターンシップに参加すると、より就活を有利に進められるでしょう。

引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書

4割の学生がインターンに参加した企業に入社している

インターンシップは、就活生にとって興味のある業種について、具体的な業務を体験できる貴重な機会です。実際に、多くの就活生がインターンシップでの経験を活かして、就職先を決めています。

公益社団法人全国求人情報協会の「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査(49p)」によると、インターンシップに参加した大学生の約4割が、実際に職業体験をした先の企業に入社を予定しているという結果でした。

図表37 インターンシップ・1day仕事体験で参加した企業/同業種の企業への入社予定(単一回答、単位=%)のイメージ

引用元:公益社団法人全国求人情報協会「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査(49p)

インターンシップへの参加が、どれほど内定に影響するかは一概にはいえません。しかし、こうしてインターンシップに参加した企業へ入社を決める学生が多いのは、経験を通して得られたことが大きいからだと考えられます。

インターンシップに参加すると、内定に近づくチャンスが増えるだけでなく、就活における企業選びにも役立つでしょう。

インターンシップに参加するメリットについては、「インターンに行くべき?目的とメリット、注意点を解説!」も参考にしてください。

引用元:公益社団法人全国求人情報協会「2023年卒学生の就職活動の実態に関する調査

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インターンシップから内定につながるケース4選

インターンシップに参加したからといって必ず内定をもらえるわけではありませんが、なかには、本選考で有利になるケースも少なくありません。

以下で、インターンシップから内定につながる4つのケースを解説します。

1.早期選考型

早期選考型とは、インターンシップの参加者もしくはそのなかでも特に優秀と判断された学生が、通常の選考よりも早く面接などを実施してもらえるケースです。

一般的には、インターンシップ参加直後の早い時期に、1〜2回ほどの面接の打診があり、合格すれば内定または内々定となります。インターンシップを実施している企業の約半数が参加者に対して早期選考を案内しており、チャンスも多いといえるでしょう。

2.ジョブ内定型

「ジョブ」とは、本選考のフローに直結している就業体験プログラムのことで、外資系企業で広く実施されています。インターンシップともよく似ていますが、「ジョブ」はより明確に定義されているのが特徴です。

内定獲得のためには「ジョブ」への参加が必須のため、「本選考直結型」ともよばれます。選考への影響が曖昧なインターンシップに比べて、「ジョブ」は、より実体験型かつ数日間の就業体験期間が設けられ、成果をあげれば内定に直結するメリットがあります。

3.本選考優遇型

本選考優遇型とは、インターンシップの期間中にアピールしたスキルや能力、成果などが本選考でもそのまま評価されるケースです。ほかにも、一次選考が免除されるなど、本選考のフローが短縮される場合もあります。

インターンシップで優秀な成果をあげると、場合によっては食事会や交流会などに呼ばれて、社員と直接コミュニケーションをとったりアピールしたりできる機会を得られるのが特徴です。社員から情報収集することで、結果的に本選考での内定に近づく可能性が高まるでしょう。

4.リクルーター型

リクルーター型とは、インターンシップに参加後、「リクルーター」と呼ばれる社員と定期的に交流できるケースです。カフェやオフィスのオープンスペースなど、比較的リラックスできる場で自然な会話の流れから、志望動機やアピールポイントを話します。

アピールできる機会が増える反面、リラックスできる環境に甘えてビジネスマナーを怠ったり、ただの交流で終わってしまったりして、内定につなげられない学生も少なくありません。リクルーターがついたときは、本選考である点を意識して対応しましょう。

内定直結インターンの特徴については、「内定直結インターンに参加するべき?メリットと特徴」も参考にしてください。

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インターンシップへの参加が重視される業界

インターンシップへの参加がどれほど採用に影響するかは、各企業の採用基準によるところが大きいといえますが、業界ごとの傾向もあるようです。

ここでは、インターンシップへの参加や期間中のパフォーマンスを重視する業界について解説します。

総合商社

総合商社は、インターンシップの参加経験が就活で重視される業界の一つです。「給与が高い」「福利厚生が充実している」といった理由から、人気が高く、本選考の応募者も多いといわれます。

総合商社のなかには、多くの応募者に対して一人ひとりの志望度の高さを測るために、インターンシップに参加したかどうかを判断基準の一つにしている企業も珍しくありません。

また、インターンシップ期間中に優秀であると認められた学生には、そのまま内定や内々定の案内をするケースもあるようです。

外資系

外資系は、ジョブ内定型の採用が多い業界だといえます。インターンシップを実質的な最終選考の場としているため、申込時のアピールポイントや志望動機も重視される傾向です。

外資系企業の多くは、インターンシップを通じて、申込時の内容が事実であるかを確認すると同時に、自社にとって有益な人材であるかを判断しています。

外資系企業の特徴については、「日系企業とは違う?外資系インターンの内容と選考の特徴」をご覧ください。

金融・BtoB

金融・BtoBの企業も、インターンシップの参加が重視される業界です。金融やBtoBなどは、一般消費者の目に触れる機会が少ないサービスや商品を展開していたり、業務内容があまり知られていない業界だといえるでしょう。

そのため、「業界知識がなく、ハードルが高い」と感じている就活生も少なくありません。企業側も、インターンシップを通して業界の知識を深めてもらう狙いがあるほか、優秀な学生にはリクルーターをつけて人材を確保する動きも活発です。

IT・ベンチャー

多くのIT企業やベンチャー企業が、短期か長期にかかわらず積極的にインターンシップを実施しています。短期のインターンシップは、業界や企業、業務内容の理解を深める内容がほとんどですが、長期の場合は、「試用期間」のような位置づけで実施されているケースも珍しくありません。

ITやベンチャーといった業界では、参加者の資質や成長性を見極めながら、優秀な人材を確保していくスタイルが浸透しています。

ベンチャー企業の長期インターンシップに参加するメリットは、「ベンチャー企業の長期インターンに参加する魅力とは」も参考にしてください。

広告

インターンシップへの参加が重視される業界として、広告業界も挙げられます。取り扱うサービスや商品などから考えても、広告業界は独創性やニーズを捉えた事業展開を求められるのが特徴です。

実際に、広告業界は、協調性がある人やクリエイティビティが期待できる人など、さまざまな人材をそろえる傾向があります。そのため、インターンシップには、グループディスカッションやグループワークを通じて、一人ひとりの個性を見極める狙いもあるでしょう。

このように、インターンシップの目的や重要性は、業界によって多種多様です。なお、同じ業界内でも、企業が変わればその目的も変わるでしょう。インターンシップに応募するときは、企業研究をしっかりして、志望先企業の傾向をつかむようにしてください。

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インターンシップから内定につなげる7つのポイント

インターンシップは、将来的なキャリアを見据えた重要なステップとなります。ここでは、インターンシップから内定につなげるためのポイントを7つ解説します。

1.自己分析して参加の目的を明確にする

インターンシップでの経験を内定につなげるためには、自己分析して参加の目的を明確にすることが大切です。企業によっては、本選考の一環としてインターンシップを実施しています。そのため、インターンシップの選考時に伝える自己PRや志望動機も、完成度の高いものでなければなりません。

就活生にとって、インターンシップは企業で働く初めての経験になるはずです。「なぜインターンシップに参加したいと思ったのか」「インターンシップで何を得たいのか」と自己分析しながら、自分なりの目的を明確にします。

たとえば、業界の理解やスキルの習得、特定の会社で働く興味など、目的を明確にすることでモチベーションも高まり、参加中の成果にもつながるでしょう。

2.インターン参加前にしっかりと情報収集する

インターンシップから内定につなげるためには、参加前の情報収集が不可欠です。インターンシップに参加する前に、業界や企業について幅広く情報を集めましょう。

具体的には、企業のWebサイトやブログ、SNSはもちろん、新聞やニュースなどをチェックして、企業情報に限らずビジネス全般の情報にアンテナを張る必要があります。

また、「このビジネスが世の中に与える影響は何か」「画期的なアイデアはどこから生まれたのか」など、思考力や発想力を鍛える意識を持って情報収集することで、インターンシップでのアピールにつながるでしょう。

3.業界・企業研究を徹底する

インターンシップを内定につなげるには、業界・企業研究が欠かせません。業界の基本的な流れや企業の歴史、主要な製品やサービス、競合他社について知識を深めておけば、実際の業務中に意見を求められたときに、自分の考えを発言しやすくなります。

業界・企業研究により深みをもたせるためには、ただ情報を調べるだけでなく、「業績が伸びている背景にはどのような理由があるのか」「新商品でなぜこの改良が必要だったのか」など、自分なりの視点を持つようにしましょう。

知っているだけではなく、自ら考えて意見を出せるところまでアピールできれば、インターンシップでも好印象を与えられるはずです。

業界研究の具体的なやり方については、「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」をご覧ください。

4.基本のビジネスマナーを身につける

インターンシップに参加するときは、基本のビジネスマナーを身につけておく必要があります。身だしなみや服装とならんで、ビジネスマナーは社会人としての印象を左右する重要な要素です。

インターンシップは、業務内容を体験する場であって、ビジネスマナーを身につけるためのものではありません。インターンシップによっては、社員と同様に資料を作成したりメールのやりとりをしたりするケースもあります。

インターンシップ参加前に基本的なビジネスマナーを身につけておくことで、より効果的に必要なスキルや能力を習得できるでしょう。

5.積極的に周囲と関わる

周囲と積極的に関わる姿勢も、インターンシップから内定につなげるためのポイントです。挨拶や自己紹介を積極的にしたり、コミュニケーションを大切にしたりする姿勢は、周囲に好印象を与えます。

インターンシップで優秀な学生と認められるには、ただ目立てばよいわけではありません。組織で働くうえでは、自分本位な姿勢よりも、一緒に働く人たちと協力して仕事を進める必要があります。そのため、積極性を持つ一方で、周囲とのコミュニケーションも大切にしてください。

分からないことがあったときでも、周囲を頼ってアドバイスを求められれば、その分、学びや成長の機会も増えるでしょう。

6.成果にこだわる

インターンシップで内定につながる評価を得るためには、成果にこだわる姿勢も大切です。インターンシップはあくまで職業体験ですが、一部の長期プログラムなどでは、成果が直接選考に影響するケースも珍しくありません。

与えられたタスクに対して、学びの機会として受け身でいるよりも、成果にこだわって真剣に取り組むほうが信頼を築きやすいでしょう。誠実さと責任感を持って業務に取り組み、自分なりに最大限の成果を上げることで、評価につながります。

7.フィードバックを素直に受け止めてすぐに活かす

インターンシップ中に先輩社員からもらったフィードバックは、その場ですぐに活かしましょう。インターンシップは、短期間で成長できる貴重なチャンスです。先輩社員からのフィードバックを素直に受け入れ、すぐに実践できる人のほうが、周囲から成長を期待されやすいといえるでしょう。

また、フィードバックをもらってなかなか行動に移せずにいると、周囲に「アドバイスしても変わらない」といった印象を与えるだけでなく、次第にフィードバックをもらえる機会も減ってしまうでしょう。

インターンシップ中に自分の将来性をアピールするためにも、フィードバックをもらったら素直に受け止めてすぐ活かすようにしてください。

インターンシップの期間を有意義なものにするポイントについては、「学生と企業にとってメリットがあるインターンシップとは」でも解説しています。

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インターンシップの参加を検討している就活生のなかには、「内定に直結するなら参加しよう」と考えている方もいるのではないでしょうか。インターンシップに参加すれば、たとえ内定に直結しなくても、就活を有利に進めるきっかけをつかめるはずです。

ただし、インターンシップに参加するには選考を通過しなければならないケースも珍しくありません。また、長期のインターンシップに参加するときは、学業との両立が課題になるでしょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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