即日内定もあり得る?選考会とはどのような仕組みなのか

このページのまとめ

  • 選考会とは、通常であれば数回のプロセスを経て行われる選考を1日で終わらせる選考方法のこと
  • 1日のうちに会社説明会と書類選考、面接までを行うのが一般的
  • 企業によってはその日のうちに内定が出るなど、スピード採用になることが多い
  • 企業側も応募者側も選考にかかるコストを削減できるというメリットがある
  • 通常の選考ステップに比べて考える時間が少ないため、事前対策はしっかりと行おう

就活の選考方法の1つとして「選考会」を開く企業もあるようですが、一般的な選考とはなにが違うのでしょうか。
当コラムでは、選考会の概要を中心に、企業側と参加者側それぞれのメリットや有効な対策法などをまとめました。
即日内定は可能なのか、どのような企業で実施されているのかを知りたい方は参考にしてください。

 

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選考会とは

就活を行っていると、「選考会」の情報を得たり参加したりすることもあるのではないでしょうか。
選考会とは入社試験・選考方法の一種で、通常であれば日程を変えて数回実施される選考を1日で完結させることを目的に行われています。
その特性から「1日選考会」と呼ばれることもあり、会社説明会と書類選考、面接といった一連の選考過程が当日中に行われるのが一般的です。
また、開催されるのは週末が多いのも特徴と言えるでしょう。

選考に対する新たな取り組みとして、新しいことに積極的な大手企業やコンサルティングファーム、IT企業などで導入されているケースが多いようです。

「1日選考会」の名の通り、その日のうちに内定を出す企業もあれば、選考会では面接までを行って、合否結果は後日通知する…という企業も。
しかし、いずれの場合でも1日で説明会から面接までの選考過程を終えることができるため、選考段階によって日程が異なる一般的な選考に比べるとスピード内定を得やすいと言えるでしょう。

 

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企業と応募者それぞれのメリット

説明会から内定まで、長いと数ヶ月かかる工程を1日で終わらせる選考会。
ここでは、企業側と応募者側、それぞれのメリットについて紹介します。

企業側のメリット

まず、通常であれば数週間~数ヶ月を要する採用にかかる時間とコストを削減できます。
企業によっては、選考に使用する筆記試験会場や面接会場として、貸し会議室やホテルなどを外部に借りることも。
上記以外にも、新卒採用サイトに掲載する費用や採用に関わる社員の人件費など、採用活動が長引けば長引くほどコストが高くなります。
1日で選考が完結すれば、それらのコストを大幅にカットすることができるでしょう。

書類選考で応募者をふるいにかけていない分、選考に参加する応募者が集まりやすい点もメリット。
就活生は複数の企業の選考を並行して受けるのが一般的なため、悠長に選考結果を審議している間に他社への入社を決められてしまうことも珍しくありません。
しかし選考会を行えば、早期に内定を出すことで人材が他社に流れるといった事態を防ぐこともできます。

早期に人材を確保できる、優秀な人材を確保しやすいという点はスピード選考ならでは。
また、選考に際して採用担当者を立てる企業がほとんどですが、採用担当者は通常の業務の傍らで採用活動を行うケースがほとんど。
採用活動に当てる時間が少なくて済むので本業への影響が少ないというのも、メリットとして挙げられます。

応募者側のメリット

応募者側の最大のメリットは、やはり早期に内定をもらえることでしょう。
1日で選考が終了するため、就活にかかるコストを削減できるのは応募者側にとってもメリット。
特に遠方から参加する就活生にとっては、移動費や滞在費といった費用が少なくて済むという点は魅力のようです。
さらに、不合格でも早期に結果を受け取ることができるので、選考を振り返って自分の課題を見直すこともできるでしょう。

このように、企業にとっても参加者にとってもメリットの大きな1日選考会。
しかし、注意したいのは「結果待ちの間にほかの企業に応募する」「他社と比較してから入社を決める」という方法が難しい点です。
結果が出るまで早いぶん、考える時間も短くなるため、そのときの感情やスピード感に流されないことが大切。
できるだけ早く内定が欲しいのか、他社も検討したいのかといった自分の状況を把握し、それに応じてベストな決断を下せるようにしましょう。

 

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選考会参加前に対策をしよう

企業によっては早期内定も望める選考会。
しかし、前述したように説明会から面接までを1日で終わらせる必要があるため、日程に余裕のある通常の選考ステップに比べて考える時間が少ないと言えます。
時間が限られている分、事前の対策が重要になるでしょう。

そこで、まず行いたいのが質問対策。
選考会であっても、就活面接でよく聞かれる質問に大きな差はありません。
そのため、自己PRや志望理由、企業でやり遂げたいこと、これまでの困難な経験とその解決法といった頻出する質問とその回答を作成してまとめておくのがポイントです。

面接時のポイントで大切なのは、身だしなみやマナーに気をつけること。
会社説明会後に面接が開催される場合は、説明会が終わって気が抜けてしまうことも。面接前には改めて身だしなみをチェックしておきます。
また、面接で説明会の印象や感想を聞かれるケースも多いため、説明会はしっかりと傾聴し、自分なりの意見や考えをまとめておきましょう。
姿勢を正す、ハキハキと話す、相手の質問に対する回答を心がけるといった基本的なポイントにも気を配ります。

下調べや事前準備も大切。
あらかじめ企業のWebサイトなどで情報を収集して企業研究を行ったり、重視する労働環境や就活の軸を再確認したりしておきます。
前述したように、選考会ではその場の雰囲気やスピード感に流されてしまう可能性も。
その場で内定を承諾したけど、冷静に考えると自分の望む就職ではなかった…とならないよう気をつけましょう。
使用するスーツや靴、鞄の用意は前日までにしておくことや、会場の場所と開始時間を調べておくことは選考会に限らず就活の基本です。

また、注意したいのが同じ選考会でも「選考会」と「インターンシップ選考会」は内容が異なるという点でしょう。
選考会では本選考の入社試験を行うのに対し、インターンシップ選考会ではインターンの選考を行います。
インターンシップ選考会の場合は、参加者に対して事前に書類選考やWebテスト結果の提出を求める企業がほとんど。
その選考を通過した人が面接である「インターンシップ選考会」に参加することができます。
そのため、実際に行われるのは面接のみ、というケースがほとんどのようです。

さらに、本選考ではないため志望動機が明確になっていなくても、選考に大きな影響が出ないことも。
志望動機よりも、力を入れて取り組んでいることなど学生生活に関わる質問に重点を置く企業が多いため、しっかりとエピソードを用意しておくことが通過のポイントと言えるでしょう。
 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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