このページのまとめ
- 就活がきついと感じるのは、プレッシャーやストレスなどの精神的な影響によるもの
- 就活を成功させるには、十分な休息をとりながら書類作成や面接対策をする必要がある
- 就活がきついときは、就活エージェントを利用したり企業選びを工夫したりするとよい
就活が「きつい」と感じたことがある就活生も多いのではないでしょうか。就活は長期にわたるうえ書類作成から面接対策までやるべきことも多いため、人それぞれ一度は大変な時期を経験するものです。
この記事では、就活がきついと感じるよくある理由と具体的な対策を解説します。内定獲得を早めるための就活の進め方もまとめているので、参考にしながらきつい時期を乗り越えましょう。
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- 就活の長期化によって学生はきついと感じやすい
- 就活がきついのはなぜ?よくある理由と対策10選
- 1.就活のやり方が分からず漠然とした不安がある
- 2.説明会や面接でスケジュールが埋まった
- 3.第一志望の企業に落ちた
- 4.周りが内定をもらいはじめた
- 5.なかなか内定を獲得できない
- 6.相談する相手がいない
- 7.ESや履歴書を書く負担が大きい
- 8.面接に対する緊張と不安が大きい
- 9.本来の自分を出せずにいる
- 10.将来的なキャリアイメージを描けない
- 就活できついと感じる場面と具体策
- 書類選考
- 面接
- きつい就活を早く終わらせる5つの方法
- 1.就活エージェントを利用する
- 2.大学のキャリアセンターに相談する
- 3.インターンシップや企業訪問をする
- 4.スカウト型求人サイトを利用する
- 5.選考直結型イベントに参加する
- 就活がうまくいかなくてきついと感じているあなたへ
就活の長期化によって学生はきついと感じやすい
就職活動の長期化による体力面の疲労や精神的なストレスの蓄積から、「就活がきつい」と悩んでしまう学生も少なくありません。
実際に、開始時期は年々前倒しされているにもかかわらず、内定をもらえる時期が変わらないため、就職活動は長期化している傾向です。
内閣府の「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(6p)」によると、就活に要する時間は「9ヶ月程度以上」が約4割と最も高い結果でした。
引用元:内閣府「令和4年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(6p)」
2019年までは「3ヶ月程度以内」と回答する割合が最も高かったのに対して、2020年には「9ヶ月程度以上」と回答する割合が30.0%と最も高くなり、2021年は37.9%、2022年には41.9%まで増えています。
就活生は、大学生活と並行して企業研究や応募書類の作成、説明会への参加などをこなす必要があるため、気づかないうちにストレスを溜めているケースも珍しくありません。就職活動は長期戦だからこそ、きついと感じる気持ちとうまく付き合っていくことが大切です。
内定がもらえず焦りを感じている就活生は、「就活で焦る原因や対策を解説!心を落ち着かせる対処法も紹介」も参考にしてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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就活がきついのはなぜ?よくある理由と対策10選
ここでは、就職活動がきついと感じる10の理由と具体的な対策を解説します。
「なぜ就活がきついと感じているのか」「具体的にどうしたらよいのか」など、次の行動を考えるための参考にしてください。
1.就活のやり方が分からず漠然とした不安がある
何となく就職活動を始めたものの、「どのように進めればよいのか」「このやり方が正解なのか」と不安を抱きながら取り組んでいる学生も少なくありません。学生にとって就活は初めて経験することが多く、分からなくても当然です。
最近では、就活ノウハウや企業に関する情報が簡単に手に入る時代になりました。履歴書の書き方や面接対策など、知りたい情報にアクセスしやすい一方で、情報が多すぎて戸惑ってしまうケースも考えられます。
不安や疑問を抱えたまま就活を進めていると、自分の成長に気づきにくいため、就活をきついと感じやすいでしょう。
対策:就活仲間と交流する
就活に漠然と不安があるときは、就活仲間と積極的に交流するのがおすすめです。就活仲間のなかには、成功体験や失敗体験など、参考になる情報をもっている人や自分と同じような気持ちを抱えている人もいるでしょう。
就活仲間と境遇を分かち合うだけで、就活の不安やきついと感じている気持ちを軽減できる場合があります。何かあったときに相談できる就活仲間の存在は、長い就活期間を乗り切るための一つの支えになるはずです。
2.説明会や面接でスケジュールが埋まった
説明会や面接など、就職活動の予定でスケジュールが埋まったときは、体力的にも精神的にもきついと感じやすくなります。限られた時間の中でやらなければいけないことが多く、しっかりと休息が取れないといった悩みを抱えている就活生も少なくありません。
選考前にはさまざまな企業の説明会に足を運び、エントリー後には面接の予定が続きます。複数の企業の選考が同時に進むなか、自分でスケジュールを組んだり、時間を調整したりするのも簡単ではないでしょう。
いつ終わるか分からない就活において、就活の予定に追われている生活を続けていれば、誰でも限界を感じる時期があります。
対策:就活における楽しみを見つける
就活における楽しみを見つけられると、忙しいスケジュールにおいてきついと感じる機会を減らせるでしょう。下記のように、自ら興味を持って楽しむよう意識してみてください。
・メディアで見かけた有名な経営者の生き方や考え方を聞きに行く
・おしゃれなオフィスが魅力的な企業の説明会に参加する
・参加型のワークがあるイベントに参加する など
就活がきついからといって何も考えずに手や足を止めても、根本的な解決にはなりません。就活を楽しむ気持ちを持てると、「やらなければいけない」といった義務感やプレッシャーを感じにくくなるでしょう。
3.第一志望の企業に落ちた
就職活動において非常につらいのが、第一志望の企業に落ちたときです。特に、就活の序盤は、第一志望の企業に焦点を絞っている就活生も多く、不合格通知が届いて落ち込んでしまうケースはよくあります。
第一志望の企業に落ちてしまっても、自分の価値を決定づける唯一の基準ではありません。不採用通知を受け取ったばかりの時期はつらいかもしれませんが、就活を続けていくうちに落ち込んだ気持ちを消化していけるはずです。
対策:相性が合わなかっただけと考える
第一志望の企業に落ちたときは、「相性が合わなかっただけ」と思考を切り替える必要があります。選考に落ちたからといって、希望する仕事ができなくなったり、人格が否定されたりしたわけではありません。
事前に準備や対策を怠っていたのであれば、後悔が残る気持ちもあるでしょう。しかし、結果として、ほかの企業との素晴らしい出会いにつながる可能性も考えられます。
自分なりに準備したうえで落ちてしまった場合は「相性が合わなかっただけ」と考え、次の企業の選考に向けて気持ちを切り替えるようにしてください。
4.周りが内定をもらいはじめた
周りが内定をもらい始めると、焦る気持ちから就活がきついと感じやすいでしょう。
一般的に、内定が出るピークは大学4年生の5〜6月頃だといわれています。しかし、志望する業界によっては、インターンシップへの参加を経て大学3年生のうちに早々と内定を獲得している就活生がいるのも事実です。
周りの就活生が内定をもらい始めると、「このままでは置いていかれる」「もっと頑張らないと内定はもらえない」と、つい自分と比べてマイナス思考になってしまう就活生も少なくありません。周囲と比べてしまう人ほど、就活がきついと感じやすいといえます。
対策:周囲と比べない
就活がきついと感じるときこそ、周囲と比べないよう意識してください。
内定はゴールではなく、社会人としてのスタートです。そのため、内定を早く獲得できればよいというものではなく、いかに納得のいく就活ができるかが大切だといえます。
志望する業界や企業、就活の軸は人によってさまざまです。たとえ周囲と比べて時間はかかっても、自分に合った企業に出会えるよう自分のペースで就活を続けていく必要があります。
5.なかなか内定を獲得できない
就職活動を頑張っているのになかなか内定を獲得できないのも、就活がきついと感じる理由の一つです。内定が出るまでは、どうしても不安や焦りなどから精神的なストレスを抱えやすくなるもの。なかなか内定を獲得できない場合は、その理由を考えたうえで対策が必要です。
たとえば、就活の軸が定まっていないからか、面接に慣れていないからなのか、理由によって重視すべき対策が異なります。内定がもらえないのは、就活のやり方で見直すべき点があるといえるでしょう。一度立ち止まって、自分に何が必要かを考えてみてください。
対策:応募する企業の選択肢を広げる
選考対策に力を入れるほかにも、応募する企業の選択肢を増やすことで、内定獲得に近づける可能性があります。なかなか内定がもらえず、きついと感じている就活生のなかには、業界や業種を一つに絞って企業選びをしたり、大手企業ばかりにエントリーしている人もいるでしょう。
応募する業界や職種の幅を広げたり、中小企業も選択肢に入れたりすると、下記のようなメリットがあります。
・企業選びの視野が広がる
・自分の興味や関心が広がる
・内定ゼロのリスクを減らせる
しかし、企業選びの選択肢が増える分、業界・企業研究に時間がかかるため注意が必要です。
大手企業や知名度の高い企業と比べて、中小企業などは倍率が低めで内定を獲得しやすいとされています。内定がもらえなくてきついと感じている就活生は、企業選びから見直してみると内定獲得に近づけるかもしれません。
6.相談する相手がいない
就職活動について相談する相手がいないと、きついと感じる場面が多くなりがちです。企業に勤めた経験がない学生にとって、就活では悩む場面も多いでしょう。一人で就活していると、分からないことがあったときにストレスや不安を抱えたまま就活を続けなければなりません。
就活を乗り切るためには、周りをうまく頼ることも必要です。誰かに相談できれば、就活に関するアドバイスをもらえるだけでなく、相談相手がいるだけで精神的な支えにもなるでしょう。
対策:就活のプロを頼る
相談する相手がいなくて困っている場合は、就活のプロを頼るのがおすすめです。家族や友人には相談しづらくても、就活のサポートを専門とする相手であれば相談しやすいのではないでしょうか。
身近なのは、大学のキャリアセンターや就活エージェントです。就活のプロといっても、書類の書き方や面接対策といった相談しかできないわけではありません。就活がきついと感じている素直な気持ちや抱えている悩みなど、何でも気軽に相談できます。
第三者の視点からアドバイスをもらえると、自分の考えを整理して冷静な判断ができるでしょう。
就活で悩んだときはほかにもさまざまな相談先があります。どのような相談先があるか詳しく知りたい場合は、「就活相談先のおすすめ15選!相手を見極めるポイントや注意点も解説」を参考にしてください。
7.ESや履歴書を書く負担が大きい
ESや履歴書を書くのが負担になっているときも、きついと感じやすいといえます。ESも履歴書も、一度書いて終わりではありません。特に、ESは志望動機や自己PRを中心に、応募先の企業にあわせて内容を変えたり、ブラッシュアップしたりする必要があります。
就活では、一社だけでなく複数企業にエントリーする場合がほとんどです。エントリー数が増えると、その分「ESや履歴書を書かないといけない」と負担を感じやすくなるでしょう。
対策:エントリーの数より質を重視する
応募書類を書くのに負担を感じている場合は、エントリー数を増やすよりも、数を絞って質を重視するのがおすすめです。就活生のなかには、一度に複数の企業にエントリーして、数の多さだけで就活に自信を持とうとする人もいます。
しかし、やみくもにエントリー数を増やしてしまうと、それぞれの企業研究に費やす時間が減ってしまうでしょう。就活がきついと感じるときこそ、自分のアピールポイントが求める人物像や価値観に合致するような企業へのエントリーを心がけてください。
エントリー数よりも質を重視して取り組めば、内定を獲得できる可能性が高まるでしょう。
8.面接に対する緊張と不安が大きい
面接に対する緊張感や将来への漠然とした不安も、就活がきついと感じる理由の一つです。
特に、面接に慣れていないうちは、伝えたい内容がまとまらなかったり、うまく言葉にできなかったりして手応えを掴めずにいる就活生も珍しくありません。
面接が通過できない場合には、下記のような理由が考えられます。
・身なりが整っていない
・入退室などの基本マナーが身についていない
・相手に伝わりにくい話し方をしている
面接に対する緊張と不安を和らげるコツは、繰り返し練習して場数を踏むことです。不採用通知を受けるのは、選考が進むほどつらく感じるものですが、面接を重ねるごとに緊張や不安も和らいでいくでしょう。
対策:面接の練習をする
面接を通過するためには、しっかりとした対策が必要です。事前に十分な練習を重ねておくと、緊張と不安が和らぎ、自信をもって面接に臨めるようになります。
下記のようなポイントを押さえて練習すると、面接官に好印象を与えられるでしょう。
・身だしなみを整える
・正しい面接マナーを身につける
・大きな声でハキハキと話す
・質問の回答を用意する
面接の練習は、一人でするよりも誰かに面接官役をお願いすると効果的です。
可能であれば、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに依頼して、模擬面接を受けるとよいでしょう。第三者の客観的な視点から意見をもらえると、自分では分からない改善点に気づけます。
面接対策の詳しいポイントについては、「就活の面接対策で必要なことは?よく聞かれる質問と対策法も解説」をご覧ください。
9.本来の自分を出せずにいる
就職活動をしていると、つい自分を大きく見せようとしたり企業の求める人物像に自分を当てはめようとしたりする学生も少なくありません。このような場合、自分のアピールポイントや本来の個性を出せず、就活をきついと感じやすいといえます。
就活で大切なのは、自己分析を重ねて自己理解を深め、周りの就活生と差別化できるポイントを見つけることです。本来の自分を出せずにいると、就活がうまくいってもいかなくても納得感を得にくいでしょう。
対策:息抜きをする
本来の自分を見失ってきついと感じるときは、意識的に息抜きの時間を確保してみてください。
就活中は忙しくなりがちだからこそ、きちんとスケジュールを決めて休養日を設けることが大切です。後悔したくないからといって、常に就活について考えていては体力的にも精神的にも疲れてしまいます。
家でゆっくり好きなことをして過ごしたり、家族や友人と一緒に美味しいものを食べに出かけたりするのもよいでしょう。
本来の自分を出せずに悩んでいる人も、息抜きの時間はありのままの姿を取り戻せるはずです。自分をねぎらう時間も大切にできれば、メリハリをつけて就活に取り組めるようになります。
10.将来的なキャリアイメージを描けない
就職活動のプロセスにおいて将来的なキャリアイメージが描けない場合も、きついと感じやすいでしょう。内定獲得を就活のゴールにしてしまうと、そこにたどり着けないことに劣等感を抱きがちです。将来的なキャリアは、一つの企業の内定だけで決まるものではありません。
自分の興味や関心、価値観を大切にして将来のビジョンを描いていけると、就活における選択肢も広がるはずです。さまざまな業界や職種について調べることで、イメージを膨らませられます。
対策:業界・企業研究をやり直す
将来的なキャリアイメージを描けずに悩んでいる場合は、業界・企業研究をやり直すのも一つの方法です。業界・企業研究を徹底することであらためて就活の軸が定まり、自分の将来の方向性が明確になるでしょう。
業界・企業研究は、何度も繰り返すうちに理解を深められます。情報が増えれば、その分キャリアイメージを具体化することも可能です。目の前の内定獲得をゴールにするのではなく、理想とする将来像を明確にしておくと、「やらされてる」「きつい」といった感情も薄れるでしょう。
就職活動で内定を獲得できない理由については、「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」も参考にしてください。
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就活がきついあなたへキャリアアドバイザーのアドバイス
就活の進め方がわからないときは、人に相談するのも1つの方法です。
・自分だけでは知りえない情報を得られる
・1つの側面からではなく、幅広い視点から物事を見ることができる
・声に出すことで、自分の考えを整理できる
・市場感を知れるので、自分の就活のペースが適切なのかが分かる
身近に相談できる人がいない場合は、就活エージェントのキャリアチケットにご相談ください。プロのキャリアアドバイザーと一緒に就活を進められるので、一人で行うよりも効率的ですよ。
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就活できついと感じる場面と具体策
就職活動できついと感じる場面は、応募書類の作成から面接までさまざまです。ここでは、就活がきついと感じるときの対応策について、選考シーン別に解説します。
書類選考
自己分析や業界・企業研究に時間をかけてESや履歴書を作成しても、書類選考すら通過できない場合もあるでしょう。
選考に通らなくても、企業が求める人材に適していなかっただけで、必要以上に落ち込む必要はありません。それでも、書類選考に通過できないケースが続けば、次第にESや履歴書を書くのもきついと感じてしまうでしょう。
企業の採用担当者は多くの応募書類に目を通し、面接で会いたい人材を選んでいます。そのため、書類選考に通過するためには、相手に伝わりやすいESや履歴書を作成しなければなりません。
読みやすい字で書く
ESや履歴書を作成するときは、読みやすい字を書くよう心がけてください。文字が小さかったり、誤字脱字が多かったりして書類が読みにくいと、場合によっては、中身を見ずに早い段階で落とされてしまうケースも考えられます。
時間をかけて書いた志望動機や自己PRを読んでもらうためには、相手に読みたいと思わせる書類作成を心掛けましょう。採用担当者に熱意や意欲が伝わるよう、丁寧に仕上げる必要があります。
自己PRは具体的なエピソードで裏付けする
自己PRを書くときには、根拠となる具体的なエピソードを述べるのがポイントです。実績や資格を並べても、背景やプロセスといったエピソードがなければ、採用担当者には伝わりにくいでしょう。
企業が知りたいのは、就活生の人柄や資質です。大きな実績や派手な成果がなくても、具体的なエピソードを述べると、自己PRに説得力が増して高評価につながりやすくなります。
なお、自己PRを書く際は、インターネットや参考本などの例文をコピーするのはやめましょう。内容が薄っぺらいと感じられるだけでなく、採用担当者から「志望度が低い」と判断されがち。自己PRを作成するときは、例文を参考に独自のエピソードを自分の言葉で書く必要があります。
就職活動における応募書類の書き方については、「エントリーシートは履歴書と同じではない?違いや書き方のポイントの解説」で詳しく解説しています。
面接
書類選考を通過して面接のチャンスを掴んでからも、緊張感や不安で精神的にきついと感じる就活生も多いでしょう。
面接には、個人面接と集団面接があります。個人面接と集団面接では雰囲気が異なるため、人によって得意・不得意があるでしょう。たとえば、個人面接では自己アピールができても、集団面接になると周囲と比べられるストレスから、苦手意識を持つ就活生も少なくありません。
面接がきついと感じてしまうときは、以下のポイントを意識して対策してください。
自分の言葉で伝える
面接で大切なのは、自分の言葉で伝えることです。面接官は、話す内容だけでなく就活生の人となりを知りたいと思っています。そのため、ほかの就活生と同じような回答や、例文をそのまま口にしたような受け答えは避けてください。
面接練習を繰り返すうちに、本番でもリラックスしてスムーズな受け答えができるでしょう。面接では、丸暗記した文章を噛まずに言うよりも、ありのままの言葉で伝えるよう意識することが大切です。
第一印象をよくする
面接対策の一つとして、第一印象をよくする必要があります。身だしなみは、第一印象を決定づける重要な要素です。面接官に「志望度が低い」と思われないためにも、面接にふさわしい身だしなみを心がけましょう。
・シワがないシャツやスーツを着る
・きれいに磨かれている靴をはく
・クセやハネがないよう髪型を整える など
また、第一印象をよくするためには、面接中の態度にも気を配る必要があります。
・表情を豊かにする
・背筋を伸ばして姿勢を正す
・丁寧な言葉遣いで話す など
面接の前には、鏡を見ながら最終チェックするなどして、清潔感のある落ち着いた印象を与えられるよう心がけてください。
面接の流れやマナーについては、「就活面接の流れとは?よく聞かれる質問や失敗しない方法について解説!」で詳しく解説しています。
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きつい就活を早く終わらせる5つの方法
就職活動がきついと感じている場合は、なるべく早く終わらせるよう工夫して取り組むとよいでしょう。
ここでは、内定獲得を早める5つのコツを解説します。それぞれのメリットとデメリットを参考に、自分に合った方法で取り組んでみてください。
1.就活エージェントを利用する
就活がきついと感じている学生にとって、効率よく内定を目指せる方法の一つが、就活エージェントの利用です。就活エージェントでは、ESや履歴書の作成から模擬面接まで、一人ひとりに合ったさまざまな就職支援を受けられます。
エージェントを利用するメリット
・就活のプロに相談できる
・見つけにくい優良企業に出会える可能性がある
・無料で利用できる
エージェントを利用するデメリット
・大手企業の紹介は少ない傾向にある
・希望通りの求人が紹介されるとは限らない
・担当者の質にバラつきがある
最初から自分に合った企業を紹介してもらえるため、早めに内定を獲得し、就活を終えられる可能性が高まるでしょう。
2.大学のキャリアセンターに相談する
就活がきついと感じている場合は、大学のキャリアセンターに相談するのもおすすめです。大学のキャリアセンターは、形式的な就職支援に限らず、学生一人ひとりが主体性を持って就活に取り組めるように、さまざまなサポートをしています。
キャリアセンターを利用するメリット
・専門のキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえる
・大学独自の求人を紹介してもらえる場合もある
・就活関連のセミナーやワークショップが充実している
キャリアセンターを利用するデメリット
・面談には予約が必要な場合が多く時間の制約がある
・一般的なアドバイスしかもらえない場合がある
「今すぐ話を聞いてほしい」といった場合は利用しにくいかもしれませんが、大学だからこそ得られる求人や就活関連の情報もあります。就活がきついと感じているときは、気軽に出向いてみるとよいでしょう。
3.インターンシップや企業訪問をする
インターンシップへの参加や企業訪問は、志望する業界や職種の理解を深めるのにおすすめです。特に、長期インターンシップなどで高い評価を得られると、通常より短期間の選考フローで早く内定を獲得できるケースもあります。
インターンシップのメリット
・入社後のミスマッチを減らせる
・志望する業界や職種に自分が向いているか判断できる
・人脈ができる
インターンシップのデメリット
・インターンシップによっては選考に通過する必要がある
・目的意識が曖昧だと時間のムダになる
インターンシップや企業訪問には、会社説明会や企業パンフレットだけではわからない情報を得られる特徴があります。必要なタイミングでぜひ検討してみてください。
4.スカウト型求人サイトを利用する
就職活動がうまくいかずきついと感じている場合は、スカウト型求人サイトも利用してみましょう。スカウト型求人サイトとは、自身のプロフィールを登録しておくと、企業から就活生にオファーが届く仕組みの求人サイトです。
スカウトサイトを利用するメリット
・企業側からアプローチしてもらえる
・これまで知らなかった企業と出会う機会になる
スカウトサイトを利用するデメリット
・アピールに魅力がないとオファーが来ない場合もある
・自分の希望に合わないオファーが届く
企業は、就活生が作成したプロフィールをもとに、経歴や強み、志望する業界などを見てからオファーを出すため、自分に合った企業に出会える確率は高いといえるでしょう。
5.選考直結型イベントに参加する
選考直結型イベントに参加すると、早い時期から内定を獲得できる可能性があります。選考直結型イベントとは説明会と選考がセットになった就活イベントで、一度に複数の企業が参加するため、効率よく就活を進められるのが特徴です。
選考直結型イベントのメリット
・一度に複数の企業の情報収集ができる
・面接の結果次第では特別ルートで選考に進める
・インターンシップに招待される場合がある
選考直結型イベントのデメリット
・参加企業が自分に合わない場合がある
・有名企業や大手企業の参加は少ない
選考直結型イベントは、選考まで受けられる点で、合同説明会とは異なります。企業側の採用担当者と直接話ができる貴重な機会でもあるので、参加しておいて損はないでしょう。
なお、インターンシップには内定直結型と呼ばれるものもあります。内定直結インターンについては、「内定直結インターンに参加するべき?メリットと特徴」で詳しく解説しています。
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就活がうまくいかなくてきついと感じているあなたへ
就活がきついと感じている就活生のなかには、努力してもなかなか内定を獲得できずに悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。まずは、就活がきついと感じている理由を明確にしたうえで、一度立ち止まって休んでみるなど、気軽にできることから対策を始めましょう。
一人で就職活動を続けるのがきついと感じているのであれば、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、ESや履歴書の作成から面接対策まで、就活に役立つサポートをしています。就活がうまくいかずにきついと悩んでいる学生は、ぜひ利用してみてください。
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