採用直結ではないインターン!参加するメリットはある?

このページのまとめ

  • インターンは、学生向けの就業体験の場で、会社説明やグループワーク、実務などのプログラムがある
  • 採用直結型のインターンは禁止だが、採用時の参考資料になったり、入社後のマッチング度が高まったりすることから、実施企業と参加者が増えている
  • 業界によってインターンの実施目的が異なることもある
  • 本選考に直接影響しなくても、書類作成時の参考資料にできる、本番対策にも有効、といったメリットがある
  • インターンは、企業の実施目的と、自分の参加目的を照らし合わせて選ぶ

これまでインターンは、参加すると採用に直結することがあると言われていました。しかし現在では、採用直結型のインターンは禁止に。これから就活に臨む人に、インターンに参加するメリットはあるのでしょうか?当コラムでは、インターンが採用にどう影響するのかと、参加するメリットについて詳しくまとめました。

 

25卒の就活について相談したい

 

インターンは採用にどう影響する?

インターンとは、学生が就業体験をする場。
企業・仕事紹介を通して、就活生に企業・業界・職種に対する興味や志望度を高めてもらったり、入社後のミスマッチを防いだりする目的で、企業が実施しています。
プログラムは、企業・業界・仕事内容の說明や、グループワーク・グループディスカッション、実務などさまざま。
学生が参加しやすいよう、主に夏休みや冬休みに行われていて、それぞれ「サマーインターン」「ウィンターインターン」と呼ばれています。
実施期間は1day、2~3日、数週間、1ヶ月、半年、1年など。
春(スプリングインターン)や秋(オータムインターン)は、連休中や週末に1dayや2~3日程度の短期間で行うケースが多いようです。

以前は、採用直結型のインターンも実施されていたようですが、選考の長期化が懸念され禁止となりました。
それでも、入社後のマッチング度の向上が期待できるため、インターンを実施する企業・参加者は年々増えている傾向に。
インターンの結果で内定を出すことはありませんが、プログラムに対する取り組み方やその結果などの情報は、企業側では本選考での資料に、参加者はアピールポイントとなるためです。
たとえば、インターンに参加した実績があれば、それだけ意欲が高いということを示せます。本選考の際に意欲面での加点が期待できるかもしれません。
また、インターンで人柄や能力を確認できている分、1次面接が排除されるなど一般ルートとは異なる選考段階が用意されていることもあるようです。

インターンは本選考や内定に直結する影響はないものの、意欲や物事に対する姿勢を直接示せる絶好の機会と言えるでしょう。

▼関連記事
インターンに参加すると内定が貰える?

 

25卒の就活について相談したい

 

インターンの実施目的は業界によって違う

基本的に企業がインターンを行う目的には、企業への志望度を高めてもらったり、マッチング度を確認してもらったりすることが挙げられます。
しかし、業界によってインターンの重要性や見ているポイントは異なる部分があることも。事前に、志望企業がインターンを実施する目的を確認しておくと良いでしょう。
こちらでは、業界別にインターンの実施目的をまとめました。

外資系企業

比較的、即戦力が期待できたり、成長性が高い人材を求めたりする傾向にあるのが外資系企業の特徴。
しかし、面接は自己申告ですから、これを判別するのは困難と言えるでしょう。
インターンでは、実務を通してその能力を見極めているようです。

▼関連記事
日系企業とは違う?外資系インターンの内容と選考の特徴

総合商社

総合商社が見ているのは、志望度の高さ。
インターンへ参加したかどうかが、本選考に影響すると言われています。
もちろん、インターンに参加していない人の採用も行なっているようですが、参加した人に対しては入社意欲に関する加点数が大きいのかもしれません。
インターンに参加するためのESでも、志望動機などが重要視されているようです。

日系金融企業

金融企業やBtoB企業などの業務内容は、関わりのない人にとってはイメージしづらい傾向が。
イメージできないことで、就職後にギャップを感じる、そもそも志望度を下げてしまう、という人もいるようです。
業界や業務について詳しく説明し興味を持ってもらえるようインターンが実施されているようです。

ベンチャー企業

ベンチャーは起業して間もないため、比較的知名度が低め。
広報や、優秀な学生の志望度を高める目的でインターンを実施します。
優秀な学生がインターンを通して入社意欲を高められるような、実務による長期インターンを行う傾向があるようです。

▼関連記事
ベンチャー企業の長期インターンに参加する魅力とは

 

25卒の就活について相談したい

 

インターンに参加するメリット

インターンに参加するメリットは、採用に少なからず影響があるだけではありません。
インターンは企業や業界について深く知るチャンス。
つまり、インターンに参加すれば企業研究などに役立てられる情報が得られるということです。
直接、社員と接したり、業務について理解を深めたり、社内の雰囲気を感じたりすることで、求められる能力や人柄を実感できるはず。
志望動機や自己PRでそれを踏まえて書けば、一層魅力的な人材としてアピールすることができるでしょう。

また、インターンは応募したら必ず参加できるわけではありません。
本選考と同様、ESや履歴書などの書類選考はほとんどの企業で行われますし、中には面接、グループワークが実施されることもあるようです。
この経験は、本選考でも活かせるはず。就活対策としても十分な効果が得られるでしょう。

▼関連記事
行かないのはもったいない!インターンのメリットとは

 

25卒の就活について相談したい

 

インターンの意味を改めて考えよう

前項までの内容で、インターンと一口に言っても業界によって「広報活動」「就業体験」「選考の参考資料」など、実施目的が異なることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
インターンを選ぶ際に気をつけたいのは、この企業の実施目的と、自分の知りたい内容が合致しているかどうか。
たとえば、広報目的での1dayインターンでは、実際の業務をすることはほぼありません。そのような短期インターンに、「自分に志望職種の適性があるか確認する」という目的で参加を決めた場合、得られる情報は少ないでしょう。
志望する業界ではどんな目的でインターンを実施しているのか、自分は何を確かめるために参加したいのかを把握した上で、プログラムを選ぶことが大切です。

「複数の企業を見比べたい」「自分の長所や短所を知りたい」というように、企業研究や自己分析を目的にするなら短期インターンへ。
志望業界・企業・職種がある程度定まっていて、適性があるか知りたいときは長期インターンに参加するというように、目的に合わせて参加してください。

インターンが内定に及ぼす影響について解説してきましたが、いかがでしたか?
採用直結型のインターンが禁止されたことで、参加を迷っていた人もいるでしょう。
繰り返しお伝えしているように、インターンは本選考に影響しなくても十分メリットがあります。
早い段階からインターンに参加することで、より多くの企業を比較することも可能です。
学業に支障が出ない程度に、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。

どんなインターンを選べばよいか分からない、そもそも志望業界や企業、職種を絞れない、という方はキャリアチケットへ。
キャリアチケットでは、新卒の就職に特化した専門のアドバイザーが、マンツーマンでカウンセリング・サポートを行います。
適職のご紹介はもちろん、業界や企業選びも徹底フォロー。利用実績は、同サービスを利用していない人に比べて1.39倍の内定率となっています。無料の就職支援サービスを賢く使い、ぜひ内定を獲得してください!

▼関連記事
インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには

 

25卒の就活について相談したい

 

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。