ベンチャー企業の長期インターンに参加する魅力とは

このページのまとめ

  • インターンとは、企業紹介を意図とした職業体験のことで、プログラム内容や実施期間は企業によって異なる
  • 長期インターンは、優秀な人材の確保に精力的なベンチャー企業が行っているケースが多い
  • ベンチャー企業の長期インターンへ参加するメリットは、実務体験ができ就職後のイメージができること、主体性が磨かれること、社会人の先輩との仕事を通して意欲を高められることなどがある
  • 長期インターンを選ぶ時は、企業規模や志望業界、志望職種、勤務条件などに注目しよう

インターン先を選ぶ際、長期・短期、大手・中小・IT・ベンチャーなど数多くの選択肢があり、どれを選べば良いか分からないと悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
当コラムではベンチャー企業の長期インターンにスポットを当て、詳しく解説。インターンとはそもそもどのようなものなのか、長期インターンを行う企業の特徴、参加するメリット、選ぶ時のポイントなどをご紹介します。
 

 

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インターンってどんなもの?

インターンとは、学生が一定期間、企業で職業体験をすること。
企業がインターンを開催する目的は、企業紹介を通して業界・企業・職種に興味を持ってもらったり、志望度を高めてもらったりすることにあります。

内容は、企業や業界についての説明の後にグループワークやグループディスカッションを行うもの、実際の業務に携わるものなど幅広く、インターン先を選ぶ時には自分の目的に沿って探さなければなりません。

実施期間もさまざまで、長期インターンと短期インターン、1dayに大きく分けることができます。
一般的に、1dayは先にお伝えしたような会社説明を午前中行い、午後にグループワーク・ディスカッションを実施するプログラムが多いようです。
1週間~数ヶ月程度のプログラムが短期インターンと呼ばれ、初日の午前中に会社説明を、その後はグループで課題に沿ってワークを行ない、最終日に発表と懇親会を行う傾向にあります。
長期インターンは3ヶ月~1年程度のもので、実際に勤務するのは週に1~4日程度と学業に支障がないスケジュールを組めるようになっているのが特徴。実際に行っている業務に携わることが多いようです。
会社の利益に貢献する内容であることから、長期インターンでは給与が発生することもあります。また、ほかのインターンに比べて実施期間が長いため、「長い時間を費やす覚悟があるほど自社に興味がある」と意欲の高さを評価する企業もあるようです。

次項からは、この長期インターンにスポットを当てて詳しくご紹介しましょう。

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長期インターンの募集企業にはベンチャーが多い

長期インターンを実施する企業が多いのは、IT系企業やベンチャー企業、スタートアップ企業など。長期インターン先を探すのであれば、これらの企業に絞ると効率的です。
ただし、どの企業でも同じような体験ができるわけではなく、学べることも異なります。
企業それぞれの特徴を把握し、自分がどのような体験をして、何を身に着けたいのかという目的と照らし合わせて選ぶ必要があるでしょう。
今回は、近年増加傾向にあるベンチャー企業の特徴とインターンを行う意図をご紹介します。

ベンチャー企業とは、「革新的なアイデアで、新しいサービスや事業を展開する企業」のこと。
中期的なプランで着実な事業拡大を目指すため、成長過程にある段階であり、社員数は少なめまたは増加中で、一人ひとりの裁量権が大きいことが特徴です。
その分、社員一人ひとりに革新的な発想力や提案力、実行力などを求める傾向があり、優秀な人材を確保・育成するための取り組みに力を入れています。

この人材の確保・育成の一環として行われているのが、長期インターン。
実際の業務を行うことから、長期インターン中は成果を挙げることも求められます。
優秀な成績を残したり、周囲への影響力や成長性が見込めたりするインターン生がいた場合、インターン後にそのまま就職してもらえるよう動く企業も。
長期インターンを通せば「長期インターン参加=意欲が高い」「実績を残せる人材である」「実践を通してもミスマッチがない=方向性が合っている」など、採用に不可欠な要素が備わっているかが分かり、企業にとってメリットの大きい人材を確保できるということです。

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ベンチャー企業で長期インターンに参加するメリット

では、就活生目線で見ると、ベンチャー企業での長期インターンにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

実際の仕事を知ることができる

ベンチャー企業と一口に言っても、展開している事業はさまざま。会社の雰囲気はもちろん、業務内容も机上の企業研究だけでは分かりづらい部分が多いでしょう。
長期インターンに参加すると、実際の業務を体験できますし、ベンチャー企業ならではの裁量権などを感じ取れ、就職後のイメージがしやすくなります。
入社後のミスマッチを防げる、有益な機会であると言えるでしょう。

主体性が身につく

ベンチャー企業の特徴として挙げられる裁量権。
どの企業でも同じではあるものの、特にベンチャー企業では、自分で状況をしっかり把握するとともに、素早い判断・提案、行動が求められる傾向があります。
インターン生とはいえ、業務に関わる以上、同じような能力はある程度求められますから、自然と主体的に行動する力が磨かれていくようです。

社会人の先輩と働ける

アルバイトを経験していたとしても、同じ時間に勤務するのはアルバイト・パートの社員や、同年代の人であるケースが多いのではないでしょうか。サークルや部活動も同様で、先輩後輩はあるものの、年齢の差で言えばほんの1~3年程度。
社会的な責任が少なく、自分と大きなギャップを感じることは少ないでしょう。
しかし、社会に出るとその責任は大きくなり、仕事に向き合う姿勢も変わります。そのような環境で活躍する正社員と一緒に働くことは、いち早く責任感を持ち、仕事への意欲を高められるはずです。

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ベンチャー企業の長期インターンを選ぶポイント

就活生にとってもメリットが豊富なベンチャー企業での長期インターン。
しかし、ベンチャー企業に絞ったとしてもどのインターンに参加すべきか迷ってしまうでしょう。ベンチャー企業で長期インターンを選ぶ時は、何に注目すればよいのでしょうか。

企業規模

同じベンチャー企業でも、企業規模によってその裁量権の大きさは変わります。
社員数が多かったり、インターン生の人数が多かったりする場合、裁量権の大きさがメリットというよりも、大勢の中でさまざまな価値観に触れ、視野を広げたりスキルを高めたりするという傾向が強いかもしれません。
一方、少人数の企業では、やはり1人あたりの責任が大きい傾向に。
少数精鋭の企業で自分を高めていきたいのか?比較的、大規模な企業でさまざまな価値観に触れて視野を広げたいのか?
このようなイメージを基に選んでみましょう。

業界、職種

長期インターンは、興味のある仕事を実際に体験できる貴重な機会。
志望業界や職種が決まっている方や、ある程度絞れたものの迷っているという方は、志望している業界・職種から選びましょう。
大学1、2年次から就活しているのであれば、1年次では第3志望、2年次に第2志望、3年次に本命である第1志望の企業のインターンに参加することも不可能ではありません。
逆に、志望業界や職種が定まっていない人は、自己分析をして少しでも興味がある業界や仕事を見つけてから選び始めましょう。
「興味のある仕事が分からないから参加しない」と諦めず、「自分に合う仕事はどんなものか」を明確にするためにもまずは動いてみることをおすすめします。

勤務条件

あくまで、インターンは就活の一環であり、学生としての本分ではありません。インターンにばかり集中して学業が疎かになってしまっては、単位が取得できず卒業できなくなってしまったなどのトラブルを招くことも。
特に単位の取得に集中したい大学1、2年次から長期インターンを検討している方は、学業に支障が出ない週1~2日程度の勤務条件のものを選ぶと良いかもしれません。

今回は、ベンチャー企業の長期インターンについてご紹介しました。
キャリアチケットでは、業界・規模別のベンチャー特性からあなたに合った企業の選び方をご提案することができます。これまで多数のベンチャー企業とやり取りをしてきた就活アドバイザーが、マンツーマンであなたの就活をサポートします。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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