インターンシップは給料が貰える?相場や目的を解説

このページのまとめ

  • インターンシップは給料が発生するものとしないものがあり、さまざまな形式がある
  • 有給のインターンシップはアルバイトよりも責任が重い仕事を任される
  • 有給インターンシップの給与形態は、時給制、日給制、成果報酬型に分かれている
  • 無給インターンシップは企業のPR、有給インターンは企業の活性化を主な目的としている
  • インターンシップは自分の目的にマッチしたものを選ぼう

インターンシップに参加したら給料が発生するのか気になったことはありませんか?
現在もインターンシップは無給のものが多いですが、有給のものを実施している企業も一部あります。
有給と無給のインターンシップには、どのような違いがあるのでしょう。
また、両者はどのような意図で行われるのでしょうか。
今回は、インターンシップと給与の関係について解説していきます。

 

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インターンシップでは給料が発生する?


インターンシップに参加する際、給料が発生するか気になる就活生の方もいるのではないでしょうか。

インターンシップは1日~数週間の短期のものが多いため、基本は無給と考えておいたほうがいいでしょう。
ただし、3ヶ月以上の長期インターンシップになると、給料を貰えることもあります。

短期インターンシップ(無給)でよくあるプログラム


短期インターンシップは、企業によって形式にバリエーションがあります。
よく行われるプログラムは、下記のとおりです。

セミナー型

セミナー型は、説明会の延長のようなもので、短期インターンではスタンダードな形式の1つといえるでしょう。
業界に関する知識や、就職活動に役立つ情報を学べるものが多いようです。
また、企業によっては見学会という形式で、実際に社内の様子を見られるものもあります。

ワークショップ型

複数の参加者でグループを結成し、1つの課題に取り組むのがワークショップ型です。
企画立案やディスカッションからのプレゼンテーションなど、さまざまな形式があります。
およそ数日~2週間ほどかけて行うことが多いようです。

長期インターンシップ(有給)でよくあるプログラム


長期インターンシップは、1ヶ月ほどの場合もあれば1年以上かける場合もあり、実務を伴うため賃金が発生します。
実際にその企業に勤めている社員と同じような業務に取り組めるため、有意義な体験ができるでしょう。
給料を受け取れるだけでなく、実際に体験することで仕事について理解が深まる、スキルアップに繋がるといったメリットがあります。

短期インターンシップと長期インターンシップは、それぞれ今後に役立つ知識を得ることができます。
インターンシップで給料を貰いたいと考えている方は、長期インターンシップの参加を検討してみてもいいかもしれません。

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有給インターンシップはアルバイトとは違う?


業務の対価として給料を貰えるという面では、有給インターンシップはアルバイトと似ているように思うかもしれません。
有給インターンシップとアルバイトには、どのような違いがあるのでしょう。

企業側は有給インターンシップの参加者に仕事への意欲や向上心を期待しています。
そのため、アルバイトよりも責任のある業務を任されることが多いようです。
ただ言われたことを淡々とこなすだけでなく、自主性を持った行動が求められるということを念頭に置いたほうがいいでしょう。

まだ社会に出る準備段階だと、アルバイトより責任が重い仕事はプレッシャーを感じるかもしれません。
しかし、充実した研修を受けられる、仕事を通した成長を望めるなど、インターンシップならではのメリットがあります。
今後のことを考えれば、有給インターンシップは給料以上に有意義なものを得られると考えていいでしょう。

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インターンシップの給料相場


有給インターンシップは給料を得るだけのものではありませんが、参加するからにはいくら貰えるのか気になる方もいるかもしれません。

有給インターンシップの給与形態は、主に時給制、日給制、成果報酬型に分かれています。
それぞれの相場の目安を見ていきましょう。

時給制


時給制は、1時間ごとに支払われる金額が定められており、一般的にはアルバイトやパートに適用されていることが多い形式です。
時給制を採用しているインターンシップの相場は、1時間1000円~2000円程度となります。

日給制


日給制は、日雇いのアルバイトに用いられることが多く、1日ごとに給与額が決められています。
日給制の場合は、1日5000円~1万円が相場となることが多いようです。

成果報酬型


成果報酬型は、出した成果に応じて基本給にプラスアルファの金額を上乗せする給与形態です。
仕事で結果を出せばその分が給与に反映されていきます。
成果報酬型の相場は、1つ成果を出すごとに1000円~5万円ほどとなり、他の形態と比べると振り幅が大きい傾向にあるようです。

上記はあくまで目安であり、金額は企業によって異なるため、参考程度に考えましょう。
また、前項でも述べたように、有給インターンシップはあくまで給与よりも就業体験を通して何を修得したかが大切です。
有給インターンシップは、そのような心構えで臨みましょう。
 

 

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そもそもインターンシップはなぜ行われているのか?


インターンシップは、なぜ有給と無給があるのでしょうか。
無給インターンシップと有給インターンシップ、それぞれの意図を解説します。

無給インターンシップを行う意図


多くの場合、無給インターンシップは1日~数週間ほどの短期間で、内容もセミナーやディスカッションなど、実務を伴わないものとなっています。
そのため、無給インターンシップは企業の宣伝やPRを主な目的として行われる傾向にあるようです。
インターンシップを通して学生に自社についての理解を深めてもらい、イメージアップに繋げています。

有給インターンシップを行う意図


有給インターンシップは1ヶ月以上、あるいは1年以上の長期間をかけ、学生に実際に業務に携わってもらうものです。
実務を伴うインターンシップを行うことで、学生ならではの若いアイディアを自社に取り入れることができます。
社員が活力のある学生と共に働く機会を設け、自社の活性化にも繋げているようです。
また、実際に業務に携わることでお互いへの理解がより深まり、入社後のミスマッチによる早期退職を防ぐ効果も期待されています。

無給でも有給でも、インターンシップを行うことは企業にとっても大きなメリットがあります。

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インターンシップを選ぶときは自分の目的に合わせる


インターンシップの主なメリットは、給与が支給されることではありません。
これは無給だけでなく、有給のものに参加する場合も同様です。
期間や給与の有無よりも、インターンで実施されているプログラムが自分の目的にマッチしているかが大切な要素となります。
まずは自己分析と業界・企業研究を入念に行って自分の興味を明確にし、参加するインターンシップを絞っていきましょう。
たとえ給料がもらえても、目的意識もないままインターンシップに参加するだけでは何も得られず、せっかくの体験が無意味なものになってしまいます。
インターンシップに参加するなら、今後の自分の成長に繋がるものを選びましょう。

自己分析や企業研究のやり方がわからない、自分でやってみたけれど上手くいかないという方は、就活のプロからアドバイスを受けてみるのも有効です。

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自分のやりたいことがわからない、自信がないなど、就職活動に悩んでいる方は、キャリアチケットにご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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