インターンって何?参加するメリットと探し方のポイント

このページのまとめ

  • インターンは、学生が企業で実際に働くことができる職業体験制度のこと
  • 期間は、1Dayと短期、長期の3つの種類がある
  • 企業がインターンを開催するのは、自社のPRや採用後のミスマッチ防止といった目的がある
  • インターンに参加すると業界や職種の研究ができ、自己成長にもつながる
  • 大学の就職課や企業のWebサイトなどでインターンの情報を得る

インターンは、学生が企業で実際に働くことができる「職業体験」のことを指します。
聞いたことはあるけど詳しくはわからない…まだ参加したことがない…という方に向けて、当ページでは「インターンとは何か」をわかりやすく説明。インターンの選び方や探し方、参加するメリットなども掲載しています。
インターンについての知識を深め、就活成功を引き寄せましょう。

 

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インターンって何?

インターンの概要は以下の通りです。

インターンとは

インターンの正式名称はインターンシップ。企業が職業体験の場と機会を提供し、学生が参加できる制度のことを指します。
インターンを通して企業や仕事などへの理解を深め、社会に出る前に仕事の現場を体感できる貴重な機会です。日本では1997年に普及し、2000年代の後半には「インターンに参加すると就活に役立つ」と考えられるようになってきました。

インターンの種類

インターンは「期間」によって、以下の3つに分類されます。

1Day(イベント型)

内容は、事業説明やグループワーク、ディスカッション、セミナー、ワークショップ、社内見学などが中心。1日で完結するため参加しやすいというメリットがある一方、1日で仕事理解を深めることは難しいという側面があります。

短期(プロジェクト型)

数日から1ヶ月ほどの期間で行われるのが一般的。主に長期休暇の期間に開催されます。期間が長いため、様々な企業のインターンと開催時期が重なることもあるようです。また、選考を突破しなければ参加することができないため、そのための対策も必要となります。

長期(業務体験型)

企業によって期間は異なりますが、長い期間の勤務を求められることが多いようです。一般的に、3ヶ月から半年ほどの勤務できる方が採用されています。時給が発生し、週2、3日といったシフト制で働くケースも多く、アルバイトの代わりに長期インターンに参加する学生も増えているようです。近年は、長期インターンが課外活動の1つとして認知されつつあります。

開催時期

短期インターンは、学生の長期休暇に合わせて夏休みや冬休み、春休みに開催されることがほとんどです。ただし、その他の時期で開催されることもあるため、長期休暇で開催されるインターンを逃しても参加できる場合もあります。
また、長期インターンは通年募集であるため、好きなタイミングで参加することができます。ただし、受け入れ人数が短期インターンに比べて少ないため、気になる企業を見つけたらすぐに応募するスピード感が重要です。

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企業がインターンを開催する理由

企業はなぜインターンを開催するのでしょうか。インターンで学生を受け入れる企業は、近年増加傾向にあります。それは、企業にとっても大きなメリットがあるからだと考えられています。

企業のPRになる

世の中には膨大な数の企業が存在しており、自社を見つけてもらうのは簡単なことではありません。そのなかで、インターンは学生に自社をPRできる絶好の機会です。広告やWebサイト、説明会などと違い、時間をかけて学生に自社のPRをできることが大きなメリットとだと言えるでしょう。
また、インターンを開催している企業は風通しの良さをアピールできるため、イメージアップを図るという観点でもメリットがあります。

採用後のミスマッチを防ぐ

職業体験を通して、学生と企業がお互いに理解を深めることができるのがインターンの魅力。社員と学生が共に業務を行うなかで、相性やスキルを見極めることができます。
企業と学生にとって大きなマイナスになるのは、採用後のミスマッチ。実際に働いてみたら思っていた仕事と違った…とすぐに辞めてしまう人が以前は多くいましたが、インターンに参加することで「イメージしていた仕事と違う」「自分には向いていない」と、学生が入社前に気づくケースが増えているようです。
このように、採用後のミスマッチを防ぐためにもインターンは重要な機会となります。

自社の成長のため

インターン生を受け入れることが会社の成長に繋がる…と判断している企業が多くあります。特に、社内の活性化を目的としてインターンを開催する企業が増えているようです。
サークル活動やアルバイトなどで新たなメンバーが入って来たときに、組織の変化を感じたことがある人もいるでしょう。それらと同様に、企業のなかに若い人材が加わることで社内が刺激され、雰囲気の活性化にも繋がります。
また、インターン生の対応は若手社員が担うことが多いようです。若手社員にとって初めてのマネジメント経験になることが多く、社員の人材育成能力の向上という面でも、インターンは組織に良い影響を与えています。

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学生にとってのメリット

学生がインターンに参加すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

業界を知ることができる

世の中には数多くの業界が存在します。自分はどの業界で働きたいんだろう…どの業界が向いているんだろう…と悩む方も多くいるでしょう。
就活本や学校での説明など、業界について知る機会はありますが、それだけで深く理解するのは簡単ではありません。1Dayや短期のインターンに参加して複数の業界を知った後に、長期インターンへの参加でより理解を深めていく…というのも1つの方法です。

なりたい職業が見つかる

業界と同じように、職業について悩む方も多くいるでしょう。営業職や販売職、デザイナー職、エンジニア職、事務職など、業界の数以上に多くの職業があります。
入社してから「イメージと違う」「向いていなかった」となっては遅く、職種を変えるのは容易ではありません。実際の仕事を経験できるインターンへの参加は、入社後のミスマッチを避けるためにも有効です。自分が働く姿をイメージしやすくなり、これから身につけたいスキルについても見えてくるかもしれません。

自己成長につながる

多くのインターンは、学生の能力や知識の向上を目指し設計されています。実際の仕事を経験することで、将来に役立つスキルを身につけ、成長することができるでしょう。
コミュニケーション能力や専門的な知識、ビジネスマナーなどは入社してから研修や実務経験などで身につけますが、インターンに参加するとこれらの能力を一足先に身につけることができるでしょう。実践的なスキルが身についていると、周りの学生と差を付けることもできるため、選考で高評価を得ることにもつながります。

このように、インターンへの参加には多くのメリットがあります。
インターンは学生だからこそ参加できる貴重な機会。興味がある方は参加してみてはいかがでしょうか。

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インターンの選び方・探し方

インターンによって志望企業や体験できる職種が変わるため、「どのインターンに参加するのか」は大変重要です。

選び方

自己分析をする

まずは自己分析を行い、自分の興味がある業界や職種についてじっくり考えてみましょう。

どんな業種があるのかを調べる

興味があるポイントに当てはまる業界について調べてみるのがおすすめ。同時に、職種についても研究しておきましょう。

気になる業界を調べて企業を絞り込む

興味のある業界と企業について掘り下げます。自分の関心の方向性や共通点が明確になり、熱意が高まってくるでしょう。

業界が定まらない場合は短期でたくさんのインターンに参加する

複数のインターンに参加する場合は異なる業界を選びましょう。自分が何に関心があるのかを知ることができるかもしれません。

興味がない業界のインターンにあえて参加してみる

興味がない業界のインターンに参加するのも良い経験です。多くの選択肢の中から自分に合う企業を選ぶためにも、視野を広げておきましょう。

探し方

大学の就職課で情報を探す

多くの学校では学生の就活支援を行う組織が設置されています。学校と提携している企業のインターン情報がある場合もあります。一度立ち寄って相談してみると良いでしょう。

企業のWebサイトや就活サイトで探す

インターンを開催している企業の多くは会社のWebサイトに情報を掲載しているため、こまめにチェックしましょう。また、インターン情報が掲載されている就活サイトもあるため、利用してみるのもおすすめです。

友人や先輩に紹介してもらう

インターンに参加している友人や先輩がいる場合、紹介してもらっても良いでしょう。経験者だからこそ知り得る最新の情報を入手できるかもしれません。


期間が5日間以上のインターンに参加する場合は、大学で単位認定されることも。単位認定を意識してインターン先を選んでも良いでしょう。ただし、その際は必ず事前に大学の就職課へ確認しましょう。

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インターンシップを有意義にするポイント

インターンを有意義な時間するためには、事前の準備が重要です。

参加する企業について調べておく

企業のサービスや製品、最新のニュースなどについてしっかり調べ、理解を深めておきます。

インターンの内容を把握しておく

インターンの内容は期間や企業によって異なるため、必ず確認しておきます。昨年参加した先輩から話を聞いてみるのも良いでしょう。

目標を立てておく

インターンで達成したい目標を立てておくのがおすすめです。目標を立てることで、受け身にならず能動的に動くことができるでしょう。

ノートを用意しておく

気づきや学んだことはメモをして見返せるようにしておくと、今後の就活に役立ちます。わからないことなどがあれば積極的に尋ね、メモを取りましょう。

自己紹介を考えておく

インターンをはじめ、就活のなかでは自己紹介をする機会が多くあります。好印象を与えて良い関係を構築するためにも、事前にしっかり準備しておくことが大切です。

インターンは就活の第一歩と言える重要な機会。社会に出てからも役立つ、多くの経験を積むことができるチャンスです。積極的に参加してみましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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