インターンシップ1dayとは?名称が変更に!メリット・デメリットも解説

このページのまとめ

  • インターンシップ1dayは短時間で企業理解を深められるプログラムが基本
  • 現在、インターンシップ1dayの名称は原則廃止になり呼び方が変更されている
  • インターンシップ1dayは忙しい学生でも気軽に参加できて業界研究に役立つ

インターンシップ1dayとは?名称が変更に!メリット・デメリットも解説のイメージ

インターンシップ1dayとは具体的に何をするのか知りたい就活生も多いでしょう。この記事では、インターンシップ1dayの定義や種類、参加するメリット・デメリットに加え、1dayインターンを有意義なものにするためのポイントや、自分に合ったインターンシップの選び方について解説します。

1dayインターンの参加を検討している方や、自分に合うインターンを探している方は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

インターンシップ1dayの定義

インターンシップ1dayとは、1日完結型の短期就業体験プログラムのことです。1dayインターンは、限られた時間の中で企業理解を深めることを目的としており、多くの企業が取り入れています。

実務に近い体験というよりも、企業説明会やセミナーに近い形式になることもありますが、それでも「実際に働くイメージ」を持つには有効な機会です。

たとえば、社員との座談会では、企業の雰囲気や社内文化を肌で感じられ、グループワークではチームでの課題解決に取り組む中で業務の一端を体感できます。このように、1dayの短時間でも企業理解や自己分析に役立つきっかけが得られるのが、インターンシップ1dayの大きな魅力です

特に複数企業を比較検討したい学生にとっては、効率良く情報収集できる手段となるでしょう。

インターンシップには1dayだけでなく、さまざまな種類があります。

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インターンシップ1dayの主な3つの種類

インターンシップ1dayには、主に3つの形式があります。それぞれのプログラムには異なる特徴があり、どれも学生に企業の魅力を伝える重要な手段です。ここでは、「企業説明・セミナー」「オフィスツアー」「ワークショップ」の3つのタイプについて詳しく解説します。

説明会・セミナー

企業説明やセミナー形式の1dayインターンは、企業理解を深める絶好の機会です。

この形式では、企業の事業内容やビジョン、業界動向などを詳しく解説するプログラムが行われます。就業体験は含まれないものの、「どんな会社か」「社員がどのように働いているか」を知ることで、就活の視野を広げる第一歩となるでしょう。

たとえば、社風や働く環境など、HPでは得られない情報を直接聞けるため、企業選びの基準を作るうえでも役立ちます。まず企業研究の一環として参加してみたい方におすすめの形式です。

オフィスツアー

オフィスツアー型の1dayインターンでは、実際の職場を見学できるのが大きな特徴です。実際に働く現場を歩きながら、部署の雰囲気や社員の様子を肌で感じられます。

たとえば、社内の各部署を案内してもらったり、実際に社員が働いている様子を間近で見たりすることで、「自分がこの会社で働いたらどんな毎日になるか」を具体的に想像できるようになるでしょう。

製造業などでは、製品が作られる現場を見学したり、場合によっては実物に触れたりする機会があることも。ネットや資料だけでは分からない「職場の空気感」を知るためにも、オフィスツアーは非常に有効です

ワークショップ

ワークショップ型の1dayインターンは、企業から出された課題について、いくつかのグループに分かれて問題を解決するプログラムで、実践的な力を試せる場です。

グループディスカッションや課題解決型のワークを通じて、学生同士で意見を出し合いながら進めるので、企業側が学生のコミュニケーション力や課題解決力を観察することもあります。

たとえば、「営業職向けの提案ワーク」や「新商品開発のアイデア出し」など、実際の業務に近いテーマが扱われることもあります。学生にとっては、自身をアピールするチャンスにもなるでしょう。

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インターンシップ1dayの名称変更について

2017年に経団連がインターンシップの日数の制限をなくしたことから、インターンシップ1dayの実施が増加しました。インターンシップ1dayは、学生にとって気軽に参加でき、さまざまな企業を深く知れる機会といえるでしょう。

しかし、「1日ではインターンシップと呼べない」という声があったり、選考に直接結びつくような風潮があったりなど、実態はさまざま。そこで、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の3省合意で、今までインターンシップと呼んでいた取り組みを、期間や実施内容などの新しい区分に沿って以下の4つに分類しました。

インターンシップ1dayの名称変更についてのイメージ

引用:厚生労働省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります

それにより、インターンシップと名乗るには一定の条件を満たす必要が生じたのです。そのため、インターンシップ1dayは「オープンカンパニー」や「1day仕事体験」などの名称に変わっています。

内容としては大きな違いは見られませんが、参加する場合は、プログラムを事前に確認してからにしましょう。

ここでは、オープンカンパニーと1day仕事体験について解説します。

参照元
厚生労働省
令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります

オープンカンパニー

オープンカンパニーとは、企業が学生向けに業界や会社の概要を紹介するイベントのことです。就業体験は伴わず、主に会社説明会や社員との座談会・交流会などを通して、企業理解を深めることを目的としています。

学生にとってのオープンカンパニーは、ネットやパンフレットだけではわからない「リアルな企業の雰囲気」や「業界の全体像」に触れられる貴重な機会です。社員との対話や職場見学などを通じて、自分の興味関心やキャリア観を見つめ直すきっかけにもなります。

1day仕事体験

1day仕事体験とは、学生が1日で企業の仕事を体感できる短期型の職業体験プログラムです。

形式的な説明にとどまらず、学生にとって実践的な学びが得られるプログラムが提供されています。1day仕事体験で行われるのは、主に以下の内容です。

・グループワークやケーススタディ(例:営業の提案内容を考える)
・社員との座談会やQ&Aセッション(現場のリアルな声を聞ける)
・模擬業務の体験(エンジニア職では簡易的なプログラミングなど)

これらの体験を通じて、学生は業務内容の理解を深めるだけでなく、仕事に対する自分の適性や興味も見極めやすくなるでしょう。1day仕事体験は、就職活動に向けた自己分析や企業選びの第一歩として非常に有効です。短時間でも実際の仕事に近い形で参加できるため、企業研究だけでは得られない気づきや視点が得られるでしょう。

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インターンシップ1dayを実施する企業のメリット

インターンシップ1dayの実施は、企業にとっても多くのメリットがあります。

・多くの学生と接点がもてる
・中期、長期のインターンシップにつなげられる
・学生に自社の仕事内容について興味をもってもらえる
・若手社員の良い刺激になる

多くの学生に自社のことを知ってもらい、たくさんの学生と接点を持つことで、中期・長期のインターンシップに参加を考える学生や、採用選考につながる学生を見つけられる可能性があります。

また、若手社員が学生と接することで良い刺激を受けられるメリットもあるでしょう。

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インターンシップ1dayに学生が参加するメリット

インターンシップ1dayは、忙しい就活生にとって効率的かつ有意義な経験が得られる貴重な機会です。1日で完結するためスケジュール調整がしやすく、複数の企業を比較したい学生にとって非常に魅力的といえるでしょう。ここでは、インターンシップ1dayに参加することで得られる具体的なメリットを3つ紹介します。

1日完結だから気軽に参加できる

インターンシップ1dayは、時間のない学生でも無理なく参加できるのが大きなメリットです。

就職活動の初期段階では「どの業界が自分に合っているのか分からない」「とりあえずいろいろな企業を見てみたい」と感じている学生も多いでしょう。1dayインターンは1日で完結するため、スケジュールの調整がしやすく、学業やアルバイトと両立しやすいのが特徴です。

たとえば、複数の業界に興味があるけれど、まとまった時間がとれない学生でも、短期間で複数社を比較し、企業の雰囲気や働き方を体感できます。そのため、就活準備の一環として多くの学生が活用しているのです。

気軽に参加できるからこそ、自分に合う企業や業界を見つける第一歩として、インターンシップ1dayは非常に効果的といえます。

同業界を志望する仲間と出会い情報交換ができる

1dayインターンシップでは、同じ業界を目指す学生同士のつながりが生まれやすいのが特徴です。

同じ企業のインターンに参加する学生は、基本的に同じ業界に関心を持っているため、価値観や目標が近く、自然と打ち解けやすくなります。インターン後には、就活仲間として情報交換をしたり、業界研究や企業研究を一緒に進めたりすることも可能です。

特に、同じ大学の学生だけでなく、他大学の学生とも交流を持てる点が魅力。選考の傾向やエントリーシート(ES)対策などを共有することで、より多角的な視点から就職活動を進められるでしょう。

同じ目標を持つ仲間との出会いは、就活のモチベーション維持にもつながります。

業界・企業研究に役立つ

1dayインターンシップは、ネットでは得られないリアルな企業の姿を知る貴重な機会です。

特に、実際の業務内容や社員の働き方、職場の雰囲気などは、就業体験を通じて初めて実感できることが多くあります。たとえば、エンジニアの仕事の流れや営業職のコミュニケーションのとり方など、リアルな現場を知ることで業界への理解が深まるでしょう。

また、仕事そのものだけでなく、「社員がどんなやりがいを感じて働いているか」「チームでの連携や社風はどうか」といった点にも触れられるのが1dayインターンの魅力です。

1dayインターンシップは、「社内の雰囲気を知りたい」「まずは短期間から体験したい」といった学生にとって、業界研究の第一歩として適しています

1dayインターンシップについては「インターンシップは意味ないの?就活に活きる学びを得るためのコツを解説」もご一読ください。

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インターンシップ1dayに学生が参加するデメリット

インターンシップ1dayには多くのメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。「参加してよかった」と思える体験にするためには、事前にメリットとデメリットの両方を把握しておくことが大切です。以下では、学生が知っておくべき主なデメリットを3つ紹介します。

基本的に就業体験はできない

1dayインターンシップは、実践的な業務体験がほとんどできない点はデメリットといえます。1日という限られた時間では、企業説明や職場見学、簡単なワークショップにとどまることが多く、実際の仕事を深く体験するのは難しくなります。

そのため、「本当に自分に合っている仕事なのか」「その企業で働くイメージが持てるか」といった実感が湧きにくく、職業理解には不十分と感じることもあるでしょう。

深い業務体験を求めている場合は、中期・長期インターンの参加を検討するのも一つの方法です。

採用に直結しにくい

1dayインターンは、その場でのパフォーマンスや評価が採用に結びつくケースは少ない傾向です。中・長期のインターンでは、仕事ぶりや成長をじっくり見てもらえるため、内定直結型のプログラムも存在します。

一方、1dayインターンは多数の学生が一度に参加する形式が多く、企業側が一人ひとりを深く評価することは難しいといえるでしょう。そのため、1dayインターンは「業界・企業研究の一環」として参加するスタンスが適しています。

インターンに参加するにあたり、採用に直結するかどうかは気になるところです。「インターン参加は有利になる?本選考に与える影響とは」を参考に、どのインターンに参加するのか考えてみてください。

参加しただけで満足してしまう

インターンシップ1dayは、気軽に参加できる反面、「参加したこと」に満足してしまい、目的意識を持たずに終わってしまう学生も少なくありません。

特に複数の1dayインターンに参加していると、「参加数=経験値」と考えてしまいがちですが、実際にはどれだけ学びや気づきがあったかが重要です。

インターンの本来の目的は、業界理解を深めたり、将来の進路を明確にしたりすること。「このインターンで何を得たいのか?」という目標を持って参加することで、得られるものが格段に変わってきます。

インターンシップ1dayをはじめ、インターンシップは参加するのがゴールではありません。明確な目的を持って参加しなければ、学びにつながらない可能性があります

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中・長期インターンシップに参加するメリット

中・長期インターンシップには、1dayインターンでは得られない貴重な体験や学びがあります。「長期間の参加は面倒」「時間の無駄かもしれない」と思う学生もいるかもしれませんが、実際には得られるメリットが多く、将来のキャリア形成にもつながる可能性があるのです。

ここでは、特に注目したい3つのメリットをご紹介します。

選考で有利になる可能性がある

中・長期インターンは、採用担当者に自分の人柄や仕事ぶりを直接アピールできる機会でもあります。

インターンの多くは、新卒採用を担当している人事部が企画・運営しているのが一般的です。そのため、プログラム中に積極的に取り組む姿勢や責任感のある行動を見せることで、採用選考においてプラスに評価される可能性があります。

また、企業によってはインターンから特別選考へとつながるルートが用意されていることもあり、志望企業に早期から関わりたい学生にとっては大きなチャンスです。

社会人とのコミュニケーションに慣れる

中・長期インターンでは、実際の業務を通じて、社会人として必要なコミュニケーションスキルを身につけられます。

大学生活では、友人や家族との気軽な会話が中心になりがちですが、インターンシップではビジネスマナーを意識した言葉遣いや、目上の人との接し方が求められるものです。

「敬語に自信がない」「社会人とどう話せば良いかわからない」と感じている方こそ、早めに実践の場を経験しておくことで、選考が本格化する前に自信をつけられます。

自己分析がはかどる

中・長期インターンで実際に働いてみることで、自分の適性や価値観を客観的に見つめ直せます。

たとえば、「憧れていた業界だったけれど、働いてみると違和感があった」「あまり注目していなかった仕事に意外とやりがいを感じた」など、自分に合った環境や仕事内容を具体的にイメージできるようになるでしょう

これは、表面的な企業研究や自己分析では気づきにくい部分であり、ミスマッチを防ぐうえでも非常に重要な経験です。

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有意義なインターンシップ1dayにするためのポイント

インターンシップ1dayは、あっという間に時間が過ぎ、何となく終わってしまったということにならないよう、事前に準備をして臨むようにしましょう。ここでは、有意義なインターンシップ1dayにするためのポイントをご紹介します。

持ち物をしっかり準備しておこう

まずは、必要な持ち物を準備しましょう。

・メモ帳
・スケジュール帳
・筆記用具
・ハンカチ、ティッシュ
・身分証、学生証
・(必要あれば)必要書類、印鑑
・財布、現金
・腕時計
・(あれば)名刺入れ

メモ帳や筆記用具は必ず持っていくようにしましょう。社員の方々から興味深い話が聞けるかもしれませんし、社内の雰囲気などをメモするのにも使えます。

選考の申込みや、ESの提出日など日程を伝えられることもあるので、スケジュール帳があれば便利でしょう。

目的を持って参加しよう

インターンシップ1dayに参加する目的を決めておきましょう。なぜその企業のインターンシップ1dayに参加するのか、どんなことを学びたいのかをメモに書いておくなりして、可視化しておくのがおすすめです

実際に企業に行くと、学生の多さや、社員の雰囲気に飲み込まれてしまい、慌ててしまうかもしれません。参加する目的や学びたいことなどをメモに書いて、いつでも見れるようにしておきましょう。

1つ質問を考えておこう

目的や学びと一緒に、社員の方に聞いてみたいことを考えておきます。当日は積極的に発言、質問をするようにしましょう。

限られた時間の中で、有意義なインターンシップ1dayにするためには、自分から情報を収集していかなければなりません。多くの学生の中で話を聞いているだけではなく、自分から発言したり、質問したりすることで、社員の印象にも残ることができるでしょう。

実りのあるインターンシップ1dayにするためには、目的を持ってインターンシップに参加すること、そして積極性が鍵となるはずです。

インターンシップに参加するときの持ち物については「インターンに必要な持ち物は?情報がない場合の対処法・忘れ物防止方法も!」も参考にしてください。

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自分に合う内容のインターンシップを探すコツ

インターンシップを有意義なものにするためには、自分に合った形式を選ぶことが大切です。目的に合わないインターンに参加してしまうと、「仕事内容がわからなかった」「期待していた内容と違った」などのミスマッチが起きてしまう可能性があります。

自分に合ったインターンシップを選ぶ最大のポイントは、「インターンを通じて何を知りたいのか」を明確にすることです。インターンシップには、「インターンシップ1day」や「短期インターン」「長期インターン」などがあり、期間・内容・形式の違いによって得られる情報が大きく変わります。

企業の雰囲気や概要を知りたい:インターンシップ1day、セミナー型、職場見学型
仕事の進め方やチームでの働き方を知りたい:短期インターン、グループワーク型
実務を通じて本格的に職場を体験したい:長期インターン、体験業務型

このように、「どんな情報を得たいのか」を軸にしてインターンシップの形式を選ぶことで、納得感のある就業体験ができるでしょう。

また、インターンによってはエントリーシートや面接など選考がある場合もあるため、募集要項をしっかりと読み込むことも忘れないようにしましょう。企業によっては、インターンの成績が採用選考に影響するケースもあります。

インターンシップをもっと効率的に探したい方は、「インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには」を参考にしてみてください。

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種類を把握して自分に合う内容のインターンを探そう

多くの企業が開催しているインターンシップには、複数の種類があります。まず、期間と開催時期で分類してみましょう。開催期間は大まかに「1day」「短期」「長期」にわけることができ、さらに季節によって「サマーインターン」「ウィンターインターン」と呼ばれています。

春や秋に実施する企業もありますが、インターンシップは学業に支障が出ないよう大学の長期休暇に合わせて実施されるのが一般的です。

次に、インターンシップの内容で分けてみます。内容は企業によって異なるものの、「実践的体験業務」と「グループワーク」に分けることが可能です。1dayの場合は講義やセミナーといった座学を中心としたものや、職場見学型のような内容も見受けられます。

会社によってはインターン自体を開催していないこともあるので、自分が志望する企業がインターンシップを実施しているか人事部に確認しておきましょう。

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種類別インターンシップの内容と特徴~期間編~

ここでは、実施期間によるインターンシップの分類と内容をまとめました。インターンシップ1dayのほかに、短期、長期のインターンシップがあります。

インターンシップ1dayに参加し、さまざまな企業について学びたいのか、ある程度時間に余裕があり、5日程度のインターンシップで業務を詳しく学びたいのか、または長期インターンシップで社員の一員として業務に参加したいのか、自分がインターンシップに参加する目的を明確にしたうえで選択するようにしましょう。

短期

3日〜1週間前後の開催期間を設けているインターンシップです。最もオーソドックスなタイプで、企業によっては宿泊を伴うこともあります。

人事部からの企業説明や社長によるセミナーといった座学から、グループワーク、実際の業務体験までを経験できるケースが多い傾向。企業がどのような業務を行っているのか、職場環境や社員の雰囲気などもしっかりと確認できるのが特徴です。

また、学生の思考力やコミュニケーション力を見ることができる、実際に話す機会も多いなどの理由から、開催する企業が多いインターンといえるでしょう。

長期

1ヶ月以上の期間を設けているインターンシップで、企業によっては半年ほどのケースもあるようです。エンジニアなどの制作に関わる職種や営業など売上に関わる職種で開催されることが多く、インターン終了後にそのまま就職する参加者が多いのも特徴。

参加者側は業務内容がしっかり把握できる、実際の業務をじっくりと体験できるといったメリットがあり、企業側には学生の能力や人柄をしっかりと見極められ、即戦力になるか判断できるのが利点でしょう

しかし、拘束時間が長期になることから、就職を具体的に検討している学生以外の参加は多くないようです。

どのくらいの期間が適切なのか悩んでいる方は、「短期インターンのメリット・デメリットは?長期との違いや注意点も解説」をご覧ください。

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種類別インターンシップの内容と特徴~開催時期編~

インターンの開催時期によって異なる点を以下にまとめています。どの時期に参加するか悩んでいる方は、以下のプログラム内容などを参考にし、選択してみてください。

サマーインターン

最も一般的なインターンで、大学の夏期休暇に合わせて6月〜9月に実施されます。就活の第一歩として参加する学生が多いため、認知度を上げるために1dayや短期を実施する企業が多いのが特徴。

学生の能力を測るというよりは、人事から企業の強みや特徴、具体的な業務内容を伝えるプログラムが多い傾向です。

ウィンターインターン

1月〜3月の間に行われるインターンで、本選考に近い時期に実施されます。就活の第一歩であるサマーインターンから半年ほど期間が空いているため、より深い企業理解を求めて参加する学生が多い傾向です。

たとえば、商社のインターンは夏に開催されるものもありますが、学生に人気の大手総合商社のインターンは毎年秋ごろからの開催が多くなっています。

グループワークや業務コンテストといった学生の能力を見るプログラムが中心で、中にはインターンシップに参加することで本選考を有利に進めることができる…といった企業もあるようです。サマーインターンに比べて本選考に影響が出やすいのが特徴といえるでしょう

サマーインターンに参加するか悩んでいる方は、「サマーインターンに行かないとどうなる?参加するメリットや就活への影響を解説!」をご覧ください。

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種類別インターンシップの内容と特徴~形式編~

インターンの開催形式によっても内容が異なります。特徴を以下にまとめたので、形式によって得られる内容を確認していきましょう。

体験業務型

実際の業務を体験できるプログラムで、短期で多く行われています。主に入社1年目の社員と同等の内容が用意されていることが多く、職場の雰囲気や具体的な業務内容を短期間で理解できるのが特徴。

説明会やパンフレットでは分からない業務まで体験できることもあれば、雑用や限られた業務のみしかできないケースなど、企業によって体験内容に幅があるようです。

グループワーク型

用意されたプログラムの多くをグループで行うタイプで、中には最終的にワーク内容をまとめて発表するプログラムもあります。新規事業や企画の立案、実際に業務で発生した問題解決などを行うことが多く、実際の仕事を体験できる内容が主流です

先述のように実際の業務に近い内容を体験できる、自分の知識や経験が業務に活かせるか分かるのがメリットで、他社と似たようなワークを用意される、フィードバックが乏しい可能性があるといった点がデメリットとして挙げられます。

セミナー型

セミナー型のインターンシップ1dayは、企業の業務や価値観を短時間で理解したい学生におすすめ。就活初期に参加しやすく、多くの企業が導入している形式の一つです。

セミナー型インターンでは、人事担当者や現場社員から直接話を聞けるため、企業の理念や業務内容を効率よく理解できます。

1dayや短期で開催されることが多く、学生の関心を引きやすいテーマ(例:ロジカルシンキング、リーダーシップ論など)を用いた講義形式のプログラムも。大学では学べないような実践的な知識に触れられるのが魅力です。

セミナー型インターンと聞くと会社説明の延長のように思われるかもしれませんが、企業によっては社員の実体験や業界の裏話が聞ける場として設けている場合もあります。

そのため、セミナー型のインターンシップ1dayは「企業について広く知る」ことを目的とした学生に向いている形式です。より深く業務に触れたい方は、グループワーク型や体験業務型インターンと併用して活用すると良いでしょう。

職場見学型

オフィスや工場、研究所といった実際の職場を見学するタイプ。1dayで行われるほか、短期インターンシップの初日にプログラムを設けるケースも多いようです。

見学後に社員との交流会が開催されたり簡単なワークを用意していたりする場合は、短時間で社内の雰囲気や業務内容を理解できるのがポイント。一方、社会見学のように「見るだけ」の場合は業務内容を掴みづらく、社員に質問できないこともあるようです。

インターンシップといっても、さまざまな種類のものがあります。グループワークについて詳しく知りたい方は、「インターンの定番?グループワークの目的と攻略ポイント」をご一読ください。

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インターンシップ1dayへの参加に悩むあなたへ

「インターンシップ1dayの内容は?」「インターンシップ1dayって行っても意味がない?」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。また、漠然と「インターンシップに行かなくては」という気持ちがあっても、どんな内容なのか、期間による違いがあるのか、就業体験のタイプは自分に仕事が務まるのかなど、不安なことも多いでしょう。

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