インターンシップの内容は1dayと長期で違う?種類と参加メリットを解説

このページのまとめ

  • インターンシップの内容は期間やタイプによって異なるため、事前の確認が必要
  • 1dayインターンシップは説明会の要素が強く長期インターンシップは実践的な内容
  • インターンシップに参加することで企業理解が深まり自己分析にも活用できる

インターンシップの内容は1dayと長期で違う?種類と参加メリットを解説のイメージ

インターンシップは企業によって内容や期間などが異なります。そのため、「自分はどのインターンシップに参加すべきか?」「人事部の選考に影響するのか?」と悩む学生も多いでしょう。

そこでこの記事では、インターンシップの内容と期間について、それぞれ解説します。参加するメリットもご紹介するので、インターンシップに参加すべきか、参加するならどんな内容がいいのか悩んでいる方はご覧ください。

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目 次

種類を把握してから自分に合う内容のインターンを探そう

多くの企業が開催しているインターンシップには、複数の種類があります。

まず、期間と開催時期で分類してみましょう。開催期間は大まかに「1day」「短期」「長期」に分けることができ、さらに季節によって「サマーインターン」「ウィンターインターン」と呼ばれています。春や秋に実施する企業もありますが、インターンシップは学業に支障が出ないよう大学の長期休暇に合わせて実施されるのが一般的。

次に、インターンシップの内容で分けてみます。内容は企業によって異なるものの、「実践的体験業務」と「グループワーク」に分けることが可能です。1dayの場合は講義やセミナーといった座学を中心としたものや、職場見学型のような内容も見受けられます。

会社によってはインターン自体を開催していないこともあるので、自分が志望する企業がインターンシップを実施しているか人事部に確認しておきましょう。

インターンシップの概要や体験できる仕事などについては、「就活のインターンとはどんなもの?種類・選び方・参加するメリットを解説」も参考にしてみてください。

自分に合う内容のインターンシップを探すコツ

以上のように、一口に「インターンシップ」と言っても期間や時期、内容によって得られる情報が異なります。参加してみたら「目的と違った」「知りたい内容を得られなかった…」「仕事内容についてほとんど触れなかった」となる可能性も。

自分に合ったインターンシップに参加するには、自分がインターンを通して何をしたいのかを考えることが大切です。

企業について大まかな情報を知りたければ「1day、セミナー型」や「職場見学型」、具体的な業務について知りたければ「短期、グループワーク型」、本格的に業務を体験したりマッチングを見たいのであれば「長期、体験業務型」など、目的によって参加インターンを見極める必要があるでしょう。

また、インターンは参加人数が限られていることが多いため、応募に際してエントリーシートや面接を設ける企業も。中には、応募条件が厳しかったり採用選考に関わったりすることもあるので、企業が掲載しているインターンシップ情報はしっかりと読み込んでおきましょう。

インターンシップをもっと効率的に探したい方は、「インターンの探し方を解説!自分に合う企業を選ぶには」を参考にしてみてください。

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種類別インターンシップの内容と特徴~期間編~

ここでは、実施期間によるインターンシップの分類と内容をまとめました。

1day

1日で完結するため忙しい学生でも参加しやすい、企業側の負担が少ないといったことが利点となり近年実施する企業が増えているようです。

企業説明や人事部による講義、簡単なグループワークなどが行われていますが、十分な時間が確保できていないことから企業説明会と似たような内容になりがちな企業も。

「時間がない」「社内や社員の雰囲気を見てみたい」「とりあえず参加してみたい」といった学生には向いているインターンシップです。1dayインターンシップについては「1dayインターンシップの特徴は?参加するメリット」もご一読ください。

短期

3日~1週間前後の開催期間を設けているインターンシップ。最もオーソドックスなタイプで、企業によっては宿泊を伴うこともあるようです。

人事部からの企業説明や社長によるセミナーといった座学から、グループワーク、実際の業務体験まで一通り経験できるケースが多く見られます。企業がどのような業務を行っているのか、職場環境や社員の雰囲気などもしっかりと確認できるのが特徴。

また、学生の思考力やコミュニケーション力を見ることができる、実際に話す機会も多いなどの理由から、開催する企業が多いインターンといえるでしょう。

どのくらいの期間が適切なのか悩んでいる方は、「短期と長期どっちが良い?インターン期間による魅力とは」をご覧ください。

長期

1ヶ月以上の期間を設けているインターンシップで、企業によっては半年ほどのケースもあるようです。エンジニアなどの制作に関わる職種や営業など売上に関わる職種で開催されることが多く、インターン終了後にそのまま就職する参加者が多いのも特徴。

参加者側は業務内容がしっかり把握できる、実際の業務をじっくりと体験できるといったメリットがあり、企業側には学生の能力や人柄をしっかりと見極められ、即戦力になるか判断できるのが利点でしょう。

しかし、拘束時間が長期になることから、就職を具体的に検討している学生以外の参加は多くないようです。

長期インターンシップに興味がある方は、「給料が出ることもある?企業を知るには長期インターン」もご一読ください。

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種類別インターンシップの内容と特徴~開催時期編~

インターンの開催時期によって異なる点を以下にまとめています。どの時期に参加するか悩んでいる方は、以下のプログラム内容などを参考にしてみてください。

サマーインターン

最も一般的なインターンで、大学の夏期休暇に合わせて6月~9月に実施されます。就活の第一歩として参加する学生が多いため、認知度を上げるために1dayや短期を実施する企業が多いのが特徴。

学生の能力を測るというよりは、人事から企業の強みや特徴、具体的な業務内容を伝えるプログラムが多い傾向です。

サマーインターンに参加するか悩んでいる方は、「サマーインターンに行かないとどうなる?参加するメリットや就活への影響を解説!」をご覧ください。

ウィンターインターン

1月~3月の間に行われるインターンで、本選考に近い時期に実施されます。就活の第一歩であるサマーインターンから半年ほど期間が空いているため、より深い企業理解を求めて参加する学生が多い傾向。

グループワークや業務コンテストといった学生の能力を見るプログラムが中心で、中にはインターンシップに参加することで本選考を有利に進めることができる…といった企業もあるようです。サマーインターンに比べて本選考に影響が出やすいのが特徴といえるでしょう。

ウィンターインターンに興味がある方は、「冬のインターンは参加すべき?ウィンターインターンとは」をご一読ください。

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種類別インターンシップの内容と特徴~形式編~

インターンの開催形式によっても内容が異なります。特徴を以下にまとめたので、形式によって得られる内容を確認しておきましょう。

体験業務型

実際の業務を体験できるプログラムで、短期で多く行われています。主に入社1年目の社員と同等の内容が用意されていることが多く、職場の雰囲気や具体的な業務内容を短期間で理解できるのが特徴。

説明会やパンフレットでは分からない業務まで体験できることもあれば、雑用や限られた業務のみしかできないケースなど、企業によって体験内容に幅があるようです。

グループワーク型

用意されたプログラムの多くをグループで行うタイプで、中には最終的にワーク内容をまとめて発表するプログラムも。新規事業や企画の立案、実際に業務で発生した問題解決などを行うことが多く、実際の仕事を体験できる内容が主流です。

先述のように実際の業務に近い内容を体験できる、自分の知識や経験が業務に活かせるか分かるのがメリットで、他社と似たようなワークを用意される、フィードバックが乏しい可能性があるといった点がデメリットとして挙げられます。

グループワークについてもっと知りたい方は、「インターンの定番?グループワークの目的と攻略ポイント」をご一読ください。

セミナー型

学生にとって役立つテーマや、企業の業務内容についての、人事部や現場の方から話を聞けるプログラム。ロジカルシンキングやリーダー論といった大学で学べないことを講義するケースもあれば、単なる会社説明のように広報活動として捉えている企業もあるようです。

1dayや短期で実施されることが多いため、短時間で企業を知れる、企業の強みや理念が分かるのがメリット。デメリットとしては、企業との接点(社員との交流など)が少ない、業務の大変な点などを捉えにくいといった点が挙げられます。

職場見学型

オフィスや工場、研究所といった実際の職場を見学するタイプ。1dayで行われるほか、短期インターンシップの初日にプログラムを設けるケースも多いようです。

見学後に社員との交流会が開催されたり簡単なワークを用意していたりする場合は、短時間で社内の雰囲気や業務内容を理解できるのがポイント。一方、社会見学のように「見るだけ」の場合は業務内容を掴みづらく、社員に質問できないこともあるようです。

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インターンシップに参加するメリット

様々な内容のインターンシップがありますが、これらに参加するとどのようなメリットがあるのか、ポイントをまとめました。

業界・企業研究に役立つ

ネットで情報を集めているだけではわからないことも多いですが、就業体験のあるプログラムに参加してみると、具体的な仕事内容や職場の雰囲気などを知ることができます。

また、仕事そのものだけでなく「社員の方が仕事に対してどんなモチベーションを持っているのか」「社員同士でどんなコミュニケーションをとっているのか」といったところもわかります。

選考で有利になる可能性がある

インターンシップを取り仕切っているのは、新卒採用に関わる人事部の方です。そのため、プログラムの中で良い印象を与えたり、与えられた仕事をしっかりやり遂げられれば、それが選考において有利に働く可能性があります。

ただし、裏を返せば遅刻してしまったり不用意な発言をしてしまったりするとそれが悪影響を与えるリスクもあるので気をつけましょう。

社会人とのコミュニケーションに慣れる

大学生活では、キャンパスの友人や家族など気心知れた人とのコミュニケーションがメインです。そのため「正しい敬語の使い方」「相手を尊重した話し方」などスムーズにできない学生も多いです。

インターンシップでは社会人の方とコミュニケーションをとるため、少しずつ慣れることができます。新卒採用の選考が始まるとわざわざこういったところに時間をかけられなくなるため、早めに準備ができるのは大きなメリットです。

自己分析がはかどる

実際に仕事をしてみると、「憧れていた業界だけど、自分には合わないかもしれない」「こういう仕事は得意そうだ」など、今まで見えなかった自分の新しい面を見つけられます。

入社してから合わないことがわかるとミスマッチとなってしまうため、新卒採用が本格的に始まる前に判断することが大切です。

同業界を志望する仲間ができる

同じインターンシップ先に参加している学生は、基本的に同じ業界を志望しています。そのためインターンシップが終わったあとも情報交換をしたり、一緒に業界・企業研究をしたりと協力できます。

同じ大学の同級生だけでなく、別の大学の同級生ともつながりを持つことで、より多角的に選考情報やES対策情報などを収集できるでしょう。

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インターンシップの内容や期間の違いがわからず悩むあなたへ

漠然と「インターンシップに行かなくては」という気持ちがあっても、どんな内容なのか、期間による違いがあるのか、就業体験のタイプは自分に仕事が務まるのかなど、不安なことも多いでしょう。

そんな時は、キャリアチケットをご利用ください。インターンシップについてあらゆる知見を持つプロが、一人ひとりのお悩みによりそいます。インターンシップに参加するためのES添削などにも対応しているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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