エンジニアインターンは未経験でも参加できる?メリットや注意点も紹介

このページのまとめ

  • エンジニアインターンは未経験でも参加できるが、長期型は基礎知識が必要な場合もある
  • エンジニアのインターンシップでは、サービスの設計や運用などを経験できる
  • エンジニアインターンではスキル習得・社風・本選考でのアピール材料などが得られる

エンジニアインターンは未経験でも参加できる?メリットや注意点も紹介のイメージ

「エンジニアインターンに参加したいけど、未経験でも大丈夫?」と悩んでいる就活生もいるでしょう。これからプログラミングを学び始める方や、就職活動に向けて経験を積みたい大学生にとって、インターンは貴重な成長機会です。

この記事では、エンジニアインターンの種類や選考のポイント、参加するメリット、注意点などを詳しく解説します。インターン選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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目 次

エンジニアインターンはプログラミング未経験者も参加できる

エンジニアの職種は専門知識を必要とするため、一定の知識や技術が求められます。

しかし、新卒向けのインターンであれば、知識や経験は求められないことが多いでしょう。新卒向けインターンは、参加者のスキルや知識を確認するのではなく、幅広い人に自社の魅力やエンジニアの仕事を知ってもらいたいという目的で開催されることがほとんどです。

「△△に興味のある人」「新しいことにチャレンジしてみたい人」「大学または大学院に在学中で、✕✕年に卒業見込みの人」「指定された日程に参加できる人」といった簡単な条件のみ、募集要項に記載することも珍しくありません。

エンジニア長期インターンは未経験者は難しいこともある

長期より短期のほうが、プログラミング未経験者を歓迎する傾向があるようです。長期インターンシップでは、企業によって必須条件として「プログラミング経験がある人」「△△のツールの利用経験がある人」「✕✕の基本が分かっている人」など、一定のスキルを求める場合もあります。

とはいえ、最初から「プログラミングに関する知識や経験がないから」「開発も運用もやったことがないから」と諦めず、自分が参加できそうなインターンシップを探して積極的に応募してみましょう

未経験者が長期インターンに採用されるためのポイント

エンジニアの長期インターンシップにおける「未経験者歓迎」は、「業務を経験したことがなくてもOK」の意味で、「プログラミングの知識がない人もOK」ではない場合が多いようです。

そのため、長期インターンシップに参加するためにはプログラミングについてある程度知っておくことが重要といえます。ここでは、未経験者がエンジニアの長期インターンシップに採用されるためにやっておきたいことを4つご紹介するので、参加を考えている方は参考にしてください。

HTMLコーダーとしての第一歩を踏み出す

エンジニアとしてキャリアを始める際、最初から複雑なプログラミングを習得するのは難しいと感じる方も多いかもしれません。そのような場合、まずはHTMLコーダーとしての経験を積むのも一つの選択肢です。

HTMLコーダーは、Webサイトの構造をHTML、CSSを使って整える仕事。場合によってはJavaScriptを扱うこともありますが、基本的にはサイトのデザインやレイアウトをコードで再現する業務が中心となります。

HTMLコーダーの経験を積めば、Web業界で必要とされる基本的なスキルを身につけられ、将来的にエンジニア職へステップアップする土台を築くことができます。

独学でアプリやサービスの開発に挑戦する

アプリやサービスを開発してみるのもおすすめです。アプリを自分で開発するというと、とても難しいように感じるかもしれません。しかし、メモやTo doリストのようなシンプルなものなら勉強を始めて間もなくても作りやすいでしょう。

アプリを開発するには、アプリを作成できる環境構築やプログラミング言語の理解、テスト、リリースなど、それぞれの過程で多くのことが学べます。これらの経験は、長期インターンシップの選考でも強みになるはずです。

自分の作品集としてポートフォリオを作成するのも良いでしょう。自分で作ったシステムやアプリなどをまとめた資料があれば、自分のアピール材料として志望企業に提出できます。

無料で学べるサイトや動画で勉強する

プログラミングをアプリや動画などを活用して、独学で習得するのも一つの方法です。継続して諦めずに勉強する必要があるため、持続力が養われるでしょう。

また、分からない点が出てきたとき、独学であれば自分で解決する必要があります。これは、エンジニアとして仕事を始めても直面する壁です。難しいと感じる分野のテキストを探したり、YouTubeなどで動画を見ながら学習したりすることで、プログラミングの知識を深められると同時に自分で解決する力も養えるでしょう。

テスターとして働いてみる

テスターとは、開発されたアプリやゲームなど、ソフトウェアが異常なく動作するのかを確認する仕事です。

未経験者も働けるうえに、テスターとして働くと、プログラミングにおける基礎知識や、システムやアプリなどの知識を得られます。

アプリやソフトウェアの開発に直接携わることはないかもしれませんが、エンジニアの働いている様子や周辺機器の使い方など、インターンシップを始めるにあたって、参考になることは多くあるでしょう。

プログラミングについては「インターンでプログラミングを体験!必要なスキルとは」をご一読ください。

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エンジニアのインターンに参加するための心得

先述したように、エンジニアのインターンには未経験者も参加できます。しかし、プログラミングの知識があったり実務経験があったりする人との差は、覚悟しておかなければなりません。

ここでは、エンジニアのインターンに参加する前に知っておきたいことをご紹介します。

日々知識をアップデートする

エンジニアインターンで成果を出すには、常に最新技術を学び続ける姿勢が欠かせません。技術トレンドが目まぐるしく変化するIT業界では、インターンに参加する時点から知識の鮮度が重要視されます。特にプログラミング言語やフレームワーク、開発環境の進化は早く、数ヶ月前の情報がすでに古くなっていることも。

たとえば、Webエンジニアを目指すなら、HTML/CSSやJavaScriptの基礎だけでなく、ReactやNext.jsといったフレームワークにも触れておくと、インターン先で即戦力として見てもらいやすくなります。自発的に勉強を続ける姿勢は、企業側にも高く評価されるポイントです。

「待遇が良さそうだから」という動機だけでは、途中でモチベーションを維持できない可能性があります。エンジニアインターンを実りあるものにするためには、「知識をアップデートし続けたい」という意欲が大切です。

自分で問題を解決するための努力をする

エンジニアインターンでは、「自分で調べて解決する力」が非常に重要です。実際の現場では、エラーや不具合は日常茶飯事。分からないことをすぐに人に聞くのではなく、まずは落ち着いて自力で原因を調べ、仮説を立てて対処する姿勢が求められます。

たとえば、プログラムがうまく動作しない場合、エラー文や公式ドキュメント、プログラマーが技術情報を共有するサービスのQiitaやStack Overflowなどの情報をもとに自ら原因を探ることで、問題解決力が自然と身についていきます。これは、エンジニアとして長く働くうえで欠かせない基本スキルです。

もちろん、どうしても分からないときは遠慮なく周囲に質問することも大切ですが、「まずは自分で考えたうえで相談する」ことが信頼につながります。エンジニアインターンを有意義な経験にするには、失敗やトラブルを前向きに乗り越える努力を重ねることが不可欠です

どんなインターンにしたいのか明確にする

エンジニアインターンを充実したものにするためには、「どんな経験を得たいのか」を事前に明確にするのが非常に重要です。ただ何となく参加してしまうと、業務に追われてあっという間に終わってしまい、成長のチャンスを逃す可能性があります。

たとえば、「実際の開発プロジェクトに関わりたい」「エンジニア社員からフィードバックを受けたい」「チームでの開発経験を積みたい」など、インターンで得たい経験やスキルを具体的に設定しておくことで、日々の行動に軸ができ、学びの密度が格段に高まるでしょう。

インターンにはさまざまなタイプがあり、プログラミング実践や技術研修、社員交流など内容も多岐にわたります。文系や未経験からエンジニア職を目指す方にとっても、明確な目標をもって臨めば十分に成長できるでしょう。

目的意識を持って参加することで、エンジニアインターンが単なる職業体験ではなく、キャリア形成の一歩として活かせる経験になります。

文系や未経験からシステムエンジニアになりたいと思っている方は、「文系からでも大丈夫?システムエンジニアとして就職するために」を参考にしてみてください。

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エンジニア系インターンの概要

エンジニア系インターンシップでは、新規サービスの企画や設計、実際のサービスの運用といった就業体験を行うのが一般的です。具体的には、下記のプログラムが経験できると考えましょう。

・プログラミング言語を駆使したコーディング体験
・企業が実際に取り組んでいるサービスについての運用、改善など
・新規サービスの企画、設計、実装
・先輩社員によるフィードバック
・懇親会

エンジニアインターンシップの期間

インターンの実施期間は、1〜5日程度の短期間のものから、数ヶ月〜年単位で働く長期間のものまで幅広くあります。

長期の場合は、先輩社員とチームを組み、コーディングなどの実作業を行うことが多いようです。実際の職場で業務を基礎から学べるので、社風を肌で感じられるだけでなく、仕事に役立つスキルを身につけられます。特定の企業への就職を希望する場合は、多くの情報や能力を吸収できる良い機会になるでしょう。

また、長期インターンは一般のアルバイトのように時給が発生します。高時給とは限りませんが、自分の志望する業界のことを学びながらお金をもらえるのがメリットです。

短期の場合は、講義やグループワークなどを通してエンジニアという職種を体験することが可能です。社員が参加する機会もあり、フィードバックを受ける際や親睦会のタイミングで疑問を解決することもできるでしょう。

ただし、開催日数が少ないほど実務的な作業を体験する機会は減るので、仕事の詳細が知りたい人にとってはやや物足りないかもしれません。

また、短期インターンでは時給が発生しないのが一般的です。「ほかの業界や企業のインターンも見てみたい」「自分の適性が知りたい」という方は、短期のインターンシップを何社か受けるのが効果的でしょう

会社説明がメインになることもある

1日など超短期のインターンシップでは業務を体験する機会は少なく、内容はほとんど会社説明ということもあります。エンジニアとして入社する方に何を求めているのか、どんなスキルが必要か、実際に活躍している社員はどんな方なのかなどを深める良い機会です。

そのため、エンジニアとしての具体的な学びを得ようと考えているとミスマッチを起こすため、事前に内容を確認してから参加するようにしましょう。

エンジニアインターンの応募方法

多くの企業で行われるインターンシップは、人気企業によっては参加にあたって選考が設けられることも珍しくありません。企業のWebサイトや就活サイトにて募集が始まったら、内容を確認して登録(プレエントリー)を行い、インターン用のエントリーシートなど必要な書類を用意したりWebテストを受けたりします。

人気企業や高時給のインターンシップは、早めに埋まる傾向です。いつ、どの企業からエンジニアインターンシップの募集が出るかは分からないので、気になる企業はこまめにチェックしておきましょう。

場合によっては先着順で決まることもあるため、「本当はここに行きたかったのに、募集していることに気づかず応募できなかった」とならないよう、こまめな情報収集が重要です。

インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」の記事では、インターンシップ全般について説明しています。こちらもぜひ参考にしてください。

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エンジニアとは?代表的な職種 

エンジニアと一口にいっても、業界によって取り扱うサービスが異なり、業務内容は多岐にわたります。インターンシップへの参加を有意義なものにするなら、自分がやりたい仕事があり、身につけたいスキルを学べるインターンシップを探すことが重要です。

ここでは、代表的なエンジニアの仕事についてまとめました。自分のやりたい仕事を見つける参考にしてください。

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webアプリケーションの開発や設計を担う専門職です。Webサイトやモバイル向けサイトなど、インターネット上のサービスを支えるWebエンジニアは、HTMLやCSS、JavaScript、フレームワーク(React、Vueなど)を使い、ユーザーが快適に操作できるシステムを構築します。

近年は、開発スピードや技術トレンドの変化が激しく、古い技術がすぐに使われなくなることもあるため、常に最新技術をキャッチアップし続ける姿勢が求められるでしょう。技術ブログの定期購読や、実践での学習を習慣にするのが効果的です。

システムエンジニア(SE)

システムエンジニア(SE)は、クライアントの要望をもとに、業務システムの設計・開発を行う仕事です。業務の流れを分析し、どのようなシステムが必要かを提案・設計し、開発チームと連携して完成まで導きます。また、納品後の保守や運用も担うため、中長期的にプロジェクトに関わることが多い職種です。

特に重要なのは、クライアントの「言語化しにくい要望」を正しくくみ取り、システム要件として整理するヒアリング力。コミュニケーション能力と論理的思考力を磨くことが、SEとして活躍する第一歩となります。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITシステムの基盤となるネットワークやサーバーの構築・運用を担当します。

インフラが整っていなければ、どれほど優れたアプリケーションも安定して動作しません。具体的には、ネットワーク設計、データベース構築、サーバー監視、障害対応などを行い、企業のIT環境を陰で支える重要なポジションです。

トラブルが発生した際に迅速かつ正確に対応するためには、OSやセキュリティの知識、クラウド(AWS、GCPなど)の運用経験が求められます。未経験から目指す場合は、まず基本情報技術者試験などで基礎知識を固めましょう。

モバイルエンジニア

モバイルエンジニアは、スマートフォンやタブレット向けのアプリ開発を専門とするエンジニアです。

iOSやAndroid向けにアプリを設計・開発し、ユーザーに快適な操作体験を提供します。SwiftやKotlinなどの言語スキルに加え、端末特有の制約(画面サイズ、OSバージョンなど)を考慮する能力が求められるでしょう。

特に、モバイルゲームやSNSアプリは市場が拡大しており、今後も高いニーズが期待される分野です。FlutterやReact Nativeを使ったクロスプラットフォーム開発の知識もあれば、より活躍の場が広がるでしょう。

システムエンジニアの詳細は「システムエンジニアになるには?新卒から目指す方法や役立つ資格を解説!」をご覧ください。

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エンジニアインターンに参加するメリット

エンジニアインターンに参加することで、エンジニアの仕事について深く理解できます。プログラムによっては実践も行えるので、仕事内容を具体的にイメージできるでしょう。

長期インターンであれば、即戦力になるスキルを身につけることも可能です。ここでは、エンジニアインターンに参加するメリットを解説します。

エンジニアの仕事について理解できる

エンジニアインターンに参加することで、エンジニアの仕事を具体的に理解できるようになります。

就職活動中の学生にとって、IT業界やエンジニアという職種はイメージしづらいこともあるでしょう。特に「開発担当」と一口にいっても、携わるプロジェクトの内容や使用する技術、チーム構成などは企業によって全く異なります。

たとえば、ある企業ではWebアプリのバックエンド開発に集中するかもしれませんが、別の企業ではUIデザインや要件定義まで関わるケースも。複数のインターンに参加すれば、自分に合った働き方や興味のある開発領域を発見するチャンスになります。

エンジニアとしての適性を見極めたい方や、業界理解を深めたい方にとって、インターン参加は大きな一歩です。

実際の業務に即したスキルを身につけられる

エンジニアインターンでは、実際の業務に近い環境で技術を学べるため、即戦力としてのスキルを効率良く身につけられます。

独学では理解が難しいチーム開発やコードレビューの経験を通じて、実務に即したスキルが自然と身についていくでしょう。さらに、実際のプロダクト開発の流れや、現場で使用されている開発ツールやプログラミング言語に触れられます。

分からない部分は現場のエンジニアに直接質問できるため、学習スピードも格段に上がるでしょう。スキルアップを目指す方や、実践的な開発経験を積みたい方にとって、エンジニアインターンは最適な学びの場です。

社員やほかの志望者と交流できる

エンジニアインターンに参加する最大の魅力の一つは、現役エンジニアやほかの学生と直接コミュニケーションが取れることです。

社員との交流を通じて、業務内容や働き方、企業のカルチャーなど、ネットの情報だけでは分からないリアルな現場の様子を把握できます。自分の関心に合わせて、「インフラエンジニアのキャリアって実際どうなのか」「開発現場で求められるスキルは何か」といった具体的な疑問を解消できる貴重な機会です。

さらに、同じ業界を目指すほかのインターン参加者と知り合えるのも大きなメリット。意欲の高い仲間と切磋琢磨することでモチベーションが高まり、インターン後の就職活動でも互いに刺激を受けながら情報交換ができる可能性があります。

単なる企業体験ではなく、現場の声と同じ目標を持つ仲間から刺激を得られるエンジニアインターンは、将来の方向性を定める大きなヒントになるでしょう。

本選考でアピールしやすくなる

エンジニアインターンに参加していると、選考時の自己PRや志望動機に説得力が増します。なぜなら、企業側は「業務をある程度理解しており、実務に対する意欲も高い」と判断できるからです。

たとえば、実際のインターンで「業務システムの改善提案を行った」「スマホアプリのUI設計に参加した」といった具体的なエピソードを話すことで、自分の経験値を明確に示せます

さらに、単なる「興味がある」という抽象的な志望理由ではなく、「なぜエンジニアになりたいのか」「どんな領域で活躍したいのか」を、体験をもとに言語化できる点も大きなメリットです。本選考でほかの就活生と差をつけたいなら、実務経験を積めるエンジニアインターンへの参加をおすすめします。

職場へ通う場合は社風を体感できる

エンジニアインターンでオフィスに出社する場合、会社の社風やチームの雰囲気をリアルに体感できるのが大きなメリットです。

近年はエンジニア職でもリモートワークが主流になりつつありますが、インターンではあえて出社形式を採用する企業もあります。その理由は、現場の空気感を知ってもらうためです。

実際に出社することで、働いている社員の人柄やチームの連携の様子、会話の雰囲気などを自分の目で確かめられます。また、エンジニア以外の職種の人たちがどのように関わっているのかも観察でき、将来その企業で働く姿を具体的にイメージしやすくなるでしょう。職場のリアルを知ることは、就活の軸を固めるうえでも非常に重要です。

インターンシップに参加するメリットを詳しく知りたい方は、「インターンシップの内容と参加のメリットを知ろう」を参考にしてください。

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エンジニアインターンに参加する際の注意点

エンジニアインターンは成長のチャンスですが、事前に注意すべき点もあります。実務経験やスキルアップを目指してインターンに参加する学生が増えていますが、参加には準備や計画が欠かせません。特に、学業や生活リズム、金銭的な負担などを事前に確認しておくことで、無理のないインターン参加が可能になります。

学業との両立

大学生活とのバランスを考えずにインターンに参加すると、学業がおろそかになる可能性があります。特に長期インターンは週に複数日参加が必要なケースも多く、講義や試験期間と重なると負担が大きくなるでしょう。

たとえば、「週3日の出社が必須」のインターンに参加した結果、課題提出が遅れて単位を落とす学生も少なからずいます。インターンに応募する前に、授業スケジュールと照らし合わせ、無理のない参加日数・時間帯を選ぶことが大切です。

金銭面の負担

インターンによっては報酬が出ない場合や、交通費・宿泊費が自己負担になることもあります。エンジニアインターンは技術面での学びが多い一方で、金銭的負担が大きくなるケースも少なくありません。特に地方学生が都市部の企業に通う場合は、往復の交通費や宿泊費が継続的に掛かります。

参加を決める前に、インターン先の待遇(報酬・交通費の支給有無)を確認し、必要に応じてアルバイトや奨学金とのバランスを見直すと安心です。

健康面に配慮したスケジュール管理

エンジニアインターンでは長時間のPC作業が発生するため、心身の健康を守る意識が欠かせません。慣れない環境や開発作業によって、生活リズムが乱れたり、肩こり・目の疲れなどの不調が起こることもあります。

特に、学校・アルバイト・インターンをすべて両立しようとすると過労につながるリスクが。体調を崩しては本末転倒なので、定期的に休息を取り、就寝時間や食生活も意識することが大切です

上記の点を理解したうえでエンジニアインターンに挑戦することで、より充実した経験を得られるでしょう。

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エンジニアインターンの応募前に学びたいプログラミング言語

エンジニアのインターンに参加するにあたり、時間に余裕があればプログラミング言語を学んでみるのが良いでしょう。プログラミング言語を少しでも知っておくことで、インターン先の選択の幅を広げられるでしょう。

ここでは、エンジニアインターンに応募する前に学びたいプログラミング言語を紹介します。

Java

Javaは汎用性が高いプログラミング言語で、Webサービスやアプリ、ソフトウェア開発などさまざまな分野で使われているのが特徴です。セキュリティの高さも評価され、多くの現場で採用されています。

Javaを学べばプログラミングの基礎知識が得られ、今後違うプログラミング言語を学習する場合にも役に立つはずです。また、エンジニアの求人でJavaの案件は多いため、インターンで有利になるだけでなく、就職やその先の転職活動でも強みとしてアピールできます

PHP

Webサイトやサービスを構築するのによく使われるPHPは、構文が比較的シンプルでプログラミング初心者も学びやすい言語です。PHPはSNSの作成やECサイトの作成、お問合せフォームの作成、ブログの作成などさまざまなことができます。

PHPは、主にWeb関連の仕事で使われることが多いため、その分野に進みたいと思っている方は学んでおきたいプログラミング言語です。

Python

Pythonは、AIや人工知能分野で多く使われているプログラミング言語です。WebサイトやWebアプリの開発でも使われています。また、コードの記述がシンプルで、初心者も理解しやすいプログラミング言語として評価を得ているのが特徴です。

ほかにもさまざまなプログラミング言語がありますが、エンジニアのどの分野に興味があるのか、その分野にはどのプログラミング言語がよく使われているのかなどを調べて、学ぶプログラミング言語を決定しましょう。

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エンジニアインターンの志望動機は明確にしよう

エントリーシートや面接などインターンの選考では、「インターンの志望動機は何か」「インターンで成し遂げたいことは何か」といった質問をよくされます。「スケジュールが空いていたから」「時給が高いから」「徒歩圏内だから」など業務以外の理由や、志望動機があやふやだと、参加に対する意欲が伝わらず選考で不合格になる恐れもあるでしょう。

そのため、これらの質問は必ずされるという意識を持って、志望動機は応募する前にはっきりさせておくことが大切です。

エンジニア向けインターンの志望動機を書くコツ

これからエンジニアのインターンシップ選考を受ける方は、以下のコツを参考にしてみてください。

どう事業に貢献できるかを明らかにする

インターンシップを通してエンジニアとしてのスキルを伸ばしたり、実際にエンジニアとして働く体験をしてみたりといった目的を持つことは、もちろん構いません。

しかし、すべて「会社に教えてもらいたい」という姿勢はあまり歓迎されないものです。特に、長期インターンシップは給料が出るため、時給に対してどんなパフォーマンスが発揮できるのかを明らかにしましょう。

募集要項や会社ホームページを読み込む

インターンシップの募集要項には、インターン生にどんな業務を任せるかが書かれています。その内容から逸脱している志望動機は歓迎されません。たとえば、システム開発をする募集で「Webサイトの運用に携わりたい」と書いてしまうと、選考に通る可能性は低いでしょう。

また、会社のWebサイトには求める人材像が書かれています。インターンシップでも似たような要素を持つ方を歓迎する傾向があるので、ポイントを押さえておきましょう。

なぜその企業かを説明する

インターンシップの募集をかけている企業は数多くあります。採用担当者は、「そのような中でも、なぜうちを選んだのか」を知りたいと思っているため、理由を明らかにすることが重要です

自分がなりたい将来像と絡めて、「貴社では△△の事業に力を入れており、自分は将来✕✕を目指している。なので貴社でプロジェクトに協力し、こういったスキルを伸ばしたい」など、未来の話を踏まえて話すのがおすすめです。

わかりやすい構成にする

エントリーシートに志望動機を書く際は、文章の構成に気をつけましょう。

・1.その企業のインターンシップに参加した旨を書く
・2.なぜ参加したいと思ったのか理由を書く
・3.インターンシップで活かせるスキルをアピールする
・4.インターンシップで実践したことや学びたいことを書く

このように、分かりやすい構成の志望動機は採用担当者に好印象を与えられ、「理路整然と伝える力がある」という高評価につながりやすくなります。

インターンシップの志望動機について詳しく知りたい方は、「インターンシップの参加理由は?志望動機の例文アリ」を参考にしてください。

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エンジニアのインターンの面接で企業が知りたいこと

エンジニアのインターンには、選考が準備されていることも多くあります。面接で採用担当者に「この学生は、あまりうちの会社を理解してくれていないな」とマイナスの印象を与えないためにも、企業が何を知りたいと思っているのかを理解しておきましょう。

プログラミングに興味があるその先

エンジニアになりたい理由を明確にしておきましょう。理由があいまいなままでは、採用担当者にあなたの熱意がうまく伝わらず、良い印象を与えられません。

エンジニアのインターンに応募している学生は、プログラミングに興味がある人がほとんどでしょう。そのため、「なぜプログラミングに興味をもったのか」「なぜエンジニアという仕事なのか」、理由が分かるエピソードを考えておく必要があります。

自分なりのエピソードをもっておくことで、インターンに応募した理由に説得力を持たせられ、ほかの学生と差をつけられるでしょう

「いろいろなことに挑戦したい」の「いろいろ」の内容

志望動機に、安易に「いろいろなことに挑戦したい」と書いてしまうと、漠然としていて結局どんなことに挑戦したいのかをうまく伝えられません。

そのため、曖昧な表現は避け具体的にどんなことに取り組んでみたいのかを考えてみましょう。「デザイン中心に取り組みたい」「サービスの企画や開発に取り組みたい」など、自分の挑戦したいことと、志望企業の事業内容を照らし合わせながら考えてみてください。

コミュニケーション能力

エンジニアとして働くには、コミュニケーション能力も不可欠です。
しかし、自己表現が苦手な方もいるかもしれません。そのような場合は、できるだけ顔を上げて大きめの声で話すことを心掛けてください。

下を向いたままでは、表情が分からず声も聞こえにくいため、採用担当者は「コミュニケーションしづらいな」と感じてしまうかもしれません。背筋を伸ばせば自然に顔も上がり、声も聞こえやすくなります。

また、話すときの表情も大切です。話す内容によって表情を変えることで、聞き手が話の内容を理解しやすくなります。人に対する印象は、抑揚や表情によって大きく変わるため、棒読みや無表情で話さないように注意しましょう。

インターン選考の面接については「インターン面接で落ちる理由とは?面接官に好印象を与えるコツもご紹介!」を参考にしてください。

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エンジニアのインターンシップに参加するかお悩みのあなたへ

エンジニアのインターンシップに興味があるものの、「どのようなことをするのか分からない」「プログラミングができない自分は歓迎されるだろうか」など、不安を抱えている方は少なくないでしょう。

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「今まで何社も受けてきたけど、内定がもらえない」「企業選びが正しいのか不安」などさまざまな悩みを解消し、納得のいく就職活動をともに進めていきます。一度お気軽にご相談ください。

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