【お仕事図鑑】新規事業開発は華やかなだけじゃない!価格設定や営業も行うハードな仕事

社会人の仕事には表には見えないけれど、重要な役割を担う職種がたくさんあります。キャリアチケットの「お仕事図鑑」では、さまざまな職種の方へのインタビューを通じて、その職種の仕事内容や楽しさについてお伝えしていきます。

今回お話を聞いたのは、株式会社ネオキャリアで5つの事業を取りまとめる執行役員・本田さん。以前は「新規事業開発」のお仕事を行っていたそうで、今回はそんな新規事業開発の仕事内容についてインタビューします。新規事業開発というと、とても難しそうでハードな仕事というイメージがありますが、日々どのような業務を行っているのでしょう。
 

<Profile>

株式会社ネオキャリア
HR Tech事業本部 執行役員
本田 泰佑(ほんだ・たいすけ)さん

立命館大学を卒業後、2014年ネオキャリアに入社。ヘルスケア領域の人材紹介営業を経験後、経営企画部へ配属。保育士向け求人情報サイト「保育Fine!」などさまざまな新規事業を企画立案し、立ち上げる。2018年10月最年少執行役員に就任。

株式会社ネオキャリア
「ヒト」と「テクノロジー」の力でより良いキャリアを創造する。HR Techサービスから人材、ヘルスケア、グローバルと全方位的なサービス展開で事業を拡大している。https://www.neo-career.co.jp/

 

 

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新規事業開発はいわば「何でも屋」。新しいビジネスに関わるすべてを主導する


――新規事業開発の仕事内容について教えてください。

当社でまだ取り組んでいない新しいビジネスについてリサーチし、ビジネスモデルやサービス内容を考えて事業計画を立てることから始まります。しかし「新規ビジネスの企画・立案」というとデスクの上で資料や書類と格闘するようなイメージがありますが、実際は集客や営業はもちろん、Webサイトの立ち上げや商品の価格設定、求人広告事業なら広告のディレクションからライティングまですべて自分で行っているんですよ。新しい事業にまつわる“何でも屋”という仕事です。
 

現在、本部では人事向けクラウドサービス「jinjer」をはじめとして、Web会議システム「Calling」、保育士向け求人メディア『保育Fine!』などネオキャリアグループにある5つの新規事業を取りまとめています。


――新規事業開発の仕事でやりがいを感じるのはどのようなことでしょうか? 

事業やチーム、メンバーの成長を感じられた瞬間です。ビジネスが成長して大きな利益が出たときや、メンバーから「このチームをより良くしていこう」と自発的な声掛けや行動が生まれてきたときに、大きな喜びを感じますね。人として、組織としての成長が垣間見えると、新規事業開発の仕事って、楽しいなぁという実感が湧いてきます。
 

――事業への貢献や周りの変化にモチベーションを感じるタイプなんですね。

実は、以前はそうでもなかったんですよ。周りに貢献したいという思いが強くなってきたのは最近のことだと思います。入社4年目ぐらいまでは「とにかく自分の成長が一番!」というタイプで、自分のできることをとにかく増やすことに必死で、自分の力だけで事業と組織を大きくしようと突っ走っていました。ところがあるとき、個人の成長だけでは、チームを成長させるのは限界だと思うようになったんです。

――逆に、新規事業開発の仕事で大変だと思ったことはどのようなことですか?

最初のうちは企画から営業、制作、料金回収まですべて1人でできるようにならなければならなかったことです。
ただ、大切なのは常に仕事の負荷を上げ、その時々の課題や困難から逃げずに立ち向かい続けることだと思います。私は、いつどんなときも「今この瞬間が」一番大変だと言える大人でありたい。常に自分に負荷をかけ、今が一番大変だと言える厳しい状況を作り出して成長し続けていきたいと思っています。

――新規事業開発の仕事を行うにあたって、必要なスキルや求められる能力は何でしょうか?

営業力と行動力でしょうか。でも、だからといって学生時代に営業のアルバイトをしたり、大きなイベントを主催したりする必要はないと思っています。私は学生時代にベンチャー企業を立ち上げたり、大きなサークルを運営した経験はありません。当時は、寿司をデリバリーするアルバイトに打ち込んでいたんですよ。

入社してからも、インターンとして数ヶ月営業を経験しただけですぐ経営企画部に配属されたため、新規事業開発に必要な特別なスキルがあったわけではありません。手探り状態の中で、日々めまぐるしく新規事業の立ち上げに打ち込んでいたら、いつの間にか必要なスキルが身についていったのだと思います。

ただ、入社したときから大切にしているのは、「わからないことがあったらすぐに聞く姿勢」です。お客様の話を聞くことは、特に重要だと思っています。新しいビジネスを成長させるためには、今の事業の良い点と悪い点を知り、柔軟に改善していくスピード感が重要です。自分の考えに固執しすぎず、周囲の環境やお客様の声を元に事業を変えていける臨機応変さも大切なスキルの1つだと思います。

 

 

24卒の就活について相談したい

 

志望業界が全滅し、改めて「就活って何だろう」と人材業界へ

 

――本田さんが就職活動の時、人材業界に興味を持ったきっかけは?

実は、就職活動を始めた最初の頃は、広告業界を志望していたんです。父の紹介で大手広告代理店のプランナーと知り合い、その方からさまざまな社員をご紹介いただいて、OB訪問をさせてもらっていました。社員でもないのに営業同行をさせてもらったり、社員の方10人くらいにグループディスカッションの練習をしていただいたこともあります。そんな風に広告代理店の方々と接するうち、人生を楽しみながら型にはまらず働く姿に次第に憧れるようになっていきました。

ところが、いざ就職活動が始まってみると結果は惨敗。広告代理店の選考にすべて落ちてしまったんです。そのときすでに、大学4年生の5月。周りの友人の多くは内定が出て、残りの学生生活を楽しんでいました。

――そこから、ネオキャリアへの入社に至るまでにどのような経緯があったのでしょう?

そのとき私は、「そもそも就職活動って何だろう……」と就活の仕組み自体に疑問を持つようになったんです。それから就活の仕組みそのものを大きく変える仕事をしたいと思うようになり、人材業界に絞って、派遣、人材紹介、求人広告と一気に20社ほどエントリーしていきました。 

人材業界の選考では、「就職活動の仕組みを変える仕事がしたい」と正直に言いました。その中で、「ぜひ本田さんのやりたいことを実現させてほしい」と言ってくれた数社から内定をいただいて。中でもネオキャリアは、当時住んでいた京都まで副社長が来てくれて、私の考えていることや、入社して挑戦してみたいこと、新規事業や就活の仕組みにかける思いについて何時間も話を聞いてくれたんです。その情熱や本気に感動して、入社することを決めました。

――入社前と入社後でイメージの違いを感じたことはありますか?

私の場合は特にありません。新規事業をやりたい、就職活動の仕組みを変えたいと思って入社し、望みどおり新規事業開発の仕事をやらせてもらっています。

――5年後、10年後はどのようになっていたいと思いますか?

今28歳なのですが、まずは30歳までに取締役になって、今統括しているすべての事業を大きく成長させたいですね。そのためには自分の仕事を早く周りのメンバーに移譲し、より強いビジネスを作っていかなければならないと思っています。

――それでは最後に、新規事業開発の仕事に興味を持っている就活生にアドバイスをお願いします!

0⇒1は成長する分ストイックな環境であるからこそ、働く楽しさを知らないとなかなか根気強くできない仕事。そのため、すごく当たり前のことに思えるかもしれませんが、「何のために働くのか」を改めてひと言で語れるように整理しておいたほうが良いと思います。お金のため、自分のため、社会のため……何のために働くのかは個々人の自由ですが、そもそも「働く目的」がなければ、仕事に本気で向き合うためのエネルギーには繋がりません。

せっかくの就職活動という良い機会なので、「時間と情熱を燃やして本気で取り組めることって何だろう?」と、真剣に考えてみても良いのではないでしょうか。
 

取材・文/石川香苗子
 

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