このページのまとめ
- 公務員になりたい理由が聞かれるのは、就活生の価値観や仕事への理解度を見るため
- 自分や地域への理解を深めることで、説得力のある公務員になりたい理由を答えられる
- 公務員になりたい理由が分からなくなったら、就職エージェントに相談してみよう

公務員になりたい理由を「自信をもって答えたい」と考えている就活生も多いでしょう。説得力のある回答の鍵は、自分の経験や価値観が、志望先の役割や地域の課題とどう重なるのかを具体的に言語化することです。
この記事では、公務員になりたい理由を考えるポイントや例文を解説。参考になる例文やNG例、公務員になるべきか悩むときの対処法もご紹介しています。公務員を志望している方は、ぜひ選考対策にお役立てください。
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- 公務員になりたい理由に答える際は民間企業との差別化が大切
- 公務員になりたい理由を選考で問われる背景
- 公務員に対する理解度を確認するため
- 自己分析ができているか確かめるため
- 地域社会に貢献できるか見極めるため
- 公務員になりたい理由が分からない主な原因
- 条件面や安定性だけで選んでいる
- 自分のやりたいことを把握していない
- 公務員について詳しく知らない
- 将来の目標やキャリアプランがない
- 公務員になりたい理由を整理する6つの方法
- 1.自己分析で価値観や経験を洗い出す
- 2.民間企業ではだめな理由を言語化する
- 3.自治体や職種について調べる
- 4.どのような分野に携わりたいかを明確にする
- 5.応募先の地域について理解を深める
- 6.ボランティアやインターンシップに参加する
- 公務員になりたい理由の回答に盛り込む要素
- 1.公務員に関心をもった理由
- 2.志望先で働きたい理由
- 3.経験を仕事にどう活かしたいか
- 公務員になりたい理由の回答例文6選
- 1.市役所への就職を考えている場合
- 2.都道府県庁への就職を考えている場合
- 3.国家公務員への就職を考えている場合
- 4.地元の公務員を目指す場合
- 5.地元以外で公務員を目指す場合
- 6.専門職の公務員を目指す場合
- 公務員になりたい理由に関するキャリアアドバイザーのアドバイス
- 公務員になりたい理由でよくあるNG例
- 待遇や安定性を理由にしてしまう
- 民間企業を下げる言い方をしてしまう
- ほかの企業や自治体でも通じる内容にしてしまう
- 特定の仕事に限定し過ぎてしまう
- プライベートの充実を重視し過ぎてしまう
- 公務員になりたい理由が分からないときの対処法3選
- 自分の本音と向き合う
- 民間企業を視野に入れてみる
- 就職エージェントに進路を相談する
- 公務員になりたい理由の答えに自信がもてないあなたへ
公務員になりたい理由に答える際は民間企業との差別化が大切
就活の初期段階から公務員になりたい理由が明確に定まっている人は多くありません。そのため、選考を進めるなかで公務員ならではの役割を理解し、自身の考えと結びつける作業が必要になるでしょう。
公務員になりたい理由を考えるうえで重要なポイントは、「なぜ民間企業ではないのか」を整理すること。民間企業が利益を追求するのに対し、公務員の役割は公共の利益を第一に考え、すべての住民が公平にサービスを受けられる社会基盤の維持です。この点への理解が不足していると、「その理由なら民間企業でも実現できるのでは」という指摘を受ける恐れもあります。
自分の価値観と公務員の役割が重なる部分を整理して言語化できれば、説得力をもって「公務員になりたい理由」を答えられるでしょう。
公務員と民間企業の違いを知りたい方は、「民間企業と公務員の違いは何?特徴や仕事内容をご紹介!」の記事を参考にしてみてください。
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公務員になりたい理由を選考で問われる背景
選考で「公務員になりたい理由」が聞かれるのは、公務員という仕事や自分自身について就活生がどの程度理解しているかを確認する目的があります。また、志望先の地域で貢献できる人材かどうかを確かめるためにこの質問をする採用担当者もいるでしょう。
ここでは、選考で公務員になりたい理由が聞かれる3つの背景をご紹介します。採用担当者の意図を理解し、説得力のある回答の作成に役立ててみてください。
公務員に対する理解度を確認するため
採用担当者が就活生に公務員になりたい理由を問う一つの目的は、公務員の役割や仕事を正しく理解しているかどうか確かめることです。公務員の業務は、国を動かす大きな施策から地域住民に密着したサービスまで多岐にわたり、組織ごとに果たすべき責任も異なります。
そのため、採用担当者は「なぜこの自治体なのか」「なぜこの職種なのか」を質問し、就活生が公務員として働くイメージをもてているかを見極めようとするでしょう。
公務員への理解を深めるには、入念なリサーチが欠かせません。「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事を参考に、志望する組織や職種について調査してみてください。
自己分析ができているか確かめるため
公務員になりたい理由が質問されるのは、就活生が自分の価値観や強みを把握できているかを確認するためでもあります。一口に公務員といっても、配属先や業務内容によって求められるスキルや適正は異なるからです。
公務員の採用担当者は組織で長く勤めてくれる人材を求めているため、就活生の強みを公務員という仕事で活かせるかを慎重に判断します。自己分析を十分にしたうえで、公務員になりたい理由を説明できる就活生であれば、入職後のミスマッチも少ないと評価されるでしょう。
地域社会に貢献できるか見極めるため
公務員になりたい理由への回答からは、就活生が地域社会に対してどのような貢献意欲をもっているかも読み取られます。入職後にどのような分野で力を発揮できそうかを見極め、将来の配属や育成の参考にするためです。
特に新卒採用では、スキルや経験以上に、ポテンシャルや仕事への前向きな姿勢が問われます。「地域の課題を解決したい」「より良い社会を築きたい」といった動機を熱意を込めて説明できれば、公務員としての素質のアピールにつながるでしょう。
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公務員になりたい理由が分からない主な原因
公務員を志望してはいるものの、いざ理由を言語化しようとすると言葉が詰まってしまう方は少なくありません。志望理由が思い浮かばないのは、決して熱意が足りないわけではなく、自分の価値観やキャリアプランなどを整理しきれていないことに原因があります。
まずは、自分の考えがまとまらない原因を探ってみることが大切です。ここでは、よくある原因を4つご紹介するので、今の自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
条件面や安定性だけで選んでいる
条件面や安定性だけで公務員を選んでしまうと、説得力のある「公務員になりたい理由」を見つけるのが難しくなる場合があります。
待遇面はあくまで志望先を決める一つの要素であり、仕事そのものへの意欲とは切り離して考える必要があります。良い条件や安定を求める姿勢は決して悪いことではないものの、それだけが目的になると、業務のやりがいや自身の貢献イメージを広げることができず、具体的な理由が思いつかない状態に陥ってしまうでしょう。
自分のやりたいことを把握していない
自分のやりたいことを把握できていないことも、公務員になりたい理由が分からなくなってしまう原因です。
公務員のなかでも「どの分野に携わりたいのか」「どのような場面で誰のために力を尽くしたいのか」が絞れていないと、志望動機も抽象的で曖昧な内容になってしまうでしょう。自分のモチベーションが高まる瞬間を自分自身でも整理できていないので、熱意を言語化するのが難しくなってしまうのです。
公務員について詳しく知らない
公務員の仕事内容や役割を十分に理解できていないために、なりたい理由を説明できないケースも少なくありません。「社会貢献できそう」といった漠然としたイメージに頼っていると、自分自身の価値観と実務の内容を照らし合わせることが難しくなります。
志望先がどのような課題に直面し、どのような業務に取り組んでいるのかを知らなければ、自分の価値観と重なる部分や強みを活かす方法を見出すことは困難です。仕事への解像度が低い状態のままでは、採用担当者を納得させる明確な志望動機を練り上げるのは難しいでしょう。
将来の目標やキャリアプランがない
将来の目標が描けていないことも、公務員になりたい理由を説明できない原因です。特に、公務員になることや試験合格などがゴールになっていると、就職後にその組織でどのような役割を担い、どのように貢献していくのかをイメージしにくくなってしまいます。
自分がどのような職員へと成長し、周囲にどう影響を与えたいのかという展望がないと、数ある職業から公務員を選んだ必然性も伝わらないでしょう。
公務員になりたい理由が思い浮かばない原因について詳しく調べたい方は、「志望動機が思いつかない…例文や作成時に意識したいポイントを解説!」の記事も参考にしてみてください。
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公務員になりたい理由を整理する6つの方法
「公務員になりたい理由を整理できていない」と感じるとしても、焦る必要はありません。自己分析や民間企業との比較、地域への理解を深めることによって、自然と公務員になりたい理由を言語化できるようになります。
ここでは、公務員になりたい理由を整理する6つの方法を解説するので、お悩みの方はぜひご一読ください。
1.自己分析で価値観や経験を洗い出す
公務員になりたい理由がうまくまとまらないときは、自己分析を通して自分の価値観や今までの経験を整理しましょう。価値観や経験をもとに、「なぜ公務員を志望するのか」「どのような仕事がしたいのか」について考えることが大切です。
特に、公務員を目指した直接的なきっかけを掘り下げてみてください。ボランティア活動での気づきや身近な人が行政に助けられた経験など、具体的なエピソードを添えることで言葉に説得力をもたせられるでしょう。
自己分析の詳しい方法を知りたい方は、「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2.民間企業ではだめな理由を言語化する
公務員になりたい理由が明確でないときは、「なぜ民間企業ではだめなのか」を自分の言葉で整理してみるのも有効です。営利を目的とする民間企業に対し、公務員は公共の福祉のために働くという根本的な違いがあります。
民間企業を否定するのではなく、それぞれの役割の違いを理解したうえで、自分の価値観がどちらによりマッチするかを突き詰めて考えてみてください。
3.自治体や職種について調べる
志望する自治体や職種について具体的に調べておくことも、公務員になりたい理由を言語化するために必要なステップです。
志望先の自治体が抱える課題や注力している施策を知ることで、自分の興味と合致するポイントを見つけやすくなるでしょう。また、職種ごとの役割を細かく把握しておけば、自分がその組織のなかでどのように貢献できるかというイメージも鮮明になります。
自治体ごとに目指している街の姿や優先順位は異なるため、それらを深く知ることが「どこでも良いわけではなく、ここで働きたい」という納得感のある志望理由につながるのです。
公務員の種類については、「公務員の種類一覧!職種別の仕事内容や難易度も分かりやすく紹介」の記事にまとめています。こちらもあわせてご一読ください。
4.どのような分野に携わりたいかを明確にする
公務員になりたい理由を考える際は、自分がどのような分野に携わりたいかを明確にするのもおすすめです。公務員の仕事は、教育や福祉、環境、街づくりなど多岐にわたります。
単に「公務員として地域に貢献したい」という漠然とした動機ではなく、自分が特に関心のある領域を絞り込むことで、志望動機の解像度が高まるでしょう。また、「子どもを安心して育てられる環境を整えたい」「災害に強いインフラを整備したい」といった具体的な課題意識をもつことで、面接官に入職後の活躍イメージを具体的に伝えられます。
5.応募先の地域について理解を深める
説得力をもって公務員になりたい理由を語るには、応募先の地域への理解も不可欠です。単に制度や施策を調べるだけでなく、その地域の人口構成や主要な産業、歴史的な背景といった土地の特性にまで踏み込んで調査してみてください。
人々の暮らしの現状やその土地ならではの魅力を知ることで、自分がその場所で働く意義をより強く感じられるでしょう。地域のリアルな姿と自身の思いを重ね合わせるなら、どの自治体にも使い回せるような言葉が唯一無二の志望動機へと変わります。
6.ボランティアやインターンシップに参加する
公務員になりたい理由を整理するために、子育て支援センターのサポートや高齢者施設への訪問といった地域のボランティア活動に参加してみるのもおすすめです。ボランティア活動では、資料やWebサイトからは得られない地域の生の情報に触れることができます。自分がどのような課題を解決したいのか、あるいはどのような瞬間に喜びを感じるのかが明確になるでしょう。
また、自治体のインターンシップや就活イベントへの参加も、具体的な働く姿をイメージする助けになります。現役職員から直接話を聞くことで、自分自身の適性と公務員の仕事との接点を確かめられるでしょう。
公務員のインターンシップについては、「公務員インターンシップとは?参加する5つのメリットと注意点を解説」の記事で詳しく解説しているので、興味がある方は参考にしてください。
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公務員になりたい理由の回答に盛り込む要素
公務員になりたい理由を選考で答える際は、公務員の仕事に興味・関心をもったきっかけや応募先で働きたい理由などを盛り込むことで説得力が増します。公務員という仕事の本質を理解したうえで、志望理由が自身の価値観や経験とどのように結びついているのかを整理することが大切です。
ここでは、公務員になりたい理由を伝える際に盛り込むべき内容について詳しく解説するので、書類作成や面接対策の参考にしてみてください。

1.公務員に関心をもった理由
公務員になりたい理由を回答する際には、なぜ「公務員」という道を選んだのか、きっかけとなるエピソードを盛り込みましょう。「ボランティアで行政の職員と一緒に動いた」「地元の窓口で親身に対応してもらって安心した」など、自分が実際に体験したことや自分の目で見たことをベースにするのがポイントです。
ただきっかけを語るだけでなく、その経験を通じて「公務員にはどんな役割があると感じたか」まで踏み込んで伝えると良いでしょう。自分の心が動いた瞬間を言葉にすることで、熱意が本物であることを証明できます。
2.志望先で働きたい理由
公務員になりたい理由の回答では、数ある自治体や官公庁のなかから「なぜここを選んだのか」という理由を明確に伝えることも欠かせません。「地域に貢献したい」といった動機だけでは、採用担当者に「ほかの自治体でも良いのではないか」という疑問をもたせてしまうため、その場所ならではの魅力や課題に触れることが重要です。
自治体が特に力を入れている政策や、地域が抱える特有の課題に対して自分がどう関わりたいかを、自身の価値観や経験と結びつけて言葉にしてみましょう。ほかのどこでもなく、この街や組織だからこそ自分の力を発揮したいという意欲を示すことで、熱意がより確かなものとして採用担当者に届きます。
3.経験を仕事にどう活かしたいか
公務員になりたい理由を述べる際は、自分の経験を仕事にどのように活かしたいかも含めて回答してください。過去の頑張りを語るだけで終わらず、そこで得た強みが実際の業務にどう役立つのかをセットで伝えることが重要です。
たとえば、「アルバイトで培った相手に寄り添う応対力を、窓口での住民相談に活かしたい」といったように、活躍するシーンを具体的に思い描いて言葉にしてみましょう。自分のスキルが公務員の仕事とつながっていることを示せれば、組織への貢献を期待できる人材だと判断してもらいやすくなります。
公務員になりたい理由を分かりやすくまとめたい方は、「志望動機の組み立て方は順番が大事!好印象を与えるポイントや例文をご紹介」の記事も参考にしてみてください。
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公務員になりたい理由の回答例文6選
ここでは、公務員になりたい理由を答える際の例文を6つ紹介します。それぞれの例文が「きっかけ・志望先を選んだ理由・貢献のイメージ」をどのようにつなげているのかを参考にしながら、自分自身の経験に置き換えて内容を練ってみてください。
1.市役所への就職を考えている場合
私が△△市役所を志望したのは、住民に最も近い立場で日々の暮らしを直接支える役割に惹かれたからです。大学で社会学を学ぶなかで、制度を整えるだけでなく、△△市の課題である「高齢者の孤立」を防ぐための「人とのつながり」を大切にする支援のあり方に強く共感しました。
入職後は、ゼミ活動で磨いた相手の本音を引き出す傾聴力を活かし、住民一人ひとりの声に真摯に耳を傾けたいと考えています。現場のニーズを的確に汲み取ることで、社会的に取り残される人のいない、温かな地域づくりに貢献したいです。
市役所の志望動機の答え方は、「市役所の志望動機の書き方は?例文9選と説得力を高めるコツを紹介」の記事でも解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
2.都道府県庁への就職を考えている場合
私が△△県庁を志望したのは、県全体の魅力を活かしながら、地域の活性化に取り組みたいと考えたからです。△△県では、地元産品を活用したイベントや地域文化を発信する観光キャンペーンなど、多様な町づくりが進められています。
このような取り組みにより、観光客の増加が期待できるだけでなく、多くの人に△△県の魅力を再発見してもらうきっかけにもなると感じています。
私は大学で経済政策や地方創生について学び、地域資源を活かした施策の設計方法や考え方を身につけました。課題を分析して論理的に施策を考える力には自信があります。大学での学びを活かし、より持続可能な地域づくりに貢献したいと考えています。
県庁の志望動機のポイントを知りたい方は、「県庁の志望動機の作成方法は?基本構成とポイントを例文とともに紹介」の記事も確認してみてください。
3.国家公務員への就職を考えている場合
私が厚生労働省を志望したのは、家族の介護をきっかけに「支える側向けの制度」の重要性を実感したからです。5年前に祖母の介護が必要になり、家族で交代しながら支える日々が始まりました。制度としては支援があるのに、介護する側の家族には情報が届いていなかったり、相談先が分かりにくかったりといった不便さを感じた経験があります。
その経験から、制度の存在だけではなく「どう伝えるか」「どう使われるか」が大事だと考えるようになりました。大学では社会保障制度や労働政策について学び、現場と制度のギャップにどう向き合うべきかを考えるゼミにも所属していました。制度を使う人の立場になって課題を見つけ出し、相手の声を的確に汲み取る力には自信があります。
医療や福祉、労働など多くの分野で人々の生活を支えているのが厚生労働省です。私も、誰もが安心して暮らせる社会を支える一員として、制度づくりに携わりたいと考えています。
4.地元の公務員を目指す場合
私が△△市で働きたいと考えたのは、生まれ育った地元に恩返しをしたい気持ちが強くなったからです。大学進学を機に一度△△市を離れましたが、帰省するたびに地域の人々の温かさや自然の豊かさに触れ、この町に戻りたいと感じています。
豪雪時に、市の職員が高齢者宅を訪問して雪下ろしを手伝っているニュースを目にし、行政が地域に密着して動いている姿に強く心を打たれました。この経験から、防災や福祉といった「暮らしを守る仕事」に関わりたいと思うようになりました。
大学では地域福祉や災害対応に関する授業を選択し、ボランティア活動にも積極的に参加しています。地域課題に対して自ら行動する、この行動力を公務員の仕事にも活かしたいです。△△市の住民が安心して暮らせるよう、現場に近い立場で支援できる職員を目指しています。
5.地元以外で公務員を目指す場合
私が△△市の職員を志望したのは、大学進学を機に移り住み、4年間生活するなかでこの町に愛着が湧いたからです。地元に戻るつもりでしたが、買い物や通学で地域の方々と関わる機会が多く、「もっとこの町に関わりたい」と感じるようになりました。
特に、大学近くの商店街で高齢の方が多く働いている姿が印象に残っています。後継者不足や空き店舗の増加など、さまざまな課題があると実感しました。
大学では地域社会や人口減少に関する授業を受け、少子高齢化が地域経済や生活に与える影響について学びました。新しい環境にも前向きに適応し、自分から地域に関わろうと行動するチャレンジ精神には自信があります。
今までの学びを活かして、住民目線に立った町づくりに携わりたいと考えています。外から来たからこそ気づける魅力や課題もあると考えているので、生活者の視点を大切にしながら、△△市に長く貢献していきたいです。
6.専門職の公務員を目指す場合
専門職には医療、技術、公安などさまざまな職種があります。それぞれの専門性をどのように公的利益につなげたいのか、具体的な理由を説明しましょう。
以下では、看護師と消防士を志望する場合の公務員になりたい理由の回答例文をご紹介します。
私が公立病院の看護師を志望したのは、営利を目的とせず、地域の誰もが平等に高度な医療を受けられる環境で貢献したいと考えたからです。実習を通じて、民間病院では対応が難しい政策医療や、地域のセーフティネットとしての役割の重要性を実感しました。
患者さま一人ひとりの不安に寄り添い、丁寧なコミュニケーションを大切にする姿勢には自信があります。専門的な看護技術を磨き続けることはもちろん、公務員としての責任感をもち、地域の皆さまが安心して医療を受けられる体制づくりを現場から支えていきたいと考えています。
私が消防士を志望したのは、災害や事故から人の命を守る仕事に強く惹かれたからです。
高校生のとき、大雨で近隣の川が氾濫しかけた際に迅速に対応する消防士の姿を見て、「誰かのために行動できる強さ」に感銘を受けました。
現在はラグビー部に所属しており、日々の鍛錬や仲間との連携を通じて、体力・判断力・チームワークを磨いています。今後はこれまでに培ってきた経験を活かし、どんな場面でも冷静に対応できる消防士として、人々の暮らしを支えていきたいです。
納得感のある志望動機を作る鍵は、自分の過去の経験と志望先の未来を一本の線でつなげることにあります。提示した例文をそのまま使うのではなく、自分自身のエピソードを盛り込むことで、面接官の心に響く「あなただけの理由」が完成するでしょう。
「就活の志望動機例文24選!準備や印象に残るアピールのコツなども解説」の記事でも志望動機の例文をまとめています。公務員になりたい理由の回答にも活かせるポイントが満載なので、ぜひチェックしてみてください。
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公務員になりたい理由に関するキャリアアドバイザーのアドバイス
民間企業では、入社するまでどの部署に配属されるのか分からないケースが少なくありません。一方で、公務員の場合は応募時から業務内容や職種を指定して応募するケースが一般的です。そのため、公務員の志望動機は、民間企業よりも具体的に記載することを意識すると良いでしょう。
たとえば、「なぜ公務員になりたいと思ったか」については、実際に公務員の仕事に触れた経験や社会貢献性を感じられたエピソードを交えて書くと説得力が増します。また、「入社後どのような業務をしたいか」については、応募する部署のリアルな業務内容をしっかりと調べたうえで、自分の強みと絡めて伝えるのがおすすめです。
抽象的な表現は避け、実際に入社後の活躍がイメージできるような具体性のある内容にすると、より評価されやすいかと思います。
志望動機の作り方については、「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事も参考にしてください。
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公務員になりたい理由でよくあるNG例
公務員になりたい理由の回答を通して熱意を伝えているつもりでも、表現の仕方を間違えると「仕事への責任感が薄いのでは?」と誤解されてしまうことも少なくありません。
ここでは、公務員になりたい理由の回答でついやってしまいがちなNG例をご紹介します。自分の志望動機がネガティブな印象を与えていないかチェックしてみてください。
待遇や安定性を理由にしてしまう
面接で伝える志望動機では、「給与や雇用の面で安心だから」「離職率が低く安定しているから」など、待遇面を理由にするのは避けましょう。
人事院の「令和6年度 年次報告書」によると公務員の離職率は6.8%と低く、安定性が高いのは事実です。しかし、待遇面や安定性を志望理由にすると、「仕事への意欲が感じられない」と思われてしまう可能性があります。
採用担当者に前向きな印象をもってもらうためにも、公務員になりたい理由では仕事内容や何がしたいのかを踏まえた志望理由を伝えることが大切です。
参照元
人事院
公務員白書(年次報告書)
民間企業を下げる言い方をしてしまう
「民間企業は利益ばかり追求するが、公務員は公益のために働ける」といった、民間企業を下げたり否定したりする物言いは避けましょう。悪口のようにも聞こえる話し方は、相手にネガティブな印象を与えます。
公務員として何を実現したいのか、自分の思いや目標を前向きに伝えることが大切です。自分の言葉で公務員を目指す理由ややりたいことを話せると、印象の良いアピールにつながります。
ほかの企業や自治体でも通じる内容にしてしまう
民間企業やほかの自治体でも通用する内容を公務員になりたい理由にしてしまうのも、よくあるNG例です。「人の役に立ちたい」「地域に貢献したい」といった言葉だけでは、差別化ができません。
大切なのは、公務員になりたい理由を応募先ならではの取り組みや地域課題と結びつけることです。自治体の具体的な施策に触れることで、説得力のある志望理由になります。
特定の仕事に限定し過ぎてしまう
特定の仕事だけにこだわり過ぎてしまうことにも注意が必要です。公務員は定期的な異動があり、幅広い分野を経験することが前提となっています。そのため、「この仕事しかやりたくない」という意思が感じられる伝え方は、柔軟性に欠ける印象を与えてしまうでしょう。
関心のある分野を示しつつも、どの部署でも積極的に学んで貢献したい姿勢を補足することで、公務員としての理解度や適応力をアピールできます。
プライベートの充実を重視し過ぎてしまう
公務員になりたい理由を「プライベートの時間がとれそうだから」と伝えるのも避けましょう。「公務員の仕事を楽だと思っている」「できるだけ働きたくないと思っている」といった印象をもたれてしまう可能性があります。
面接で休日について聞かれた際は、「休日に△△のスキルを伸ばし、業務に活かしたい」のように前向きな答え方がおすすめです。公務員としての成長や意欲を具体的に伝えましょう。
志望動機のNG例は、「志望動機のNGワード集!避けたい例文や企業から評価されるコツまで解説」の記事でも解説しています。こちらもあわせてご参照ください。
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公務員になりたい理由が分からないときの対処法3選
「公務員を目指してはいるけれど、志望動機がしっくりこない」「どうしても建前ばかりになってしまう」と悩んでいる就活生もいるでしょう。そんなときは無理に正解を探そうとするのではなく、一度立ち止まってみることが大切です。
ここでは、公務員になりたい理由が分からなくなったときに試してほしい3つの対処法をご紹介します。
自分の本音と向き合う
まずは「なぜ公務員になりたいのか」という自分の本音と、とことん向き合ってみましょう。志望動機を作ろうとすると、どうしても「地域貢献」や「公共の利益」といった言葉を選びがちですが、最初は「土日休みが魅力的」「親を安心させたい」「地元を離れたくない」といった個人的な理由でも構いません。
大切なのは、その本音を認めたうえで「人生で何を優先したいのか」を問い直すことです。もし安定を求める理由が「腰を据えて一つの街をより良くしたい」という想いにつながるなら、それは公務員の志望動機になります。しかし、もし本音が「ただ楽をしたいだけ」という後ろ向きなものであれば、入職後のギャップに苦しむ可能性も。自分の素直な思いを深掘りすることで、公務員という選択肢が自分の人生に本当に合っているのかが見えてくるでしょう。
民間企業を視野に入れてみる
公務員への迷いがあるときは、あえて民間企業の情報に触れてみるのも有効です。民間企業のインターンシップや説明会に参加してみると、「数字を追う仕事に就くほうが意外と楽しそう」と感じるかもしれません。逆に「誰一人取り残さない公共の仕事の方が自分には合っている」と確信がもてる場合もあります。
民間企業と比較することで、消去法ではない「積極的な理由」で公務員を選び取れるようになるでしょう。
自分の進路を見極めるために民間企業にも目を向けたい方は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に企業研究を進めてみてください。
就職エージェントに進路を相談する
一人で悩み続けても答えが出ないときは、就職活動のプロであるエージェントに相談してみるのがおすすめです。就職エージェントは、これまで数多くの学生と企業を見ています。そのため、あなたの性格や価値観がどちらのフィールドでより輝くかを客観的に分析してくれるでしょう。
プロの分析によって、「自分では当たり前だと思っていた強みが、実は公務員で重宝される」といった発見があるかもしれません。逆に、希望の働き方を実現できる民間企業を提案してくれることもあるでしょう。
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公務員になりたい理由がうまくまとまらず、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。志望理由は合否を左右する重要な要素だからこそ、慎重になるのは当然のことです。
まずは、自己分析を深めて自分の強みを再確認し、公務員としてどのような未来を築きたいのかをじっくりと考えてみましょう。あわせて、自分が仕事を選ぶうえで譲れない就活の軸を整理することも大切です。
もし一人で考え込んでも「これだ」と思える答えが見つからない場合は、プロの視点を借りるのも一つの手です。就職エージェントに相談することで、自分では気づかなかった適性や、本音に隠れた志望動機が明確になることもあります。
キャリアチケット就職エージェントでは、就活にお悩みの学生支援に特化したサービスを提供しています。プロのキャリアアドバイザーがあなたの価値観を丁寧にヒアリングし、建前ではない志望動機の作成をサポート。また、希望の条件にマッチする民間企業の求人紹介も行っています。
すべてのサービスを無料で受けられるので、「自分に合う就職先」「やりたいことができる就職先」を見つけたい方は、ぜひキャリアチケット就職エージェントへお問い合わせください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。