市役所の志望動機例文10選!書くべき内容やアピールにつながる構成も解説

このページのまとめ

  • 市役所の志望動機では「その地域を選んだ理由」「ほかの自治体との違い」が重要
  • 地元以外の市役所の志望動機では、地域の特色や取り組みに対する客観的な視点が必要
  • 市役所の志望動機では、民間企業では達成できない目標を伝えるのがポイント

市役所の志望動機例文10選!書くべき内容やアピールにつながる構成も解説のイメージ

「市役所の志望動機は、どのような内容が評価されるの?」と気になる就活生も多いでしょう。市役所は公務員であり、民間企業とは違うポイントを把握して志望動機を考えることが大切です。

この記事では、志望動機の書き方や、盛り込みたい内容を解説しています。参考にできる例文と、NG例文も紹介しているので、何を書けばいいのか迷っている就活生はぜひ参考にしてください。

志望動機の作り方について相談したい

   
目 次

市役所の志望動機では「その地域を選んだ理由」が大切

市役所の志望動機では、「なぜその地域・自治体を選んだか」が大切です。市役所は全国に存在するため、「ほかの地域ではなく、その自治体でなければならない理由」を明確にする必要があります。

キャリアチケットの調査によると、25卒の学生で、官公庁を志望する就活生は約4%でした。

【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査の画像

引用:キャリアチケット「【2023年10月実施】25卒学生の就活状況についての調査

「地元のために働きたい」「生まれ育った街に貢献したい」などと考える就活生が多く、内定獲得はそう簡単にはいきません。ライバルよりも評価されるために、志望動機で意欲や熱意をアピールし、差を付けられるようにしておきましょう。

ここでは、地元の市役所を目指す場合と地元以外の市役所を目指す場合にわけて、志望動機で押さえておきたいポイントを解説します。

地元の市役所を志望する場合

地元の市役所を希望する場合は、居住経験を生かして、自治体が抱える問題点に対する深い理解を示しましょう。また、より踏み込んだ政策を提案し、ほかの就活生との差別化を図るのもポイントです。

出身地として長く住んできたからこそわかる、地域の問題点があるはずです。問題点をうまく言語化し、現在の取り組みに対する意見や、問題を解決するために考えられることをアピールしてください。

地元以外の市役所を志望する場合

地元以外の市役所を志望する場合は、「その地域をあえて志望する理由は何か」がポイントになります。志望動機には、地元出身ではないからこそ伝えられる、客観的な視点からの意見を盛り込みましょう。自身が生まれ育った地元と、志望する地域を比較できるのは、地元出身者の志望動機と差別化できるポイントの一つです。

地元以外の地域を志望する際は、実際に訪問してコミュニティを体感したり、住んでみたりしたほうがよいでしょう。実体験ベースで志望動機を書けると、地元以外から就職を希望する就活生との差別化にもつながります。

志望動機を作成するためには、地域や市役所について詳しく知るのも重要です。「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」を参考に、地域の魅力や取り組みを深掘りしましょう。

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市役所の志望動機に書くべき5つの内容

市役所の志望動機には、「市役所を志望するきっかけ」「解決したい地域の課題」などの内容を盛り込むのがポイントです。ここでは、市役所の志望動機に書きたい5つの内容を紹介します。

1.市役所職員を志望するきっかけ・理由

市役所の志望動機に欠かせないのが、志望するきっかけや理由です。市役所の採用担当者がもっとも知りたい内容になります。たとえば、次のような内容を伝えるようにしましょう。

・子育て支援に関心があり、子育て世帯が生活しやすい環境を整えるための活動をしていきたい
・地域を活性化させるために、地域の人々が生き生きと働ける環境整備に力を注ぎたい
・あらゆる世代が心地よく暮らせるコンパクトシティの実現のために都市計画に携わりたい

志望理由やきっかけでは、具体性のある内容が大切です。次のような内容では、内容が薄いと思われやすいので気を付けましょう。

・地元が好きだから
・住みやすく魅力的だから
・生まれ育った地元に貢献したいから
・地域に根差した仕事がしたいから

市役所職員へは地域内外を問わず毎年多数の応募があり、志望動機の差別化は必須です。その地域の公務員として、市役所で働きたいと感じたエピソードを丁寧に振り返りましょう。

2.地域や住民に貢献する思い

市役所の志望動機では、その地域や住民に貢献する思いも大切です。民間企業と公務員では、仕事の意味や目的が根本的に異なります。

・民間企業:社会貢献を通じた利益の追求がメイン
・公務員:地域の発展やライフライン確保などを目的とした公益の追求がメイン

民間企業とは違い、市民や地域のために働くことがメインになると意識しておきましょう。

ただし、「市民や地域のために働く」というだけでは抽象的なので、どのように働いていきたいのか具体化させることをおすすめします。民間企業との違いを踏まえ、具体的な貢献の仕方を伝えるのがポイントです。

3.就職後に解決したい地域の課題

市役所の志望動機を書く際は、就職後に解決したい地域の課題について触れましょう。

・実際に住んだ日々を通じて感じた課題
・市の取り組みに参加したエピソードを通じて感じた課題
・ほかの自治体と比較して見つかった課題

志望動機のなかで「△△の取り組みに参加し、継続するのが大切だと感じた」「△△の取り組みに参加したが、△△の部分を改善できると考えた」などとアピールできると、説得力も上がります。

民間企業を志望する場合の就職後の抱負に相当する内容として、地域への課題にも目を向けましょう。

4.取り組みたい仕事内容

その地域が抱える課題を伝えるとともに、取り組みたい仕事内容も盛り込むのがポイントです。

仕事内容まで伝えられると志望する熱意を伝えられる一方、こだわりが強過ぎると、定期的な異動がある市役所の体制にマッチしないと判断されかねないので気をつけましょう。

課題に対するアプローチとして取り組んでみたい仕事に触れつつ、どのような仕事も目的意識を持って取り組んでいきたいことをアピールするのがおすすめです。

5.仕事に活かせる自分の強み

希望する仕事や職種に対して、自分の強みがどのように活かせるかも盛り込みましょう。地域が抱える課題や解決策、やってみたい業務などを伝えたうえで、その仕事に取り組める力・スキルがあることをアピールできると、採用担当者をより納得させられます。

ただ強みをアピールするだけではなく、仕事に関連させられるように意識しましょう。強みがわからない就活生は「「強み」ってどうやって見つければ良いの?簡単にできる「強み」の発見法」を参考に探してみてください。

自分の強みが活かせる市役所の業務を考える

市役所にはさまざまな部署がありますが、仕事内容は「事務系」「技術系」の大きく2つにわけられます。

住人の話に耳を傾けて問題を解決していく窓口業務や事務作業などで人々の役に立ちたいか、道路工事の計画や環境保全の企画などで地域に貢献していきたいかで、携わる業務内容は大きく異なります。

志望動機では、就職後に関わりたい業務も大切です。「どういう部署で、どのように働きたいか」「なぜその業務を行いたいのか」などを言語化しておきましょう。

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市役所の志望動機を作るときの参考になる情報源

市役所の志望動機を考える際は、「市のWebサイト」「地方紙」などを参考にするのがおすすめです。志望する市役所ならではの特色を理解したうえで、志望動機を考えましょう。

志望動機作成の参考になる情報源を5つ紹介するので参考にしてください。

市役所のWebサイト

志望する市役所のWebサイトは、必ず確認しておきましょう。市区町村から出される情報のすべてが市役所のWebサイトに集約されています。特に、「市民からの声」のページは、地域の課題を見つける参考になるのでおすすめです。

また、市役所のWebサイトが見にくくないか、必要な情報をすぐに探せるかも確認してみてください。情報へのアクセスしにくさも、その地域が抱える課題の一つになる場合があります。

自分が考える地域の課題や問題点と組み合わせて、志望動機作成に活かしましょう。

志望する市役所以外の地方自治体のWebサイト

志望する地域の市役所だけでなく、ほかの市区町村のWebサイトも閲覧しましょう。企業研究と同じ感覚で、自治体同士を比較すると強みや弱みを発見できます。

志望動機の差別化には「その地域の市役所職員を志望する理由」が欠かせません。特に、地元以外の市役所を志望する就活生の場合は、地元と志望先の比較がポイントです。

地方紙・ローカルニュース

地方紙やローカルニュースからも、地域の取り組みやイベントを確認できます。市役所以外が主催するイベントもあり、市役所のWebサイトから得られなかった地域の活動もチェックできるでしょう。

各種イベントや町おこしのなかには、成功したものもあれば失敗したものもあります。過去のイベントの実施状況や結果を分析して自分の意見に含めるだけで、より説得力のある志望動機になるでしょう。

OB・OG

市役所で働く、大学やサークルのOB・OGに話を聞くのもおすすめです。市役所のWebサイトからでは入手できない、リアルな情報を教えてもらえます。OB・OGが就活で苦労した点や志望動機で気をつけたポイントなどを聞けば、自身の就活にも活かせるでしょう。

もし、OB・OGの知り合いがいない場合は、大学のキャリアセンターに相談してみてください。卒業生を紹介してもらえることもあります。OB・OG訪問の方法については、「OB・OG訪問のやり方とは?流れやマナー、注意点を知ろう」も参考にしてください。

個人が運営するブログメディア

OB・OGの知り合いがいない場合は、個人が運営するブログメディアを検索するのもおすすめです。

実際に市役所で働く職員が運営している個人ブログでは、志望動機を書く際のポイントや採用担当者が評価するポイントなどをまとめていることもあります。

実務経験を踏まえた志望動機の書き方のコツを紹介しているような記事も確認しながら、情報の信ぴょう性は慎重に判断しつつ、参考にできる内容は取り入れてみてください。

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市役所の志望動機の作成方法

市役所の志望動機を作る際は「志望理由」「エピソード」「入社後のビジョン」の順番でまとめると、わかりやすい志望動機になります。

ここでは、市役所の志望動機を作る際の構成を紹介するので、参考にして文章を考えてみてください。

一文目に結論となる志望動機を書く

最初に結論となる、市役所を志望した理由を具体的に書きましょう。最初に結論を記載することで、読み手が以後の内容を理解しやすくなるからです。

先にエピソードを伝えてしまうと、志望理由が曖昧になり、アピールにつながりません。「私が貴所を志望する理由は、△△だからです」のように、結論を端的に答えるように意識しましょう。

志望動機の書き始めについては、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」の記事でも紹介しています。読んでおくと表現の幅が広がり、アピールしやすくなるのでおすすめです。

きっかけや問題意識などのエピソードで補足する

志望理由を伝えたあとは、その理由に至ったきっかけや問題意識などについて、エピソードを交えて補足します。たとえば、次のようなエピソードを伝えてみましょう。

・生まれ育った故郷に貢献したいと思った
・学生時代に市が主催するイベントに参加して目的意識が芽生えた
・大学で学んだ内容を自治体で活かせると思った

自分なりのエピソードがあれば志望動機の独自性につながり、ほかの就活生との差別化になります。
逆に、志望動機に対する具体的なエピソードがなければ説得力を持たせられないため気を付けましょう。

また、だらだらとエピソードを伝えるのも印象が悪くなるので、簡潔にまとめてください。

取り組みたい仕事内容や展望を述べてまとめる

採用された場合に、取り組みたい仕事や抱負などを盛り込んで志望動機をまとめます。採用担当者に、採用後に働くイメージを持ってもらえるかどうかがポイントです。

採用担当者は志望動機を通して、学生が長期間にわたって地域のさらなる発展に貢献してくれるかを判断しています。そのため、問題意識を持っているかどうかはもちろん、「どのように活躍していきたいか」というビジョンがどれほど具体的であるかが評価対象です。

就職後に働くイメージを具体的に持てる学生であれば、採用するメリットが高まります。就職後の抱負を盛り込みつつ、志望動機を簡潔にまとめましょう。

志望動機の書き方については「新卒学生必見!志望動機の書き方がわかる12の例文と重要ポイントを紹介」の記事もおすすめ。志望動機の基本を覚えておけば、どの市役所や企業に応募する際も文章を考えやすくなり、就活を進めやすくなるでしょう。

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市役所の志望動機が思いつかないときの対処法

市役所の志望動機がどうしても思いつかない場合、仕事内容や自治体の取り組みについて調べるのがおすすめです。志望動機が思いつかない背景には、「市役所についてよく知らないから」が影響していると考えられます。

ここでは、市役所の志望動機が思いつかない場合の対処法を2つ紹介するので、参考にしてください。

市役所が行っている具体的な取り組みを調べる

志望動機が思いつかないときは、市役所が行う取り組みを調べましょう。自分が行政に参加するつもりで、詳しく調べるのがポイントです。

市役所のWebサイトの構成は大別すると以下のとおりになります。各分野の取り組みを一つずつ丁寧に調べてみることから始めてみてください。

・市政情報:その地域の課題や問題
・組織・人口・財政:その地域の特徴や経済的な強さ
・産業・観光・文化:地域の強みや魅力

たとえば、全国的に問題になっているのが少子高齢化や人口減少です。国が主導する施策に対して、市町村ではどのような対策を施しているのか、該当するページから深掘りしてみましょう。

そのほか、子育て支援や空き家対策、地域活性化といったテーマも、今後の市町村の発展や街としての機能を維持するために特に重視されるものの一つです。

何か興味のあるテーマを軸に、志望する自治体がどのような取り組みをしているか、自分が担当者だと思って調べてみましょう。

市役所の仕事内容を調べる

志望動機が思いつかない場合は、市役所の仕事内容をあらためて調べてみてください。市役所の仕事を一部しか理解できていないため、志望動機が思いつかない可能性もあります。

日常生活で触れることのある行政サービス以外にも、その裏でさまざまな業務が行われています。
市役所の仕事内容を調べてみて、興味を抱いた部分をメモしながらリサーチ結果を志望動機に活かしましょう。

一般的に市役所の仕事は、「事務系」「技術系」の2つに分類できます。それぞれの仕事について紹介するので、チェックしておきましょう。

事務系の仕事

事務系の仕事は、窓口業務や事務作業が中心です。

・保険・戸籍・住民票など、手続きに関する窓口業務
・市の行事の企画や運営など地域振興に関する業務
・ハザードマップ作成などの防災防犯に関する業務
・学校や高齢者施設、病院など地域の福祉や健康に関する業務

市役所の事務職では、3〜4年のペースで部署異動があり、幅広い業務に携わります。複数の業務を経験し、市政に関する知識を幅広く学んでいくのが一般的です。

事務職を志望している場合は、「事務職に効果的な志望動機の書き方とは?ポイントを例文で紹介!」こちらも参考にしてください。職種に応じて志望動機を考えるのも、選考突破に向けて大切です。

技術系の仕事

技術系の仕事は、土木や建築、機械といった専門的な内容になります。

・道路工事の設計・管理
・機械設備の計画・設計・維持管理
・都市計画のサポート
・環境保全のための企画・調査

技術系の場合、建築や土木、化学などの専門知識を活かして働くケースが一般的です。事務系とは異なり、特定の分野を極めたプロフェッショナルとして業務を行います。

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市役所の志望動機を作る際の4つのポイント

市役所の志望動機では、「安定しているから」「地元がいいから」のような理由はNGです。ありきたりな内容や、仕事への意欲を感じられない内容は評価が下がります。

ここでは、市役所の志望動機を作成する際に意識したいポイントを4つ解説するので参考にしてください。

1.特定の業務だけを志望しない

市役所の志望動機を作成する際は、特定の部署や業務に従事したいことを伝えすぎるのはNGです。採用担当者から特定の業務にしか関心がないように見え、「定期的な異動に対して不満を抱くのではないか」と思われてしまう恐れがあります。

もちろん、志望動機に就職後の抱負を記載するのは問題ありません。しかし、そもそも市役所は部署が非常に多く、希望が通らないことのほうが多いといわれています。

就職後のキャリアをイメージするのは必要ですが、特定の部署や業務だけにこだわりを持ち過ぎないようにしましょう。前提として、「地域住民や社会に貢献する」という公益追求の姿勢を持っておくのがポイントです。

2.「安定のために働きたい」はNG

「雇用が安定している」「給料がいいから」のように、安定していることを志望動機にしてはいけません。福利厚生を志望理由にしてしまうと、熱意が低いと思われてしまいます。

市役所は公務員であり、雇用が保障され、毎月安定して給与が支払われるのは事実です。しかし、民間企業と同じように、仕事内容ややりがいを志望動機として伝えるのが大事になります。

3.民間企業との違いを意識する

市役所職員を志望する場合は、民間企業との違いを踏まえたアピールが欠かせません。民間企業でも達成できる内容を志望動機にするのは控えましょう。

特に、公務員の志望動機として挙がりやすい「人の役に立つ仕事がしたい」「地域に根差して貢献したい」「地域開発に携わりたい」といったアピールは、民間企業でも実現できます。

公務員でなければならない理由が盛り込まれていないと「市役所以外でも実現できませんか?」と聞かれるケースも出てくるでしょう。市役所の志望動機では、「市役所でしかできない事業で、地域貢献に携わりたい」というように、民間企業との違いを意識してください。

民間企業との違いについては、「民間企業と公務員の違いは何?特徴や仕事内容をご紹介!」でも詳しく解説しています。

4.「地元が好きだから」だけで終わらない

地元が好きなことを志望理由にする場合も、評価は上がりません。地元が好きなだけでは、仕事で成果を出せる根拠にならないからです。

また、地元で働きたいのであれば、市役所である必要もありません。地元の民間企業で働いても、目的は達成できます。地元への情熱も大切ですが、別のアピール内容と組み合わせた方が、評価してもらえるでしょう。

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市役所の志望動機のOK例文6選

ここでは、市役所の志望動機の例文を6つ解説します。地元の市役所を志望する場合と地元以外の市役所の場合を紹介するので、自分が該当する方を参考にしてみましょう。

また、志望動機には文字数指定がある場合も。4つの文字数別で紹介しているので、こちらも合わせて志望動機を書く際の参考にしてください。

地元の市役所を受ける場合の志望動機の例文

私が貴所を志望する理由は、防災支援を行い、地域を守りたいと考えたからです。

私は5年前、大地震で被災した△△市へのボランティア活動に参加しました。その際、災害時の支援や災害からいち早く立ち直るためには、市役所職員の仕事が不可欠だと感じました。

この経験から、大学では防災知識について学びました。現在も被災地や災害地でのボランティア活動を定期的に続けており、自然災害への減災技術や復興支援の経験を積んでいます。

△△市では防災に対する取り組みとして△△に力を入れていることを、長年居住するなかで実感しています。採用された際には、生まれ育った△△市で防災知識を広め地域に貢献したいと考えております。

地元以外の市役所を受ける場合の志望動機の例文

私は△△市の農業の活性化に関わりたいと思い、貴市役所を志望致しました。

祖父母が△△市で農業を行っていたため、休みの日はよく手伝いに来ていました。そのため、小さい頃から農業に興味があり、大学でも農学について学んでいました。

△△市は農業の高齢化と後継者不足が問題になっていると聞きます。大学では△△に関する研究をしていたこともあり、△△市の農政に関心を持つようになりました。

入職しましたら、現在進んでいる政策やその実行計画に関する勉強を行ったうえで、△△市の農業を盛り上げ、地域に貢献をしたいと思っております。

100文字の志望動機の例文

私が貴市役所を志望したのは、故郷の活性化に貢献したいからです。進学を機に他県に引っ越したことで△△市の魅力を再認識し、人口流出に歯止めをかける子育て支援や企業誘致に取り組みたいと考えています。

200文字の志望動機の例文

私は、△△市の子育て環境の整備に関わりたいと思い、貴市役所を志望しました。

子育て支援に興味を持ったのは、学生時代に子ども支援のボランティアに参加したのがきっかけです。そこで、支援を必要とする人の多さや、働きながら子育てをすることの難しさを目の当たりにし、子育て支援を行うことへの重要性を学びました。

自身の強みである「チャレンジ精神」を活かし、誰もが安心して子育てできる街づくりに貢献したいです。

300文字の志望動機の例文

私はまちづくりを通して、△△市の地域の方々の生活を支えたいと考えて貴所を志望いたしました。△△市は発展の最中であり、住宅地や商業施設などのまちづくりが課題です。今後発展するために、大学で学んだ経済の知識が生かせると考えています。

現在、△△市の人口は増加傾向にありますが、住宅の設備はまだ十分とはいえない状況です。また、駅前の発展も課題であり、住みやすい地域にするためにも、今後の発展が求められます。

貴所では私の強みである「傾聴力」を活かし、地域の方々の話を聞きながら、△△市の抱える課題解決に向け行動いたします。具体的には、商業施設の誘致や住宅施設の増加に携わり、△△市に貢献したいと考えています。

400文字の志望動機の例文

私は、△△市役所で、地域の方々のニーズを聞き取り、課題解決に向けて貢献したいと考えています。私は生まれてから現在に至るまで△△市に住んでおり、△△市のにぎやかで人情味あふれるところに愛着を感じています。

小さい頃から地域の方には親切にしてもらい、お世話になることが多くありました。そのため、学生時代は積極的に地域の清掃活動やボランティアに参加して、地域の方の役に立つことを行ってきました。自分自身、ボランティアや誰かの役に立てる活動を楽しいと思える性格です。

今後は、行政を担う一員として、自身の「人の話をよく聞き、ニーズを汲み取る」という長所を活かしつつ、△△市を今以上に住みよい街にしていくことで、恩返しをしたいと思っています。

具体的には、利便性向上のためのコミュニティバスのさらなる改善や、各地域で開催されるお祭りの支援などに携わってみたいと考えています。

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市役所の志望動機に磨きをかける方法

市役所の志望動機をさらによくするなら、第三者に添削してもらうのがおすすめです。たとえば、次のような人々に添削を依頼してみましょう。

・大学のキャリアセンター
・公務員予備校のサービス
・友人や大学の先輩
・就活エージェント

客観的な立場から志望動機を見てもらうと、わかりにくい表現や不足する内容といった改善点を発見できるのでおすすめです。

また、添削を依頼する際は複数のサービスを利用してみましょう。立場が変われば指摘する内容も異なるので、志望動機をさらにブラッシュアップできます。書いた志望動機の添削先は「ES添削は誰にお願いすべき?おすすめの依頼先や選び方・注意点も解説」も参考にしてみてください。

また、キャリアチケットでも志望動機の添削を行っています。市役所を目指す就活生のサポート実績も豊富にあるので、ぜひ相談してください。

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市役所の志望動機のNG例文4選

ここでは、市役所の志望動機のNG例文を4つ紹介します。作成し終わった志望動機を改めて見直し、下記に該当していないか確認してみましょう。

改善のポイントも解説するので、参考にしてください。

特定業務へのこだわりが強すぎる

私は、△△市の職員として、地域の皆様に信頼される窓口業務を行いたいです。

大学進学時に一人暮らしを始めた際、提出する書類がよくわからず悩んでいたところ、職員の方がとても丁寧に対応してくださったことをとても覚えています。不明点を質問するとすべて親切に答えていただき、無事に転入の届出ができて安心しました。

地域の皆様が安心して暮らせる環境づくりは、職員の使命の一つだと考えています。△△市に入職できた暁には、窓口業務を通じて高品質な行政サービスを提供したいです。

改善のポイント

市役所職員を目指したきっかけを紹介するのは問題ありませんが、固執し過ぎた内容になっています。視野の広さや地域に広く貢献する意欲が伝わるまとめ方に変更するのがポイントです。

安定性を求めた内容になっている

貴所を志望した理由は、安定した環境で働きたいと思ったからです。

新型コロナウイルスに伴う労働環境の目まぐるしい変化や目下の経済状況を踏まえて、安定した組織で着実に成果を出して働きたいと考えるようになりました。

公務員であれば組織としての安定性が非常に高く、地域の皆様に質の高い行政サービスを提供し続けられると思っています。

市役所という恵まれた環境のなかで、公共の利益のために貢献したいと考え、貴所を志望いたしました。

改善のポイント

給与や雇用など、組織の安定性を前面に押し出す内容は控えましょう。市役所に限らず、公務員の志望動機で安定性を理由にしても、プラスな印象を持たれることはまずありません。

志望動機では、自治体について入念に調べて、興味のある取り組みを探しましょう。志望動機のベースになるのは、仕事内容や地域ならではの魅力・特色に対する興味関心です。

具体性がなく説得力に欠けている

私が貴所を志望した理由は、地域に貢献できる仕事がしたいからです。

私は大学のゼミで「地域活性化」をテーマに研究しており、卒業後も地域活性化に関わる仕事をしたいと考えています。

市役所の業務は地域に根差した仕事の根幹をなすもので、私が学んできた知識や経験を活かせると思っています。

貴所に就職できた際は、地域の方々の声に耳を傾け、地域活性化に貢献していきたいです。

改善のポイント

地域活性化へのこだわりが強く、志望動機として筋が通っているようにみえますが、具体的なエピソードがありません。大学で学んだ内容と、その地域で貢献する理由が結びつかず、ほかの自治体でも使い回せる内容になっています。

エピソードを交えて具体性を追加すると、志望動機のクオリティはさらに上がるでしょう。

「地元が好き」しか伝わらない

私が貴所を志望したのは、地元である△△市が好きだからです。好きな△△市で仕事ができればいいと考えています。

私は生まれてから現在まで、この△△市に住んでいます。長く住んできた私だからこそ、この街をよりよくできると思っています。

貴所に採用された場合には、地元愛で地域の方々に貢献したいと考えています。

改善のポイント

「地元が好き」だけでは、評価対象になるのは難しいといえます。地元出身のライバルも多く、同様に地元が好きだから働きたいと考える人が多いからです。

また、地元が好きな気持ちだけでは、仕事はできません。街の課題解決や発展のために、自分のどのような特徴をどんな場面で活かせるのか伝えるようにしてください。

公務員の志望動機例文については、「公務員になりたい理由の書き方は?考える際のポイントや例文を解説!」の記事でも紹介しています。多くの例文を読むほど表現が広がるので、よい部分を取り入れれば評価してもらえる志望動機が作れるはずです。

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市役所の志望動機を面接で伝える場合のコツ

志望動機は面接でも聞かれる場合が多いので、答え方を準備しておきましょう。履歴書やエントリーシートの文章とは違った評価ポイントがあるので知っておいてください、

ここでは、志望動機を面接で伝える際の4つのコツを紹介します。

熱意が伝わる話し方をする

面接で志望動機を伝える際は、熱意や意欲が伝わるように話しましょう。声の大きさや明るさトーンなどに気をつけてください。

たとえば、明るく元気に話す方が好印象に伝わります。声の大小に気を配ったり抑揚をつけたりすれば、熱意も伝わりやすくなるでしょう。

抑揚のない話し方をしてしまうと、元気がなく、やる気も出そうに見えてしまいます。同じ内容でも与える印象が変わるので、面接では話し方も気をつけてください。

内容の深掘りに対応できるようにする

面接官からの深掘りに答えられるように準備しておきましょう。面接では履歴書はエントリーシートと違い、内容について質問される場合があるからです。

深掘りされた際に答えられないと、自己分析が甘い、企業研究ができていない、などと思われる可能性もあります。志望理由をさらに掘り下げて説得力のある回答ができるように準備しましょう。

結論から伝える

面接で志望動機を伝える際も結論から伝えてください。わかりやすく伝えるためには、なぜ志望しているのかがわかる内容にするのが欠かせません。

面接ではわかりやすく伝える能力があるかも見られています。いきなりエピソードを伝えるのではなく、志望理由の結論から伝えるのが基本です。

長々と話さない

志望動機は長々と離さず、簡潔にまとめましょう。話が長くなってしまうと、要点が伝わらず、何をアピールしたいのかがわかりません。

事前に話す内容を求めて時間を計っておくのもおすすめです。1分から2分程度にまとめておくと、内容を薄くすることなくわかりやすく伝えられるでしょう。

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市役所の志望動機作成に悩むあなたへ

「市役所の志望動機をどうやって作ればよいかわからない」「志望動機を書く内容が見つからない」などはよくある悩みです。

自分の伝えたい思いをうまく文章にまとめるのは大変ですよね。志望動機の作成に悩む就活生には、就活エージェントのキャリアチケットがおすすめです。

キャリアチケットでは、就活に詳しいキャリアアドバイザーが、マンツーマンで志望動機の作成をサポートします。

自己分析や企業研究など、志望動機作成に必要な準備もサポート。「まだ志望動機が何もできてない」と悩む方も、安心して相談してください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。