このページのまとめ
- 就活で志望動機を書く前に、自己分析と企業研究でアピール材料をそろえるのが大切
- 志望動機の書き方は「結論」「根拠」「企業を選んだ理由」「入社後のビジョン」の順
- 志望動機記入欄の8割以上を埋めて、受け身や待遇中心の内容は避けるのがおすすめ
就活の志望動機の書き方が分からず、「どの企業にも同じような内容になってしまう」と悩む人は多いでしょう。志望動機は、書く前の準備と基本の構成を押さえれば、説得力のある内容にまとめられます。
この記事では、企業が志望動機で見ているポイントや具体的な書き方、志望理由別・職種別の例文を紹介します。ES・履歴書に書くときの注意点も解説するので、あわせて確認しましょう。
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- 企業が志望動機で見ている3つのポイント
- 1.人柄や価値観
- 2.志望度の高さ
- 3.社風や業務とのマッチ度
- 志望動機を書く前にしておきたい準備
- 1.自己分析で就活の軸を明確にする
- 2.企業研究で企業の特徴を知る
- 就活の志望動機の書き方|4ステップの基本構成
- 1.書き出しで志望理由を結論から伝える
- 2.根拠となるエピソードを伝える
- 3.他社ではなくその企業を選んだ理由を伝える
- 4.締めくくりで入社後のビジョンを伝える
- 志望理由別の志望動機例文4選
- 商品・サービスに魅力を感じた例文
- 働き方・評価制度に魅力を感じた例文
- 事業内容に魅力を感じた例文
- 企業理念に魅力を感じた例文
- 職種別の志望動機例文3選
- 営業職の例文
- 事務職の例文
- 技術職の例文
- ES・履歴書に志望動機を書くときの7つの注意点
- 1.記入欄の8割以上を埋める
- 2.「御社」ではなく「貴社」を使う
- 3.読みやすく分かりやすい文章にする
- 4.給与や待遇面についての志望動機は避ける
- 5.受け身の志望動機は避ける
- 6.自己PRと同じ内容は避ける
- 7.消費者目線の志望動機は避ける
- 志望動機の作成に悩むあなたへ
- 志望動機に関するよくある質問
- Q.ESと履歴書で志望動機は変えるべき?
- Q.面接で志望動機を話すときのコツは?
企業が志望動機で見ている3つのポイント
企業は志望動機から、学生の「人柄や価値観」「志望度の高さ」「社風や業務とのマッチ度」の3つを見ています。どの点が評価されるのかを知ったうえで書くと、企業の目に留まる志望動機に仕上げやすくなるでしょう。
企業が志望動機で見ているポイント
- 人柄や価値観
- 志望度の高さ
- 社風や業務とのマッチ度
ここでは、それぞれのポイントを解説します。
1.人柄や価値観
企業は志望動機を通して、学生の人柄や価値観を知りたいと考えています。何を大切にし、どのように行動する人なのかは、志望理由やエピソードの選び方に表れるからです。
社会人経験のない就活生の採用においては、応募者自身のポテンシャルが重視されます。そのため、志望企業の業務内容に活かせる性格や個性をアピールできると良いでしょう。
2.志望度の高さ
志望動機からは学生の志望度の高さも見られています。企業は「この会社で働きたい」という意欲の強い就活生を採用したいと考えているからです。
企業は、採用した志望者に長く働いてほしいと思っています。早期離職を防ぐためにも、自社のどこに魅力を感じたのかを志望動機で確かめているのです。
企業が志望動機を質問する理由については、「理由を理解できていますか?志望動機を聞かれる意味」の記事も参考にしてください。
3.社風や業務とのマッチ度
志望動機では、社風や業務とのマッチ度も確認されています。どれほど熱意のある内容だとしても、企業と合わなければ入社後のミスマッチや早期離職につながる可能性があるからです。
採用担当者は志望動機を通して、「自社の職場の雰囲気に合っているか」「業務に必要な能力をもっているか」などを見ています。企業の求める人物像を把握し、企業に合わせたアピールができるように準備しておきましょう。
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志望動機を書く前にしておきたい準備
志望動機が書けない原因の多くは、文章力ではなく「就活の軸が定まっていない」「企業の強みを把握し切れていない」ことにあります。近年は文章作成の手段として、生成AIを活用する就活生が増えていますが、自分の経験や価値観、企業の特徴を理解したうえでの使用が不可欠です。
キャリアチケット就職エージェントの「28卒の就職活動に関する実態調査【後編】」によると、就活中の28卒の85%が就職活動で生成AIを使用し、使用者の72.9%が志望動機の作成や添削に活用していました。

説得力のある志望動機を作るためには、生成AIに頼る前に、まず材料となる「自分の就活の軸」と「企業の特徴」が重なる接点を整理しておくことが重要です。
ここでは、志望動機を書く前に進めておきたい2つの準備を紹介します。事前準備を十分に行うことで志望動機を考える工程が楽になるので、ぜひ以下のポイントを押さえておきましょう。
1.自己分析で就活の軸を明確にする
最初に取り組みたいのは、自己分析で就活の軸を明確にすることです。就活の軸とは仕事や企業を選ぶうえで自分が大切にしたい価値観のことで、志望動機の土台になります。
過去の経験を振り返り、「夢中になれたこと」「やりがいを感じた場面」「譲れない価値観」を書き出すと、共通する価値観が見えてくるでしょう。たとえば、アルバイトでお客さまの悩みを一緒に解決できたときにやりがいを感じたなら、「人の課題解決に関わる仕事がしたい」という軸が考えられます。
就活の軸の具体例は、「就活の軸の例文一覧48選!ES・面接での答え方や決め方も解説」の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
2.企業研究で企業の特徴を知る
就活の軸が定まったら、企業研究で志望企業の特徴を調べます。事業内容や企業理念、社風、求める人物像などを知ると、自分の軸と重なる部分を見つけやすくなるでしょう。
情報は企業の採用サイトや説明会、インターンシップ、OB・OG訪問などを通じて集めるのがおすすめです。同じ業界の企業と比べて強みや取り組みの違いを整理しておくと、「他社ではなくその企業を選んだ理由」も書きやすくなります。
企業研究の進め方は、「企業研究のやり方6ステップ!新卒向けに就活で調べる項目や情報源を紹介」の記事で詳しく解説しています。
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自分に合った仕事ってなんだろうと不安になりますよね。強みや適性に合わない仕事を選んでしまうと、せっかく就職しても早期退職のリスクがあります。そこで活用したいのが、「適職診断」です。
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就活の志望動機の書き方|4ステップの基本構成
就活の志望動機は、「結論」「エピソード」「企業を選んだ理由」「入社後のビジョン」の4ステップで書くと分かりやすく伝わります。基本の型は次のとおりです。

ここからは、各ステップの書き方を順に解説します。
1.書き出しで志望理由を結論から伝える
志望動機の書き出しは、「私が貴社を志望する理由は△△です」のように、結論から伝えてください。はじめに結論を述べることで、相手にこれから話す内容が伝わりやすくなるからです。
書き出しでは、企業理念や事業内容といった企業の根幹に関わる部分を挙げると説得力が増します。説明会で話した社員個人への憧れや始まったばかりの制度など、今後変わる可能性があるものは避けたほうが無難です。
書き出しの例文は、「志望動機は書き出しを意識しよう!新卒が押さえたいポイントや例文を解説」の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
2.根拠となるエピソードを伝える
次に、志望理由を裏付けるエピソードを伝えます。志望理由の明確な根拠を説明することにより、採用担当者も納得できる内容になるでしょう。
エピソードはできる限り自分だけのオリジナルの内容にし、成果や結果を数字で示すと内容がより具体的になるのでおすすめです。たとえば、接客のアルバイト経験なら、「毎日多くのお客さまと接しました」だけでは具体性に欠けます。「ランチタイムに約200名が来店するレストランで2年間勤務し、10人以上のお客さまから感謝の言葉をいただきました」と伝えたほうが、相手の印象に残るでしょう。
エピソードがうまく見つからない場合は、過去を振り返る「自分史」や「モチベーショングラフ」など、自己分析を深める方法を活用してみてください。自分を深掘りすることで、エピソードが見つけやすくなるでしょう。
自己分析の方法について知りたい方は、「自己分析とは?就活での目的や簡単なやり方9選を解説」の記事を参考にしてみてください。
3.他社ではなくその企業を選んだ理由を伝える
3つ目のステップでは、同業他社ではなくその企業を選んだ理由を伝えます。数ある企業のなかから「なぜその企業なのか」を伝えることで、採用担当者に入社の熱意を伝えられるでしょう。
企業を選んだ理由を伝える際は、企業研究で整理した他社との違いから、自分の就活の軸と重なる点を挙げるのがポイントです。「業界大手だから」「理念に共感したから」だけでは、ほかの企業にも当てはまってしまいます。
キャリアリサーチLabの「2027年卒 大学生キャリア意向調査6月<就職活動・進路決定>(p.11)」によると、27卒の就活生が6月末の時点でエントリーした企業数は平均26社でした。複数の企業に応募するからこそ、文章を使い回さず企業ごとに選んだ理由を書き分けることが大切です。
参照元
キャリアリサーチLab
2027年卒 大学生キャリア意向調査6月<就職活動・進路決定>
4.締めくくりで入社後のビジョンを伝える
志望動機の締めくくりでは、入社後のビジョンを伝えましょう。「どんな仕事がしたいか」「どのような目標を達成したいのか」「どのようなキャリアアップを目指すのか」などを具体的に書くことがポイントです。
入社後のビジョンが明確であれば、採用担当者もあなたがどのように活躍するかを想像しやすくなります。活躍がイメージできるほど評価も高まりやすいので、明確なビジョンを伝えるようにしてください。
ビジョンを書く際は、自分の強みを企業の求める人物像に合わせて示すことも重要です。志望動機の内容が求める人物像とずれていれば、せっかくの強みも評価につながりにくくなります。志望企業にマッチしたものを選べるように、アピールできる経験や強みは複数考えておくことがおすすめです。
企業が求める人物像については、企業のWebサイトや求人情報ページで公開されている場合もあります。情報が見つからない場合は、企業説明会やOB・OG訪問で聞いてみるのも一つの方法でしょう。
強みの見つけ方は、「強みと弱みの分析方法10選!言い換え一覧や伝え方のコツを例文付きで解説」で解説しています。志望動機を書く前に実践してみてください。
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志望理由別の志望動機例文4選
ここでは、志望動機の例文を志望理由別に4つ紹介します。商品・サービスや働き方、事業内容など、自分が魅力を感じた部分に近い例文を参考にしてみてください。
商品・サービスに魅力を感じた例文
商品・サービスに魅力を感じた例文
私が貴社を志望する理由は、長く愛される商品づくりを通じて、人々の日常に楽しい時間を届けたいと考えたからです。
貴社のロングセラー商品である▲▲は、子どものころに祖母と一緒に食べていた思い出のお菓子です。大学のゼミでロングセラー商品の販売戦略を調べたところ、▲▲は時代に合わせて味やパッケージを見直し続けていることを知りました。一人の消費者として好きだった商品の裏に、変化を恐れない商品開発の姿勢があることに強く惹かれました。
入社後は、ゼミで培った市場分析の力を活かし、世代を超えて愛される商品の企画に携わることで、貴社に貢献したいと考えています。
商品・サービスへの思いを伝える場合は、「好き」という感想で終わらせず、作り手としてどのように関わりたいかまで書くことが大切です。
働き方・評価制度に魅力を感じた例文
働き方・評価制度に魅力を感じた例文
私は、貴社の働き方と評価制度に魅力を感じ、志望いたしました。
私は、ライバルが多いほど仕事に熱が入る性格です。大学のバレーボール部では、実力が高いことで有名な競合チームとの試合で自チームメンバーと一致団結し、一番多く点数を取れた経験があります。
貴社が採用しているインセンティブ制度は、単なる評価制度ではなく、社員間でフィードバックを共有する仕組みを取り入れていると、採用サイトで拝見しました。
周りと切磋琢磨しながら成長できる貴社の職場環境で、自分の性格を活かし、新入社員の立場であっても高い成果を残すことが目標です。そして、チーム一丸となって会社全体の目標を達成できるよう、周囲を引っ張っていける存在になりたいです。
制度に魅力を感じた場合は、制度の内容だけではなく、その環境で自分がどう成果を出したいかまでセットで伝えましょう。
事業内容に魅力を感じた例文
事業内容に魅力を感じた例文
私が貴社を志望する理由は、斬新な視点を用いた戦略で、今や世界各国にファンを持つ貴社のアパレル事業に惹かれたからです。
大学時代、アパレルショップでアルバイトをしていた際、なかなか売り上げが伸びない課題がありました。そこでディスプレイの服を入れ替えたり、希少な素材を使った商品にイラストつきの説明書きを添えたりする工夫をした結果、お客さまの目に留まる機会が増え、各商品の売り上げが伸びていきました。
この経験を通し、いくら魅力的なデザインや形の服だとしても、お客さまの目に届くようこちらからアピールしないと、販売数を増やすことは難しいと気づきました。貴社の商品が世界中に広まったのは、デザインや使い勝手の良さに加え、顧客のニーズを重視した販売戦略が優れているからだと強く感じます。
アルバイト経験から培った、マーケティング力とアイデア力を活かし、魅力的な貴社の商品をより多くの人たちに知ってもらえるよう貢献したいと考えています。
事業内容を志望理由にする場合は、自分の経験から得た気づきと事業の特徴を結びつけると、説得力が増します。
企業理念に魅力を感じた例文
企業理念に魅力を感じた例文
貴社の「国籍関係なく人々が寄り添って生活できる空間を」という理念のもと、多様な人々が心を通わせられる居場所を日本中に広げたいと考え、志望いたしました。
大学時代、オーストラリアへの留学時に、さまざまな国籍の人たちとシェアハウスした経験があります。当初は生活習慣の違いから衝突もありましたが、週に一度の合同夕食会や対話の場を率先して提案し、互いの背景を尊重し合える関係を築きました。この経験を通じて、「違いを認め合い、誰もが孤立しない居場所」を作る尊さを実感しました。
日本国内で共生拠点を広げる貴社こそ、孤立しがちな外国人に安心を届けられると確信しています。私の強みである「異なる価値観に歩み寄る対話力」を活かし、入居者一人ひとりに寄り添った空間づくりとコミュニティ運営に貢献したいと考えています。
企業理念に共感した場合は、理念のどの部分に、どのような経験から共感したのかを具体的に示しましょう。企業理念の伝え方は、「志望動機で企業理念を語るには?作成のコツとタイプ別の例文」の記事にまとめています。
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職種別の志望動機例文3選
同じ企業だとしても、職種によって求められる力は異なります。ここでは、営業職・事務職・技術職の例文を紹介するので、志望する職種に合わせて内容を調整してみてください。
営業職の例文
営業職の例文
私が貴社の営業職を志望する理由は、顧客の課題に寄り添った提案で、企業の成長を支えたいと考えたからです。
大学時代は学習塾のアルバイトで、保護者面談の資料作成を担当しました。生徒ごとの成績推移を分析し課題と対策を具体的に示したところ、継続受講を決める家庭が増え、教室の退塾者数は前年より約3割減りました。この経験から、相手の悩みを丁寧に聞き、根拠をもって提案することのやりがいを実感しています。
貴社は製品を販売するだけではなく、導入後の運用支援まで担っており、長期的な信頼関係を築く営業スタイルに強く惹かれています。入社後は分析力と傾聴力を活かし、顧客から頼られる営業担当者を目指したいです。
営業職では売上の数字だけでなく、相手の課題を引き出す力や信頼関係を築く力も評価される傾向があります。営業職のほかの例文は、「営業職の志望動機例文20選!アピールすべきポイントや書き方を解説」の記事をご覧ください。
事務職の例文
事務職の例文
私が貴社の事務職を志望する理由は、社員が働きやすい環境を整えることで、組織全体の成果に貢献したいと考えたからです。
大学ではサークルの会計を2年間担当し、紙で管理していた収支記録をスプレッドシートに移行しました。入力ルールを統一して共有した結果、月末の集計にかかる時間が約半分になり、メンバーからも「確認しやすくなった」と感謝されました。
貴社は業務のデジタル化を進めながら、部署を越えて改善提案ができる環境を整えていると説明会で伺いました。入社後は正確さと改善意欲を活かし、現場の負担を減らす仕組みづくりに取り組みたいと考えています。
事務職では正確さに加えて、業務を効率化する工夫や周囲を支える姿勢を示すと、仕事への理解が伝わります。
技術職の例文
技術職の例文
私が貴社の技術職を志望する理由は、大学で学んだ材料工学の知識を活かし、環境負荷の少ない製品づくりに携わりたいと考えたからです。
研究室では、樹脂材料の耐久性を高める添加剤の配合を研究しています。条件を変えながら100回以上の試験を重ねるなかで、地道な検証の積み重ねが成果につながることを実感しました。
貴社はリサイクル素材を活用した部品開発に早くから取り組み、品質と環境配慮の両立を追求しています。インターンシップで技術者の方から開発の裏側を伺い、その姿勢にいっそう魅力を感じました。
入社後は、研究で培った粘り強さと検証力を活かし、次世代の素材開発に貢献したいです。
技術職では、専攻や研究内容が企業の技術分野とどうつながるのかを具体的に示すことが大切です。
ここで紹介したほかにも志望動機の例文を知りたい方は、「志望動機は就活成功のカギ!例文集と面接や履歴書での伝え方を紹介」の記事を参考にしてみてください。
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ES・履歴書に志望動機を書くときの7つの注意点
ES・履歴書に志望動機を書くときは、以下のような書き方のマナーにも気を配る必要があります。
志望動機を書くときの注意点
- 記入欄の8割以上を埋める
- 「御社」ではなく「貴社」を使う
- 読みやすく分かりやすい文章にする
- 給与や待遇面についての志望動機は避ける
- 受け身の志望動機は避ける
- 自己PRと同じ内容は避ける
- 消費者目線の志望動機は避ける
ここでは、マイナス評価につながりやすい7つの注意点を詳しく紹介するので、提出前にチェックしておきましょう。
1.記入欄の8割以上を埋める
志望動機の記入欄は、8割以上を目安に書くようにしましょう。空白が多いと採用担当者に「これ以上伝えたい熱意やエピソードがない」と受け取られ、採用意欲が低いと思われてしまいます。
文字数は企業の指定に従ってください。特に指定がない場合は300字前後を目安にすると、結論から将来のビジョンまでを過不足なくまとめやすくなります。
文字数が少なくなってしまいそうな場合は、エピソードの内容を膨らませるのがおすすめです。背景やきっかけ、課題に対してどう乗り越えたかなどを追記すると内容に深みも増すでしょう。
2.「御社」ではなく「貴社」を使う
ES・履歴書の志望動機では、志望企業を「貴社」と書きます。「貴社」は書き言葉、「御社」は話し言葉で使うのがビジネスマナーなので、面接で話すときと混同しないようにしましょう。
| 貴社 | ・書き言葉 ・ESや履歴書などの書類を書く際に使う |
|---|---|
| 御社 | ・話し言葉 ・インターンシップや企業説明会、面接など対面で話す際に使う |
なお、銀行は「御行」と「貴行」、組合は「御組合」と「貴組合」などのように、応募企業によっても呼び方が変わるので気を付けてください。
御社と貴社の使い分けについては、「間違えやすい『御社』と『貴社』、例文付きで解説します!」の記事でも解説しています。
3.読みやすく分かりやすい文章にする
志望動機は採用担当者が読みやすく、分かりやすい文章にすることを心掛けてください。手書きの場合は字のきれいさや丁寧さはもちろん、大きさや筆圧なども意識し、誤字脱字がないか提出前に必ず確認しましょう。読みやすい文章にするためには改行も重要です。
なお、修正ペンや修正テープの使用は、公的・正式なビジネス文書として信頼性を欠くので控えます。
書き間違えた場合は一から書き直さなければならないため、時間を有効に使うためにも下書きをしてから清書するのがおすすめです。自分だけの確認では不安な場合は、第三者にチェックしてもらうと良いでしょう。
志望動機や履歴書の訂正方法は、「履歴書修正に修正テープを使っていい?書き間違えたときの訂正方法を紹介」の記事も参考にしてください。
4.給与や待遇面についての志望動機は避ける
「給与が良いから応募した」「休みが多いのが魅力」などのように、給与や待遇についての志望動機は避けましょう。仕事に対する意欲が低いと思われてしまいます。
就活の志望動機では、仕事への意欲や入社後の目標を伝えるのが大切です。給与などの条件面を確認すること自体は問題ありませんが、志望動機の中心に据える内容ではないので注意しましょう。
5.受け身の志望動機は避ける
「学ばせてもらう」「成長させていただきたい」のような受け身の志望動機は、主体性がなく自分から行動できない人物と思われるリスクがあります。
学ぶ意欲を伝える際は、「新しい経験を通して学びたい」「知識やスキルを積極的に吸収したい」などのように、自発的な表現に変えてみましょう。成長意欲を伝えるのはプラスなので、伝え方だけ気をつけてください。
6.自己PRと同じ内容は避ける
志望動機には、自己PRと同じ内容をそのまま書かないようにします。アピールする内容は似ていますが、企業が質問する意図は異なるため、次の違いを確認しておきましょう。
| 志望動機 | その企業を志望する理由とともに、やりたい仕事や入社後のビジョンを伝える |
|---|---|
| 自己PR | 過去の経験から得た強みや長所、スキルを仕事にどう活かせるかを伝える |
同じエピソードを使う場合も、自己PRでは強みを、志望動機ではその企業を選んだ理由を軸に書き分けると、内容の重複を避けられます。自己PRの書き方やコツは、「就活に役立つ自己PR例文27選!書き方や高評価につながるコツも解説」の記事でご確認ください。
7.消費者目線の志望動機は避ける
志望動機では、消費者としての感想だけを伝えないようにしましょう。消費者の立場で考えるだけでは、仕事での成果にはつながりません。
たとえば、「商品が好きだから応募しました」「サービスが良いと感じました」だけ伝えてしまうと、志望理由には物足りないでしょう。「入社後に、真剣に仕事ができるだろうか?」「知っている企業だから応募したのだろうか」などと、ネガティブな印象を与えてしまいます。
志望理由には「愛用している商品であり、この商品をより大勢の人に販売したい」「より良いサービスを提供できるように努力したい」などと、自分の目標を盛り込みましょう。
志望動機を作成する際のコツをさらに知りたい方は、「志望動機のポイントとは?基本の構成や評価される書き方を例文とあわせて解説」の記事をチェックしてみてください。
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志望動機をどのように作ったら良いか、悩む就活生も多いでしょう。どのように自分の経歴や強みを表現すれば企業から興味をもってもらえるのか、考え込んでしまうこともあるかもしれません。
志望動機の作成に悩んでいるなら、就職エージェントに相談するのも一つの方法です。キャリアチケット就職エージェントでは求人紹介をはじめ、キャリアアドバイザーが志望動機の作成に悩む就活生をマンツーマンでサポートしています。
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志望動機に関するよくある質問
最後に、志望動機に関して就活生からよく寄せられる質問に回答します。
ESと履歴書で志望動機は変えるべき?
基本の内容は同じで問題ありませんが、記入欄の大きさに合わせて情報量を調整しましょう。ESと履歴書で志望理由が大きく異なると、一貫性がないと受け取られる恐れがあります。
記入欄が小さい場合は結論とその企業を選んだ理由を中心にまとめ、大きい場合はエピソードや入社後のビジョンを詳しく書き足すのがおすすめです。面接では書類の内容をもとに質問されることが多いため、提出した志望動機は控えておきましょう。
面接で志望動機を話すときのコツは?
面接では、ES・履歴書に書いた志望動機をもとに、1分程度を目安に話せるよう準備しておきましょう。書類の文章を丸暗記して読み上げるより、要点を押さえて自分の言葉で話したほうが熱意が伝わりやすくなります。
また、面接では「なぜ同業他社ではないのか」「入社後に何をしたいのか」などを深掘りされることがあります。そのため、根拠を補足できるようにしておくと安心です。
面接での志望動機の伝え方は、「【新卒】志望動機を面接で伝えるコツは?好印象を与える答え方や例文を紹介」の記事で詳しく解説しています。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。