県庁の志望動機のポイントは?構成の作り方や魅力が伝わる例文も解説

このページのまとめ

  • 県庁の志望動機を伝える際は「志望する自治体を選んだ理由」が大事
  • 県庁の志望動機を作る前に「自己分析」と「自治体の比較」などの準備が必要
  • 県庁の志望動機では安定性や待遇を理由にするのはNG

県庁の志望動機のポイントは?構成の作り方や魅力が伝わる例文も解説のイメージ

「県庁の志望動機はどのように考えればいい?」「伝える際のポイントは?」などと気になる就活生も多いでしょう。県庁の志望動機では、ほかの県ではなく志望する県を選んだ理由が重要です。また、民間企業ではなく公務員を選んだ理由も答えられるようにしておきましょう。

この記事では、県庁の志望動機を伝える際のポイントや構成について解説しています。志望動機の例文も紹介しているので、伝え方に困ったら参考にしてください。

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目 次

県庁とは?仕事内容と志望動機作成のポイントをあわせて解説

県庁とは、県の行政を取り扱う役所を指します。県庁の職員は公務員として業務に携わるのが一般的です。

県庁の志望動機を作成するには、仕事内容を理解し、志望職種に沿ったアピールを行うのが欠かせません。ここでは、県庁の仕事内容と志望動機作成のポイントについて解説します。

行政職

行政職は、事務仕事を担当する職種です。役所の窓口業務をイメージするとわかりやすいでしょう。

行政職では、書類申請の受付からクレーム対応まで、幅広い業務に対応するケースが一般的です。市民への対応を行う業務が多いので、志望動機でも市民とのかかわりについて触れるといいでしょう。

たとえば、「人と接するのが好き」「お客さまのニーズを聞き出して適切な対応ができる」などの内容やアピールが、行政職におすすめです。

技術職

技術職は、建造物の建築やインフラ整備など、技術を用いて仕事を行う職種になります。公園や道路、信号の設置や橋の建築など市民の生活に必要な整備を行うのが主な業務で、次のような種類があるので覚えておきましょう。

・土木
・建築
・電気
・機械
・農業分野

技術職の志望動機のポイントは、自分の持つ技術を理解し、どのように貢献できるかを伝える点です。技術を学ぶなかで得た経験や気づいた考えなども伝えるといいでしょう。

公安職

公安職は、警察官と消防士を指します。地方自治体における社会の維持が仕事です。

警察官の場合、階級により地方公務員か国家公務員かに分かれます。地方自治体に所属する場合は地方公務員であり、地域の見回りや困っている市民の対応を行うのが業務です。

消防士は、採用区分が「上級」「中級」「初級」の3つにわかれています。採用区分に応じて、現場で消火活動を行う消防士から管理職まで幅があるのを知っておきましょう。

公安職の志望動機では、倫理性と仕事に対する熱意が重視されます。市民や社会を守る熱意をどれだけアピールできるかがポイントになるでしょう。

消防士の仕事やスケジュールについては、「消防士の志望動機の書き方を例文付きで解説|ありきたりにならないためのコツも」で解説しているので、参考にしてください。

福祉職

福祉職は、カウンセラーの仕事です。臨床心理士の資格を持ち、スクールカウンセラーの仕事を行うケースが多くあります。

スクールカウンセラー以外では、市民へのお悩み相談室、病院や児童相談所での対応など、仕事をする範囲は広い職種です。

福祉職の志望動機では、市民に対してどのようにサポートしていくかが求められます。また、専門職になるので、技量が重視される点も意識しましょう。

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県庁の志望動機を作る際の構成

ここでは、県庁の志望動機を作る際の構成について解説します。

1.志望理由を簡潔に伝える

県庁の志望動機では、最初に志望理由を伝えましょう。「私が志望した理由は△△だからです」「△△に魅力を感じ志望しました」のように、簡潔に伝えてください。

結論から伝える理由は、採用担当者に志望理由の内容を理解してもらうためです。最初から長々と話してしまうと、伝えたい内容がわからなくなるので注意しましょう。

2.エピソードを交えて志望理由を詳しく伝える

次に、自分のエピソードを交えて、志望理由を詳しく伝えましょう。「なぜその志望動機にたどり着いたのか」具体的な理由を説明します。

エピソードを伝える際は、オリジナルの内容にしましょう。誰でもいえる内容にしてしまうと、差別化ができなくなります。

もし、エピソードが見つからない場合は、「どう伝えれば良い?就活で聞かれる、自分のエピソード」も参考に探してみてください。

3.業務に活かせる自分の強みを伝える

志望動機でアピールするには、自分の強みも伝えましょう。その際、業務と関連する強みを選ぶのがポイントです。

たとえば、行政職では役所などでの窓口対応が業務にあります。「コミュニケーションスキルを活かして、市民の方に満足いただける対応をしたい」のようにアピールできるでしょう。

注意点は、志望動機と自己PRは異なる点です。強みのアピールに集中してしまい、志望理由が薄くならないようにしましょう。

自己PRと志望動機の違いについては、「自己PRと志望動機は何が違うの?企業に伝わる書き方のコツと例文」で解説しています。違いを理解したうえで、志望動機を作ってください。

4.入職後のビジョンを伝える

最後に、入職後のビジョンや目標を伝えましょう。「△△に貢献したい」「△△を実現できるように努力する」のように伝えます。

入職後のビジョンを伝えるのは、採用担当者に自分の活躍をイメージしてもらうためです。具体的に活躍する姿がイメージできれば、採用につながります。

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県庁の志望動機を伝える際のポイント

ここでは、県庁の志望動機を伝える際のポイントを解説するので参考にしてください。

公務員を選んだ理由を考える

県庁の志望動機を伝える際は、なぜ公務員を選んだかの理由を考えましょう。民間企業と公務員の違いを意識するのがポイントです。

たとえば、公務員だからこそできる業務があり、選んだ人もいるでしょう。また、地元に貢献するために公務員を選ぶ人もいます。

県庁の選考でも、民間企業を選ばなかった理由はよく聞かれます。「なぜ公務員なのか」「なぜ県庁なのか」は明確にしておきましょう。

なぜその県庁を選んだかを明確にする

県庁の志望動機では、志望する県庁を選んだ理由も重要です。ほかの県庁との差別化を考えておきましょう。

地元の県庁であれば、地元である点をアピールするのが効果的です。地元以外の場合には、なぜ地元以外の県庁に魅力を感じたかが求められるでしょう。

県庁を選んだ理由を考えるためには、自己分析が有効です。「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」を参考に、自己分析を実施してください。

安定性や待遇を志望理由にするのは避ける

県庁の安定性や待遇を志望動機にするのは避けましょう。待遇は自分のメリットであり、採用担当者へのアピールになりません。

待遇のように自分のメリットを志望動機にしてしまうと、「自分本位で考えている」「地域や住民の利益を考えられない」などと思われてしまいます。マイナスな印象になり、志望動機でのアピールに失敗するでしょう。

志望動機では、自分を採用するメリットをイメージさせなければなりません。地域や住民に対する貢献を意識して、志望動機を作成しましょう。

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県庁の志望動機作成前に取り組みたい準備

県庁の志望動機を作成する前には、自己分析と、ほかの自治体との比較を行いましょう。志望動機作成前に取り組みたい準備を解説するので、参考にしてください。

自己分析

県庁の志望動機を作成する前に、自己分析で自分に対する理解を深めておきましょう。自分の考えを整理したり、アピールできる強みを明確にしたりするために必要です。

自己分析ができていないと、志望動機で伝える内容が決まらずに、アピールが不十分になります。自分について深掘りを行い、県庁を志望する理由を答えられるように準備しましょう。

ほかの自治体との比較

志望動機を作る前に、ほかの自治体と比較しておくのも大切です。志望する県庁の強みを発見したり、改善点が見つかったりするからです。

比較した内容が詳しいほど、志望度や熱意が伝わります。「就活を円滑に進める「企業研究」って?ポイントを解説!」も参考に、情報収集を行ってください。

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県庁の志望動機の例文

ここでは、県庁の志望動機についての例文を紹介します。

私が県庁職員を志望する理由は、地元△△の発展を支え、より活気ある街づくりを実現したいと考えたからです。

大学入学を機に、△△県を離れ、△△県に住むようになりました。長期休みには、たびたび地元に戻っていましたが、見慣れた商店街は閉店した店が増え、寂しく思うようになりました。そこから私は、愛着のある地元に戻り、発展を支えたいと考えるようになりました。

地元での街づくりに貢献したいと考えていたところ、都市開発が進められることを知りました。都市開発に貢献できれば、地元の役に立てると考え、県庁職員を志望しております。

志望動機を作る際は、NGな表現や言い回しにも注意しましょう。志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」を参考に、表現を注意してください。

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県庁の志望動機をどのように作るか悩んでいるあなたへ

県庁を志望動機をどのように作るか、悩んでいる人もいるでしょう。自分の考えを整理し、聞き手に伝えるのは難しい作業です。志望動機作成のサポートがほしいと感じたら、ぜひキャリアチケットに相談してください。

キャリアチケットでは、志望動機作成についてのアドバイスをマンツーマンで実施しています。就活のプロであるアドバイザーが在籍しているので、安心してください。

志望動機はもちろん、自己PRの作り方や面接対策など、幅広いサポートを実施。県庁の内定獲得を目指すなら、キャリアチケットにお任せください。

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県庁の志望動機に関するよくある質問

ここでは、県庁の志望動機を作成する際に、よくある質問について回答します。

Q.県庁の志望動機が思いつかないときはどうすればいい?

A.県庁の志望動機が思いつかない場合は、自己分析を行いましょう。自分の考えを書き出し、整理するのがおすすめです。

また、就活エージェントに相談し、アドバイスをもらうのもいいでしょう。キャリアチケットでも相談を受けつけているので、ぜひ活用してください。

自己分析がうまくいかない理由については、「自己分析がうまくいかない原因は?目的を明確にし対処方法を身につけよう!」で解説しています。どこがうまくできないかを明らかにしてから相談すれば、スムーズに解決できるでしょう。

Q.地元以外の県庁を選ぶ場合の志望動機はどうすればいい?

A.地元以外の県庁を選ぶ場合は、県について詳しく調べてください。地元の就活生よりも詳しいレベルまで勉強が必要です。

また、地元以外の県庁を選ぶ場合、「なぜ地元の県庁ではないのか」は聞かれやすい質問になります。納得できる理由を答えられるように、準備しておきましょう。

Q.県庁の志望動機を伝える際の注意点は?

A.県庁の志望動機を伝える際の注意点は、民間企業ではなく県庁を選んだ理由が聞かれやすい点です。

研究が不十分な場合「その内容は民間企業でも実現できませんか?」と聞かれるケースもあるので注意してください。

県庁をはじめとする公務員と民間企業の違いについては、「民間企業と公務員の違いは何?特徴や仕事内容をご紹介!」で解説しています。志望動機作成前に、違いについて理解しておきましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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