このページのまとめ
- 新卒の未経験者や文系出身者もゲーム会社に就職できる
- ゲーム会社の仕事は、専門職のほかに営業や広報などの総合職もある
- ゲーム会社に就職したいなら、インターンへの参加や就活エージェントの利用がおすすめ
ゲーム会社に就職したくても、「プログラミングスキルが必須」「未経験者には難しい」など、高いハードルを感じている方も多いのではないでしょうか。ゲーム会社には専門職のほかにも営業や広報といった職種があるため、未経験者や文系出身者も就職を目指せる業界です。
この記事では、ゲーム会社へ就職するために求められるスキルや就活対策のコツを解説します。ゲーム業界を志望している方は、ぜひ参考にしてください。
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- 未経験や文系出身もゲーム会社への就職を目指せる
- ゲーム会社への就職難易度が高いといわれる理由
- 大手のゲーム会社は内定倍率が高い
- 中小企業は経験や実力を重視する傾向にある
- 海外のゲーム会社は即戦力を求めている
- ゲーム会社への就職で求められる4つのこと
- 1.ゲーム制作への意欲
- 2.トレンドやニーズへの敏感さ
- 3.コミュニケーションスキル
- 4.プログラミングの知識
- ゲーム会社の代表的な職種
- プロデューサー
- ディレクター
- プランナー
- グラフィックデザイナー
- プログラマー
- サウンドクリエイター
- シナリオライター
- ローカライザー
- デバッガー
- 間接的にゲーム制作に携わる職種
- 営業
- 広報
- カスタマーサポート
- ゲーム会社への就職に向いている人の特徴
- ゲーム会社への就職に向いていない人の特徴
- ゲーム会社に就職するための5つの対策
- 1.ゲーム業界に関する情報収集をする
- 2.ゲーム会社に就職したい理由を深掘りする
- 3.プログラミングの知識を身につける
- 4.インターンシップに参加する
- 5.就活エージェントを活用する
- ゲーム会社への就職に役立つ資格
- 応用情報技術者
- 基本情報技術者
- TOEIC600点以上のスコア
- ゲーム会社以外の就職先も視野にいれよう
- ゲーム会社に就職したいあなたへ
未経験や文系出身もゲーム会社への就職を目指せる
専門学校を卒業していなくても、職種によっては未経験者や文系出身者でゲーム会社に就職できます。ゲーム会社には、プログラマーをはじめとする開発職のほかに、営業や広報など、専門職以外の職種も少なくありません。
営業や広報は、自社が開発したゲームを「どのように販売するのか」「どのように宣伝するのか」を考える部署です。そのため、ゲーム業界や自社のゲームに関する理解度が求められます。
ゲームへの興味・関心が高い一方で、専門的な知識やスキルがない場合には、大手企業の総合職にチャレンジしてみるのも一つの方法です。未経験者や文系出身者でも、実践経験がないからと諦めず、自分のスキルが活かせる職種で応募してみましょう。
ただし、ゲーム会社は、就職難易度の高い業界だといわれています。内定獲得のためにも、まずは「なぜゲーム会社に就職したいのか」など、志望動機を深掘りしてください。
志望動機は具体的な理由を、自分の言葉で説明できるようにしておくことがポイントです。未経験でも採用するメリットが伝わるように、自己PRを工夫しましょう。
ゲーム業界に限らず、就職活動には難しさがあります。就活成功のポイントについては、「現代は就職難といわれているのはなぜ?内定状況や就職成功のポイントを解説」も参考にしてください。
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ゲーム会社への就職難易度が高いといわれる理由
一般的に、ゲーム会社への就職は難易度が高いといわれています。ゲーム業界はトレンドやニーズにあわせて常に変化が求められるため、優秀な人材が必要とされる傾向です。
ここでは、ゲーム会社への就職が難しいといわれる理由を解説します。
大手のゲーム会社は内定倍率が高い
ゲーム業界のなかでも、特に内定倍率が高いのが、有名企業や大手のゲーム会社です。知名度や人気の高さからエントリー数が桁違いに多く、新卒で就職するのは狭き門だといえます。
また、倍率が高くなるほど、学歴や実践スキルが身についている人材から優先して採用される傾向です。そのため、「ゲーム会社に就職したい」といった熱意だけで、未経験から大手のゲーム会社に就職するのは難しいといえるでしょう。
中小企業は経験や実力を重視する傾向にある
中小企業の場合、大手のゲーム会社と比べて倍率は低い傾向です。ただし、教育や育成にかけられるコストが少ないケースも多く、大きな成果を期待してより経験のある人材が求められます。
そのため、新卒で内定獲得を目指すためには、アピールの仕方を工夫しなければなりません。特に、未経験者の場合は、目立ったアピールポイントがない点で就職が難しくなるでしょう。
海外のゲーム会社は即戦力を求めている
海外のゲーム会社では、日系企業以上にスキルを必要とされるのが特徴です。
選考時の面接は現地で受ける場合と、支社があれば日本で受ける場合があります。ほかにも、オンライン面接や電話面接が実施されるケースもありますが、いずれも現地の言語を話せるのが前提となるため気をつけてください。
外資系企業では、学歴はあまり重視されません。そのため、「自分に何ができるか」といった明確なスキルの提示が重要です。履歴書やポートフォリオは、スキルと成果をセットでアピールできる内容にしましょう。
外資系企業への就職については「外資系企業に就職する際のポイントは?日系企業との違いも解説!」もご確認ください。
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ゲーム会社への就職で求められる4つのこと
新卒でゲーム会社に就職するためには、ゲーム制作に対する強い意思を持つほか、基本的なスキルを身につけておくことが大切です。
ここでは、ゲーム会社への就職で求められる4つのことを解説します。
1.ゲーム制作への意欲
ゲーム会社に就職するためには、ゲーム制作に対する意欲の高さが不可欠です。「ゲームが好き」「開発にも少し興味がある」程度の気持ちで働くには、厳しい業界だといえます。
入社後、タイトなスケジュールを守りながら膨大な仕事をこなすためには、ゲーム制作に対する熱意がなければ乗り越えられないでしょう。
ゲーム会社を志望する際は、自分の想いを深掘りしてみてください。たとえば、「ユーザーを楽しませたい」「実力を試したい」など、自分の考えを明確にしておく必要があります。
自分の考えが明確になれば、就職活動中も入社後も迷いが少なくなるはずです。なぜゲーム業界で働きたいのかをよく考え、ゲーム制作への意欲を強く持ちましょう。
2.トレンドやニーズへの敏感さ
ゲーム会社にとって、トレンドやニーズに敏感な人材は大きなメリットになります。なぜなら、ゲーム会社として成長していくためには、ユーザーの需要に応えながら常に変化し続けなければならないからです。
開発技術は革新スピードが早く、常に最新の情報を掴んでおかなければ、ニーズの変化に対応できなくなります。最先端のトレンドやニーズへの敏感さは、どこのゲーム会社でも求められる資質の一つです。
就職活動をするうえで、ゲーム業界は常にユーザー目線で物事を考え、ニーズの変化に対応し続けられる人材を必要としている点を意識しておいてください。
3.コミュニケーションスキル
ゲーム会社への就職では、専門的な知識に限らず、コミュニケーションスキルも重視されます。
ゲーム制作は、プロデューサーやディレクター、デザイナーなど、さまざまな役割の人と企画を進めるのが基本です。そのため、周囲の人と円滑にコミュニケーションが取れることは、仕事を進めるうえで大きなメリットになります。
また、トラブルが発生した際にも、迅速に報告をしたり相手の立場に立って意見を述べたりできれば、周囲との信頼関係も築きやすいでしょう。
4.プログラミングの知識
ゲーム会社に就職するのに、プログラミングスキルは必須ではありません。
しかし、前述のように、ゲーム会社はどちらかというと即戦力が好まれる傾向です。関連する知識があれば、就職活動を有利に進められるほか、入社後の仕事にも活かせるでしょう。
たとえ実践経験がなくても、プログラミングの知識があれば、ほかの職種のメンバーともコミュニケーションを取りやすくなるはずです。
就職活動において、プログラミングの知識を自己アピールにつなげるためには、具体的にどのスキルをどのように活用できるかを深掘りして言語化しておく必要があります。
新卒の就活生に必要なスキルについては、「新卒面接の自己PRで評価される4つのポイント」も参考にしてください。
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ゲーム会社の代表的な職種
ここでは、ゲーム会社の代表的な職種を紹介します。職種によって求められるスキルや経験が異なるため、それぞれの仕事内容や必要なスキルを確認し、キャリアプランを描く際の参考にしてください。
プロデューサー
プロデューサーは、ゲーム全体を統括する総監督のような役割です。具体的には、予算やスケジュール管理、スタッフの選定などを行います。
プロデューサーに必要なスキルは、コミュニケーション能力やマネジメント能力、企画力などです。仕事の範囲が広いため、多くの人がディレクターとして十分な経験を積んでから、プロデューサーにキャリアアップしています。
ディレクター
ディレクターは、実際のゲーム制作における現場監督のような役割です。プロデューサーが決めたゲームの方向性に沿って、ゲームプランナーやゲームデザイナーと協力しながらより具体的な企画を立てます。
また、企画のスケジュール管理もディレクターの仕事の一つです。ディレクターは、企画力に加えて、マネジメント能力やリーダーシップも求められます。
プランナー
ディレクターが立てた企画をもとに、さまざまな職種の人に指示を出すのがプランナーの仕事です。プロデューサーやディレクターと連携して、プロジェクトを円滑に進める役割を担います。
ディレクターが形にした企画を実行に移すためには、アイデアを具現化する柔軟な発想力や、周囲とうまく関われるコミュニケーション能力が必要です。
グラフィックデザイナー
ゲーム会社のグラフィックデザイナーは、主にゲームの背景や登場するキャラクターを制作します。企業によっては、キャラクターデザイナーや2D・3Dデザイナーなどと呼ばれるケースも珍しくありません。
グラフィックデザイナーは、IllustratorやPhotoshopといったソフトを扱うスキルのほか、独創性や想像力を必要とする職種です。
プログラマー
プログラマーは、ゲームを制作するためのソフトウェアの開発や品質の管理など、幅広い仕事を担います。システムエンジニアが作成した設計書をもとに、プログラミングを行うのが主な仕事です。
プログラマーは、不具合が起きた場合の修復も担うため、高度なプログラミングスキルが求められます。ほかにも、論理的思考力や数字・物理に関する知識などがあれば、プログラマーとして活躍できるでしょう。
サウンドクリエイター
ゲームの挿入曲や効果音の制作を担うサウンドクリエイターは、ゲームの世界観を高度に表現するために欠かせない職種です。
サウンド制作はパソコンを使って行われます。そのため、サウンドクリエイターには、作曲を行うための音楽的なスキルに加えて、音楽制作のソフトを扱うスキルも必要です。
シナリオライター
シナリオライターは、ゲームストーリーの考案を担います。ストーリーを想像し、文章にする力が重要です。シナリオに関しては、自分でコンセプトやキャラクターから考える場合もあれば、あらかじめ決められた案に従うケースもあります。
近年では、スマートフォン用のゲームでもシナリオの重要性が高まっており、今後もシナリオライターの需要は増していくでしょう。
ローカライザー
ローカライザーとは、日本のゲームを海外向けに翻訳する仕事です。
単に直訳するのではなく、ゲームの世界観に合わせて翻訳するスキルが求められます。また、翻訳先の国の文化や習慣も取り入れる必要もあるため、語学力はもちろん、他文化への理解や新たなことを学び続ける姿勢も重要だといえるでしょう。
なお、海外で発売されたゲームを日本語に翻訳して、日本で遊べるようにするのもローカライザーの仕事の一つです。
デバッガー
デバッガーとは、ゲームの不具合を洗い出す役割を担います。ゲームの開発最終版と仕様書が渡され、ゲームをプレイしながら、仕様書どおりに動作しているかどうか確認するのが主な仕事です。なお、不具合がある場合には修正作業も実施します。
デバッガーとして活躍するためには、プログラミングスキルやコミュニケーション能力が身についているだけでなく、さまざまなゲームに精通していなければなりません。
ゲーム会社の代表的な職種に関しては、「ゲーム業界の特徴とは?職種や求められる能力をご紹介!」も参考にしてください。
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間接的にゲーム制作に携わる職種
ゲーム業界には、専門職のほかに間接的にゲーム制作に関われる職種もあります。未経験者や文系出身者をはじめ、専門知識がなくてもチャレンジできるため、ゲーム会社への就職を目指している方は参考にしてください。
営業
ゲーム会社の営業は、自社で制作したゲームを販売してもらえるように小売店にアプローチする仕事です。主な営業先として、ゲームショップや家電量販店などが挙げられます。
商品の取り扱いを依頼するためには、まず自社のゲームをよく理解したうえでアピールすることが大切です。そのためには、自社のゲームコンセプトや特徴、魅力を伝えるスキルが欠かせません。
なお、近年はゲーム本体だけではなく、ダウンロードコンテンツの販売も増えています。広報と協力しながら、販売促進のためのプロモーションを企画・実施したり、商品を知ってもらうためのイベントを開催したりするのも営業の仕事の一つです。
広報
広報は、自社のゲームをより多くの人に知ってもらうための宣伝活動を担います。たとえば、テレビコマーシャルの企画や、イベント実施などが広報の仕事です。ゲームによっては、ほかのアニメやゲームとコラボレーションすることもあります。
近年では、WebコマーシャルやSNS広告のように、広報の媒体も年々増加傾向です。広報には、時代の流れやユーザーのニーズに合わせて、自社の商品をアピールするスキルが求められます。
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、消費者から寄せられた質問やクレームに対応する仕事です。
たとえば、「ゲームの操作方法」「エラーが起きた場合の対処方法」といった問い合わせに対応します。そのため、自社のゲームやサービスに関する豊富な知識と、相手に的確に説明するスキルが必要です。
カスタマーサポートには、消費者からの理不尽なクレームが寄せられる場合もあるため、忍耐力や臨機応変な対応も求められるでしょう。寄せられた質問や意見をまとめて制作サイドに伝えるまでが、カスタマーサポートの仕事です。
未経験者や文系出身者におすすめのゲーム会社の職種については、「ゲーム会社への就職は難しい?市場のトレンドや職種データから徹底解説!」も参考にしてください。
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ゲーム会社への就職に向いている人の特徴
ゲーム会社への就職に向いている人の特徴として、下記が挙げられます。
・コミュニケーション能力に優れた人
・向上心がある人
・体力および忍耐力がある人
これまでお伝えしてきたように、ゲーム制作では、さまざまな職種が連携して企画を進めます。そのため、チームで仕事するのが得意な人やコミュニケーション能力に優れた人は、より成果を発揮しやすいでしょう。
また、ゲーム業界は常に変化を続けていて、新しい技術やトレンドの移り変わりが激しい業界です。そのため、向上心を持って、最新の知識やスキルを身につける姿勢が求められます。
なお、ゲーム業界は会社を問わず、一人ひとりが抱える仕事量が多くなりがちです。ゲーム販売までのスケジュールがタイトなことや、ゲームの世界観をより高度に表現するために何度も修正を重ねる必要があるなど、いくつかの要因が考えられます。
そのため、希望どおりにゲーム会社へ就職できても、体力や忍耐力がなければ早期離職につながる可能性も少なくないでしょう。
プログラマーに向いている人の特徴については、「PG(プログラマー)について深掘り!種類や内容など幅広く解説」も参考にしてください。
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ゲーム会社への就職に向いていない人の特徴
一方で、ゲーム会社への就職に向いていない人の主な特徴は、下記のとおりです。
・こだわりを持てない人
・計画的に物事を進めるのが苦手な人
・一人で黙々と仕事をしたい人
何事も興味がなければ、モチベーションを維持するのは難しくなります。ゲーム制作において、クリエイティブなアプローチをしたり独創的なアイデアを提案したりするには、モチベーションが欠かせません。
ゲームの品質を高めてユーザーを満足させるためには、細部へのこだわりが不可欠です。そのため、ゲームに興味がなくこだわりを持てない人は、ゲーム会社への就職は向いていないでしょう。
また、ゲーム制作の仕事は分業制のため、スケジュール管理が非常に重要です。スケジュールへの遅れは、企画全体の進捗に影響を与えます。多くの人が制作に関わるため、前後工程との調整や進み具合を共有するなど、チームでの仕事が基本です。そのため、一人で黙々と仕事をしたい人は、ギャップを感じるでしょう。
就職活動に欠かせない自己分析のやり方については、「自己分析のやり方を紹介!目的とポイントを把握して効率的に進めよう!」をご覧ください。
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ゲーム会社に就職するための5つの対策
ゲーム会社に限らず、就職活動を成功させるためには具体的な対策をしなければなりません。ここでは、ゲーム会社に就職するための対策を5つ解説します。
1.ゲーム業界に関する情報収集をする
ゲーム会社に就職するためには、ゲームの知識を深めたり業界に関する情報を集めたりすることが不可欠です。自分が好きなゲームや有名企業に限定せず、ゲーム業界全体の動向について調べましょう。
業界・企業研究は、志望動機の作成や企業選びだけでなく、面接対策としても役立ちます。
面接において、業界への理解度を確認するための質問をされるケースは少なくありません。ゲーム業界について調べて終わりではなく、自分の意見や考えを持ち、それを伝えられるようにまとめておくことが大切です。
2.ゲーム会社に就職したい理由を深掘りする
ゲーム会社への就職を成功させるためにも、自分がなぜゲーム会社に就職したいのか、理由を深掘りしましょう。面接で聞かれたときに困らないように、具体的なエピソードを用意しておくのがポイントです。
たとえば、「ゲームを作りたい」のように抽象的な表現では、十分なアピールにつながりません。「ほかの企業と比べて、なぜゲーム会社なのか」「ゲーム制作を通して何を実現したいか」など、質問を繰り返して志望理由に説得力を持たせましょう。
特に、新卒採用の場合は、採用担当者に未経験でも活躍できると思わせる自己アピールが必要です。前述のとおり、ゲーム会社で必要とされるスキルは、ゲームを制作する専門スキルだけではありません。
ゲーム会社には、コミュニケーション能力やリーダーシップなど、学生時代のサークルやアルバイトで培った能力を活かせる職種もあります。ゲーム会社で必要とされるスキルをよく理解したうえで、企業ニーズに沿ったアピールが必要です。
3.プログラミングの知識を身につける
学生のうちにプログラミングの知識を身につけておくと、ゲーム会社への就職に役立ちます。また、実践スキルまで身につけられなくても、基礎を理解できていれば、入社後の成長スピードも早くなるはずです。
プログラミングを学ぶためには、独学やプログラミングスクールに通う方法があります。独学の場合は、書籍やWebサイトを活用し、基礎から焦らずに学習するのがポイントです。独学なら費用を抑えられるため、未経験者でもプログラミング学習を始めやすいでしょう。
プログラミングスクールに通えば、独学よりも効率よくスキルを身につけられます。ただし、費用がかかるため、プログラミングスクールに通う目的を明確にしたうえで、よく検討してみてください。
ゲーム制作スキルが身につく専門学校に通う
ゲーム制作にこだわる場合は、専門学校に通う方法もあります。ゲームに関する専門学校では、ゲーム制作に必要な知識やスキルを幅広く身につけられるのが特徴です。ゲーム制作の実践スキルがあれば、即戦力として就職先の選択肢が広がるでしょう。
また、同じ目標をもった仲間と学び、就職活動に臨めるため、「ゲーム会社に入社したい」「△△の職種につきたい」といったモチベーションを維持しやすくなります。指導してくれる講師の多くがゲーム制作の現場を経験しているため、ゲーム会社の実情や最新のスキルを学べるでしょう。
ただし、大学卒業後さらに専門学校に通う場合には、就職までに年数がかかるほか、金銭面での負担も増します。そのため、専門学校への進学は慎重に選択してください。
4.インターンシップに参加する
ゲーム会社に就職するためにも、ゲーム会社のインターンシップに参加してみましょう。短期のインターンシップであれば、参加するハードルも高くなく、ゲーム業界の仕事について学べたり社内を見学したりできます。
実際の仕事を体験できる長期のインターンシップもありますが、参加するためには選考を通過しなければならないケースがほとんどです。ゲーム会社に対する理解を深めるためにも、興味がある企業がインターンシップを実施しているようであれば、積極的に参加しましょう。
インターンシップに参加するメリットについては、「インターンに行くべき?メリットや就活への影響は?企業の探し方も解説!」も参考にしてください。
5.就活エージェントを活用する
ゲーム会社への就職を成功させるためには、就活エージェントの利用もおすすめです。就活のプロであるエージェントからアドバイスをもらうことで、ゲーム会社のように倍率が高くて就職が難しい業界においても、十分な対策をして就職活動に臨めるでしょう。
自分だけでどのように就職活動を進めればよいか分からないと悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに就活エージェントに相談してみてください。
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ゲーム会社への就職に役立つ資格
ゲーム会社に就職するために、おすすめの資格もあります。
資格を持っているからといって必ずしも就職活動を有利に進められるわけではありませんが、ゲーム会社への就職に向けて知識を深めたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。
応用情報技術者
応用情報技術者とは、高度なIT技術を持っていることを示す国家資格です。エンジニア向けの資格のため、専門性が高く、プログラマーをはじめとする専門職を志望している人は取得するとよいでしょう。
エンジニア職を志望する学生のなかでも、応用情報技術者の資格を所持している人は決して多くありません。そのため、大手のゲーム会社の選考を受ける際にも、アピールできる資格です。
基本情報技術者
基本情報技術者もIT系の国家資格の一つで、ITに関する基本的な知識を持っていることを証明できます。専門的なスキルよりも経営やマネジメントに関する知識を問われるため、しっかりと対策すれば学生でも取得しやすい資格です。
基本情報技術者の資格があれば、企業から「IT知識の習得に意欲的である」「積極的に学ぶ姿勢がある」といった好印象を持たれやすくなるでしょう。
TOEIC600点以上のスコア
TOEICとは英語でのコミュニケーション能力を示す試験です。ゲーム会社への就職を目指すなら、スコア次第ではTOEICも効果的なアピールにつながります。なぜなら、ゲーム制作のプログラミングでは英語を使用するためです。
TOEICを受験する際は、最低でも600点以上のスコアを目指しましょう。TOEICは月に1〜2回試験が実施されているため、挑戦しやすいのでおすすめです。就職活動のためのTOEIC対策については、「就活でアピールできるTOEICの点数&今からできる対策」で詳しく解説しています。
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実践経験のない新卒から、ゲーム制作に関係する職種に就職するのは簡単ではありません。そのため、ゲーム会社に就職したいと考えている場合であっても、一度ゲーム会社以外の就職先を視野に入れてみてください。
実際に、ゲーム会社にこだわらなければ、未経験者や文系出身者でも就職できるエンジニア職の選択肢は広がるでしょう。場合によっては、ゲーム制作に必要なスキルを身につけられる仕事に一度就いてから、経験や成果を武器にゲーム会社に転職するという道もあります。
また、ゲーム会社への就職に必要なスキルを身につける方法として、社会人として働きながらプログラミングスクールに通うことも可能です。自身の状況に合わせて、就職先の視野を広げつつ、長期的なキャリアプランを考えてみるとよいでしょう。
就職先の視野を広げるメリットについては、「就活がつらいときの解決策とは?視野を広げるのが成功のコツ」で詳しく解説しています。
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志望企業からの内定を獲得するためには、OB・OGや就活エージェントなど、信頼できる第三者に相談しながら就職活動を進めるのがおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、自己PRや志望動機の添削はもちろん、自己分析の深掘りや業界・企業分析から面接対策まで一貫したサポートをしています。一人ひとりの価値観にあった企業を厳選して紹介することも可能なので、就職活動に不安を感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。